あなたはエルグランドの冒険者だ   作:朱鷺野理桜

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「いい宿があるんですよ~」

 

 と言うのはカイラの言葉。

 あなたはカイラに先導されて町を歩いていた。

 この町のことはよく知っているようで、カイラの歩みに迷いはない。

 向かう先は、以前にセリナに案内された町の一等地である。

 

 ためらいもなく高級店に向かうあたり、金回りはよいらしい。

 あるいはあなたの財布を当てにしているのかもしれないが。

 まぁ、それはべつに構わない。

 女の子に奢るのはあなたの好きなことのひとつだ。

 見返りとして、キスのひとつとか、おっぱいのひと揉みとか……。

 そんな感じの期待していないと言えば嘘になる……か!

 

 さて、そうして、辿り着いた先は、宿屋だった。

 それも、この町でも相当な高級宿に分類される『雪輝晶(せっきしょう)の夢亭』である。

 デートの後に女の子を連れ込むならここ。

 そのようにあなたがあたりをつけていた宿でもある。

 金さえ払えばコネ無しで宿泊できるのがポイントだ。

 

 宿に入ると、コンシェルジュがあなたたちを出迎える。

 

「ようこそおいでくださいました、カイラ様。本日はご宿泊でございますか?」

 

 カイラは顔が知れているらしい。

 まぁ、紹介しようというあたり不思議でもないが。

 

「はい、ひと部屋おねがいしますね~。空いてるお部屋はありますか~?」

 

「はい。ちょうど予約の入っていない部屋がございます」

 

 とのことで、あなたとカイラは部屋に案内された。

 1階の奥まった位置にある、広々とした部屋である。

 

 応接用のソファーとローテーブルのある応接室。

 食堂としてのダイニングがひとつながりになったリビングルーム。

 そこに繋がるのはベッドが置かれた小さな部屋がひとつ。

 その奥にはクイーンサイズのベッドが2つ置かれていた。

 寝室の角へと眼をやれば、洒落たバーなどが設置されている。

 

 どう見てもロイヤルスイートの類である。

 使用人用の寝室まであるレベルのやつ。

 部屋1つ貸せと言って無造作(むぞうさ)に貸し出される部屋ではない。

 思った以上にカイラはこの宿におけるVIPのようだ。

 

「あら~、いいお部屋ですね~。ちなみに料金はおいくらほどですか~?」

 

「いいえ、とんでもございません。カイラ様から料金など頂けるはずも。どうぞお好きにご利用くださいませ」

 

「あらあら~。では、お言葉に甘えて~」

 

「光栄でございます」

 

 などと言って退室していくコンシェルジュ。

 ロイヤルスイートをタダで使わせてもらえるとは。

 カイラは一体この宿で何をしたのだろうか……。

 凄腕職人かつ、特級冒険者とやらの師匠。

 そのほかにも何か肩書がありそうだ。

 

「さて……」

 

 ここからはカイラとあなただけの時間だ。

 あなたの中で緊張が鎌首をもたげる。

 カイラをあなただけのお姫様にしてあげられなければ、カイラは死ぬ。

 

 しかも自殺である。

 意味が分からない。

 

 エルグランドなら笑って流せる話なのだが。

 一発ネタに死ぬ者は少なくなかった。

 面倒な飲みの席を死ぬことで回避する者も居た。

 しかし、この辺りでの命の価値は極めて重い。

 間違っても笑って流せるものではない。流しちゃだめだろ。

 

「まず、剣について詳しく詰めましょうか~」

 

 その辺りは真面目にやるらしい。

 拍子抜けしたような気持ちになった。

 とは言え、真剣にやる必要があるのも確かだ。

 あなたはカイラと真剣に額を突き合わせて話し合った。

 

 基本は鉱石素材とする。

 主材は重さ、粘り、硬度、強度、その他諸々の条件がある。

 

 最も基本的なもの。

 種々の鋼鉄を複数組み合わせて作る剣。

 粘り強く、よく切れ、折れない。

 そして見た目にも美しい。

 一般に模様(もよう)鍛接(たんせつ)と言われる剣の鍛造(たんぞう)法だ。

 この鋼鉄の扱い方にこそ剣匠の技があり、秘伝がある。

 

 この模様鍛接の巧みな鍛冶師こそがよい鍛冶師だ。

 最上の模様鍛接の剣となると、90度ひん曲げても元に戻る。

 よい剣はよくしなる。そして戻る。

 曲げたら折れる剣は粗悪品だ。

 本当に良い剣は曲がって、戻るのだ。

 

「ひとまず、試験片をたくさん持ってきましたので、色々試してみてくださいな~」

 

 カイラが親指サイズの金属片を大量に机の上に並べた。

 パッと見でなにか分かるのもあるが、分からないものもある。

 銅や銀と言った普通の代物に、組成が違うと思われる鋼鉄もある。

 アダマンタイトやオリハルコン、ミスリルと言った特殊金属もある。

 だが、それだけでは説明がつかないほどに試験片とやらが多い。

 

「おすすめはこれですね~。鋼鉄に対して、クロム、モリブデン、バナジウムと言ったものを添加(てんか)した特殊合金です~。超高硬度合金なので、刃も長持ちですよ~」

 

 手入れの方はどうなのだろうか。

 

「難しいですね~。並の技術と力では磨きをかけるのも難しいです~。手入れは私に任せることになりますね~」

 

 ではそれはなしになるだろう。常にこの町にいるわけではないのだ。

 

「なるほど~……であれば、特殊加工が必要なものも無しですね~。これは私でないと研げないので~」

 

 カイラでないと研げないというのも凄い話である。

 研ぎに関してそんなに難しい技術が必要なのだろうか。

 

「ん~。厳密に言うと私でなくてもできるんですけど~。研ぐための道具が私でないと作れないので~」

 

 そう言うことであれば仕方ない。

 しかし、専用の道具が必要とは凄い材料だ。

 

「ダイヤモンドペーストが作れれば私以外にも研げますよ~。作れるものなら作ってみて欲しいですけどね~」

 

 そこにはカイラの圧倒的な自負があった。

 自分以外にできるわけがない。

 そう言った、絶対的な自信だ。

 それは慢心とも言えるだろう。

 だが、それだけ凄まじい代物なのだろう。

 

 ダイヤモンドのペースト。

 あなたにも想像がつかない。

 ダイヤモンドをペースト状になるまで砕くのだろうか。

 しかし、鉱物を砕いても粘性が出るわけがない。

 となるとなにかしらの油脂材料に添加しろと言うことだろう。

 だが、ただそれだけなら真似できる者はいるだろう。

 

 おそらく、それだけではない、何か重大な秘密があるのだ。

 カイラでなければできないような、なにか凄まじい秘密が。

 

「鋼鉄系でないもので高性能なものとなると、単一材の方がいいですね~。高性能な特殊金属合金はよその町の剣匠の手には余ります~」

 

 そんなものもあるのか。

 あなたは興味本位で尋ねた。

 その疑問に、カイラは腰に下げていたカバンからナイフを取り出した。

 

「どうぞ使ってみてくださいな~」

 

 受け取って、抜いてみる。

 姿を現したのは、ぬめるような異様な輝きを放つ黒い金属だ。

 一見してみるとアダマンタイトのそれに見える。

 

 だが、アダマンタイトにはない異様な光沢と輝き。

 指先で刃を弾いてみると、澄んだ高音が響いた。

 

 信じ難いことだが……。

 これはアダマンタイトとミスリルの合金では……?

 そこになにかしらの普通金属を混ぜ込んでいるような……。

 

 普通、こうした特殊金属は合金にしても無意味とされる。

 凄い合金にはなるのだ。それこそ誰にも壊せないほどに。

 そう、誰にも壊せない。加工する方法が存在しないほどに。

 

 超人の馬鹿力で形状をへし曲げることは可能だ。

 だが、刃を作ることができない。研ぎだせないのだ。

 または、瞬く間に劣化してしまうとか。

 そもそも合金にすることもできないとか。

 理由はいろいろとある。

 

「よく分かりましたね~。アダマンタイト85%、ミスリル10%と言ったところでしょうか~」

 

 85+10=95で5%ほど足らない。

 残りの5%はなんだろうか?

 

「色々ですね~。詳しくは秘密です~。アダマンタイトの強度と、ミスリルの魔力伝導性を確保しています~。ホワイトスチールと、ブラックメタルを足して割らなかった感じですね~」

 

 そのホワイトスチールとブラックメタルとやらはなんなのだろうか。

 

「あら、ご存知なかったですか~。ホワイトスチールはミスリルと鉄の合金です~。ブラックメタルはアダマンタイトと鉄の合金ですね~。どっちも作るのは難しいのですが~」

 

 この大陸の冶金技術はエルグランドよりも上かもしれない。

 エルグランドにはその2つは存在しない。

 あるいは存在したのかもしれないが。

 既にその製造・加工方法は喪われている。

 仮にあったとすれば、エムド・イルの超科学文明がそれを可能としていただろう。

 

「一応これで剣は作れますよ~。まぁ、加工難易度と製造コストが大変グロいことになっているので~、天文学的な工賃(こうちん)を頂きますけど~」

 

 具体的にいくらほどだろうか。

 

「え~、剣にできるほどの良品の地金(じがね)歩留(ぶど)まりがおよそ8%ですので~、そうですね~……金貨400万枚ほどになりますね~」

 

 信じ難いほど高価である。

 ここはエルグランドだったろうか。

 エルグランドなら疑問ではない額だ。

 しかし、金貨の価値が高いこの大陸でそれ。

 いったいどんな製造方法と加工法なのやら……。

 

 と言うか歩留まり率が酷過ぎる。

 歩留まりは、良品と不良品を示すものだ。

 8%と言うことは100個作って8個しか良品がなかったと言うことになる。

 

「これでも改善したんですよ~。最初は0%でしたからね~。農業と同じくらい天候任せで、漁業(ぎょぎょう)と同じくらい結果が分からず、職人芸が必要だから芸術染みてましたね~。半導体(はんどうたい)製造かな~?」

 

 ハンドウタイとやらがなにかは知らないが。

 どうも初期は惨憺(さんたん)たる有様だったことが伺える。

 改善して8%で、それが許容されている……。

 ということは、よほどの難易度に違いない。

 であれば、仕方がないのだろう。

 金貨400万枚を支払うだけの価値はある。

 

「…………好きです」

 

 きょとんとした顔をされた後。

 愛の告白をされた。

 もちろんあなたもカイラは大好きだ。

 だが、突然過ぎて驚く。

 大胆な告白が過ぎる。

 

「あっ、いえっ、え、ええ……歩留まりの悪さに納得して、コストに見合った価値があると認められるのは嬉しいことなんだなって思いまして……」

 

 カイラも割と苦労していたのだろうか。

 まぁ、苦労していたのだろう。

 

「製造業はそう言うものなんですよ……ええ……フフ、高性能なCPUと、低性能なCPUの違いってなにか知ってます? 作ってみて、性能が良かったやつを高性能CPUとして売って、性能が低かったやつを低性能として売ってるんですよ……」

 

 しーぴーゆー。

 それがなにかはよく分からないが。

 カイラの眼を遠くさせるものなのだろう。

 

 あなたはとりあえずバーから酒瓶を持って来た。

 グラスに注いでそれをカイラに差し向ける。

 カイラは受け取ると、それをガバリと一息に開けた。

 

 酒瓶から漂う酒精のキツはかなりのもの。

 これは結構きつめでパンチの効いた蒸留酒だ。

 そんなものを一息で飲んだのだ。

 喉を灼く感触は相当なものだろう。

 

 カイラは眉根をわずかにしかめる。

 カンッと高い音を響かせながらテーブルにグラスを置いた。

 そして、酒精の混じった吐息を吐いた。

 魂まで吐き出すような、重苦しい吐息だ。

 なんて男らしい飲み方をするのだろうか。

 

「いいものを作ろうとしても作れないのが半導体分野なんです。作ってみてよいものだったらよいものとして売る。悪ければ悪いものとして売る。そうするしかできないんです。技術の限界ですね……」

 

 いつもの間延びしたぽやぽやした口調はどこに?

 いつの間にか疲れた職人のような。

 落ち着きと疲れの(にじ)む口調になっている。

 

「まぁ、私は半導体分野の人間ではないので、聞きかじった程度でしかありませんが……同じ製造業としてはその苦しみも分かりますよ……」

 

 フゥー……とまたもカイラが重苦しい溜息を吐く。

 

「その、パペテロイの製造も同じですよ……アダマンタイトの驚異(きょうい)的な耐食性(たいしょくせい)は表面の強靭な酸化被膜(さんかひまく)によるものですが、合金にしてしまうにはそれが邪魔なんです」

 

 なんかむずかしい話になって来た。

 そう思いつつ自分もグラスに酒を注いで呷った。

 あなたは技術分野にはそれなりに明るい方だ。

 しかし、カイラの技術的理解は明らかにあなたを超えている。

 どちらかと言うとあなたは職人的に技術に明るい。

 カイラは職人的感性を持ちつつ科学者に近い方向性で明るいのだと思われる。

 

「アダマンタイトは、それ単体では耐食性は大したことありません。酸化被膜です。その酸化被膜があってこそアダマンタイトなんです。それがないとアダマンタイトはすぐ錆びます」

 

 アダマンタイトが錆びる……?

 信じられないが、カイラが言うからには錆びるのだろう、たぶん。

 あなたはそのように適当に理解しつつ、カイラの話を聞いた。

 こういう時はとにかく愚痴を聞いてやらなくては。

 剣についての話し合いは後回しだ。

 

「ですが、合金にする時にその酸化被膜は邪魔なんです。アダマンタイトの酸化被膜は強靭過ぎる……酸化被膜が合金としての成立を妨げるんです。混ぜてみたこと、あります?」

 

 ある。上手く混ざらなかったというのが結果だ。

 なぜそうなるのかは分からなかったが、いくら熱してみても混ざらないのだ。

 

「驚異的に強靭と言うのはそう言うことです。融点に達して溶けだしても、表面に耐えず酸化被膜が生成され続けているんですよ……合金化を妨げるほど分厚く強靭な酸化被膜がね。信じ難い特性ですよ……ま、その比重も関係しますが……ミスリルが3.6で、アダマンタイトが20.3もありますので」

 

 よく分からないが、その酸化被膜とやらが邪魔だということはよく分かった。

 

「ですから、合金にするためには酸化雰囲気下(さんかふんいきか)では実質的に不可能……非酸化雰囲気下である必要があります……そう、非酸化雰囲気下であればいいんですよ! そして、その驚異的な強度も!」

 

 いきなり(たけ)りだした。今日のカイラは情緒が不安定だ。

 まぁ、先日の時も情緒が安定していたかと言うと微妙だが。

 

粉末冶金(ふんまつやきん)ですよ、粉末冶金! 粉末冶金なら強度も酸化雰囲気も解決できる! 比重は宇宙合金化! まず、アダマンタイトを金属アルミニウムの金属蒸気下で焼結(しょうけつ)する必要があるんです。この時、タン……あっ」

 

 カイラがしまった、と言う顔をする。

 話し過ぎたことに気付いたのかもしれない。

 あなたにしてみればよく分からなかったとしか言えない。

 しかし、カイラにしてみれば重大な秘密を口にしてしまったという認識のようだ。

 

「あー、えーと……い、いまの、オフレコで~……」

 

 オフレコ?

 まぁ、文脈的に忘れろと言うことだろう。

 あなたは頷き、自分は何も聞かなかった、と宣言した。

 

「ありがとうございます~……えーと、まぁ、粉末状にしたアダマンタイトを上手いこと焼結すると、なんだかんだミスリルとの合金にできるわけです……」

 

 言いながらカイラが自分で酒をグラスに注ぎ、ぐいぐいと飲み干していく。

 前にも思ったが、カイラはかなり酒に強い。

 

「まぁ、それだけでは上手く行かないんですけどね~……酸化被膜問題が大きくて……もっと高度な科学技術による製造技術があれば、歩留まりだって90%近く改善できるはずなのに……」

 

 はぁ~、とカイラが重苦しい溜息を吐いた。

 

「ふぅ……とりあえず、剣はそのパペテロイにしますか~?」

 

 歩留まりが悪いとなると、製造に必要な素材が確保できないのではないだろうか。

 

「できますよ~。と言うより、確保済みなんですよ~。操業は常にやってますからね~。あれは製造にさえ成功すれば加工はアダマンタイトと同じでいいので~。お手入れも~」

 

 アダマンタイト製の剣と言うのは魅力的だ。

 それでいつつミスリルの特製も持つ。

 非実体系の敵に対しても有効と言うことだ。

 

「はい、たしかにその特性もありますよ~。アダマンタイトの特製とミスリルの特製を併せ持ち、強度はアダマンタイト準拠、魔力伝導性はミスリルよりは劣りますね」

 

 極めて魅力的な素材だ。

 納期は如何程になるだろうか?

 

「ん~。1週間でなんとかなりますよ~。手直しも効きますしね~」

 

 であれば、それ以外に選択肢はないように思えた。

 あなたは、そのパペテロイとやらで頼むことにした。

 

「わかりました~。では、工賃その他コミコミで金貨400万枚になります~」

 

 持ち合わせはあるが。

 ここで出したら大変なことになる。

 後払いでと頼む。

 

「むしろ金貨400万枚の持ち合わせがあるって何事ですか~……どこに持ってるんですか?」

 

 あなたは『ポケット』について説明した。

 実演として金貨を数枚取り出しても見せた。

 

「へぇ……もう1度お願いできます~?」

 

 カイラの頼みに頷き、あなたは再度金貨を数枚取り出して見せた。

 カイラはその動作をじっと見つめていた。

 そして、無造作に『ポケット』の魔法を使って見せた。

 

「あ、なるほど~……こんな感じなんですね~。ちょっとこの発想はなかったですね~。異空間作っちゃう方が楽ですから、特定条件の物質のみ形而上(けいじじょう)領域に落とし込むのは……なるほどぉ……たしかに金と霊性は相性がいいですからね……」

 

 『ポケット』に出したり入れたりとしつつ、カイラがなにかを考え込んでいる。

 まぁ、『ポケット』が使えるのであれば話は速い。ならば金貨をこの場で払ってしまおう。

 

「そうですね~。金貨400万枚なのですが~……私のあなたのためなら、おまけしちゃいますよ~」

 

 などと言いながら、カイラは色っぽい流し目を送って来た。

 その秋波に答えなくてはあなたと言う女が廃る。

 あなたはカイラを抱き寄せると、耳元で甘く囁いた。

 

 二度と忘れられないくらい甘い夜にしてあげる、と。

 

「あっ……! その声、好きぃ……ぞくぞく、しちゃう……」

 

 あなたの甘い囁きに身悶えするカイラを抱き上げると、あなたはベッドへと誘った。

 カイラをたっぷり可愛がって、この世界で一番のお姫様にしてあげなくてはならない。

 今夜も眠れないな!

 

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