ナ「やってきました、第297回(推定)レックナート杯争奪城内大魔法大会第二試合!!!」
主「少しは略した方がいいんじゃない?」
ナ「もー、うるさいわねー。それでは早速第二試合、アビズボア選手対ジークフリード選手の登場です!!」
主「動物同士の対決ですね」
ミ「あの~、アビズボアさんがなかなか入り口から出てきてくれないんだけど……」
ナ「まぁ、軟体動物だからねぇ……。気長にまとうよ」
(10分経過)
ミ「やっと出てきました、アビズボア選手の登場です!!」
アビズボア(以下ア)「………………………………」
ジークフリード(以下ジ)「ヒヒィーーーーン」
ア「………………………………」
ジ「ヒヒィーーーーン」
ナ「……何か会話でもしてるんでしょうか? 動物同士で……」
主「バドさんがいれば、何話してるのかわかるのにな……」
ナ「と、とにかくさっさと試合をはじめて下さいッ!!」
どわわわわわあぁあん!!!(強風で飛ばされたため2つ目の銅鑼)
ア「………………………………!!」
ぼおぉ……っっ!
ジ「ブルルルル…………」
ナ「おおっと!! アビズボア選手の身体が光ってます!! おそらく先に攻撃を仕掛ける気なのでしょう!!!! ジークフリード選手、とっさに身構えてます!!」
主「作者、セリフ書くの楽してるなぁ・・・」
ア「…………!!!!!」
どひゅどひゅどひゅっ!!!
ナ「アビズボア選手、墨を吐いて攻撃!! これは一応紋章の攻撃とみなします! しかしジークフリード選手、難なくそれをかわす!!」
ジ「ブヒヒィーーーン!!!」
ぱあぁっ!!!
ア「………………!!!」
ナ「今度は不意を突いてのジークフリード選手の攻撃!! 対するアビズボア選手、軟体動物なだけに、動作が遅くてとてもよけきれない!!! さぁ、どうなる!!??」
主「それにしても、効果音とナナミの実況だけで、読んでる人には全く戦況がわからないんじゃない?」
ナ「根性で理解するのよ!!」
主「……………………」
ジ「ブヒヒィーーーン!!!」
ドドォーン! ドォーン! ドドォーン!!
ナ「執拗なまでの連続攻撃に、もはやアビズボア選手になすすべはないのか!!! あ、もうそろそろお昼よね」
主「いきなり話の腰を折らないでよ……」
ドドォーン! ドォーン! ドドォーン!
(しばしジークフリードの猛烈な攻撃が続く。そしてひとしきり攻撃を浴びせた後、沈黙)
ナ「いくらなんでも、これだけの攻撃を受けて無事でいられるはずは……あれ?」
一同『あっ!!!』
ジ「ブヒョッ!!??」
ナ「ななななんと!! アビズボア選手、次々と繰り出す『白き聖女の紋章』の攻撃を、すべてかわしていました!!! しかも無傷です!!!」
主「おそらく攻撃のすべてを、あのぬめぬめした肢体(?)をつかって、すんでのところでかわしたのでしょう。さすがアビズボア選手、タコの中のタコ!!! キング・オブ・タコ!!」
ア「……………………!!!(怒)」
ナ「アビズボア選手、なにやら怒っているご様子です! おそらく、ジークフリード選手の攻撃に対してのものかと思われますが……おおっ、アビズボア選手の顔……っていうか身体がみるみる赤くなっていきます!! すごいです!! 自ら茹でダコ状態になってます!! あ、そうだ。ちょっとそこの売店でたこ焼き買って来て」
主「どさくさにまぎれて変なこと頼まないでくれないかな……」
ア「…………!!」
ばしゅっ!! ばしゅっ!!!
ナ「アビズボア選手、先ほどよりももっと威力が上がっていますが、所詮墨吐き攻撃、これもジークフリード選手に難なくかわされます!」
ジ「ブヒン♪」
ひょいっ。
ジ「ブヒン♪」
ひょいっ。
ジ「ブヒ……ブヒョォッ!!??」
つるっ。どべしゃっ。
一同『……………………(思わずアビズボアの真似)』
ア「…………♪」
ナ「な、な、なんと!!! 余裕ぶっこいて難なく攻撃をかわしたジークフリード選手、その油断が事故の元!! アビズボア選手がそこらに撒き散らした墨に滑って、すっ転んで場外に出てしまいました!!! みっともないです!! かっこ悪いです!! 一応これでもユニコーンです!! 今、確かに歴史的瞬間を目の当たりにしたといっても過言ではないでしょう!!!」
ミ「しょ……勝者、アビズボア選手……なのかな?」
ア「……………………♪♪」
ナ「あ、喜んでる喜んでる」
主「……いいのかな……こんなんで……」
ナ「いやー、改めて見て、戦いというのは最後までどうなるかわからないことがよくわかりましたね」
主「というか、あの2匹はどういう事情でこの大会に出場したのかな?」
ナ「それはあえて突っ込まない方が身のためよ」
主「…………」
……続く。