デュエル・マスターズDESTINY 作:ニコルブリッツ(柏ニコル)
とりあえずミオしゃがいれば夏休みは安泰ですな。これからは体に気を付けながら配信して欲しいですな
「やっぱりあいつらを狙った作戦だったのか...」
「ナナバルク以降の戦闘でだいぶ行動が怪しめでしたからね」
日本、台場本部の地上庭園でナナバルク近海以降の戦闘についての話を進めているニコルとそら
前回の戦闘ゴールデンエイジの隊は責任負担をして自主的に活動停止。こちらの隊は猫又おかゆを捕獲、大神ミオも生存報告が入っている。そして、すぐ近くのベッドで寝ているもう一人の人物に目をやる。
「しかしこの子達は、まだこんなにも若いのに、僕みたいな戦闘に巻き込んでしまった...こんなことにはなりたくはなかったのに...」
「『戦争だから』と言いながら命を懸けて戦った人が言うと意味が深いですよね」
そんな言葉を聞いた僕は思わず拳を握りしめる。それに気づいたそらさんはすぐに弁明をする。
「い、いや、違いますよ!?誰もあなたのこととは言ってませんし!仮にあなただったとしても絶対に大切なことはあったと思いますよ!?」
「だとしてもだろ...」
「うぅ...」
「...ッ!」
(近すぎたか)
ベッドの近くで大声で会話をしていたせいで、その人は目を覚ましてしまった。だが今の状況には気づいていない様子で、ゆっくりと体を起こす。
「ふぁぁ~...おはこんきーt...痛たたた!」
彼女は目を覚まして少しした後に激痛が走り、戦いで負った傷を抑えた。そしてもう少しして、こちらの存在に気づいた。
「あの...ここは...」
「日本、indie a live台場本部の庭園だ」
「本部...か」
彼女はまるでやる気を無くしたように、気の抜けた答え方をした。
「もう私は何もしなくていい...誰にも追われず、あんな戦いに巻き込まれず...」
「あのー、白上さん?」
(うーんこれは精神崩壊コース)
「私にはもう何もない...、ゴールデンエイジの皆さんや、ころねとおかゆん、そして大切なミオ...いや、もうあの人は...」
彼女はかなり心に傷を負ってる模様。大切な仲間を無くし(正確には捕獲)頼りにしていたゴールデンエイジとも離れ、そして大切な友人に裏切られた。きっとそんな心情なのだろう...
「どうぞニコル。もう私は大丈夫だから、あとは好きにしておくれ...」
その言葉を聞き、心が張り裂けるような痛みを感じた。
全ては自分のせい?自分が望んだのはこんなことではなかった筈なのに。こんな人を自分の為に使いたくはない。
自分の今までを振り返っている途中で、そらさんが耳打ちをする。
「ここは私が対応するので、あなたは少し中にいてください」
「...わかった」
その言葉を聞き入れ、庭園を後にした。
自分の考えを改めて頭の中で駆け巡らせたが、一向に答えへと辿り着かない。でも自分がいなかったらもっと酷いことになっていたかもしれない。しかも彼女は既に覚悟していたのだろう。必ず僕とは対立し、戦っていくのだろうと...
ずっと考えながら歩いていたら、横から走ってきた子にぶつかってしまった。
「うぅ...痛たたた...すいません急に」
「ったく、僕はどんだけ凸られればいいんだか...」
「おーい、大丈夫~?あ、ニコル指令!」
「何!?」
ぶつかってきたのは先日捕獲した猫又おかゆ。どうしてこんな所にいるかわからないし何故走ってたんだこいつは。
「おい!フブちゃんはどこだ!場所を教えろ!」
猫又は僕に掴みかかり白上の場所を聞き出そうと揺さぶってくるが、止めさせようと戌神が猫又の体を引き離す。
「やめてころさん!僕にはやらなければならないことがあるんだ!HA☆NA☆SE」
「いい加減やめて!ニコルだって大変なんだから!」
猫又は必死に抗うが、戌神は離そうとしない。僕は立ち上がったが、唖然としたままだった。全ては迷宮入りした。
答えもわからぬまま、彼女をどう正気に戻せばいいのか答えが分からない。彼女はもう囚われの身となっている様なもの。おとなしく彼女の言うとおりにしてしまえばいいのか...
だがそれで彼女は喜ぶのか?思いが報われることは決してない。だが大神と会わせた所で結果は変わることはないだろう。僕と彼女をこの迷宮から抜け出すためにはどうすればいいんだ。誰か教えてくれ...!
その時、猫又の流れ弾が僕の頬に当たった。
「...ッ!」
「あ、(白目)」
「おい、何をしている!」
この固まった状況の中を駆けつけたスバルが対応し、僕の悩みも聞いてくれた。
「...もう、一発殴った方がいいと思いますよスバルは」
「それで何か変わるのか?」
「少なくともあいつはそんぐらいしないと気持ち晴れないほうです。というかミオしゃ生きてたとしても今会って何になるって気がするので。運命はもうニコル次第なんだろ?」
「それはそうだが...」
「まあ無理ってんなら会話して少しずつ直していけばいいと思いますよ。それでもダメならスバルは2、3発お見舞いするんで」
「もうそれスバルちゃんがやった方が早いと思うけど...」
「じゃあ決まりだな(前文すっ飛ばし)。よし行くぞ」
『えぇ...(困惑)』
そして再び庭園に戻ってきた。どうにかして直ってもらいたいが、それでもダメならスバルがやってくれるということで、
「頭は冷えましたフブキさん?」
「えぇ、おかげさまで。それで、白上を取り込む気にはなりましたか?ニコルさん」
(チッ、こいつ)
「あ"?」
「は?」
「えぇ?」
今ここにいる全員がその言葉に驚きを隠せない状況。普段は意地のありそうなフブキではあるが、今回はもう自分の事はもういいと言っているようなもの。その態度の悪さが鼻につく。もえ一発お見舞いしてやろうかと考えたが、我慢してもう少し待つことに。
「何をおっしゃっているのですか?僕はあなたが今後どうしたいかについて聞きに来たのですが...」
そう言い少しずつ白上に歩み寄る。だが白上の嫌らしい態度と言葉はエスカレートしていくばかりだ。
「もう白上の仕事は終わったんです。帰してもらわなくて結構ですので、さっさとやることやっちゃって下さいな」
「ちょ、フブちゃん!?どうしてそんな急n__フゴッ」
少し猫又の野次が飛び出たが、戌神がギリギリでカバー、そしてスバルがその前に出る。
「はぁ、どうしてそうなる。もう自分は必要ないと、自分の存在意義を否定して全てを僕に捧げようとしている。それで世界は変わると、今まで自分のしてきたことを全て無に返すおつもりですか?」
僕は最大の問いかけをする。これで同じ反応だったら一発かます。しかし返ってきたのは、怒り。心の底から沸き上がるような僕への恨み、憎しみが白上の口から溢れようとしていた。
「白上だって...私だって...」
「だからなんだ。結局自分は今までしてきたことが間違いでしたと素直に白状して変わるのかよ。たかが狐が」
その言葉が地雷となった。いや、わざと踏んだのだろう。濁った心を整えるために。
「あぁそうさ!その通りだよ!白上はニコルと会い、その後の行動は全て間違っていたんだよ!だから今こうなってる!そこの汚れた狂犬と猫はそっちに寝返り、ゴールデンエイジのやつらは誰も助けてくれず、更にはあのクソ狼すら白上を裏切った!白上は自分と世界の運命のために戦ってきたと思ったら、皆私を裏切ってどっかに行ってしまった!白上は間違ってたんだろ!?答えろよそこの獣ども!」
『ヒィ!』
白上の怒りはかなり溜まっていた様子だ。そしてその矛先は猫又と戌神に向くが、すぐさまスバルがカバーに入る。
「やめろ!こいつらは関係ねぇだろ!」
「黙ってろアヒル!」
「ア、アヒルだと...!?」
もう白上が止まる事は無さそうだ。
「さあニコル...ここまでしておいて何も反論がないとはねぇ...正論過ぎて何も出てこないか?それとも必死に堪えているのか...?いい加減何か言え亡霊が!」
その言葉を聞き、僕の中の何かぎプツリと切れた。そして白上が勢いよく襲いかかってくる。
「お前なんか...お前なんかがいるからぁぁぁ!」
白上の渾身の一撃が飛んでくる。しかしそれをサラリとかわし、顎に一発、顔に一発を入れる。
「下らない戯言はやめろ!」
白上は大きく吹き飛び、床に転がる。
「『自分が』『自分が』はっかりで、彼女らの気持ちなんて、一つも考えていないだろう!お前は!」
僕は激しく吐き捨てる。
「もういい!そんなに悔やんでいるなら、崖から身を投げて死ぬか、ここでいじいじ腐ってろ!」
痛みと急なカウンターで呆然としていた白上に、再び血が昇る。
「何もわかってないくせに、あなたにそんなこと言われたくない!」
立ち上がって殴りかかるが、僕はしなやかにかわし、少しずつ白上の体力を削っていく。
「自分だけが戦っているつもりか!」
「仕方ないでしょ!?そこの獣どもが弱いから!」
「ふざけるな!それで世界を背負った気になって、自分の思い通りにならなかったら放り出すのか!?大したヒーローだな!」
「違う!」
再び白上は僕に向かって行くが、振り下ろす拳は全て空を切り、軽々とかわしながら打撃を与えていく。白上の目からは涙がこぼれている。一発殴れば終わると思っていたが、なかなかのプライドの持ち主だ、悪くはない!
「白上がやらなきゃならなかったんだ!不安で...嫌だけど...必死でっ!」
「何でそう考える?どうして言わない?頼まない?誰かに!お前一人で何ができる‼」
僕の一撃は白上の顔にまともに入った。白上は柵に背をぶつけ、そのまま力尽きてずるずると座り込む。
ニコルと激しい殴り合いをした。どうしてこうなったのだろう。頭の中は未だ曇っている。もう自暴自棄になってやろうと考えた。だから仲間を悪く吐き捨てて、後は全力で暴れてやろうと思ったのに、白上の攻撃は全て避けられ、ニコルの攻撃は全てヒットした。ニコルの言っていることは正しい。悔しいけど。白上は何がしたくてこうなってるんだろう?しかし心当たりは一つ、最後の攻撃ではっきりとした。
「ミオに...会いたい...」
私は絞り出すようにつぶやく。
「ミオ...ただ隣で一緒に笑っていきたいだけたのに...白上にはもう、どうしたらいいのかわからない...!」
何もかも一人で背負っているつもりだった。自分がやらなければならないと、世界は守れないと思っていた。
「白上はこれから...どうしたらいい...?」
悲しみの中で問うようにつぶやく。
「...まずは、世界は自分だけでないって事を認め、改めるべきだな」
ニコルはそう答えた。
「確かにな。前々から感じていたが、かなり苦労しているとスバルは思うぞ」
スバルも答えを返した。そしてころねとおかゆんも、
「確かに。わりと一人で戦っているような気がしたよ」
「ミオしゃの異変にすら気づかなかったけどね。でも大丈夫、ミオしゃは信じてるよ、フブちゃんのこと」
「今も、そう思ってるかな...ミオは」
「だったら、会って話してみろよ」
ニコルは答えた。もうニコルは敵ではない。白上達の事を思ってくれる、とても頼もしい方であると。
「行こう、白上。一緒に戦うために...」
そしてニコルの手を掴んだ。その手はミオのような温もりを感じた。そして白上は泣き崩れてしまった。
本部からの呼び出しで、次の作戦を練ることとなった。みこちはいないが、白上達がいればこれまでよりもかなり力が出せるようになった。
「マーティン・ジャドーがゴールデンエイジに宣戦布告か。大きく出たな」
そらさんが説明をする
「一応今までこちらは第三陣営としての立場で戦って来ましたが、今回は___」
そこまで言うと白上が答えた。
「ゴールデンエイジの援護に務めます」
白上達がこちらにいるので、ゴールデンエイジを敵にする理由がなくなったのだ。
「では発進は一時間、部隊はゴールデンエイジ本部領境界にて集結せよ」
この命令で従業員は散っていった。そして白上が僕に話す。
「あの、実はあの戦闘で、レディオブ・ローゼルドが使えなくなってしまって、汎用武装でもいいので何か欲しいんですけどぉ~」
「安心しな。確実にそうなると考えて、白上用に調整した武装がある。次回以降からはそれを使って貰えると」
「分かりました、ありがとうございます!」
白上に言われるとなんだか心が暖かくなる。
次はかなり大きな戦いとなりそう。被害は抑えたいものだが、そして無事ミオと会って和解できるといいのだが...
そして僕らは艦へと向かい発進準備を進めた。
会話時に分かりやすくキャラ名を入れるべきか/例《さくらみこ「この民間人がぁぁぁ‼」》
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入れた方がいい
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別に入れなくてもいい