サシャが可愛すぎて我慢できなくなったあなた。
だが、さすがに町中でおっぱじめたりはしない。
あなたは野外趣味も、露出趣味もないからだ。
『
さすがにロイヤルスイートは取れなかった。
金を積んでスイートルームを取れた。
そして、あなたは濃厚な愛の時間を過ごした。
サシャも立派に成長した。
あなたとの行為を受け入れる素地を得た。
えっちに成長したサシャがあなたの腕の中で身悶えする。
その姿は、それだけでにやけるのが止め難い。
もう最高。
あなたは絶対にサシャを逃がさないことを改めて決意した。
なにがなんでもエルグランドに連れ帰る。
ゆくゆくは自分の子を産んでもらう。
「んん……ごしゅじんさまぁ……」
あなたの腕の中ですやすやと眠るサシャは満足げだ。
ついに
あなたの丹念な準備のお蔭でなんの支障もなかった。
らぶらぶえっちをして、おたがいたくさん満たされた。
しかし、これはゴールではない、はじまりなのだ。
あなたとサシャは結ばれた。
お互いに夢中で、愛を抱いている。
その愛と絆を深めていくのは、おたがいの努力である。
そして、サシャを開発するのはあなたの腕にかかっている。
まったく、忙しいことこの上ない。
サシャと愛を深め合う
サシャを開発する。
他の女にも粉をかける。
全部やらなくちゃあならない。
女好きのあなたのつらいところだ。
しかし、覚悟はとうの昔に出来ている。
目を覚ますと、あなたの腕の中にサシャの姿はなかった。
今日はサシャよりも寝坊してしまったらしい。
眼をこすりながら身を起こすと、すぐ近くにサシャの姿があった。
町中での普段着に使っているドレスシャツ。
いつもは上に何か羽織っているが。
今はシャツだけを羽織り、お茶を淹れている。
シャツの裾から、尻尾がふりふりと揺れているのが見えた。
脱ぎ散らかされた下着類が転がっている。
つまり、サシャは裸身にシャツだけを着ている。
裸シャツ。
なんと、なんと素晴らしい……
あなたは感動に打ち震えた。
すらりと伸びる脚のなんと美しいことか。
ほっそりとした脚と、尻尾が揺れるたびに覗く小さなお尻。
ニンフェットな魅力が無尽蔵に湧きいずるかのようだ。
「あ、ご主人様。おはようございます」
感動に打ち震えていると、サシャがあなたの起床に気付いた。
そして、手にしていたカップをあなたへと差し出してくる。
そろそろ起きるだろうという推測があったようだ。
実際、日はずいぶんと高く昇っている。
起床していてもおかしくはない時間のようだ。
「なんだかまだ、なにか挟まってるみたいで、へんな感じです」
カップを手に、ベッドに腰かけたサシャ。
そして、そんなことをはにかみながら言う。
いずれ慣れると言いながら、あなたはサシャの頭を撫でた。
相変わらず触り心地抜群の耳をふにふにすると心が和む。
「ん……ご主人様、私の耳、好きですね」
大好き。あなたは笑顔でサシャに答えた。
あとサシャのもちもちほっぺも大好きである。
かつては肉付きの悪かったサシャの頬も、今ではもちもちだ。
たくさん食べて、たくさん運動をし、たくさん可愛がった。
女の子は可愛がれば可愛がるほどに肉付きがよくなるものだ。
今のサシャは健康的な年頃の娘さんそのものだ。
「えへへ、身長もちょっと伸びたんですよ」
そう言って胸を張るサシャは可愛らしい。
思わずシャツを押し上げている先端を指先でくすぐってしまう。
「あん……もう、カップを持ってる時は危ないですよ」
めっ、と言いながら鼻をツンとされてしまった。
あなたはあまりのかわいらしさに身悶えした。
カップを手にしつつ、サシャを抱き寄せてキスをした。
「んぅ……ちゅ……」
触れ合うだけの優しいバードキスは、とても甘かった。
優雅な朝の時間を過ごした。
それからあなたとサシャは宿に戻った。
部屋に戻ると、レインとフィリアは机の前でなにか話し合っていた。
書き物机の上はじつに雑然としている。
木工用の工具がいくつか。
オイルフィニッシュ用だろう油や布。
木くずの中で転がっている細い木の枝はワンドだろうか。
若干ながら、魔法のエッセンスを感じる。
おそらくはフィリアが作りかけているワンドだろう。
「あら、おかえり」
「おかえりなさい、お姉様」
ただいまとあいさつを返す。
そして、あなたはなにをしていたのかを訪ねた。
「ワンド作りのコツを聞いてたのよ。特に、前段階の部分をね」
「持ちやすくて振りやすいワンドにするのには、それなりにコツがいるんですよ。まぁ、秘術用品店なんかだと、秘術を込める前のワンドも売ってるんですけどね」
使いやすいワンドを作るのは魔法の技術ではない。
木工細工の技術だ。すると、職人の出番でもあると。
まぁ、それは当たり前と言えば当たり前の話ではあるのだが。
小さくて細い杖なので、多少デキが悪くてもどうにでもなるが……。
やはり丁寧に作ったものの方が使いやすい。
そして、それをアウトソーシングするのもひとつの手か。
「考えてみると、あなたも魔法が使える以上はワンドくらい作れるのよね」
滅多に作らないができる。
あなたはそのように答えた。
エルグランドのワンドは誰にでも使える。
その代わり、効果が一定なのだ。
そのため、魔法が使える人間にとって、ワンドはあまり実用的でない。
それより強力な魔法が使えるのだ。
ワンドを持つ意味がほとんどない。
まぁ、魔力は使わないと言う利点はある。
術者の技量で威力が左右されない魔法のワンドなら持ち歩くこともある。
『ミラクルウィッシュ』のワンドはその典型か。
しかし、あなたの場合はやはりワンドを持つ意味がない。
魔力を節約しなければならないほど魔力量に不安がない。
そのため、荷物を増やす手間を嫌ってワンドはほぼ持ち歩かないし、作らない。
『ミラクルウィッシュ』のワンドはいくつかの数少ない例外に該当する。
「効果が一定だけど、魔法が使えなくても使える……のよね?」
あなたは頷いた。
以前に魔法を教え合っていた時にそんなことを教えた覚えがある。
「でも、エルグランドの魔法は殆ど戦闘用のものなのよね……」
あなたはそれにも頷いた。
そのため、戦士にとってもそこまで有用ではない。
ある程度以上の強さを得ると、威力が一定のワンドより殴った方が強い。
もちろん遠距離攻撃ができる利点はあるが。
べつに弓とか銃でよくない? と言う根本的問題が。
まぁ、純粋魔法属性である『魔法の矢』が手軽に使える利点もなくはない。
エルグランドの魔法は戦士でも手軽に習得できるので。
『魔法の矢』だけ覚えておけばいいのでは?
そう言う疑問はさておいてもだ。
「サシャに持たせておけば手札が増える……くらいよね」
それならそれでサシャに普通に魔法を教える。
エルグランドの魔法なら覚えるのも使うのもすぐだ。
使い過ぎで死ぬのもすぐだが……。
なに、蘇生もすぐだ。問題ない。
そう言えば、サシャに魔法を教えると約束しておいて、未だ守っていなかった。
「そう言えば、そうですね」
とりあえず『ポケット』の魔法から教えることにする。
サシャの身体能力なら相当な荷物も持ち歩けるだろう。
まぁ、重さも軽減してくれる魔法のかばんもあるので。
そこまで有用ではないかもだが。
あなたはベッドに座り、サシャを膝の上に招き寄せた。
そして、サシャの手を取り、サシャを通して『ポケット』の魔法を発動させた。
以前にサシャには魔法的な感覚を覚えさせたため、サシャには『ポケット』の魔法の流れが分かっただろう。
「んん……こ、こう……かな?」
むむむ、と力むサシャだが、『ポケット』が発動する気配はない。
魔法的な感覚は得ているとは言え、魔法の行使の感覚はまだ養われていない。
この辺りに関しては、繰り返しやって覚えるしかない。
『ポケット』の魔法はほとんど魔力を消費せずに使える。
これは膨大な魔力を持つあなた視点ではなく、一般的な視点から見てだ。
魔法的な才覚に乏しい種族でも、なんら問題なく使えるのだ。
そのため、魔法の行使に慣れる意味でも『ポケット』の魔法は有用なのだ。
エルグランドに魔法使いが多い理由はそこにあるだろう。
非常に覚えやすく使いやすい魔法が主流と言うだけではない。
幼少期から『ポケット』の魔法に慣れ親しんでいる。
そのため、全員が潜在的に魔法使いの素地を持っているのだ。
あなたはサシャの手を取って、行使の不出来な部分を強調して『ポケット』を発動させる。
そうしたことを繰り返すうちに、サシャの『ポケット』は無事に発動した。
「わぁ! できた! できましたご主人様!」
財布を『ポケット』の中に仕舞ったサシャがそんな風に喜んだ。
次は『ポケット』から出してみるように、と伝えると、こちらも問題なくこなした。
「……見てるとすごく理不尽に感じるわね」
「そうですか?」
「ああ、うん……秘術使いからすると、すごくね……私、魔法を使えるまで2年もかかったのよ……」
こちらの魔法はそれくらい習得に時間がかかるものらしい。
まぁ、これは感覚的なやり方、言ってみれば邪道なやり方である。
正統派の術式を正しく把握し、それを丁寧に構築するやり方ならもっと時間がかかるものだ。
また、魔法的な感覚に目覚めるのにももっと時間が必要だ。
サシャの場合、あなたが丁寧に魔力を浸透させて魔法的な感覚を強制的に養ったのである。
へたくそがやると相手が爆散したりするが……。
あなたは熟練魔法使いだ。9割は成功する。
残り1割の率で死ぬけど大した問題ではない。
「えへ、えへへ、私も魔法使い……魔法使い!」
まぁ、エルグランドでは『ポケット』の魔法が使えても魔法使いと認められることはないのだが。
嬉しそうに『ポケット』にものを出し入れするサシャが可愛かったので、あなたは細かいことは言わなかった。
それに、名実共に魔法使いにしてしまえばいいのだ。
あなたはサシャに『魔法の矢』の魔法も教えることにした。
「はい! ぜひ!」
「大丈夫? エルグランドの魔法よ?」
「うっ」
レインに指摘され、サシャが硬直した。
あなたは笑って、サシャの魔力量なら3回くらいは問題なく使えると教えた。
あくまで無理して使うと危険なのだ。
「な、なるほど」
それに、使っていくうちに魔力も増える。
そのうち3回から4回になる。
やがて5回や10回となる。
そんな積み重ねで魔法使いになれるのである。
「考えてみると、私もお姉様にエルグランドの蘇生魔法とかを教えてもらえれば……」
それは止めた方がいい。
エルグランドの蘇生魔法は強力だ。
その分だけ非常に難易度が高い。
フィリアでも1発で魔力は枯渇してしまうだろう。
それほどに消耗も大きいのだ。
戦闘中に使うことになれば既に魔力は消耗しているだろう。
そうなった時に無理やり使えば、おそらくフィリアは爆散して死ぬ。
って言うか、なんなら魔力満タンの状態で使っても爆散するかもしれない。
「やめておきます」
フィリアは実に冷静な判断をした。
「でも、たしかに有用な魔法もあるはずよね……ねぇ、転移術とかないの?」
もちろんある。短距離テレポートのほか。
行ったことのある町に徒党まとめて転移する魔法など。
まとめて転移する魔法はそれほど高度な呪文ではない。
「いや、それ最高位の転移魔法じゃない……って言うか、その呪文があるなら復路は転移でよかったんじゃないの?」
それはその通りなのだが。
それに関しては移動に慣れるという側面もある。
往復のことを考えて準備をする経験は積んでおいても損はないはずだ。
「それもそうか……」
しかし、考えてみるとその選択肢はありかもしれない。
エルグランドでは地殻変動で時折現れる迷宮に挑んでいた。
町の近くにあるとは限らなかった。
そのため、冒険の準備はおろそかにできなかった。
だが、この大陸では町に付随する形で迷宮がある。
正確に言えば、迷宮があるから町が成立したのだ。
迷宮に付随する形で町がある、と言うべきか。
ともあれ、町から町に転移するだけで挑めるのならば。
移動に慣れる必要はそこまで重要ではないかも……。
まぁ、いずれフィリアとサシャはエルグランドに連れ帰るつもりだ。
そのエルグランドのやり方に慣れてもらうという意味でも、このやり方は続けた方がいいかもしれない。
あなたはレインとサシャに、魔法を覚えたいならこれから教える、と伝えた。
2人は頷いたので、今日は魔法講義をすることとなった。
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