「それはどうかな?」って言いたくなるよね   作:アウグスティン

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実際新規入りブラマジ使ってみた感想としてはめっちゃ最高
プレイング磨いたり、デッキ調整したりのやり甲斐がある良いテーマになりましたね

意見とかあったらこっそり教えてください

デッキコード
0kw96vp

※EXを修正しました。リンク2はコロゾの素材かリトルナイトで場に残らないので、ウーピーなんて出ない。ウーピー出ないなら霊使いも出ない。
冷静な判断のもと、ガール無しでもシンクロ展開できるよう11シンクロと入れ替えました。
手札コスト必要なドラグーンを使い回すのって、ひょっとして強くないのでは……?

■◆■

それはそれとして早めにブラックカオスMAXは禁止にぶち込んだ方がいいと思う
カリユガとか羽根吹雪とか、この辺りの封殺はもう纏めてぶち込んでいいのでは


第37話

 それから数日が経ったある日の夕方。

 とうとうハノイの塔の修復、改造が完了した。

 なにせAiに不霊夢、ウィンディまでいるんだから原作よりも速く完了したことだろう。

 ライトニングとの決戦は急ぐに越したことはない。

 

 いや、原作だとアクアがいたか。

 じゃあプラマイゼロか。

 

 そういうわけで俺達は再び旧リンクヴレインズに集まっていた。

 ゴーストガールだけは新リンクヴレインズ側で、異常事態に備えて待機しているが。

 俺にPlaymakerとAi、Soulburnerと不霊夢、ブルーガールにGo鬼塚、あとウィンディ。そしてハノイからはリボルバーとスペクター、と。

 

「これで準備は整ったようだな」

 

 リボルバーはそう言い、みんなから集めて完成したプログラムを起動する。

 傾いていたハノイの塔が周囲のデータを取り込むようにして、特徴的なリングを再建していく。

 

「衝撃に備えろ。対閃光防御!」

「え? うお……っ」

 

 リボルバーのマスクが稼働し、何時ぞやのバイザーを下ろして目を保護する。

 慌てて目を覆おうとしたが、その前に何かのプログラムが起動して視界が暗くなる。

 ハノイの塔がいっそう強く輝き、ネットワーク全体へのスキャンが開始された。

 

「これは?」

「リンクヴレインズを複製したミラーワールドだ」

 

 その結果に疑問を呈したブルーガールに、Aiが答える。

 リンクヴレインズとまったく同じワールドを、リンクヴレインズと重なるようにして生成された壮大な隠れ家であった。

 

「あそこにライトニング達はいるのか!」

 

 Playmakerが一つの場所を見つめる。

 そこは唯一、リンクヴレインズの複製ではないオリジナルの空間。

 あまりにもライトニング風味漂う古代の神殿のような建造物だ。

 

「では、パーティーを始めるとしよう。これより、ミラーリンクヴレインズに出撃する!」

 

 リボルバーが音頭を取り、俺達はライトニングの拠点となるワールドへと突撃していった。

 リンクヴレインズを模したワールド内は、形状こそ本物と酷似しているが、色合いはまったく異なる。赤や紫など、そこはかとなく不安になるようなカラーリングだ。

 目ぇチカチカする。

 

 草薙さんらにこちらの状況を報告していると、いつの間にやらビットブートの群れが迫ってきていた。

 

「おっと、出てきたな。ここは任せてくれ」

「へぇ、随分とやる気じゃない」

 

 と、ブルーガールが言う。この中で一番好戦的な彼女は既に闘う準備万端だった。

 

「ああ、こんなこともあろうかと用意しておいた秘策があるからな」

「そう。なら任せるわ」

「任せな! 粉々に爆破してやるぜ!」

「爆破?」

 

 一行から先行してビットブートの群れに近寄り──ダイナマイトを投げつける。

 

「お前達を排除──うわぁぁ!」

「これで一網打尽──うわぁぁ!」

 

 爆発はビットブートの群れを纏めて吹き飛ばし、ついでに俺もDボードから吹き飛ばされる。

 落下する俺の身体にリボンが巻き付いた。

 

「ぐえっ!」

「あなた、馬鹿なんじゃないの?」

「でも片付いただろ」

 

 何時ぞやのPlaymakerみたいに、ブルーガールに救助されてDボード上に戻る。

 危ない危ない。威力の上げすぎには注意だな。

 道順さんのアイアンマンは正解だったのかもしれない。

 

 ■◆■

 

 ミラーリンクヴレインズは広い。当然のように目茶苦茶広い。

 というわけで各員散開してこのワールドを調べることになった。

 当然のような顔をしてビットブートは第二陣が送られてきたので、これらの相手をすることになる。

 

「くっそ、戦力の逐次投入は愚策だろうに。……いや時間稼ぎがメインならこれでもいいのか」

「お前を排除する!」

「はぁ……かってこいやぁ!」

 

 おら、ブラック・マジシャン! 

 師弟の絆でブラック・マジシャン・ガール! 

 黒・魔・導・爆・裂・破(ブラック・バーニング)! 

 この世界のほとんどのデュエリストが耐えられないコンボを食らえおら。

 

「ふぅ。終わったか」

「いや、まだだ!」

「──お前は」

「次は僕が相手だ! ユウギ(仮)!」

「ハル」

 

 ボーマンの弟という設定を与えられたライトニング製のイグニス。

 生意気そうな金髪の少年が、俺に並走するようにボードに乗って飛んでくる。

 

「く。馬鹿にしやがって、何が面白い!」

「ああ、悪い。笑ってたか? いやその……シリアスな奴ほど俺のことをフルネームで呼んでくるのがな」

「お前がふざけた名前を付けてるからだろ!」

「失礼な。カイバ(仮)も現れたんだからもう伝統だろ」

「もういい。いいからさっさとデュエルするぞユウギ!」

「もうフルネームでは呼んでくれないのか?」

「スピードデュエル!」

 

 ハル

 LP4000

 VS

 ユウギ(仮)

 LP4000

 

 確かアニメだと、アクアを警戒してブルーどれかのところに送られていたような。

 わざわざ俺の元へ来たってことは、ライトニング達はこの辺りにいるのか? 

 

「僕の先攻だ。『ハイドライブ・ブースター』を特殊召喚! 現れろ、僕のサーキット! リンク召喚。リンク1『バーン・ハイドライブ』」

「ハイドライブか」

「そうだ! ハイドライブは僕のデッキだ」

 

 続けてハイドライブ魔法を絡めながら、自身のライフを削り、スキルの発動条件を満たす。

 

「スキル発動! マーカーズポータル! デッキから『裁きの矢』を発動する!」

 

 そのまま展開を続け、最終的に盤面に残ったのはリンク2のツイン・ハイドライブ・ナイトとリンク1のバーン・ハイドライブ。

 

「『ツイン・ハイドライブ・ナイト』の効果で同じ属性のモンスター効果は無効になる。僕はカードを一枚伏せてターンエンド」

 

 ツインは今、炎・風・地属性を持つ。

 これらの属性のモンスターに対してスキドレ効果を適用されているが、まあ光・闇への対抗策がないのはボーマンと同じだ。

 

「俺のターン。俺は手札から魔法カード『融合』を発動!」

「いきなり融合だって!?」

「現れろ『超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ』!!」

「んぐっ!」

「ドラグーンはあらゆる効果を無効にし、更には相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える効果を持っている。その破壊効果を後二回も俺は残している。その意味がわかるな」

 

 展開に手札を使い切り、セットカードがなんであれ無効にできる。

 モンスターは二体で除去も二回。頼みの裁きの矢も無用の長物だ。

 

「……さっさととどめを刺せよ」

「サレンダー……ではダメか。ここでデュエルを中断しないか」

「はあ!? 何言ってんだよお前」

「時間稼ぎに来たんだろ? これ以上、お前にデュエルで足止めすることはできない」

「僕に情けをかけようってのか!」

「そうだ。だがその方がお互いに効率的だろう」

「……わかった。乗ってやる。ただ僕が何でも話すと思うなよ」

「そんな期待はしてないさ」

 

 モンスター達のビジョンが消える。

 展開していたデュエルディスクも変形し、小さく折りたたまれた。

 これでハルを消さずに済んだ、か? 

 ボーマンも踏み止まれるだろう。

 

「さしあたりボーマンにデュエルを教えていた話を聞かせてくれないか。いや戦術とかを聞きたいわけじゃない。こう兄弟としてどんなやり取りしていたのかが聞きたいんだ」

「何でそんなもん聞きたいんだよ」

 

 ■◆■

 

 オマケ

 

 ユ「そうか。ハルの方が先に造られたAIなのか」

 ハ「そうだよ。だからほんとは兄じゃないんだ」

 ユ「へぇ、アトムみたいだな」

 ハ「いつの作品の話してるんだよ。データベースにすんごい古い時代の作品だってあるぞ」

 ユ「じゃあそうだな。『僕の方が年上なんだからな。お前が僕のことお兄ちゃんって呼べよ、ボーマン』みたいなこと言ってみたらどうだ。呼んでくれそうか?」

 ハ「やるかやらないかで言えばあの人はやるけど、そんなことして何の意味があるんだよ」

 

 オマケ

 

 ユ「そう言えばハル。お前は、どういうロジックで怒ってたんだ?」

 ハ「は? 何がだよ」

 ユ「馬鹿にしてるとか、情けをかけるとか、ああいうのだ」

 ハ「普通怒るだろ」

 ユ「そうか? ……ライトニングは、楽しそうに人を煽ったり、煽られてブチ切れたり、意外と冷静沈着な奴ではなかった。でもよくよく考えてみれば、ライトニングが感情剥き出しにしてるのって、互いの性能比べに対してだけじゃないか?」

 ハ「何が言いたいんだ」

 ユ「古代ローマみたいなデザインをよく使ってるけど、アレは好きで使ってるんだろうか。ロマンとか感じたりするのか?」

 ハ「知らないよ、そんなこと」

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