とある転生者達の青春記録(ブルーアーカイブ) 作:瓶詰め蜂蜜
Pattern1.較サラサ
「Trick or Treat!!」
十月三十一日。シャーレへと突然やってきたネコの覆面を付けたサラサにそう言われ、私は思わず固まってしまう。
「……?Trick or Treat!!」
「……何やってんの?」
「えっ?ハロウィンだよ?」
コテンと首を傾げるサラサ。そして口を開く。
「先生、ほら、Trick or Treat!!お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!!」
「……ちなみに悪戯って何する気?」
「んーっと……テロ?」
「はい、これお菓子ね!!」
急いでデスクに戻ってお菓子を取ってきて渡した。流石にサラサも冗談で言ってるんだろうけど、……サラサなら少しでもやりそうって思ってしまった。
「んじゃ、俺様ちゃんはここらでバイナロー♪」
「あ、うん」
そう言い残してサラサは去っていった。
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Pattern2.丑嶋エルナ
「Trick or Treat……♡」
「……今度はエルナか」
何故かパツパツのスクール水着にカボチャの被り物をしたエルナが籠を片手にシャーレの入り口に立っていた。
「……それ、なんて仮装なの?」
「見ればわかるだろう?ジャック・オー・ランタンさ」
「ゼッケンに思いっきり「うしじま」ってひらがなで書いてあるんだけどね……」
取り敢えず、エルナをシャーレへと招き入れる。と、
「先生、Trick or Treat♡」
「別にいいけど……。ちなみに悪戯の内容は?」
「これを拡散しちゃうつもりだよ♡」
「それは洒落にならないから!!」
エルナが持つスマホに表示された画像は、私の半裸画像だった。
「これ、下手しなくても私にデジタルタトゥーが出来るよね!?」
「それが気持ちよくならないかい♡?」
「ならないよ!!」
その後、エルナにお菓子と上着を渡して帰した。流石に水着で外を出歩かせるのはまずいし。
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Pattern3.英ミフネ
「先生こんにちは」
「……うん、こんにちは」
シャーレへとやってきたのは、黒いゴシック調のワンピースの上に、裏地が赤い黒のマントを羽織り、前髪にコウモリのデザインがあしらわれたヘアピンを着けたミフネだった。
「それってもしかしなくても……」
「ヴァンパイアの仮装です。先生」
そう言って、ミフネは籠を取り出して胸の前で両手で持った。
「Trick or Treat。お菓子をくれないと、いたずらしちゃいますよ、先生?」
「うん。今持ってくるね」
そう言って私はデスクからお菓子を取り出し、ミフネへと渡した。
「はい、これ」
「ありがとうございます。先生」
いそいそと受け取ったお菓子を籠へとしまうミフネに私は興味本位で尋ねた。
「……ちなみに、いたずらって何をするつもりだったのかな?」
「ふむ……。ヴァンパイアにちなんで、吸血の真似事……先生の首筋に噛みつきましょうか?」
「それは……」
どうしよう。ちょっと心惹かれた自分がいた。
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処女谷モロハ
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