魔法少女リリカルなのはOW   作:浅間蘭

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第3話 親睦会?

 

 

 

注意

 

・自己満足作品

 

・作者は素人で駄文

 

・オリジナル展開あり

 

・自己解釈やオリジナル設定が強め

 

・文章は短い

 

・駄文すぎる為、不快になるかもしれません。

 

・これらが許せる方々は不快になるかと思いますが楽しんで頂ければと思います。

 

 

 

 

第3話 親睦会?

 

 

 

 

頬を引っ叩かれて頭のあまり動けずにいるユーノと、叩いた本人であり、衝動に駆られてやってしまった行いを謝罪する なのは。

 その光景を見て自分はどうすればいいのか分からず「アワアワ」するフェイトと、隣で「何やってんだか・・・・・」と呆れた目で見るアルフ。

 そんでもって、それらを横目に今日の夕食を考えるエンド。

 

「今日の夕食は・・・・・面倒くさいし、チャーハンでいっか。」

 

そう呟いたチャーハンを作り始めたと言うのに、それに気付かず なのは と動けるまで回復したユーノは謝りあっており、「ま〜だ、やってたんだ・・・・・」と横目で確認する。

 他3人と違ってエンドが料理をしているのに気付いていたようで、アルフは一言も喋らず「じ〜」っと見つめ続けて、恥ずかしいのかエンドは顔を赤くする。

 

「出来たからあそこのバカ3人を呼んでちょうだい」

「はいよ。」

 

ちょっと不満な顔を浮かべているので「今の言動で傷つけたのか?」と、自分の言動を振り返った。

 しかし当の本人はエンドの言動に不満などは感じておらず、敵同士である自分の行動に頭が「?」で埋め尽くされていた為に顔を顰めていた。

 それを知らないエンドは、呼んで戻ってきたアルフに声を掛けられるまで、ず〜っと考え込んでいた。

 

「どうぞ。召し上がれー」

「「「「頂きまーす!」」」」

 

料理をし始めた時から何度も何十度も何百度(は越えてないかも)と作ってきたチャーハンの味に、4人は口々に「美味しい」と口に出して言い。

 それに満足気なエンドは「ふふん♪」と胸を張る。

 食事が始まってから数分ほど経ち、ユーノがエンドに話し掛ける。

 

「ねえ、エンドの魔法って何式なの?」

 

ユーノの言葉に理解が追いつかず、頭を傾ける。

 「急にこんなことを言って混乱させてごめんね」と言ったあと、魔法について詳しく説明する。

 魔法には攻撃系、防御系、拘束系、治療系、移動系といった多種多様な種類の魔法があり、使用する際の特徴として足下に魔法陣が展開される。

 そして魔法にも体系があって[ミッドチルダ式]と[ベルカ式]の2つが存在しており、なのは達・・・・・と言うよりフェイト達の出身地である[ミッドチルダ]の住民のほとんどが、[ミッドチルダ式]の魔法を使っている。

 [ミッドチルダ式]は主に中遠距離に特化しており、多勢相手には抜群の殲滅力を発揮するもだ。

 それに対して[ベルカ式]は、逆に中近距離格闘に特化している魔法体系なのだが、ベルカの文明は既に滅んでおり、[ベルカ式]を扱う魔導師は極小数なので、[ベルカ式魔法]の研究はあまり進んで無い。

 因みにだが[ベルカ]では[ベルカ式]の魔法を使いこなす一流の術者を、[騎士]と敬意を込めて呼ぶとのこと。

 

ユーノがエンドに尋ねる理由はそこだ。

 前述した通り、魔法を使用する時には足下に魔法陣が出現するのだが、エンドの場合は魔法陣が出現すること無く魔法(霊術)を使用しており、魔法の発動に[御札]を使用していた。

 [御札]と同じく、カード(術式を記録した物)自体は存在するが、[御札]とは違って2つの術式を宿すことは出来ないし、普通に魔法を使用する時と同じで足下に魔法陣は現れる。

 

「質問の意図は分かったけど、期待には答えられない。

俺が魔法に関わったのは昨日が初めてだし、龍神丸からは[魔法]じゃあ無く、[霊術]って教わったんだ」

「「「「霊術?」」」」

《知らないのも無理は無かろう。

[龍華]は鎖国ならぬ鎖界状態なのだ。》

 

龍神丸から詳しく話を聞いてみると、[龍華]は科学技術が飛躍的に発展した江戸のような場所であり、とある日に何処からともなく現れたデバイスの設計図を元に独自アレンジを加えて開発したのが[武装神器]らしい。

 あと「我は[龍華]が誇る宝刀なのだ!!」と鼻高々にいった。

 

「なんでデバイスの設計図があったんだ?」

「それは[次元漂流者]ならぬ[次元漂流物]だからだと思うよ。」

 

魔力(霊力)は空間に干渉し易いエネルギーであり、それが超がつくレベルの膨大な魔力となれば、空間そのものを震わせる[次元震]なる災害を起こす。

 [次元震]の発生によって隣接する次元世界の空間が歪み、時たま人や物が別の次元世界に移すことがあり、それを人であれば[時空漂流者]、物であれば[時空漂流物]と言う。

 本当にごく稀にだが、[次元震]が起こらなくても、人や物が時空漂流することがある。

 

「ここまでの話を聞いて思ったことだけど・・・・・・・・」

「「「「・・・・・・・・・・」」」」

「別の世界って本当に存在してたんだな!」

 

エンドの言葉にズッコケる4人。

 そしてエンドに詳細を聞いた4人は絶句する。

 だってそうだろう。

 普通、組織の名前を聞いただけで、その組織が別の世界へと移る技術はあるが、時を越える技術は無いと予測するのは難しいことだ。

 それも、魔法の魔の字も(それが実際に存在しているとも)知らない子供が、だ。

 食事と食器の片付けを終えて、再びテーブルを囲う。

 

「そんじゃあ龍神丸のことも分かったことだし、今後の作戦会議をしましょうか」

「今後のことだぁ?

あれよあれよの内にこうなっちゃいるがね、アタシ達はアンタらの仲間になった覚えは無いよ!」

 

アルフは目を鋭く、そして殺気を漂わせる。

 2人は身を少し捩って顔を強張らせるのだが、もう一方のエンドはアルフの放つ殺気なんてどこ吹く風で、「せっかく楽しい雰囲気だったのに・・・・・」と不貞腐れた表情を見せる。

 アルフを宥めようと考えたフェイトだったが、自分を待つ母親の姿が頭をよぎり、動きを止めた。

 

「利害の一致ってことで協力しようぜ。」

「協力はしな------」

「まあまあ先ずは俺の話を聞いてくれ。

俺達はお前らの下につくし、俺達が回収したジュエルシードも渡すから、ジュエルシードを集め終えてお前らの目的を果たせばいた。

そのあとにジュエルシードを俺達に渡してくれよ。」

 

フェイトとアルフは懐疑的な視線を向ける。

 この提案をしたエンドの目的は、争い会う時間を削って効率的にジュエルシードを見つけること。

 先日の温泉での一件以来、なのは は家族や親しい者達から話し掛けられても上の空で、それが原因でアリサとの友人関係が少し拗れたりと、精神的に負担が掛かっていた。

 一昨日、どちらも相手より先にジュエルシードを回収しようとデバイスを突き出してジュエルシードを挟んで衝突した結果、ジュエルシードは暴走し、ゼロ距離にあったデバイスに亀裂が入ったりした。

 エンドの介入で未遂に終わったが、フェイトは自傷覚悟でバルディッシュ無しで、ジュエルシードを封印しようとしていたのだ。

 利害が一致しているのだから無駄に争わず、互いの目的の為に利用し合えばいいと言うのがエンドの考えだ。

 

「どう?協力する気になってくれた」

「・・・・・・・・・・裏切らない保証は?」

「信じられないなら、これを使うか?」

 

これだけ自分達にとって、この条件は大変都合のいいもの故に、フェイトは疑いの眼差しを向ける。

 エンドが「信用ならないなら」と懐から出したのは[催]と書かれた3枚の[御札]。

 自分達に使うつもりなのでは、と警戒心を露わにするフェイトに龍神丸が、[御札]は術者が許可した者も使用することが出来ることを説明した。

 因みにだが、[御札]を相手に渡すと言う行為は、相手に絶対の信頼を寄せることと同義なのだそう。

 

「使い方は超簡単さね。

御札に魔力を込めて、発動したいと言う意思を持って『解』と言うだけさ。

でも、その御札(催)の場合は対象の頭に貼る必要があるんだけどな。」

 

戦闘中では使えない子になりそうな能力だが、裏面に[追]と書いた催眠と追尾の併用札で隙をつくり、その間に催眠単体の御札を貼ることで補える。

 さて、雑談はここまでにして話を戻そう。

 流れに身を任せていただけで、詳しい説明を受けようともフェイトは敵であるエンドを信用できない。

 

「信じる信じないはお前の勝手だけどさ。

もし俺がやる気だったのなら、なのは とユーノが馬鹿やってお前が動揺してる内にやれたんだぜ。」

 

その時の情けない自分を思い出し、頬を赤くする。

 アルフに宥められて素に戻り、このまま疑っていても時間の無駄だと考え、言われた通りに行動する。

 すると御札を貼られた3人の目は虚に、そして顔も真顔になったままの状態で「ご命令は何ですか?」と貼った張本人のフェイトに問うた。

 

「目的を果たしたらジュエルシードを必ず渡すから、絶対に裏切らないで」

「「「命令を受諾しました。他にご命令は?」」」

 

フェイトが首を横に振ると、3人の瞳に再び光が灯る。

 

「実際にやったこと無いから失敗しないか不安だったけど、成功したみたいで良かったー!」

「え?どういうこと!?」

「いや〜、説明を受けただけで俺は使ったことは無いんだよね〜。」

 

4人は絶句した。なんで試しもしないで、一歩間違えればヤバい[催]の御札でぶっつけ本番をしたのだ。

 「それだけ相手を信用している」と思える人は、いわゆる[ポジティブシンキング]と言うやつだ。

 悪い言い方をするなら、ただの脳天気バカ。

 当の本人は、「終わり良ければ全てよし(事件はまだ終わってないのだが)」と言わんばかりに大笑い。

 

「協力関係になったことだし・・・・・お風呂に入ってから寝るとしますか!」

 

今の今まで笑顔を絶やさなかった(家事にたいすること以外)奴が真剣な表情になったと思えば、「寝るか」と若干語気を強めて言い放った。

 大切な話をするのかと気を引き締めた なのは達がバカに見えてくるでは無いか。

 睡眠を行うことは英気を養うことや、体の健康の為には必要で大切な行為なのは分かっているのだが、それを何であんな真剣な顔で、しかもこのタイミングで言うのか、見当がつかない。

 ふと現在の時刻が気になった なのは が時計を見やると、針が8時を指していた。

 

「お風呂に入って、ゆっくりしたらちょうど眠くなるね」

「その通り。もうお風呂は沸かしてあるから、女性陣3人は先に入っちゃって。

もちろんユーノは俺と一緒だから」

「あれは事故であって故意じゃないから///!!」

 

エンドの言い方に含みを感じたユーノは、なのは達と一緒にお風呂に入ったことの弁明をする。

 しかし、「そんなに焦ってたら、余計に怪しいぞぉ?」とイタズラっ子の笑みで何度も言い返され、最終的には諦めて故意だと認めてしまう羽目に。

 なのは達の入浴シーンはめんどくさいんでカットォォォ!!

 

「ねえエンド。聞きたいことがあるんだ?」

「なにぃ?どうしてもって言うなら、スリーサイズを教えてやらんでも無いけど?」

「それは別に興味ないし、いいよ。

僕が聞きたいのは、昨日今日でどうしてあんなに戦えたのか知りたいんだ。

なのは だって、1ヶ月以上は掛かったのに。」

 

なのは には魔法の才能もあって、口頭で説明しただけでコツを掴んでいたが、戦闘技術に関してはズブの素人だったのだから、ユーノの疑問も分かる。

 エンドは幼い頃・・・・・と言うより赤ん坊の頃から体を鍛え始めており、自我が生まれてからはただ体を鍛えるのでは無く、技を習得して熟練度を上げたり、氣のコントロールの修行を行う。

 これにより氣と魔力は別物ではあるものの、感覚的には同じな為、なのは やフェイト程では無いにしろ、魔力のコントロールは出来ている。

 

「なんか・・・・・ごめん・・・・・・・・・・」

「なんで謝んのよ。別に辛い過去ってわけじゃ無いし、気にしなくても良いぞ。

お前の方はどうなんだよ?俺が言うのも何だけど、同い年の割に聡明じゃんかよ。」

 

遺跡などの発掘、及び研究を生業おしている[スクライア一族]に生まれたユーノ・スクライアに両親がいない。

 しかし、スクライアの者達はユーノに寂しさを味あわせない為に皆んな優しく接したし、発掘、研究に参加した時からは一人前の者として接した。

 そのおかげもあってか、ユーノは腐ること無く(腐るも何もまだ10年も生きてない)優しい少年に成長することが出来た。

 

「ソッチも大変そうじゃん」

「さっきも言った通り、スクライアの皆んなが気を遣ってくれたから、寂しいと思ったことは無いよ。」

「ふーん、こっちは両親が海外で仕事してるけど、寂しいなんて思ったことは無いさ。

だって、そんなことを忘れさせるどころか、大切な息子にストレスを与えるくらい、連絡を寄越してくれるからな・・・・・・・・・・。」

 

喋っていく内に語気が弱くなっていき、顔からは悲壮感と言うか疲労感と言うか、昨日今日・・・・・しかも接触した時間は半日にも満たないが、こんなにも元気のないエンドを見るのは初めてだ。

 今でも毎日飽きもせず電話(1時間)をしてくるが、これでも随分と大人しくなっている。

 以前はとてもとても酷かった。

 平日で朝昼晩、学校に行っている間も電話をしてきたり、さらに酷い場合には学校に直接電話してまでエンドと話そうとする始末で、何でエンドが有名で無いのかが気になる。

 因みにだが先生間では厄介な生徒として有名だ。

 

「そんな中でも俺達は幸せに生きてっけど、フェイトはどうなんだろうな?」

「どう言う意味?」

「さっきさ、2人が俺のことを知ってたろ。

実は昨日お店で偶然会ってさ、アイツの家の環境を知って家に怒って何も考えずに家に入ったんだ。

そんでもって、取り敢えず料理を一つだけ教えてから帰ったんだよ。

玄関閉まる時に、泣きそうな表情してた」

「だからあの子に辛い過去があるって?」

「ああ。」

 

エンドの話を聞いたユーノは、今まで見てきたフェイトの様子を思い起こす。

 最初の戦闘では、ジュエルシードによって超巨大化した仔猫を攻撃した時は無表情に、そして淡々と攻撃しているように見えた。

 しかし仔猫からジュエルシードを回収しようとした際には、顔を少し歪めて悲しそうな表情だった。

 2回目は初め、なのは を敵として睨み付けていたが、去る時には体を少し震わせて飛び去った。

 そして先日の三回目の戦闘時には、なのは の言葉に心を揺さぶられたりと、本心では誰も傷つけたく無いことは些細な行動から分かった。

 

「じゃあフェイトがジュエルシードを集めているのは、親の願いを叶える為ってこと?」

「まだ推測の域をでないけどね。

あともう一つ言うなれば、母親は何かトンデモをやらかすってことくらいかな」

「だから話し合うより先に手を出したと・・・・・・・・・・」

 

エンドの推測は一応辻褄が合っている。

 しかし、それが合っているかどうかは本人に会って見ないと分からないのだが、念の為にフェイトの母親を敵と認識した上で接することを決めた。

 フェイトの強さを鑑みるに、母親の強さはフェイトの比にならない程に強い可能性があるが、なのは のように突然変異型の天才の可能性もある。

 前者の可能性の方が高い為、明日にでもユーノを含めた4人との修行を始めるべきだとエンドは判断する。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

翌朝・・・・・・・・・・。

 

「ああああああああああああああああッ!!」

「どうしたの なのは!?」

「どうしよう!ついつい流れに身を任せちゃってて気付かなかった!

私、お父さんとあ母さんに何の連絡もしてない!!」

「ええッ!!」

 

昨日の なのは の行動を振り返ろう。

 朝、学校に登校する際に傷ついたレイジングハートを家に置いていき、学校から家へと帰る途中で修復し終えたレイジングハートを持ってきたユーノと合流してジュエルシードの探索へ。

 そんでもって異相体と戦うエンドと、戦闘が終わるのを待つフェイトの居る公園へ行って、ユーノに説得されてフェイトと同じく戦闘が終わるまで待機。

 最後は、クロノ乱入からのエンドvsクロノ戦のあとに流れに身を任せてエンドと行動し、エンド宅について泊まって今に至った。

 

「それなら安心していいぞ」

「「え・・・・・?」」

 

慌てる2人にエンドが「それならちゃんと連絡してあるから大丈夫だぞ」と告げる。

 エンドにその言葉の意味を聞いてみると、どうやら なのは とユーノの騒動の初めに、学校に電話して「なのはが倒れたところに偶然遭遇したエンドが助けた」と言う偽りの事情を事細かに話して高町家の電話番号をゲットした。

 そして なのは、フェイト、アルフがお風呂に入っている時にトイレのついで、高町家に電話して当然だが学校と同じ内容を伝え、明日の朝に なのは を連れて行くと約束したらしいのだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

なのは先導のもと高町家に着いたエンドは、初めて会うと言うのに緊張する様子も見せず、いつも通りの態度でインターホンを鳴らす。

 すると、中からドタドタと足音が近づいてくる。

 エンドが隣の なのは を見ると、これから行われることを予想し、恥ずかしいのか頬を赤く染めてそっぽを向いた。

 

「「「「「なのはァッ!!」」」」」

 

玄関の扉が開かれた瞬間、エンドの隣を一陣の風が通り過ぎると同時に なのは の姿が消え、あまりの風力にエンドは3・4歩ほど後退を強いられる。

 「なのは は何処だろう?」と周りを見ると、自分のいる地点よりも5歩ほど離れた所で、なのは の両親、兄、姉が なのは を囲んで抱きしめていた。

 そこで頭に浮かんだのは、ミツバチが襲いにくるオオスズメバチを倒す為に編み出した[熱殺蜂球]であった。

 

「ん”ん”!あの〜そろそろ良いですか?」

「あっ!えっと・・・・・お恥ずかしいところを見せて悪かったね。

君はエンドくんかな?

お父さんの姿が見えないようだけど・・・・・どうしたのかな?」

 

エンドが側にいたことに今気付いた高町家の皆んな(なのは含む)は、羞恥に顔を赤させて俯く。

 いち早く我に戻った なのは の父親[高町 士郎]がエンドに話しかけ、エンドの側に父親がいない理由を問うた。

「どうするんだろう?」と なのは が様子を見ていると、エンドは先程までの大人びた態度から一転して、少し鋭かった目つきは緩み、俯いて不貞腐れたような表情を浮かべた。

 

「お父さんなら今朝、『急ぎの仕事が入ったから』って2人で行くように言われて来ました・・・・・・・・・・」

 

 

 

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「エンドくんって演技派なんだね」

「普段はヘッタクソドヘタクソンなんだけど、俺ちゃんってば本番に強いタイプらしいのよ」

「私は練習でも本番でも下手なの。

『なのは は嘘が付けないからね』って美徳みたいに言われるけど、それと演技力とは関係ないもん。」

 

なのは は嘘がつけない正直で純粋な子。

 だからこそ嘘をつけばすぐに分かるし、嘘がつける性格ではないからアリサと喧嘩になった。

 嘘は人を傷つける行為なれど、時に人の心を救う為の手段にもなる。

 友達を巻き込んで怪我をさせない為の嘘だったが、頼り頼られる友達でありたいアリサからすれば、救うのでは無く傷つける嘘になってしまった。

 互いが互いを思い合うが故に起きた喧嘩。

 幸いと言うべきか、なのは の家族はそんな彼女の性分を知っているからこそ責めることをせず、なのは が言ってくれるまで待つスタンスをとっている。

 それはそれとして、なのは が演技をできない理由としては、自分が自分以外の人物となって、その人物らしく振る舞う姿を想像できないことが大きい。

 

「人には得手不得手があるもんだ。

気にするだけ時間の無駄だし、悔しければ練習だ」

「そう言うエンドくんは・・・・・さっき本番に強いタイプだって言ってたね・・・・・・・・・・」

「羨ましぃい?」

 

国宝級のお人好しと揶揄される なのは でも、流石にエンドが修行の中で何故か身につけられた超ウザイ顔を見て、イライラを隠せそうに無かった。

 学校に到着するまでの間、授業終わりの休憩時間、昼休みと言う限られた時間の中で話し合う。

 これからは管理局の介入があるので、学校にいる間にジュエルシードを発見されるなんてことを起こさない為にも、しばらくの間 学校を休む必要がある。

 エンドの方は超過保護且つ、超甘いのでわざとらしくとも可愛くお願いすれば、二つ返事で了承してくれることだろう。

 だが なのは の方は両親に理由を話す必要がある。

 なのは の父、高町 士郎の前職はボディガードなので、子供がつく嘘なんて簡単にバレてしまう。

 出た答えは真正面から正直に話すこと。

 それ以外に選択肢は無い。

 と言うわけで、先ずはエンドの家に言って、フェイトとアルフに事情を説明してついて来て貰い、いざ高町家へGO!!






次回!リリカルなのはOW第4話!

遂に なのは の家族に自分達の事情を話し、しばらくの休みを貰うために高町家へ突撃!
そして体が水で出来た龍との戦闘!

第4話 事情説明と海龍?
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