転生したと思ったら異世界転移した   作:Yuki5021

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6話 魔法適正

 俺たちはその後王様から水晶玉を支給された。それぞれ謁見の間で魔法適正を調べ、それに合った魔法が封じられたものをもらった。尚文に支給しないのは強姦未遂の罰の一つなのだろうか。

 俺達はその後割とすぐ解放され城を出た。マルドがやはり盾は最低だ、とか、初めから怪しいと思っていたとか、そんな内容のことずっと外に出てから言っている。初めから怪しいと思っていたって絶対嘘だろ。いい奴にしか見えなかったぞ。というか鬱陶しいな。ウェルト達も少し尚文について同じようなことを言っていたし、俺も尚文が十中八九したって言ったから、あまり言いたくないが、正直不快だぞ。

 やっとマルドが静かになった頃に俺は、魔法についてゲームとの違いがあるか確認していないのに気付きウェルトに質問することにした。

 

「ウェルト、魔法について詳しく教えてくれないか?」

「もちろん構いません。では何から話しましょうか…」

 

 その後ウェルトに魔法について教えてもらったのだが、俺の知識とは少し違った。

 俺の知識とは同じだったのが、弱点属性をつけば物理攻撃よりも広範囲に高威力の攻撃をできる可能性がある。強い敵と戦う時はバフが大事。少数の雑魚相手にはあまり使わない。遠距離攻撃の主な手段。

 違ったところは、威力が調節できると言うことだ。ブレイブスターオンラインはほぼ一律のダメージで結局物理が強かったが、この世界では魔法書を読み魔法について理解することで魔力を込める量を変えられるようになり威力を調節できるらしい。また、魔法の種類もゲームより多いようだった。

 ウェルトは直接は言わなかったが、俺に魔法書で魔法を覚えて欲しいらしい。やはり使い勝手が大きく違うようだ。

 俺は、援助のおかげで金に少し余裕がるので魔法書買うことにした。

 俺達は魔法屋に行き魔法書を買った。そして魔法書を開いて気付く。俺この世界の文字読めない。

 

「読めないんだが」

「そ、そうなのですか?私はてっきり伝説の武器の力で翻訳されるのだと思っていたのですが」

「俺もそう思っていたんだが全く読めない。武器の力で文字が読めるようになると言う話を聞いたことがあるか?」

「申し訳ございません。そのような話は…」

 

 俺が他の仲間が知っているかもと思い顔を向けるが全員首を横に振る。

 

「...仕方ない、覚えるか…」

 

 俺たちはその後、もう少しレベルを上げるため街の外に出た。そこでウサピルにあった。

 この世界に来てから初めての血が出る魔物だ。

 俺は少し躊躇しながらもこの時ばかりはゲーム感覚で殺すように努めた。いずれはしっかり覚悟を持って殺さなければならないのかもしれないが今日ばかりは許して欲しい。俺はそんなすぐ覚悟が決まるようなやつではないのだ。

 俺はその後魔物を狩っていき剣に入れ、剣を成長させる。

 そこでバスターに売却用に解体してもらっていたのだが、解体用にナイフをコピーしたら、解体に補正が入る技能が手に入った。今日はしないが、いずれ解体もしよう。

 また解体してから剣に入れるもっと多くの種類の剣を手に入れることができることに気づいた。ちまちま能力解放していくことにした。

 

 俺たちはその後街に戻り、宿で休んだ。寝る前にウェルトに文字を教えてもらう。剣がいい感じにウェルトの言葉を翻訳してくれるので、意外とわかりやすい。

 明日のことも考え、遅くなりすぎないよう切り上げた。勉強はどちらかといえばできるが好きではない。異世界に来てまで俺は何をやっているのだろう。そんな気持ちになりながら俺は眠りについた。

 

 次の日、俺はレベルも上がってきたのでギルドでクエストを受けることにした。討伐依頼だ。ゲームの時の同じ時期より難易度が高いのを選んだが、伝説の武器の力でゲームの時よりステータスが高い。仲間も今の所俺よりレベルが高めだ。安全に行けるだろう。ウェルトたちにもそう言っている。

 

 俺たちはなるべく連携して戦うこと意識しながら討伐依頼をこなしていく。今回は予想通り簡単だったので目立った怪我もなく終われた。

 問題があったとすれば、やたらマルドが自分にお前たちが合わせろと言うところか。俺とマルド以外は割と連携できてるんだから俺のようにマルドも他4人に合わせることを意識して欲しいんだが。

 

 俺たちはその後1週間同じような生活を続けていたのだが、いつものように文字の勉強をウェルトに手伝ってもらっていたらある相談をされた。

 なんでも俺がいない時はマルドはだいぶ横柄に振舞っているらしい。相手は会話する相手大体全てらしい。

 

「俺がみてないところでそんなことやってるのかあいつ」

「はい。私たちも止めてはいるんですが、聞く耳を持っていません。さらにここ2日ぐらいは、レン様の仲間5人のリーダーのように振る舞っているんです」

「そうか…確かに態度が大きくなってきている気もするな」

「マルド様は力のある貴族の出なので、私たちからは強く言えないのです。どうかレン様の方から街の者や私たちへの対応を改善するように説得してはくれないでしょうか?」

 

 説得、か。話の流れ的にもうクビにしてくれないかと頼みに来たと思ったのだが。まあ、俺にそんなこと言いにくいか。

 俺もマルドのことは悩んでいた。協調性はないし、たびたび問題は起こすし、金遣いも荒い。今このタイミングがマルドをパーティに残しておくかどうか決断する時なのかもしれない。

 

「……明日の朝、マルドが俺がいる時といない時で態度が変わっているのか確かめよう。それで変わっていたら、マルドには悪いが俺たちのパーティからは出て行ってもらおう」

 

 もしかしたら、そこまでしなくてもいいと言われるかもしれないと思ったが、ウェルトは少しほっとしたような顔をして俺の提案に乗った。

 

 次の日の朝、俺は遅くまで勉強していたせいまで寝ていると言うことにしてもらい、ウェルトに簡単な隠蔽魔法をかけてもらって陰からマルドを観察した。

 まあ、結果はウェルトの言う通りだった。

 俺はなんでもないふうに出てきて、俺たちとはマルドは合わないみたいだとか適当なことをいってやめてもらった。最後の方はだいぶ態度が悪かった。最後まで印象の悪い男だ。




ストックがなくなったので次からの更新は不定期です。読んでくれている人が何人かいるみたいなので一応言っておきます。
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