夢の頂の景色へ   作:ABS159

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第14話

 

 

1回の裏

 

新入生チームの攻撃は

 

1番倉持洋一。

 

前日の体力テストで何と青道高校トップ3に入る俊足を披露した青道高校の将来のいや

 

下手したら

 

今年の夏もあり得るのではとも目されている期待のリードオフマンである。

 

落合コーチとクリスと話し合った結果。倉持を1番にして塁に出てもらうと同時に

 

上級生に勝つ

 

ある秘策を

 

 

伝授した。

 

 

 

 

そして

 

 

 

倉持が早速期待に答える。

 

 

 

バァン!!!

 

「ボールフォア!」

 

倉持がフォアボールで出塁すると  

 

通常よりも大きくリードを取って丹波を揺さぶる。

 

丹波は何度か牽制を入れるがアウトに出来ず翻弄されると  

宮内がバッターに集中しろと声を掛けると丹波は次のバッターの木島に集中する。

 

すると

 

丹波が意表をついて1塁ランナー倉持に鋭い牽制を投げるがを仕留められず。

 

今度こそ

 

木島に集中すると

 

バッターに向けてボールを投げた

 

次の瞬間

 

倉持が盗塁を試みる。

 

「スチール!」

 

ボールを受け取った宮内が2塁に向けて素早く投げようとするが

 

「ふぅ〜危ねえ〜」

 

「おおお!!!」

 

倉持は悠々と2塁に到達していた。

 

「速えぇ!!何だよあの足の速さ!!」

 

「高野や司野より早いんじゃないか!!!」

 

倉持の足の速さに試合を見ていた見物人達が驚愕していると

 

試合を見ていた司野とクリスは

 

「俺よりも早いな。」

 

「ああっ。だがそれだけじゃない。走塁のスタートの速さも完璧だ。彼奴は夏に間に合うかは分からないが秋に必ず青道レギュラーになっている。」

 

司野とそしてクリスの倉持の走塁を高い評価に新入生達は驚愕していた。

 

すると

 

木島が送りバントで倉持を3塁に送ると

 

1アウト3塁の得点チャンスに見物人達は多いに湧く。

初回の衝撃のスタートに興奮していた観客のボルテージが湧き上がる。

 

丹波達2年生はその観客のボルテージに湧き上がっている雰囲気に戸惑いそして

 

全員が飲まれようとしていた。

 

 

 

その光景に

 

司野とクリスそして落合は

 

何処か不敵な笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倉持がバッターボックス行く前の新入生達のベンチ

 

「良し!折角だから観客を使って丹波を揺さぶって行こうぜ!!」

 

「「「観客を使って?」」」

 

司野の言葉に全員が首を傾げたが

 

大体の意味を理解していたクリスと落合が思わず苦笑い浮かべていた。

 

 

 

うちのエースはどえらい事を考えているぞと

 

 

 

 

「丹波は身長185センチの長身でありカーブを投げる真木と瓜二つのタイプのピッチャーだ。」

 

「んでぇそれをリードする宮内は基本的にアウトローに構えるタイプのやつだ。いわゆる御幸とは全く逆のタイプだ。」

 

「だが彼奴はストレートが浮く事が多く打たれ出したりすると連打を食らう事が多い。」

 

「しかも初回まさかの無失点で浮足立っている上に観客のボルテージ上がっているんだ。」

 

「もっと上げて揺さぶろうぜ。」

 

「その為に倉持ッ!」

 

「はっはい!」

 

「彼奴。多分初球は自慢のカーブをインコースに投げて来る筈だ。」

 

「それを不敵に笑みを浮かべて見逃せ!!打ってくれても構わない。彼奴のカーブは全国クラスだけど投げるコースが分かっているんだ。そこに向かって思いっ切り引っ張れば良い。」

 

バシィン!!

 

「それはお前と高野位だ………だが」

 

「宮内はインローにビビらせる為に投げる筈だ。」

 

「チップでもいい当てるだけで彼奴等は動揺する。」

 

司野を叩きつつもクリスと落合が2人が補足する。

 

それに全員が苦笑いしつつも

 

倉持は3人の作戦に内心

 

(そう簡単に上手く行くか!!とんでもない事をさらっと言ってきてやがる。)

 

「後はフォアボールで自滅する事が多いから基本的に甘くストライクゾーンにはいって行くストレートを狙っていけ。」

 

(……けど)

 

(……何故か)

 

(何故か分かんねぇけど……)

 

(………応えたい)

 

(この人の期待に応えたい!!って思っちまう)

 

そんな倉持に

 

司野が倉持をしっかりと見て

 

何処か自信満々に笑みを浮かべて

 

1言だけ

 

 

 

言葉を掛けた。

 

 

 

 

 

 

    「出来ないようなら言わないぞ俺は」

 

 

 

倉持はそれだけ聞くと自信満々に気合を入れてバッターボックスに向かって行った。

 

「随分期待しているんだな。」

 

「今言ったろう。」

 

司野は何処か笑みを浮かべながらバッターボックスに向かう倉持の背中を見つめる。

 

 

 

 

 

 

     「出来ないようなら言わないぞ俺は」

 

 

 

 

 

 

すると倉持は1球目に自身に目掛けて投げてきたカーブを引っ張った。

 

カーブを当てられた丹波と宮内バッテリーは驚いていた。

 

カーブを行き成り当てた事により観客の驚きの声が上がって行く。

 

丹波は打てないだろうと思っていたインコースしかもインローギリギリ自信の最高の球だあるカーブを打たれて

 

内心動揺していた。

 

カーブをインローにビビらせる様に投げる様に指示した宮内も動揺していた。

 

バッテリーの動揺は

 

そして

 

それはチームメイトにも伝染して行った。

 

すると倉持は

 

そこから1球目に何と球筋が読めたのかカーブを当ててカットしていける様になった。それは奇しくも1イニング前に司野が苦しんだ状況に同じであったり

 

そこから時々甘く入るストレートを狙って行くが惜しくもそれてファウルになり

 

結局フォアボールで出塁した。

 

 

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