R18ソシャゲの世界に転生したのだが、無条件の忠誠心を示す『英傑美少女』たちが恐ろしい件   作:たたたった

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被虐の英傑美少女は床を埋め尽くす。

 ゲームとして考えれば、子作りの相手は順当にレアリティの高い英傑美少女たちを抱くべきなのだろう。

 

「愚かな孕み袋共よ!俺は貴様らに平等に機会を与えてやろう!」

 

 謁見の間に集まった英傑美少女たちは、誰もが血を流して身体に怪我を負っていた。国王とのセックスチャンスを手に入れるべく、誰が次の夜伽の相手をするかという、脳内に性欲が詰まった男子学生でもしない馬鹿なことをおっぱじめたのだ。つまり、武力による殴り合い。どうせお互いに譲らないなら、最後は暴力で決着でしょう!とばかりに王城内で血みどろのラフファイトが行われていた。

 誓っていうが、この1年以内に戦争を控えている状況で内紛を主導することは俺はしていない。英傑美少女たちが勝手に、国王である俺とフ×ックして良い権利を掛けて争っていたのだ。

 

 馬鹿しかいない。英傑の名が泣くほどに、性欲猿を通り越して脳みそがエロで溶けた英傑美少女たちが、世界の命運と俺の貞操を握っているかと思うと、そのまま王城から身投げをしたい気分に本気でさせられる。

 

 でも、死ねない……ッ!俺にはもう子供を孕ませた責任がある!

 

 玉座の隣に急遽設置されたソファーには、ボテ腹となった男装の麗人であるSSRの『家令のセスラ』が横になっている。燕尾服ではなく、ゆったりとした朱いウェディングドレスを身に纏っている。山羊の角を生やした彼女は、国王の妻として見初められた優越感を滲ませて、その寵愛の証明である子を孕み大きくなったお腹を撫でて他の英傑美少女に見せつけている。

 

 妊娠して1時間もせずに臨月まで胎児が成長するんだ……いや、ゲーム的にはそうだったけど、流石にこんなスピードでもう子供が産まれそうになると、もうギャグというか、それより父親としての覚悟と責任が……。

 

 頭の悪いR18のエロソシャゲが現実となったのだから大抵のことは受け入れる気になっていたが、流石に孕んですぐに子供が産まれそうになることには素で内心でツッコまずにはいられない。そして胎児とはいえ子供が見ている前で、嗜虐的な国王として振る舞う己の姿を顧みり、羞恥ではなく本気で恥じ入りたくなる気分になってくる。

 

 子供の前では……なるべく、サディストな姿は情操教育に悪いよな。ちょっと立ち回りも考えないと……くっ……ッ!お前たちはやっぱり国王にこんな立ち振る舞いを望むのか……この度し難いマゾヒスト共め!

 

 内心で本気で罵倒するが、それも結果的には英傑美少女たちを喜ばすだけなので口にしない。マゾはある意味で無敵なのだ。攻撃すると逆にHPが回復するようなモンスターと捉えた方が気持ちが楽である。

 

「夜伽の順番は抽選だ!俺の子種を仕込まれる栄えある孕み袋に次は誰になるか楽しみにしていろ!」

 

 戦争を視野に入れれば、生まれる子のスペックを考えて高レアレティの英傑美少女が選ばれるべきだろう。

 母親のステータスが子供に反映される。より高いポテンシャルを秘めた英傑を求めるならば、何も考えず種付け孕ませしていれば良いのだが、子供を戦場に立たせるなんていう親として正気を疑うような行為は流石に俺にはできない。しかし――――

 

 種付け孕ませっクスを世界に強要されている……ッ!だから、逃れ難いご褒美セックスの相手は絶対に決めなければ!

 

――――セックスしないと出られない部屋が現実に存在する頭の悪いエロソシャゲの世界。子作りをするのが絶対に避けられない状況ならば、夜伽を巡って毎度のように殴り合いが発生する事態を防ぐべく相手は事前に決めておく。その結果に生まれてくる子も、戦場の駒という本物の鬼畜の行いをするのではなく、内政という戦場とは縁遠い立ち位置の地位を用意することで解決する。

 

 英傑美少女の子供なら内政でも十分に働いてくれる。というか、戦勝とエロイベントの度にポコポコと生まれるから王国内の役職が子供たちで埋め尽くさせていくぞ……コレ。

 

 王国内の士気を維持するために低レアリティの英傑美少女にも子作りチャンスを与える理由付けにもなる。武力としてではなく国王の血筋を繁栄させるため、という建前で子供たちを戦場から守り、そして英傑美少女ならば誰もが国王の子種を授けられるという機会が国内での治安維持の大きく貢献することだろう。

 

「王国に不利益を与えた者は抽選を受けられないからな!今回のように王城内で、()()()英傑美少女たちが愚行を犯したのだから、本来ならば得られるべきチャンスは次に召喚される英傑美少女たちに回されることになった!」

 

 集まった数百人の英傑美少女たちが本気で後悔の念に苛まれているが、その後悔が国王とセックスできないという性欲の詰まった脳内の思考回路なので真面目に考えてはダメだ。だが、不承不承ながらも国王である俺は、罰を与えたならば飴も与えなければならない立ち位置である。

 子供から玩具を取り上げたままではぐずってしまう。士気を維持するためには、その代わりとなるちょっとしたご褒美を与えて気分を高揚させてあげなければならない。

 

 俺は玉座に座り、大きく足を組んで見下すような視線を向けたあとに言い放つ。

 

「子種の代わりに、貴様らのような性欲の詰まった雌豚どもには俺に足蹴にされる権利をやろう」

 

 その言葉を聞いた瞬間の英雄美少女たちの行動はあまりにも早かった。

 刹那の剣技を見舞う程の身体能力を持つ彼女たちの電光石火のヘッドスライディング。玉座に座る足元に向かって、数百の英傑美少女たちが踏みつけにされるために我先にと顔面を床との摩擦で熱くしながら、五体投地をするかの如く飛び込んでくるのだ。まるで餌を投げ入れられた池で群がる鯉のように、カラフルな髪色を持つ後頭部が床を埋め尽くす。

 

「陛下!私をどうかお踏みください!」「いえ、そんな下奴よりも我の頭を!」「踏んで踏んで踏んで――――」「西瓜を割るように頭をおわりください!」「アタシの頭の踏み心地は最高です!」「アア、頭ァ!頭ッ!踏ンデくれ!」「あぁぁぁぁあぁぁぁ!最高のご褒美です!ご主人様ぁ!」「臣下の忠誠をどうかお受け取りください!」

 

 まるで極彩色の芋虫が床で蠢いている光景。正気度を減らすような狂気を前に俺はちょっと引いた。

 

「うわぁっ……」

 

 思わず零した言葉に英傑美少女たちが悦びで震えるように芋虫の如く激しく蠢動する。床にキスをしたまま、そのまま身を捩らせて移動する姿はホラーゲームのモンスターを思い出す。

 

 ふんでぇ……。

 

 そんな言葉が聞こえてきそうな、いや、実際に聞こえている状況にどうすれば良いかと悩んでいると『家令のセスラ』が小さく笑いを零しながら提案をしてくれる。

 

「彼女たちの身体の上を歩けばいいのではないでしょうか?」

「そ、そうだな……流石は悪魔だ。この俺でも思いつかなかったぞ」

 

 頭を踏みつけにすることに慣れてはいたが、こういう肉の足場となる床は初体験であるので『家令のセスラ』の言葉に思わずうなずくと同時に、そんな発想がすぐに浮かぶ辺りが悪魔だなっとちょっと感心する。そして俺は国王として、望まれたサディストとして玉座の上から勇気の一歩を踏み出して立ち上がる。

 

 足元で踏まれて悦びの余りに全身がバイブレーターになる英傑美少女たちに揺られながら。

 

「満遍なく踏みつけにしてやるから感謝をしろ、マゾ豚どもめ!」

  

 その者足元にマゾを敷いて極彩色の野に降り立つべし。

 

 カラフルな彼女たちを踏みつけにしながら、数百人の美少女の上を歩くという状況に嗜虐心より喜びで咽ぶマゾたちの姿に恐怖心を煽られながら、嗜虐の国王としての本日最大の業務であるご褒美タイムを過ごしていく。

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