1年生 冬
秋季東京都高等学校野球大会優勝して選抜高校野球大会出場を決めて明治神宮野球大会では初優勝を果たして初の全国制覇を為し遂げた青道高校野球部は前日に冬合宿を迎えようとしていた。
合宿前日の選手達のテンションは春の甲子園に向けて上がっている。
等というのは決して無く
寧ろ
昨年の唯一の2年生達は余りの恐怖に殆どが戦々恐々としていた。
あの秋季東京都高等学校野球大会と明治神宮野球大会で優勝に貢献した主将の東等主力の面々は昨年の事を思い出したのか大多数が体を震えて怯えていた。
その東等の様子を見ていた1年達がようやく明日から始まる冬合宿の恐怖を全員が骨の髄まで理解して行った。
1人を除いて
司野 sied
青道高校の絶対的エースである司野和幸は
自身が住んでいる寮の部屋で優雅にコーヒーを作っていた。
前に住んでいた3年生が引退して部屋を移ってしまい結果的に言えば広い寮の部屋を1人で住んでいる事になった。
冬合宿の事なんて対しての気にも止めずクラシック音楽を聴きながらコーヒーを作って楽しんでいた。
コーヒーを作り部屋に置いてたる椅子に座りながら足を組みはヘッドホンを耳につけ音楽を聴きながら同じく部屋に置いてあるテレビを電源を入れてこれもまた置いてあるTVゲームの電源を入れてプレイしようとしていた。
司野は冬合宿中は主にトレーニングをするのだがまだ肩を休ませると監督の片岡の判断により冬合宿のトレーニング量は他の部員よりも下がる為本来の青道高校No.1スタミナの持ち主でもあり比較的にメンタル的にもフィジカル的にも余裕がある。
コーヒーの香りを楽しみに味をしっかりと味わっていた。
司野のその姿に本来の顔立ちの良さも相まってとても姿になっていた。
ズズッッ
「…………ふ〜〜ぅ」
「………うまいな…………」
「じゃねぇよ!!」
バシッ!!
すると後ろから急に頭を叩かれて後ろを振り向くとそこには同期の結城哲也そして頭を叩いた伊佐敷純が鬼の形相で立っていた。
2人の足元には大きな鞄と布団が置いてあった。
するとそこの奥の方に黒い髪のロングの同期の美人マネージャーの藤原貴子が立っていた。
「……いってぇなぁ……何すんだよ伊佐敷!!」
「うっせぇぞ!!腹が立つぐらいに珈琲を飲みながらヘッドホンを頭に付けてクラシック音楽を聞きやがって!!」
「しかも腹が立つぐらい絵になっている程にまで似合っているのがスッゲぇムカツク!!!」
「第1に何でお前だけ一人部屋何だよぉぉぉ!!!」
「…………ろろ…エースの特権かなぁ」
「…………エースの特権かなぁ……………じゃねぇよぉ!!!巫山戯んなぁ!!お前1人だけで一人部屋使いやがってぇよぉ!!」
「俺はお前とは違ってコントロールいいからなぁハッハッハッ!!」
「スッゲぇ!!ムカァつく!!」
伊佐敷純は元々ピッチャー志望であったがコントロールが鬼の様に悪くその強肩等を買われて監督の片岡から外野手へのコンバートを要望されていた。
「というか何で哲も…………しかも大きめの布団を持って………」
「冬合宿だからな……………」
そう合宿になると通いの生徒が寮の部屋に泊まる事になり
「どうせ隠れてトレーニングしそうだから俺達が同じ部屋になったみたいだな。」
「合宿中はお前1人だけの部屋でリラックスさせねぇぞ〜〜〜」
「後私は2人と同じくお目付役です。それと」
とそれだけ言うと藤原はドアの方に顔を向けるとそこには同期の野球部員である。小湊と門田、坂井、丹波そして
相方であるクリスがやって来た。
「「「「「お邪魔しまぁ〜す♫♫♫♫」」」」」