色々とブラックラグーンを調べ直しましたがヘンゼルとグレーテルには設定上性別は無いまたは不明ですがこの作品ではヘンゼルが男、グレーテルが女、にしてありますご了承を。
ホテル寝室 朝六時三十分「そろそろ起きろ、もう朝だぞ」
カーテンを開き太陽の光を中に入れる。
「うぅん、まだ眠いよぉ」ヘンゼルは起きかけているがグレーテルは以外にもまだ寝続けている。
「早起きは三文の徳と言うぞ」
ここは日本ではなければ通貨も違うがなと言うかもう使われていない、起きないグレーテルの頬をペチペチと叩くと目を擦りながら起きた。
「もう朝ですの?何もない夜は早いわ」
「気持ち良く寝ているとこ悪いが今日は色々とやる事があるからな」
今日は昨日も言った通り2人の服を買いに行きたい。
「ほら適当に服を着ろ」
今から2人に着せるのは適当に買ってきた安物だが昨日のボロ服よりは幾分かマシだ、2人にはその服だけでは外に出た時寒そうだからコートを着せている。
「どうだ?長すぎないか?」
「うーん?平気‼︎」ヘンゼルはコートをペラペラ開き確かめ。
「大丈夫ですわ」グレーテルはくるりと周り丈の長さを確かめる。
「なら結構、まぁその服も今日だけだがな」
今日の予定は大きく分けて二つヘンゼルとグレーテルの服とロアナプラへの移動の二つだ、ロアナプラは仕事でも数回寄ったが正に世界の底辺の様な奴らがいる所だったが、神様の助言の通り暇はしなさそうだった。
今後俺の仕事を手伝う予定の2人に合う武器は俺の倉庫かロアナプラで調達すればいいだろう、ロアナプラには一応は警察組織は有るが賄賂に麻薬の横流しのやりたい放題、もちろんまともな奴も居るが幹部の殆どは汚れている、しかもトップの署長が悪人だ、金さえ有れば武器の保有にも目をつむる奴らだ。
倉庫には戦地で奪った銃やロケット弾さらに軍用車の類いも置いてある、その中から選べば流石に2人の肌に合った武器が有るだろう。
だから今日は2人に合う服を買おう、まぁ何を着るかはヘンゼルとグレーテルの勝手なので何も言わないが落ち着いた服を着て欲しい。
「荷物を少し持ってくれ、俺は大きいのを持つ」
俺でも腕は二本だ持てないものは持てない。
「じゃあボクが持つよ!」
ヘンゼルは男の子らしく荷物持ちを買って出た、荷物と言ってもキャリーバックなので引きずれば運べる。
「じゃあ頼んだ、そんなに重くはないが怪我するなよ?」
ヘンゼルは荷物を引きずりドアを開けに行った。
「父様、早く行こうよ!」
さっきまで寝てたのはどっちだ、と思うが子供とはそう言う物だ。
「あぁすまないな、ヘンゼル グレーテル行こうか」
ホテルの部屋を出てエレベーターに乗り込むとグレーテルが話しかけてきた。
「そう言えば今から服を買いに行きますけどその後はどこに行きますの?」
「知らないと思うが今から行くところはロアナプラという所なんだ、どんな所かは住人を見れば分かるだろうな」
「へぇ楽しみだなぁ、ボク達は向こうで何をすればいいの」
仕事の手伝いと言ってもそれはロアナプラではどこも銃に関係してくる、何処の店の店員でも強盗への抑止力として銃を見える所と自分に一番近い所の二つは有る、そしてヘンゼルとグレーテルは俺の部下として働くのだ銃は無くてはならない。
「向こうは治安が悪い、仕事の手伝いの前に銃の取り扱いを覚えて貰う」
「銃かぁ、あんまりいい思い出は無いね」「そうね兄様、でも銃は少しだけど知識と取り扱いは分かるわお父様」
銃の発砲の経験アリか、何処で何を撃ったかは聞かないでも分かる。
「そうか、まあ自分に合う武器は自分で選んでくれ」
ヘンゼルとグレーテルはどんな武器を使うか気になるな、身体も小さいし腕も細い大口径の銃を使って怪我をしないで欲しい。
そんな事を思っているとエレベーターがホテルのフロントに付いた、手早くチェックアウトして外に出て街道沿い手を繋ぎながらを歩く。
「ヘンゼル グレーテルどんな服がいい?ここはファッションの最先端ヨーロッパだ大体の物は揃うぞ」
「どんなのが有るのか分からないから見ながらでいい?」「私は黒の服がいいわ、昔から黒は好きだから」
グレーテルは黒の服が好きなのか、ヘンゼルは男の子だから見ながら決めるタイプか。
「そうか、ならあんな店はどうだ?」
俺が指を指したのは大人と子供のマネキンがショーウィンドウで手を繋いでいる店だ、しかも子供の服は黒のフリルの付いたドレスだグレーテルにとても似合うだろう、ヘンゼルにも似合う服が有るに違いない。
「そうだね!入ってみようよ!」「兄様、はしゃぎすぎはみっともないわ」
「そう言ってやるなグレーテル、お前も目が入ってみたいと言ってるぞ」
グレーテルはショーウィンドウの黒のフリルのドレスが気に入ったのかじっと見ていたから分かり易い。
「それは…女の子ですもの綺麗な物には惹きつけられますわ」
少し拗ねたのか横を見てこちらに顔を向けないで言ってくる。
「そう拗ねないでくれ、詫びと言っては何だが服を買ったあと美味しい物でも食べよう、ヘンゼルとグレーテルは甘い物は好きか?」
「ボク甘い物はあまり食べたことがないけど嫌いじゃなかったよ」「私も好きだわ」
俺も甘い物は好きだ、特に甘い物は紅茶に合う。
「じゃあ服を買ったあと食べに行こう、まずは店の中を見ようか」
店内に入ると目に付くのが圧倒的量の服だ、特に女性用の服が七割占めている。
その服の量に圧倒されてると俺達の入店に気付いたのか店員が近付いて来た。
「何かお探しの物は有りますか?」
「この子に合う黒のドレスをこの子と決めてくれ、こっちの男の方も頼む」
「かしこまりました、ただいま準備します」
それだけ言うと店員はヘンゼルとグレーテルを連れて店の中に消えて行った、俺も何か買おうかな私服もコートが多いが種類は多くて困らない。
向こうではヘンゼルとグレーテルが店員達に着せ替え人形にされていた。
「きゃあ!見て見てこれ何てどうかしら?」「まさにお人形さんね!」「値段は…あのお客様なら気にしないでしょう、じゃんじゃん持って来なさい!」「はい!チーフ!」
「でも私は落ち着いた黒のドレスが…」
「大丈夫、安心して私達が完璧なのをチョイスするから、ここまでいい綺麗な子見たこと無いもの!ここでやらなきゃデザイナーとしても終わりだわ!」
グレーテルは熱く迫力のある店員に押され何も言えないようだ。
「はーいコッチ向いて!」「この子達双子かしら、男の子なのに美形だから女の子の服もイケるんじゃ…」「これが!日本で言う男の娘…興味深いわ」
「こんな感じでいい?」
ヘンゼルは次々と出される服を試着して似合うか考えていた、だが俺が言えないかもしれないがヘンゼルどうか女装には目覚めないでくれよ。
ヘンゼルとグレーテルはどれを選ぶか迷っているようだ、少し俺の考えでも言いに行こうか。
「ヘンゼル グレーテル決まったか?」
ヘンゼルとグレーテルは数着ずつに減らしていたが決めかねている様だった。
「それが そのぉ」「まだ、ですわ」
二人は残念そうに答えてくる、大体魅力的なのが多くて迷っているのだろう、だが答えはもう出ている。
「その中に欲しい物があって選べないなら全部買おう、お前達への投資と小遣いを含めな」
ロアナプラには子供が楽しめる様な娯楽は少ないしいいだろう。
「父様、いいの?」「本当?」
そんな声で言われては嘘だったとしても買ってしまいそうだ。
「ヘンゼルもグレーテルも似合うのなら俺は構わない、今から行くところも有る着替えてはどうだ?」
「うん!着替えて来るっ」「では私も」
ヘンゼルとグレーテルは服を両手に抱えて試着室に向かって行った、その後を店員が付いて行ったヘンゼルとグレーテルでは分からない着方があるかもしれない時の手伝いだろうか。
「お客様、会計の方を先にしますか?」
「そうだな、これで頼む」
このカードは仕事での報酬用の講座のカードだ、いくら貯めたかはよく覚えていない、俺のこれまでの目的は仕事をしつつ裏とのコネを作る事と武器のコレクションや凄腕と言われている奴を殺すことだったので金を使う事が少なく貯まる一方だったのでこのぐらい残高を見なくとも払えると思える。
店員はカードを受け取りレジの方へ行き何か作業をする、ヘンゼルの方はもう終えたのか試着室から出てきた。
「父様、どう?似合ってる?」
ヘンゼルの服は短パンに縦縞の服そして大きなコートを着ていた、短パンでは寒くないか心配だコートを着ているから平気なのだろうか、色合いは黒が多く紳士的だ。
「あぁ、ヘンゼルらしいじゃないか少し寒そうだがヘンゼルがいいなら何も言わないさ」
「お父様?私はどう似合ってるかしら?」
グレーテルはワンピースにまだ寒いので黒の上着を着ている。
「グレーテルそれは最初に見ていた服か、そんなに気に入ってたのか?」
「そうよお父様、これは最初から着てみたいと思ってた服なの」
「それで父様、気が付くこと無い?」
気が付く事か、何故か二人に違和感が有るくらいでこれは服を着替えたからだと思ったのだが何か有るのかは分からない。
「お父様、ちょっと気がついたみたいだね、はい姉様」グレーテルの口調が少し変わり声はヘンゼルの声になる、手でうなじの方を弄り髪の毛をいきなり取った、グレーテルはカツラだったのか?
「父様はすごいな、違和感を感じた人は今まで居なかったのにね、兄様」
グレーテルは取ったカツラをヘンゼルに渡す、渡されたヘンゼルはカツラを付け髪を整え答える、こちらも口調が変わり声はグレーテルの声になる。
「ヘンゼル グレーテルもしかしてお前達入れ替わって居たのか?」
「「どう、びっくりした?」」
ヘンゼルの声が二重に聞こえる、現にグレーテルがヘンゼルの声で言っていると分かっていても聞きづらい。
「これは一本取られたな、最初の違和感は動きの若干の違いだったのか」
これは正直驚いたこれまで男が女を装ったのも女が男を装ったのも気が付いていたのだがこれは気が付けなかった。
「お父様が気付かないなら一流だったのかしら兄様?」
「きっと一流だよ姉様、店員さんにも協力してもらったかいが有ったよ」
ヘンゼルとグレーテルは飛んで喜んでいる。
「まったく、もうその服でいいのか?」
「父様、ボクが欲しいのは姉様が着ていて」
「兄様が着たい服は私が着ているから心配しないで」
「カツラはヘンゼルに渡しておけ、その格好では違和感がある」
ドレスをきたヘンゼルに見えてしょうがない、実際そうなのだがグレーテルの見た目の方が違和感は無い。
「はーい、じゃあこれ付けて兄様」「分かったよ姉様」
グレーテルはカツラをヘンゼルに渡す、何だか頭が痛くなってきた。
「じゃあ行くか」
「はーい」「そうしましょ」
ヘンゼルとグレーテルは入れ替わったまま店を後にした。
あれから二人に甘い物を買ってやったり間食を買ったりと色々した、理由としてはある奴との待ち合わせの時間を潰すため何だがヘンゼルとグレーテルはとても喜んでいたので黙っておくとしよう、そして問題の港に着いたがどれが目的の船か分からない、ここは色々な船や人が居るので裏の人間に顔がバレたら面倒くさいので仮面を着けている。
「どれが船なんだ…」
「どうしたんですのお父様?」「どうしたのー?」
「昨日も言ったように今日はロアナプラと呼ばれる所へ行く、ロアナプラには船で行くんだがそいつの船がどれか分からないんだ、見たことは有るがその船とも限らないしな」
船は港にあると言っていたし地図も貰っているので困らないが港までしか書かれていない、ロアナプラへは不法入国となるがそこはロアナプラ問題はさしてない。
「昔知り合った奴でな見た目の割に知的でロアナプラの住民の中では十分まとも奴だ」
「そりゃそうだ、俺はまともさロアナプラではな」
そう言い船の影から現れたのは緑色のジャケットを着た黒人男性、名をダッチ。
「よおダッチ、生きてたのか見当たらないんでな捕まったか死んだと思ったぞ」
「旦那は変わらないな、その仮面まだ着けてんのか悪趣味だぜ」
悪趣味とは何だ、これは耐塵耐水ガスにも大丈夫だしサーモグラフィや音声での人物の判別、最近は頼らないがリコとの通信も出来る優れものなんだぞ、見た目はプレデターの仮面だから否定は出来ない。
「俺はビジュアルより機能を選ぶだけだ、自ずとこれになる、お前のグラサンはどうなんだ」
こいつは昔からグラサンを肌身離さず持っているそれはどうなんだ。
「こいつか?こいつはもう俺の身体の一部さ、アイデンティティとも言える」
ダッチはグラサンを人差し指でクイッと上げ整える。
「それよりどうしたんだそいつらは旦那の子供か?だったらその顔は母親にか?笑えないな」
「そうだな、子供兼部下という感じだ」
「子供兼ってとこは疑問を感じるが部下って何だ部下って」
ダッチはこの二人が銃を持ち人を殺す姿が思い浮かばない様だがそれは黙っている二人しか見ていなからだな。
「部下とはそのまま意味だ俺の仕事は一つ、殺しだそれの手伝いに決まってるだろうに」
ダッチは少し呆れた様子で歩き始める。
「まったく変な趣味には目覚めないでくれよ、旦那こっちだ急いでいるんだろ?」
「ダッチお前が言い始めたんだぞ、急いでいるのは確かなんだがなヘンゼル グレーテルついて来い」
「「はーい」」
ヘンゼルとグレーテルは陽気に返事をする。
「本当にそいつら銃撃てるのかよ」
ダッチがある船の前で止まる。
「こいつが俺の仕事用の船、ラグーン号だ 乗りな」
ダッチが船体を叩きながら言ったラグーン号は左右に魚雷を付けた見るからに荒事仕様になっていた。
服は原作のままです、その他にも服を買っているので時々着替えたり入れ替わりごっこで遊んでたりしています。
ヘンゼルとグレーテルの使用武器ですが武器は原作の武器と他にも使います、次回やっとロアナプラへ着く予定です、話の時系列的には単行本の一巻が始まる前です。