とある転生者達の青春記録(ブルーアーカイブ)   作:瓶詰め蜂蜜

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台本形式だと物語感がないという意見を頂いたので、小説形式に戻します。


ArchiveⅢ 愛が止まらない

 キロンモール明星店、モモフレコラボイベント会場。

 

「わー!!ペロロ様にウェーブキャットさん!!ペロロ博士にMr.ニコライまで!!あ!!善悪の彼方も販売されてますよ!!」

「そ、そう……」

 

 イベント会場に着くやいなや、興奮がフルスロットル状態のヒフミに押され気味になりつつ、私はその後を付いていく。

 瞳をキラキラと輝かせながら一生懸命に好きなものを話すヒフミは可愛らしい少女だった。……抱えているペロロはちょっと気持……ゲフンゲフン。特徴的だと感じるけども。

 

「それにしても、結構人が多いね」

「それはそうですよ!!最初期のモモフレンズは正直言って鳴かず飛ばずでしたが、ケイロンコーポレーションが出資者となり、ケイロングループ傘下のアニメ会社ルクバトアニメーションが制作した『アニメ版モモフレンズ』がAABで放映され、そこから人気が爆発的に広がったんですよ!!」

「また、知らない単語が……」

 

 私の言葉にヒフミはハッとした様子で、「す、すみません」と謝罪してきた。いや、別に気にしてないけど。

 

「AABはAstra Academy Broadcastingアストラ学院放送の略で、アストラ学院自治区に本拠地を置くテレビ局です。クロノススクールと同じぐらい情報が早く、正確性もある事から、クロノススクールより情報元として信頼されますね」

「そ、そうなんだ……」

 

 ヒフミは「そして、一番凄いのがですね……」と、言葉を区切り、力説した。

 

「年中無休で番組を放映し続けている点が恐ろしいんですよ!!ニュース、アニメ、ドラマ、バラエティ……何時でもAABのチャンネルをつけると何かしらの番組をやっているという……凄まじくないですか!?」

「す、凄いね……」

 

 AABの異常さも分かるが、それ以上に興奮したヒフミの圧が凄かった。

 

「けど、そんなに力説するってことは、ヒフミってAABが好きなの?」

「いえ、別に?」

「あそこまで力説しておいて!?」

 

 梯子を外され、私は思わず叫んでしまう。いやいや、あれは好きじゃないと語れないレベルだって。

 

「いやーモモフレンズに関わる話題になるとつい夢中になっちゃって……」

 

 「エヘヘ」と笑うヒフミ。うん、よく分かったよ。ヒフミは興奮すると止まらないタイプなんだって。

 

「……と、こんな所で立ち止まって話してないで、早く巡りましょう!!まだまだ見たい物は沢山有るんですから!!」

 

 ヒフミは私の手を掴むと、「さあさあ!!」と力強く引っ張っていくのだった。

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