国家の体裁を整えたプラントに一応は正規軍のザフトを組み合わせたら、何故かギャグになった件について   作:種再燃祭

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基本はレノア・ザラとシーゲル・クラインしか出てきませんが……まあ、変な”指向性地雷”を仕込みましたw




第04話 存在が将来の厄ネタ(核地雷級。割とガチ)だったとある人物が、実は別物になってる可能性

 

 

 

「ねえ、シーゲル……確か貴方の”今の奥さん”ってユーラシア連邦にパイプあったわよね? 確か連邦化する前のユーラシアにあった小国の元国王だか皇帝だかの血筋で、実家が太いって」

 

 と会議後、個人的にシーゲルに話しかけるレノア。

 

「ああ、()()()の実家の事かね? たしかそんな話を聞いたような……?」

 

「ちょっとシーゲル、しっかりしてよね! もしかしたらそのルート、外交チャンネルで使えるかもしれないのに……」

 

「外交? 地球連合の中でも強硬派のユーラシア連邦とかね?」

 

 するとレノアは呆れたように、

 

「あのねぇ……強硬だから、敵国だからこそ外交する意味があるんでしょうが。それにどこの国でも一枚岩じゃないものよ。プラントだってそうでしょ? ”連邦”なら猶更ね」

 

「どういう意味かね?」

 

「それ、本気で聞いてる?」

 

 反応からレノアは溜息をついて、

 

(これはシーゲルさえも”連邦”を国名の一部位にしか考えてないわね……プラントの外交音痴っぷり、アイリーンを焚きつけてて本気で是正しないとダメかしら? まあ、基本的にプラントは兼任政治家ばかりでプロフェッショナルの専業政治家なんていないもの)

 

 まあ、プラント理事国の意図が感じられる話ではある。

 ただ、少しだけフォローしておくと……シーゲルの生まれた時代は既にユーラシア連邦が成立しており、さらに旧ソ連のように「連邦という名前だけで、実質的に単一政体(国家)として振舞っていた」のだから、その印象が強いのだろう。

 

「シーゲル、”連邦”の定義は『2つ以上の国(州)が1つの主権の下に結合して形成する国家形態』よ。そして、アウラの実家”ハイバル”家は、旧パキスタンとアフガニスタンの間(実際にその地にハイバル峠と言う地名がある)に端を発する豪族で、後にとある小国を興して王族に座ったけど……合意のもとにユーラシア連邦に加盟して、ユーラシア連邦自体は王侯貴族を認めていないから、今は”資源地帯を領地に持つお金持ちの有力氏族”扱いだったと思ったけど」

 

 レノアは自分では「朧気」と思ってる記憶を掘り起こしたようだが、逆にシーゲルは目が丸くなっている。

 そもそもレノアが植物学者でありながら政治や外交に詳しいのは、二度にわたる最高評議長経験があるからだけではない。

 

 むしろ逆に「政治や外交に詳しい故に二度にわたり頼られた(特に二度目)」というのが正解だ。

 というのも彼女の専門は農作物、可食植物だ。

 そして歴史に詳しい方ならご存知の通り、食料と言うのは人間が生きていく上で必須である物だけに古来より戦争の火種に極めてなりやすいのだ。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 そもそもプラントが自前の食糧生産を許されていなかったのは御存じの方も多いと思う。

 それはこの世界線であっても変わらない……いや、「かつて」は()()()()()()()のだ。

 しかし、二度目の評議長時代、自分の経歴を生かした交渉によりその道筋を開いたのが、他の誰でもないレノア自身だったのだ。

 さて、レノアの突破口というのは……

 

 ・地球からの定期便での食糧輸送がいかに非効率でコストパフォーマンスが悪いかを懇切丁寧に伝えること

 ・プラント理事国が「プラントの支配権を掌握」し続けるために食料を握りたいことは理解を示したうえで、それが逆に反発を招き統治(治安)コストを跳ね上げていること

 ・また、既に独立の機運は高まっており、今更、食料を掌握したところで近い将来、焼け石に水となる事実

 ・食料は基本、地産地消が原則であること

 ・プラントの砂時計型コロニーは、上手く使えば超巨大なビニールハウスや温室となり高い収穫が認めること

 ・そして有事、地球が異常気象などの理由で不作や飢饉が起きた場合でもプラントでは安定した食糧生産が望め、それを緊急輸出することも可能であること

 

 などを膨大なデータをわかりやすくまとめた資料で丁寧に説明し、

 

『皆さん、ここは一つ互いの手を握ってソフトランディングさせませんこと?』

 

 と食料の自立生産、ついでになし崩し的に「事実上の独立」を勝ち取ったのだ。

 これは年々、理事国のプラント運営収支が悪化してきたことを見越していたレノアの作戦勝ちであり、プラントが既に理事国にとって「金の卵を産むガチョウ」ではなく、金ばかりかかる「コーディネイター棄民政策の流刑地」に変わった……そう誘導することでの勝利だった。

 ちなみにこの時のプラント理事国の代表の1人がムルタ・アズラエルだったことは特記しておくべきだろう。

 

 またレノアが独立(表向きは半独立・準国家)の対価として提案したのが、昨今のコーディネイター排斥の追加受け皿となることだった。

 これこそが原作の5割増し以上、”1億を超える人口”をこの世界線のプラントが抱えることになった原因だ。

 

 そして、プラント理事国にとっても1億の人口と言うのは心理的境界線、「食料のピストン輸送では供給できないライン」を超えたと感じたようだ。

 

 つまり、C.E.69年のシーゲル・クラインにより、プラントはユニウス市の7~10区(7~10番コロニー)が食料計算基地に大々的に改装できたのは、その前……第二次レノア内閣で道筋が定められたことだったのだ。

 

 ちなみにレノアはロゴスともコネがある。

 アズラエル家の方だが……高精度のプラント製の工業品を「民生品」として大々的に輸出しているのだ。無論、「工業品」の輸入もしている。

 貿易と言うのは、こうして成り立つ。

 だからレノアは、

 

『おそらく地球連合の裏で糸引いてるのはブルーコスモスの飼い主、ロゴスとかアズラエル君でしょ? まあ、アズラエル君は大分拗らせちゃってるみたいだけど……それでも彼も企業家だもの。損切りの見極めくらいはできるでしょう』

 

 と言い切れたし、またこれが「ロゴスの本意でも総意でもない」ことに勘づいていた。

 むしろ突発的な……それこそ、アズラエルあたりには「アクシデント」であるとさえ見抜いていた。

 

(何しろ、お金にならないものねぇ……)

 

 何のかんの、公的には「プラントの独立は認めない」という建前の元、「準国家としては黙認してる」という理事国とWin-Winの経済協調を築いてこれたのだ。

 

(やったのは大西洋連邦だけど、唆したのはジブリール家あたりかしら? あそこはプラントにもロクに出資してないし、壊すのも気楽な物でしょう)

 

 ロゴスにも当然、派閥はある。

 穏健派の代表格”アズラエル家”。

 強硬派の代表格”ジブリール家”。

 

(そして、ジブリール家の地盤はユーラシア連邦……)

 

 レノアはクスリと笑い、

 

「これはまた、切り崩し甲斐のある相手だこと」

 

「レノア君、何か言ったかね?」

 

「いいえ。なんでも。あっ、そうそう、近々、奥方と面談するかもしれないから、よろしく♪」

 

 そしてふと思い出したように、

 

「シーゲル、これは友人として、そして政治家としての忠告だけど……ロリロリ肢体(ボディ)を耽溺するのは個人の趣味で自由だからとやかく言わないけど、ほどほどにしときなさいよ? そして、少し古典政治学を勉強しなおすことを薦めるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




”指向性核地雷”w
指向性=ロリ向き
核=実際、原作で使ったし

というわけで、名前だけの登場ですが我らがロリBB……もとい合法ロリ(50ちゃい)、旧名”アウラ・マハ・ハイバル”、おそらくはこの世界線での現在の名前は、”アウラ・クライン”、華麗にクランクインです(リゼロ感

まあ、なんでこんなトンデモネー話になってるのかと言うと、シーゲルとラクスママ(名前は捏造予定)、そしてアウラには感動的(?)な秘話がありまして……
それは回を改めて、次回以降にでも……
現状言えるのは、

・クライン夫妻はアウラにとり「後付けの良心回路・外付けの倫理回路」説
・ラクスママは他界
・この世界線のアウラにとり「シーゲル>越えられない壁>世界征服」

過去の三人にに何かあったのか?
”子供たち”は現在、どうしてるのか?
ラクスとの関係は?
何故、アウラはケバい化粧を止めてロリ全面押しに転向したのか?

などの謎を孕みながらふわっと物語を進めていければと……

最後に……レノアさんて、政治学的ジョージ・グレンじゃね?

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