とある転生者達の青春記録(ブルーアーカイブ) 作:瓶詰め蜂蜜
賢軸マユミの憂鬱
賢軸マユミ。アストラ学院三年生にして、キヴォトスでもその名を轟かす大企業、ケイロンコーポレーションの創業者にして社長を務める若き才媛。
……そう。ケイロンコーポレーションは創業してからまだ、五年しか経っていないのだ。なのに、キヴォトスでも一二を争う大企業へと成長したのには理由が有った。単純に、彼女は商人としての嗅覚が優れていたのだ。
何時、何が、どの層に売れるか。それを一つ一つは取るに足らない情報でも、組み合わせることで的確に把握し、真っ先にシェアを勝ち取る。
商品開発等の協力者としてレイネが居ることもまた、彼女の会社が大企業へと至った要因の一つでもある。
そんな彼女は現在……
「お、終わりませんの……」
「仕事が終わりませんのー!!!」
自身の執務室で悲鳴を上げつつ、仕事をしていた。
「うう〜……。なんでよりにもよって私が新しく目を付けていた土地に温泉開発部が来るですの?工事も竣工間近だったのを瓦礫の山に変えられてしまった上に、整えていたライフラインも破壊され尽くしてしまって……。損害が億行きますわ!!大赤字ですわ!?ゲヘナの風紀委員もしっかりテロリスト共の動向は把握していなさいよもぅー!!」
愚痴を叫びつつも、手は分裂しているかの如く残像を出しながら仕事を進める。
「どいつもこいつも、爆発爆破……一番儲かる事業が修理や整備とか、ほんとこの世界の治安、終わってますわね……」
また、溜息を吐きつつ、仕事を続けるマユミ。彼女の明日はどっちだ。
サラサラサラサラ……
「おいーっす!!俺様ちゃんがダイナミックエントリーって訳だってばよ!!」
「ひあああああっ!?」
ある日のミレニアムにて。ゲーム開発部の部室に、サラサが唐突に乱入した。
「えっ?えっ!?貴女誰!?」
「ちょっ!?ユズちゃんが気絶した!!」
「あ、あわわわわわ……」
突然の乱入者に、モモイは戸惑い、ミドリは気絶したユズの介抱を行い、アリスは慌てていた。
「おーっす、未来のチャンピオン!!わざマシン集めは順調かーい?そんな君にはい、お土産!!ロイヤルビタージュース!!」
「ちょっと待って、ネタを拾いきれない」
頭を抱えるミドリ。モモイとアリスは差し出されたジュースを興味津々で覗いた。
「これはなんですか?」
「なんか変なにおいするね?」
「そりゃそうだよ。魔剤の一種だし、これ」
「へぇ~」と頷くアリスとモモイ。すると、唐突にサラサは自身の何も着けていない左手首を見ると、
「あ!?もうバイトの時間だ!!」
と言って、ロイヤルビタージュースを置きっぱなしにして走り去っていった。
「……結局誰だったんだろ?」
「さあ?」
「うわー!!このジュース、すごく苦いです!!」
ゲーム開発部は暫くの間、呆然としていた。
本編が進まへん……。いい感じなのが思いつかへんのや。どうしよう……。
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丑嶋エルナ
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処女谷モロハ
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館神レイナ
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