「それはどうかな?」って言いたくなるよね   作:アウグスティン

35 / 41
かなり久しぶりの更新になりました。
頼むライトニング、もうデュエルしないでくれ……

それはそうととうとうリシドまで強化が入りましたね。しかもめっちゃ強い。マジで強い。罠デッキとしてはかなり破格ですよこれは。
姫様でさえ墓地の罠は一枚ずつ再セットするのに、万能無効をまとめて複数再セットできますからね。


第35話

「シンクロ召喚した『天装騎兵・S・ドラゴン』の効果発動。墓地の天装騎兵リンクモンスター一体を装備し、そのリンクマーカーの数だけレギオンカウンターを置く」

 

 天装騎兵・S・ドラゴン

 レベル8 ATK3000→3850

 

「さらにS(サベージ)・ドラゴンの攻撃力は装備モンスターの半分アップする」

 

 そのまんまヴァレルロード・S・ドラゴンと同じって訳か。

 

「バトル。S・ドラゴンでジェネラルを攻撃」

「永続魔法『ドローン・ユニティ』の効果発動! ドローンモンスターが攻撃された時、その攻撃力は他のドローンモンスターの攻撃力分アップする!」

「残念だが足りないようだな」

 

 バトルドローン・ジェネラル

 リンク3 ATK2400→3600

 

 ブラッドシェパード

 LP3500→3250

 

「続けてレガトゥス・レギオニスで攻撃」

「ぐっ……!」

 

 2400のレギオニスが1200のウォラントを破壊してブラッドシェパードのライフがさらに削られる。

 これでブラッドシェパードのモンスターは0。

 だが永遠に手札が手札コストでカツカツなライトニングと違って、ブラッドシェパードは蘇生を絡めたコンパクトな展開を行っている。

 手札はまだある。

 

「私はこれでターン終了」

「オレのターン。ドロー! 手札から『ドローン・リサイクラー』召喚。効果発動、墓地のドローンリンクモンスター一体を除外して、そのリンクマーカーの数と同じレベルのドローン一体を手札から特殊召喚する」

 

 墓地からリンク2のウォラントを除外し、レベル2のドローン・キャリアーが特殊召喚される。

 

「『ドローン・キャリアー』の効果発動。ドローンモンスターによって特殊召喚された時、墓地のドローン一体を特殊召喚できる! 復活せよ、ジェネラル!」

 

 リンクモンスターも蘇生できるのか! 

 

「ジェネラルの効果発動! 墓地のドローン一体を自身のリンク先に特殊召喚する! 来い『ドローン・ポーン』」

 

 蘇生効果を繰り返してあっという間にモンスターが盤面に並ぶ。さすがの展開力だ、ドローンデッキ。

 

「オレはレベル4のドローン・リサイクラーにレベル2のドローン・キャリアーをチューニング!」

 

 やり返すように、ブラッドシェパードの前に光の輪が生成される。

 

「チューニングだと?」

「比類なき精鋭の狙撃者よ、その弾丸で狙った獲物を打ち砕け! シンクロ召喚──レベル6『コマンドローン・ダブルスナイパー』!」

 

 コマンドローン・ダブルスナイパー

 レベル6 ATK2000

 

 光陣をくぐり抜け、機関砲にミサイルと重武装したヘリコプターが呼び出される。

 みんな挙ってリンク以外の召喚法を使い始めた時期にしれっと追加されていたブラッドシェパードの新しい切り札だ。

 確かこう、このデュエルの前に伝説の無限泡影の回が初登場だったような。

 

 ともあれジェネラルの効果で1000以下のポーンに直接攻撃を付与してバトルフェイズ。

 

「行け、ドローン・ポーン!」

「永続魔法『天装法典』の効果発動! ダイレクトアタックを無効にする!」

 

 なんてピンポイントメタな効果を持っているんだ。

 いやそりゃそうか。カード自作して来てるんだもんな。

 

「ならばダブルスナイパーの効果! 攻撃が無効になる度にドローンカウンターを1つ置く! そしてドローンカウンターが1つ以上置かれている場合、このモンスターは2回攻撃でき、更にダイレクトアタックも可能となる」

「なるほど。ではこの瞬間、天装騎兵・S・ドラゴンの効果発動」

「なにっ!?」

「レギオンカウンター一つを取り除き、効果の発動を無効にする。残念だったな」

 

 ライトニングの場にはサベージとレギオニスの二体のみ。

 ジェネラルのレギオニスなら相討ちをすることはできるが、そうはせずブラッドシェパードは冷静にバトルを終了する。

 そしてドローン・ユニティの効果で的になりかねないポーンをリリースして、カードを一枚ドロー。

 引いたその一枚を即座にデュエルディスクへと叩きつける。

 

「オレは速攻魔法『ドローン・フォース・フュージョン』を発動! コマンドローン・ダブルスナイパーとバトルドローン・ジェネラルを融合」

 

 トップから引いてきた融合魔法。ブラッドシェパードは大型二体を素材に、新たに融合モンスターを呼び出す。

 

「エースモンスターを融合素材にするだと!?」

「オレのデュエルが貴様の上を行くことを教えてやる! ──我が部隊最強ソルジャー、そして最強司令官! 今一つとなり、難攻不落の要塞を築け! 融合召喚『フォートレスドローン・ビーハイブ』!!」

 

 ビーハイブの名に違わぬハニカム構造の格納庫を備えた紫の巨大ドローンがその威容を見せる。

 

「ビーハイブが融合召喚された時、素材となったドローンのレベル分だけ、ドローンカウンターを置く。レベルの合計は六。そして、ビーハイブの効果発動! ドローンカウンターを任意の数だけ取り除き、その数だけドローントークンを特殊召喚する!」

 

 EXモンスターゾーンに召喚されたビーハイブ。こいつを呼び出すために場は空になっているため、五つのカウンターを使い、五体のトークンがメインモンスターゾーンを埋める。

 トークンの攻守は0。

 永続魔法の効果で打点は上げられるが、サベージの無効を考えると攻撃表示で出すわけにはいかない。

 

「ビーハイブの攻撃力はこのカード以外のドローンモンスター1体につき1000アップする。更にカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

 フォートレスドローン・ビーハイブ

 レベル8 ATK0→5000

 

 壁を並べただけでは終わらない辺りがブラッドシェパード。

 単純打点の高さは意外と脅威だ。

 

「なるほど、壮観な景色だ。デュエルのクライマックスとしては面白い。では私のターンだ。ドロー」

 

 嘲るような口調で褒め言葉を述べたライトニングは、デッキからカードを引く。

 

「こちらも面白いカードが来てくれたな。手札から『天装騎兵グラディウス』を召喚。召喚したグラディウスの効果発動。デッキから『天装の闘技場』を手札に加える。そしてグラディウス一体でリンク召喚『天装騎兵デクリオン』」

 

 どれどれ。テキストを確認すると、グラディウスの効果が起動効果から召喚時効果になっているな。あ、しれっとバトルフェイズを放棄するデメリットまで消してやがる。

 

「そして手札からリンクマジック『裁きの矢』を発動」

 

 先の攻防で破壊され、デッキに戻っていた裁きの矢を再度引き込んだライトニングがリンクマジックを掲げる。

 それを見て苦々しい顔でAiが言った。

 

「ずいぶん引きがいいじゃねーか」

「え? 別にそうでも……いや流石にやるな、ライトニングの奴め」

 

 ピン刺しのカードを都合のいいタイミングで引き込むとはなんてドロー力なんだ。

 とはいえ前のターンで裁きの矢を破壊したブラッドシェパードの永続罠、スナッチ・ドローンは未だ場に残っている。このカードの効果により破壊対象と同名カードの効果は永続的に無効だ。

 

「さらに永続罠『キャプチャー・ドローン』を発動──」

「S・ドラゴンの効果、その発動を無効にさせてもらおう」

「く! だがこれでドローン・ユニティの効果を止めることはできない」

「それでこのターンは凌げる、とでも? では私はデクリオンとS・ドラゴンをリンクマーカーにセット」

「何! エースモンスターをリンク素材にするだと」

「リンク召喚。現れろリンク2天装騎兵ケントゥリオン」

 

 左右にマーカーを持ったリンク体がメインモンスターゾーンに呼び出される。

 ライトニングは天装の闘技場を発動し、天装騎兵モンスターをサーチすると、それをコストに効果を発動した。

 

「特殊召喚した『天装騎兵マジカ・アルクム』の効果発動。裁きの矢を対象として、このターン天装騎兵モンスターは効果では破壊されない。そして──」

 

 弓を持った戦士の石像。前に闘った時は見なかったモンスターだ。

 

「その後、裁きの矢を墓地に送り──」

「何っ!?」

 

 サベージをリンク素材にした時以上に、ブラッドシェパードが驚いた表情をする。

 

「相手の場の表側表示カードは全て破壊される」

「なんだと!?」

 

 マジカ・アルクムの大弓を受け取ったケントゥリオンが、ブラッドシェパードの場に向けて矢を放つ。

 行動を阻害していた複数の罠も、大量に展開されたモンスターもみんなまとめて破壊された。

 

「レガトゥス・レギオニスで攻撃、ケントゥリオンで攻撃!」

 

 ブラッドシェパード

 LP3250→0

 

 衝撃波に大きくブラッドシェパードが吹き飛ばされる。

 それを見てゴーストガールが駆け寄るが、彼女の前でブラッドシェパードは光になって消えてしまった。

 

「さて、今度は君達の番だ。楽しみに待っていてくれ」

 

 そう言って消えようとするライトニングに、前回同様に強制デュエルプログラムを投げつける。

 思いのほか強化の度合いが大きい。

 原作にはないこれは間違いなく俺のせいだ。だからこいつとのケリは俺がつけなくちゃいけない。

 

「ん? ああ、これはこの間の」

 

 ふっ、とライトニングが手をかざすと、いとも簡単にプログラムが破壊される。

 

「……っ!」

「前回は情報収集も兼ねて付き合っただけのこと。まさか本当にこの程度のプログラムが私に通用していると思っていたわけではないだろう」

 

 そう言ってクックッと笑いながらライトニングは眩い光と共に消えた。

 強制デュエルプログラムを投げ捨てる。破損したデータは床に落ちて、そのまま消滅した。

 

 

 ■◆■

 

 

 おまけ

 

 ラ「エースモンスターを融合素材にするだと!?」

 ユ「エースは融合素材にするものでは?」(ブラマジ使い並感)

 ラ「黙れ」

 

 

 おまけ

 

 ラ「さーてと。今回はビーハイブを天装騎兵化させるかな。トークン出して攻撃力上昇、メインに出して裁きの矢で攻撃力倍! 楽しくなってきたな!」

 

 監視され中のユウギ(仮)一行

 ユ「コピーカードか。今回だとビーハイブがヤバいぜ」

 Ai「ああ。あの攻撃力の高さと裁きの矢が組み合わさったら──」

 ユ「いやほら、大量のトークンをリンク素材にしてだな」




YCSJ名古屋、当選したのでたぶん参加します。
初参加だからあまりにも不安だぜ。

プレイヤーネーム、ショウの高レアで揃えたブラマジ使いを見かけたら私かもしれません。
→対峙する宿命スリーブに原石ドラテ(ブラマジ)詰めて行きます。
対戦よろしくお願いします(抱拳礼)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。