とある転生者達の青春記録(ブルーアーカイブ) 作:瓶詰め蜂蜜
ペロロの中から出てきたペロロレンジャー……シャウラは、しゃがみ込んで足元に落ちたペロロの抜けg……着ぐるみをゴソゴソと漁りだした。
「……何やってるの?」
「ん?得物を出そうと思って」
「何処だったかなー」と呑気にゴソゴソとしているシャウラ。そんな隙をアリウスが見逃すはずもなく、
「殺れっ!!」
の号令と共に一斉に銃弾が放たれた。……が、
「全く……短気は損気、だぜ?」
気ぐるみの中から取り出した水平二連銃を向け、弾丸を撃ち落とした。
「……は?」
その光景を見て、呆然とするアリウススクワッド。ヒフミ達も信じられないものを見る目でその光景を見ていた。……いや、ホシノだけ「へぇ……」と獲物を見つけたかのような目で見ていた。……バトルジャンキー?
「知ってるか?戦いっていうのはな……」
ゆらりと銃を肩に担いで立ち上がるシャウラは、ペロロのお面越しにアリウススクワッドを鋭い視線で睥睨した。
「ノリの良いほうが勝つんだよ!!」
「いや、それ作品違うから!?」
シャウラの言葉に、何故かレイネがツッコんだ。
Side:サラサ
かつてビルだったものが辺りに散らばり、燃え盛る火と立ち上る煙で空の八割が見えない戦場。
迫りくるユスティナ聖徒会の亡霊たち。傷付き、血まみれになる仲間たち。
そこはもう、地獄絵図のような場所だった。
「……だった筈なのに、なぁ」
ポツリと呟く正義実現委員会のモブ生徒。先程までの地獄のような光景は一変して、……いや、ある意味別の地獄に変わった。
「なーに黄昏れてんのよぅ。ヴァナータ」
「全部貴女のせいですが!?」
腰をくねくねとくねらせて歩く、なんだか気持ち悪い歩き方で変な口調で話しかけてくる生徒、較サラサ。彼女が現れてから戦況は一変した。
傷付き倒れていた仲間達に正四面体の骨組みの内側に、液体の詰まった透明な容器が嵌まった物体を投げつけると傷が消え、何事もなかったかのようにひょっこりと体を起こした。
ユスティナ聖徒会達は両手を向けたサラサが「食らえっ!界王拳、百倍の〜……超原子崩壊励起!!」と叫ぶと、なんか消し飛んだ。
突然現れて暴れる。その様はまさに強力無比だった。
「これが、アストラ学院の誇る抑止力、星華証の力ですか」
「そんなことよりさー、鮭とば食べに冥王星行きたいからさ、ごま塩取って?」
「何を言ってるんですか?」
正義実現委員会のモブちゃんは疲労感からか、とても深いため息を吐くのだった。