まず新年明けまして誠におめでとうございます(遅い)
2025の初投稿作品です。
ただの殴り書きなので深く考えずに読んでください。
本編どうぞ。
前略、この春から進学し一人暮らしが始まりました御影玲です。
一人暮らしってことはね、家のことは全部自分でやらないといけないし、それなりの質を保たないといけないの。
そう思ってたんですがそうも行かなくなりました。
「玲君、これどこにしまう?」
「あー……クローゼットにでも入れようかな」
一人暮らしなのに二人目がいます。あ、もちろん自分以外の二人目で実体があるから幽霊とかじゃないよ。えー、名前を近江彼方さんと言いますね。さてここで一言——ど う し て こ う な っ た 。
いやね、あのね、卒業前にね、専門に進学した近江さんからね、お茶誘われて行った時にチョロっと一人暮らしの話したんすよ。
そしたら『ご飯作りに通ってあげようか〜?』って言われたんです。それで通うの面倒じゃないですか、なんて返したら近江さんがお家に転がり込んできました。いや、そうはならんやろ。なっとるやろがい!
「あの、本当にこちらにお住まいになるんですか?」
「そうだよ? というか玲君がそう言ってくれたじゃん?」
「え?」
「え?」
自分達の間に変な間が訪れる。うーんと、自分は確か通うの大変だろうからやめとけの意味で『面倒じゃないですか』と告げたわけなんですよ。
対して近江さんは『家に住んじゃえば手間が無いよね』の意味で捉えてた……ってコト? それしかないよな?
「アレもしかして勘違いで……」
自分の額に玉汗が滲み出る。とんでもねぇアンジャッシュを起こして、とんでもねぇ現状を作り上げてしまったことになるよな。
も、餅つけ御影玲。慌てるな。そう、まだ慌てるような……時間だな。もう同棲が始まってるんだからな。オタワ。
「アレって、そう言う意味じゃなかったの?」
「それは……その」
「言われた時、彼方ちゃんすごく嬉しいかったんだけどなぁ〜?」
「ウッ……」
訴えかけるような視線で投げられた言葉を前に、返答に詰まってしまう自分。近江さん、その言い方は反則ですよ。反論の余地なくなっちゃいますよ。よって禁止カードにしますね。あ、ジャッジ権が自分にない? 悲しいなぁ。
「えっと、これから……その、宜しく、お願いします」
「こちらこそ〜。宜しくね、玲君?」
ぎこちない自分の挨拶に、柔らかな笑みを携えて返答してくれる近江さん。ああ……本当にこの人には人として敵わないと実感してしまう。
相手のことをしっかりと見ていなければ出来ない動きを平然とやってのけるから……もうしびあこだよしびあこ。
「よーし、今日の夕飯は彼方ちゃんが腕によりをかけて作っちゃうよー?」
「……よりに腕をかけて?」
「逆逆〜」
内心でしびあこしてて半分ぐらい話を聞いていなかった結果、ボケみたいな返しをする自分と笑いながら突っ込んでくれる近江さん。
一人の空間が良かったと思いつつも、近江さんとなら良いかななんて思ってる自分がいるのだった。
因みに夕飯は、シチューでした。クリームシチューじゃなくてビーフシチューの方。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
作品の方は全力で執筆中ですのでお待ちになられている方、今し方お時間の方をください……(土下座)
では次回の更新でお会いしましょう。さようなら!