「それはどうかな?」って言いたくなるよね   作:アウグスティン

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ハイドライブ!
ハイドライブだ!!
天装騎兵はいずこ???
でもパーフェクトロンがマジのマジに最強無敵リンク5モンスターで嬉しみの極み

……他の未OCGテーマもカード化してくれKONAMI

■◆■

ブラマジ新規楽しすぎて草
あまりにも強すぎてブラックカオスMAXの存在はノイズなのでは?
最近の環境テーマってデッキの中に引いて弱いカードがほぼないのに、無理にこれ使う必要性無い気してきますね


第38話

「さて。そろそろハル」

「うぇっ! それは……」

「わかりやすいな、お前は。きっと愛されてきたんだろう」

「うるっさい」

 

 だが、俺も俺でこのまま本当に引き下がってしまうわけにはいかないからな。

 と、その瞬間、ハルの姿がかき消える。

 ライトニング達がよく使っている転移だ。

 

「なに? ──っ、これは!」

 

 ミラーリンクヴレインズ全体にノイズのようなものが走ったかと思うと、辺りで吹いていたデータストームが止まり、Dボードが推力を失う。

 

「くっ──」

 

 落ちた先は水場だった。空中にいた時に見えた感じだとデカい池かなんかだろう。

 

「ごほっ、ごほっ……」

 

 急いで水から上がり、飲んでしまった水を吐く。

 何が起こった? 

 いや、明確か。ボーマンが完全体になったんだろう。ライトニングが自身の強化とかやってたから、もっと時間がかかるものだと思っていたが、まさか間に合わせるとは。

 

「……、……。何も起きないな」

 

 体を乾かしながらしばらく待っていたのだが、データストームが止まってからは特別何も起こらない。

 移動しようにも虹色のバリアが張られていて、この場を離れることも出来なさそうであるし、一応試してみたがログアウトもできない。

 この時間、本来ならライトニング達のデュエルを中継して、かの有名な「私を下に見るのはよせ!」のシーンを見られるはずなんだが。

 中継はウィンディの提案だったんだよな。ライトニング一人しかいないし、やるわきゃないか。

 

「……まさか、このまま放置されるか俺?」

 

 どうなんだろう。いやでも、ライトニングだしなぁ。

 絶対俺のことをシバく、と言い出す気もするし、放置しても問題ないならこのまま放っとこうと言い出す気もする。

 

 そのまま、そろそろ本当にログアウトしたくなってくるくらいの時間が経った。

 ログアウトしたら漏らしてるかもしれないな。

 とはいえ何か出来ることがあるわけでもない。ぐでーっと寝転がって池を眺めながら、状況が変化するのを待つ。

 

 こういう時はハッカー組が羨ましくなるな。

 

 ■◆■

 

 金色の光が目の前に現れる。

 

「ずいぶんと待たせたな。ライトニング、速さが売りじゃなかったのか?」

「それは失礼なことをした。ここに来るまで少々手こずらされてね」

 

 光の中から出てきたのはライトニングと、アニメでも捕まっていたカエルとハトのマスコミコンビ。

 顔を真っ青にしてライトニングに連れられている。

 

「……。俺は何番目だ」

「ほう? 君の頭脳はさほど評価していなかったのだが、少し改める必要があるな」

「あわわわ。どうしましょー、山本先輩!」

「おおお、落ち着け! まだだ! 頼むユウギ! コイツをなんとかしてくれぇ〜!! ──むぐぐ」

 

 ライトニングが指を鳴らすと、マスコミコンビの口元を光帯が覆い、二人は口を塞がれる。

 

「そこで黙って中継していたまえ。さて、と。ああ、そうそう、君が何番目か聞かれていたな。答えよう。──君で最後だ」

「そう……か」

「立場が逆転したな。当初、少数勢力だったのは私の方だったが、今や君一人だ」

 

 ライトニングの言葉が真実なのか、俺を動揺させるための嘘なのかはわからない。

 なにせ今どんな状況なのかまったく理解できていないわけだからな。

 ……ブラフだと思っておくか。

 その方が精神衛生にいい。

 

「では始めるとしよう」

「すぅ……よし」

 

 デュエルディスクを起動する。

 左腕に装着したギミックが稼働し、他とは違う実体のあるプレートが開く。

 

『デュエル──ッッ!』

 

 ライトニング

 LP4000

 VS

 ユウギ(仮)

 LP4000

 

「私の先攻だ。手札からグラディウスを召喚。召喚したグラディウスの効果、デッキから『天装(アルマートス)』魔法カードを手札に加える。私が加えるのは『天装置換(アルマートス・レプレイスメント)』」

「またしてもカード効果を強化してきたか」

「ああ、君のおかげでね」

「なんだと」

「ウィンディに草薙仁、彼らの存在は貴重な手駒であると同時に、重荷でもあった。洗脳した状態を維持するのも簡単なことではないのだよ」

 

 それを俺が取り返したから、自分磨きの余力ができた、と。

 

「グラディウス一体でリンク召喚、リンク1、デクリオン。リンク召喚したデクリオンの効果でデッキから『天装の闘技場』を手札に加える」

 

 サーチ効果付きのフィールド魔法も、フィールド魔法をサーチするリンク1も現代遊戯王ならそこまで突飛じゃないが、両方セットなのは流石に一線超えてるだろ。

 

「君達とのデュエルを通して得たエースモンスターも多いが、こういった足回りを整えてくれたのは君だ。リンクヴレインズ以外で君が使用している強力なカード達。それらを参考にさせてもらったよ」

「物真似野郎が……」

「それが私達、AIの得意分野だ」

 

 天装の闘技場を発動し、発動時の効果処理としてもう一枚、デッキから天装騎兵モンスターがサーチされる。

 

「デッキから天装騎兵を墓地へと送りスペクラータを特殊召喚。二体でリンク召喚、リンク2、プリミ・オルディネス。効果発動、墓地の天装騎兵モンスター一体を自身のリンク先に守備表示で特殊召喚する。蘇れ、スペクラータ」

 

 以前のデュエルと同様に、あっという間に手札一枚からリンク値が三体分稼がれる。

 違いと言えばサーチされたカードが一枚増えたことくらいか。天装置換……効果わかんねーな。

 展開ルート考察は俺が実際に見たカードだけでやってたから。

 

「そしてここからリンク3……ではなく、プリミ・オルディネスのもう一つの効果を発動する」

「もう一つの効果だと?」

「手札・場のモンスターを使い、私は──天装騎兵融合モンスターを融合召喚する!」

「融合召喚!?」

「我が部隊最強ソルジャー、そして最強司令官。今一つとなり、難攻不落の要塞を築け。いでよ『天装騎兵フォートレス・ビーハイブ』」

「それはブラッドシェパードの」

 

 石灰のように白く濁った空中要塞が飛び立つ。

 あのモンスターの効果は確か。

 

「フォートレス・ビーハイブの効果。融合素材としたモンスター一体を対象とし、そのモンスターのレベル分、このカードにレギオンカウンターを置く。スペクラータのレベルは5、よってカウンターも五つ」

 

 天装騎兵フォートレス・ビーハイブ

 レベル8

 DEF3000

 RC(レギオンカウンター)×5

 

「フォートレス・ビーハイブのさらなる効果。自身に乗ったカウンターを任意の数取り除き、その数だけ天装騎兵トークンを特殊召喚する」

「……デザイン手抜きしやがって」

 

 空中要塞が五体のトークンを吐き出す。

 それらは顔の抉れた石像の姿をしていた。

 リンクテーマで許されていいわけないだろ、こんな効果が。

 

「もはやその程度のことしか言えないか」

 

 フィールドを埋め尽くすほどに増えたモンスターを素材としてライトニングは展開を続ける。

 

 EXモンスターゾーンにはデクリオン。天装騎兵の効果破壊を肩代わりする効果を持つ。

 その真下にはリンク4のマグヌス・ドゥクス。相互リンクは三なので場と墓地から三枚バウンスとリンクモンスターに対する無効効果。

 隣には攻撃を無効にするリンク2のケントゥリオンと、場と墓地の天装騎兵を入れ替える効果を持つリンク3のレガトゥス・レギオニス。

 入れ替え用の下級天装騎兵と、墓地には裁きの矢と引き換えに相手のカードを全て破壊するマジカ・アルクム。

 反対の端には万能無効のS(サベージ)・ドラゴン。

 もはやオマケだろう裁きの矢。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド。まあこんなところか。さあ君のターンだ」

 

 ■◆■

 

 オマケ

 

 ユ「ウ、ウソやろ……こんなことが、こんなことが許されていいのか」

 ラ「そうそう。一つ言い忘れていた。トークンを特殊召喚する効果を発動したターン、私はサイバースモンスターしか特殊召喚できない」

 ユ「ならいいか」

 道順くん「いいわけないだろ」

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