―1―
「――貴様が『イエロ・サーカス』のデータを本当にもっているかどうかは問題ではない、今まで散々……我々の邪魔をした貴様を俺達は許しはしない!!この第12アメイン大隊の全戦力をもって貴様を粉砕するッ!!」
――その緑色の機体の中央に『ピンク』、『黒』、『黄色』、『青』、『赤』のそれぞれのパーソナルカラーに染められた5機のバンイップⅢが戦隊ヒーローのようにそろい踏みして。
リーダー格らしき赤いバンイップⅢのパイロットの野太い声が戦場に響いて、その機体は自らの全長に近い大きさの巨大刀を構え。
その巨大刀、『超熱振式戦闘長刀(ちょうねっしんしきせんちょうちょうとう)』の野太い刀身が青白い輝きを放ち。
赤い機体は足元のアスファルトに生えたタンポポを踏みつぶして、その頭部のカメラアイが真っ赤に輝いていく。
「さあ、我々の憤怒の鉄槌をくらえ!!全機、全火力一斉掃射――」
リーダー機が指示を出して、すべての機体が火力を解放しようとその身体を震わせた。
その、瞬間だった――
ブウウウウウウンンッ!!
「――んがあッ!?」
エンジンの轟音が、その場に響き渡り。
バンイップたちを掻き分け、赤い機体に突撃していく巨大な黒き鉄塊。
それは、アメインを輸送する大型特殊運搬車両であり。
バキイイッ!!
ドゴオオオオオオオンッ!!
キキキキキイイイイイイイイイイイイイイッ!!
けたたましくも鈍い音をさせて、その巨大な質量は赤いバンイップⅢの胴体をひしゃげさせながら轢いて。
その勢いを殺すため急ブレーキをかけながら、アモウのジョーハウンドを庇うようにしてその場に静止していき。
ドグシャアアアアッッ!!
轢かれた赤いバンイップⅢは勢いよく地面を吹っ飛んで、施設の壁にぶち当たって爆散して。
四方に無数のパーツが転がって、火花を散らした。
「なっ!?レッド隊長!!隊長ォオッ!!」
青いバンイップⅢが戸惑いながらも、バラバラになった隊長機へと手を伸ばすが。
次の瞬間、大型特殊運搬車両の四方から無数の煙幕が散布され。
周囲はたちまち、白い煙に包まれていく。
「なっ!?煙幕だとッ!?」
「何も見えないッ!!センサーも……くそッ!!」
ジョーハウンドやバンイップⅢの軍勢は、まさに煙に巻かれた状態で立ち往生する――
「構わん撃て撃てェ!!レッド隊長の仇だ!!……この数なら熱源センサーを頼りに撃てば当たるッ!!」
青いバンイップⅢが片腕で構えたアロー型の大型火器を構え、その先端の砲口から真っ赤なレーザーの弾丸を放射する。
「この私が責任をとる!やつを撃て!撃って撃って撃ち尽くせェ!!」
搭乗者の叫びに触発された周囲の機体群も、一斉に火器を解放し。
「ブルーが言うならやるしかねぇ!あの日本人野郎をブッ殺してやろうぜェ!」
「そ、そうだ!!奴を……椎葉アモウを倒さなければ、我々をいつまでも卑怯な手段で脅してくる!!」
「そうだ!絶対にここから逃すものかよォ!!」
無数の弾丸やミサイルやバズーカの弾頭が、白煙の中に吸い込まれるように加速する。
ドガドガドガァァァァッッ!!
ドガァァァァッ!!
目も絡むような閃光と爆音が周囲を包み。
黒煙が立ち昇り。
「すげぇ!さすがに当たったんじゃねえかッ!?」
白煙が周囲に拡散して、薄く晴れていき。
「……ケンブ斬じゃない、新型なのか!?この機体は」
その、赤と白の巨大なシルエットがあらわになっていく。
黄色いブレードアンテナが額から伸びた、緑色のカメラアイの頭部。
『そう、これが『ケンブ斬』をベースに数々の新技術を盛り込んで新造した、最新型メイレス』
赤い装甲に包まれた肩から伸びる腕と、白い脚部は片持ち式と呼ばれる歪(いびつ)な関節ではあるが非常に力強いシルエットを形づくり。
背中には装甲に包まれたスラスター装置が左右の肩甲骨の部位に備えつけられ、その間には長い砲身が二つに折り畳まれている巨大な手持ち式のキャノン砲らしき武器がマウントされていて。
両腰の横装甲には、手持ち式のマシンガンが1丁ずつ装着され。
その巨人は右腕に自身の全長ほどに巨大な直刀『超熱振式戦闘長刀(ちょうねっしんしきせんちょうちょうとう)』を握り締め、白煙の中から姿を現していく。
『その名も『メイレスケンブ斬(ざん)二式(にしき)』日本を取り戻すための新たな機体だ!』
野太い戦闘長刀を振り上げ、全身から放熱しながら周囲を見回して。
「ケンブ斬二式か……よし、行くぞガイ!!」
かつての日本国旗を思わせる白と赤の装甲の巨人は、その緑色のカメラアイを輝かせて。
腰を大きく屈めて、白煙の中から跳躍した――
『オー!』
――雨のような弾丸に穿たれボロボロになった特殊運搬車両の陰から、ケンブ斬は飛び出て。
その無傷の状態の姿を発見したユーラシア軍のパイロット達は、みな一同に驚愕していた。
「なっ!?無傷だと、それにあれは――」
ありったけの弾丸を全方位からぶち込んだはずだった。
それなのに特殊運搬車両すら大破させるに至らず、本体は傷一つついている様子がなく。
「『北陸戦線の英雄』の伝説の機体……ケンブ斬じゃねえかあああああああああッ!!」
その跳躍した白い巨人を見据え、大地に立つピンク色のバンイップⅢを駆るパイロットは声が裏返るほどの狂乱の叫びをあげた。
腕部の全長とほぼ同じサイズの小型バズーカを構えたその機体は、通常のバンイップの2倍以上に長いひときわ異様な脚部で大地を蹴り上げ。
「嬉しいじゃねえか椎葉アモウ!!その最強のメイレスを倒してこの僕が……僕が最強になるんだァ!!」
ドガアアァツ!!ドガアアアッ!!ドガアッ!!
全身のスラスターを吹かせて、バズーカを連射しながら空中のケンブ斬を追撃していく。
だが――
「動きが直線的すぎるッ」
ズシャアアアッ!!ズシャアアッ!!ズッシャアッ!!
跳躍しきったケンブ斬は巨大刀の鋭い斬撃でバズーカの弾頭を斬り落とし。
「なっ!?嘘だろおッ!?弾頭だけを切り離しただと……化け物かよテメェはあッ!!」
脚部のスラスターを噴射させて、跳躍するピンク色のバンイップⅢへと一気に飛び込んでいく。
「くそおおおッ!!」
そこからの、敵パイロットの判断はベストに近いものだった。
近接戦闘では荷物でしかないバズーカを捨て、腰裏に備えられた小型ナイフを構え。
全身のスラスターを全開に吹かせて真横に急加速し、飛び込んでい来るケンブ斬から逃げて背後を取ろうとした。
だが――
「逃がすかッ!!」
急加速するピンク色のバンイップに対し、ケンブ斬は更に脚部のスラスターを加速させて一気に横に軌道を変え。
ドガシャアアアッ!!
全身を前方に一回転させると、そのピンク色の機体に一気に蹴りを繰り出した。
「ぐぶあがああああッ!?」
頭部を蹴り落とされ、そのまま蹴りが胸部にめり込んだまま落下し。
凄まじい衝撃がコクピットをカクテルのように揺らして、パイロットはそのまま頭部を強打して死亡した。
そして――
「凄い、加速力も操作性も……ケンブ斬とはケタ違いだッ!!」
ドバグシャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
既に上半身がぐしゃぐしゃになったピンク色の機体を踏みつぶしたまま大地に着地して、その勢いでアスファルトと接触して火花が大きく飛び散り。
「ピンクッ!?くそっ!!何しやがんだお前(おま)――」
背後をとった黒いバンイップⅢは、長い柄(え)の大鎌を振り上げ。
死神が持つような半月状の刀身のその鎌を、ケンブ斬の首筋へと振り下ろしていく。
「その程度ッ!!」
その、瞬間。
「――あっ!?」
ズシャアアアアッ!!
ケンブ斬は振り返りざまの横一閃の巨大刀の斬撃で、その黒い機体の胴体を両断し。
『二式には今までに無い装備も試験的に取り入れているから、うまく活用してだっちゃ!ってか、データとらせてネ』
「ああ、やってみる――」
機体背面に備えられた二つのスラスターの上部を可変させ、先に5本指の拳が備えられた副腕をそれぞれ形成して。
三つの関節でバーニアと繋がったその副腕は腰横装甲に備えられたマシンガンを取り出して、肩の上で構えて発射を始め。
無数の弾丸が周囲にばら撒かれ、バンイップⅢの群れに着弾していき。
次々と大穴を穿ち、緑色の機体が爆発していく。
「もう!!メチャクチャ強いじゃないアナタ、でもォ好き勝手させないわよォン!」
その爆風の中、黄色いバンイップⅢは先端のトゲがついた鉄槌(モーニングスター)を振り上げて加速する。
左右にステップを刻むような、複雑な挙動で弾丸を避けつつ。
黄色いその機体は、大地を蹴って一気にケンブ斬へと迫り。
「いいぞイエロー!俺が援護する!油断せず一気に叩け!」
その背後で、青いバンイップⅢが大型のアロー型火器から無数のレーザーを連射して。
黄色いバンイップの隙間を縫うようにして、無数の真っ赤な閃光がケンブ斬を襲う。
(弓型のレーザー武装搭載機による精密な援護射撃と、それを完全に信頼して突撃を仕掛ける近接仕様のバンイップⅢ……技量も高くてなかなかに強い、だが――)
2機の専用機による流れるような連携攻撃を前にして、しかしアモウは極めて冷静だった。
幾多の戦場を駆け抜けて日本人を守り、数多の強敵(てき)とギリギリの死闘を繰り広げ。
(――背後からの援護射撃によって突撃する機体の動きが自ずと制限される、予測はしやすいはずだ)
その度に技量を上げ経験を積んできた『彼ら』にとって、『並みのエースパイロット』はまだ戦い易(やす)い相手ではあった。
『てきの挙動予測かんりょお、アモー……いけるじょ』
つたない声で、自身に語りかけるAI『ガイ』のアシストを受け。
アモウは覚悟を決めて、ケンブ斬の巨大刀を縦に構え。
「ああ、真正面から……迎え撃つッ!!」
その背面のスラスターを一気に反射させ、鋼の巨体は大地を蹴った。
「真っ向勝負!?いいじゃない、俺は……アナタみたいな男が大好きよォン!!」
モーニングスターを振り上げ、黄色いバンイップⅢはそれを迎え撃つ。
だが、その禍々しい鈍器が振り下ろされる寸前。
すでにケンブ斬はすべてのレーザーを最小限の動きで避け、眼前まで迫っていた。
「うっそッ――」
ズバシャァァァァッ!!
圧倒的。
あまりに圧倒的な加速力と運動性による肉迫と、有無を言わさない巨大刀による一刀両断の一撃。
黄色い装甲は鈍い音をたてながら縦に両断されて大爆発を果たし、その爆風を背にしてケンブ斬は片持ち式の脚部で大地を踏みしめて。
白き風となって疾駆する。
「残るエース級は……こいつだけかッ!!」
ドガアアッ!!ドガガガガガッ!!
周囲からは未だに無数の弾丸の雨が降りかかるが、白き装甲は表面でその殆どを受け流し。
「一気に距離を詰める、いくぞケンブ斬ッ!!」
バシュウウッ!!ズシャアッ!!
バズーカやロケットランチャーなどのやや大型の弾頭はすべて巨大刀で切り払い。
青いバンイップⅢの連射する精密なレーザー砲の射撃も、ジグザグと稲妻のような軌道を描いて加速して避けていく。
「なっ!?やめろっ!クソッ……なぜだっ!なぜ当たらないっ!」
青いバンイップⅢのパイロットは、射撃をしつつ心底恐ろしさを感じていた。
『椎葉アモウが駆るメイレスケンブ斬は、関西決戦のおりに大破した』と聞いていた彼は、眼前の機体の登場だけで全身が総毛だっていた。
「これが椎葉アモウと……『ケンブ斬』の力なのか!?」
そして、彼は確信する。
噂は本当だった。
『椎葉アモウとメイレスケンブ斬は、並みのエースでは対峙した場合2分もたない一騎当千の化け物である』。
それが彼を目撃して生き残った兵士の証言であり、オセアニア軍のアメインパイロット達の殆どはその話を知りつつも『冗談』や『話を盛っている』と思っていた。
だが、その噂は事実であり、眼前で瞬く間に4人の同僚たちが撃破されてしまった。
皆、性格に難はあったが腕のたつパイロットだった……日本の各戦線で名をあげた連中の寄せ集めだったが、お互いを信頼して今まで戦ってきた。
そんな奴らを、まる雑兵(ぞうひょう)のように蹴散らし。
今、自分自身にその巨大な力を向けて迫ってくる。
(気迫が、まるで日本人の気持ち……ヒノマルがあれを突き動かしているかのようだッ!!)
彼はその白い機体の背中に、燃え盛る強い強い信念のようなものを見て。
そのプレッシャーに押しつぶされまいと自分の心を鼓舞した――
「ただやられるものか……俺は『バンイップ特殊戦闘隊・ファイブカラー』のアイオン・イリガーだッ!!」
大型のレーザー装備を投げ捨て、青いバンイップⅢは腰裏に備えられたナイフを構え。
対アメイン用の装備であるそれは熱を発した刀身が赤く染まり、振動して。
パイロットは決死の覚悟で、迫るケンブ斬へと向かってその機体を加速させた。
だが――
「敵が乗り気だ……ならッ!!虚をつくッ――」
アモウは知っていた、こういった『追い込まれた手合い』が一番恐ろしいのだと。
土壇場で自分の命すら勘定に入れずに突撃してくる者と真正面からぶつかり合えば、損耗は避けられない。
それで足をすくわれることが何度かあり、その度に肝を冷やして学習した。
特攻する敵と対面した場合は、一度その勢いを削がなければいけないのだと。
「――でええいッ!!」
ブォオンッ!!
アモウの操作を反映して、ケンブ斬は巨大刀を思い切り横に構え。
そのまま地面スレスレに垂直に飛ぶよう、ブーメランのように投げつけた。
回転する巨大刀は真っすぐに飛び、敵機の下半身を切断するようなコースで加速した――
「なんだとッ!?」
突撃していくバンイップⅢは、そのトリッキーな攻撃を避けるため咄嗟に大地を蹴って跳躍し。
その姿勢をすぐに空中で制御させた。
二年半前の『北陸戦線』にてシステム全体がアップデートされたOSを搭載したアメインだからこそできる、華麗な挙動。
「――ッ!?」
だが――
「いくぞガイ……音声入力しか受け付けない、俺達の『必殺技』」
『オーウ!』
――既に、ケンブ斬はその頭上に大きく跳躍し。
右腕を大きく、頭の横に引き。
敵機を捉えてかざすように、左手を突き出して。
夜の黒き闇の中で、白い機体は力強く拳を構えていた。
そして――
『「バルディッシュッ!!ブレイカアアアアアアアアアアッ!!」』
背後のスラスターを一気に噴射させ、青いバンイップⅢに接近し。
「ぐぬばあああああッ!?」
ドガアアアアアアアアアッ!!
怒涛の勢いのまま、右腕による鉄拳を青い機体の胸部に叩きつけていた。
重量と加速度を乗せた一撃は、一気に装甲を粉砕して内部まで抉(えぐ)って。
その衝撃によってバンイップⅢの青い胴体は一気にバラバラに砕けて四散して――
「よし、行くぞ――ガイ」
『ワカッタ』
椎葉アモウはすぐさま着地した機体を走らせ、ケンブ斬は投げ捨てた巨大刀を拾い上げると。
スラスター上部の隠し腕によるマシンガン掃射を続けながら、白い機体はサーチライトと発砲の閃光の中を駆けていく。
まだ幼体であるガイのカタコトの返答を聞いて、アモウは満足げにコクピットの中で微笑を浮かべた。
そして、山ほどいたバンイップ系列の機体が次々と破壊され続け。
ケンブ斬が施設の敷地の外、街の中に足を踏みかけた瞬間に。
異変は起きた――
『まだだ!!このまま帰すわけにはいかないッ!!この俺様が……『スティル・コーロギン』が相手をしてやよォ!!』
オープンチャンネルですらない、大型スピーカーで拡散したような怒声が街中に響き渡る。
そして、アモウは思わず機体を振り返らせ。
施設から飛び出てくる、そのあまりに巨大な鉄塊を見つめた――
「なんだ……なんだあの機体はッ!?」
――それは、紫色の重装甲に包まれた四脚型のアメインだった。
まるで肉食恐竜のTレックスのような前傾姿勢と体躯(ボディ)、そして野太い脚を四つもち。
無数の装甲が備えられた胸部の左右に、長iく、三つの関節で繋がった腕部をもち。
その先端は獣のような爪(クロー)をもった三本の指となっており。
恐竜を模した胴体の端から、装甲に包まれながらもフレキシブルに可動する巨大な尻尾のようなものが伸びて蠢き。
胸部の上部にはバンイップⅢの頭部を更に湾曲させたブーメランのような形状の頭部と、左右に二つづつ、計4つの鋭いカメラアイが赤く輝いて。
『フハハハッ!!怖かろう!!これがオセアニア軍が開発した戦略級兵器……オーバードアメイン『ボーダーキング』だ!!』
おおよそバンイップ系列と理解できる異様な形状の機体ではあったが、驚くべきはその巨体(スケール)であった。
地面に転がっているバンイップⅢの残骸を踏みつぶしながら進撃してくるその機体は、ひと目で理解できるほどに巨大で。
足元に立つ通常のバンイップ・ブーメランが、恐竜の前に立つ人間のサイズに錯覚させるほどだった。
『デッケーナ』
思わずガイも、そう呑気に評して。
「全長43メートル、全高20メートル……でかい、あんなものが完成していたのか」
アモウは思わず、息を呑んだ。
あまりに巨大なその機体のカメラアイが、こちらを見据えて暗闇の中で輝き。
彼も思わず、蛇に睨まれたカエルの心境だった。
「ナナミ、あれは……いったい」
そしてアモウは思わず通信を開いて、ナナミへと問いかけていた。
兵器である以上、弱点はあるはずだ。
巨大であるがゆえの弱点など、自分でも思いつくが専門家の意見がほしい。
だから、彼は即断していた。
そして――
『あれは各国が開発している戦略級機動兵器『オーバードアメイン』、『椎葉アモウ』と『メイレスケンブ斬』そして……『アメインゴースト』が生み出した新型兵器だ』
――通信機から流れたナナミの声は、理解しがたい事実を彼に伝えていた。
つづく