「私は、ちょっと
「いえ、まだです。まだ。もっと、もっと欲しいです……」
「ああ、そうです。これです、これくらいが欲しかったのです」
あなたとギールの激しく乱暴で、それでいて押し潰すように気持ちいい交合。
あなたはそれを堪能し、ギールは打ち込まれる激しい快感に打ち震え。
そうして1発1本の要領で与えた若返り薬をギールは欲張りまくった。
若返りの薬は以前に話したように、およそ2~3歳ほど若返る。
その時の体調とか、薬の微妙な量の差とか、飲み方とか。
いろんな要因が影響して、若返る度合は一定ではない。
そもそも年齢なんて見た目で正確に測れるわけではない。
15歳0日と15歳364日ならばそれなりに差もあるだろうが。
20歳0日と20歳364日では、ほぼ誤差程度の差だろうし。
もっと言ったら、25歳と27歳で顕著な差があるかと言えば否だ。
そんなわけで、欲張ってもあんまり意味のない薬なのだが……。
ギールは欲張りも欲張ったり、なんと5本も若返りの薬を追加で飲んだ。
ブレウよりもさらに若く、サシャと同じか……下手すると年下なのではないだろうか。
「これくらいの外見なら、妻と釣り合うでしょう。ああ、よかったよかった」
そんなことを鏡を見つめながら独り言ちるギール。
鏡を見つめる視線には熱が籠っており。
映し出される自分の姿に喜びを感じていることが分かる。
あなたはそんなギールの背中に覆い被さって、綺麗な女の子だね、と囁いた。
「ははは、複雑な気分ですね。やはりこう、父として、夫として一家を養ってきたわけですから」
などと口では言うものの、声音には喜びの色がひしひしと感じられる。
なるほど、ギールは割とそう言う趣味とか、願望があったらしい。
まぁ、珍しくもない話ではある。趣味はそれぞれだ。
内に秘めたる欲望が、今ここで開花した。
そして、ギールはいままで抑圧されていた願望に狂い出している。
若返りの薬を欲した理由も、なんとなく分かった。
ギールは取り戻したいのだ。女の子としての人生を。
女に生まれていたら過ごせたはずの、青春を。
本来ならありえない奇跡があなたの手によって齎された。
そして、あなたの手による奇跡はまだ続々と垂らされている。
今のギールはそれを拒めない……いや、拒むという発想すらあるまい。
ひたすら奇跡を呑み込み続け、肥え太り続けることだろう。
あなたはこれはいいぞと内心で
女の体をしているのだからスカートにも慣れないとね、と。
「え、ええ? いや、そんな、私は男ですよ? そんな、スカート、なんて……スカートなんて、ね」
憧れているところを隠せないような調子だ。
スカートはやはり、女性性の象徴のような部分がある。
まぁ、ところ違えばスカート状の衣服が男性性の象徴だったりもするが……。
少なくとも、この大陸においてスカートは女性用の衣服だ。
それを着用することは女性以外にはありえない。
仮にあるにしても、それはジョークとして用いられる仮装だ。
「まあ、しかし、スカートを履かなくてはいけない場面も、あるのかもしれません。そうですね、1度くらいは履いて、慣れておくべきなのでしょう」
そんな自己弁護による理論武装をし出した。
具体的にその場面がなんなのかの言及はない。
もっともらしい理由をつけた、ただの
だが、詭弁だろうがなんだろうが理由があればそれでいい。
あなたはまさにその通りだと頷き、少なくとも今日1日はスカートを着用することと命令した。
「ええっ、今日1日スカートですか!? そ、そんな、困ってしまいますよ」
全然困ってない顔で言うギール。むしろニヨニヨと笑っている。
そんなギールに、あなたはいかにも困ったなと言う顔をしてみせる。
そして、考えてみるとお針子として雇っているブレウが今はいないぞ? と口にしたのだ。
「ああ、そう言えば……え? ブレウ以外の針子はいなかったのですか?」
あなたは頷く。これは本当で、ブレウ以外に針子はいない。
たった1人の針子であっても、この屋敷の規模なら十分回る。
そもそも針子はあなたや上級使用人のために繕い物をするのだ。
メイドたちの場合、繕い物はメイドたち自身でやるのだ。
それに、ブレウにはかなり自由裁量権を与えていた。
臨時でお針子を雇ったり、アシスタントを雇う資金も与えていた。
そのため、必要に応じて臨時雇いを入れたり、メイドに手伝わせたりで仕事を回していたのだ。
「それは……困りましたね。あ、なにか予備のメイド服とかあったりは……」
メイド服、着たいのだろうか?
気になったが、ツッコんでやっぱりスカートはやめておこうなんて冷静になられても困る。
あなたは本来の目論見である、服屋に買いに行こうと提案を口にした。
「服屋に……服屋ですか……」
そう、服屋にならばスカートなんていくらでもある。
好きなものを選んで、好きなスカートを履くといい。
好きなだけ服を買ってあげるよと、あなたは優しくささやいた。
王都の服屋の品ぞろえはじつにすばらしい。
あなたでも目移りしてしまうほど可愛らしい服がたくさんある。
あなたの服はあなた自身が手掛けた逸品だ。
デザイン自体もあなたに似合うように仕立てたし。
込めた魔法のエッセンス、エナジーも入念に吟味したもの。
衣服として可愛らしく、防具としてすばらしく。
そんな機能を両立させた、神器と言えるほど高性能の存在だ。
これを脱ぐという選択肢はまずないが、そうしようかと迷ってしまうほどに魅力的な服がある。
「たくさん服がありますね……うわぁ……すごい……男向けの服なんて大した種類がないのに……うっ! ぎ、銀貨、8枚!?」
色とりどりの布地が使われた服たちにギールは目移りしている。
そして、張られた値札に驚愕し怯んでいた。可愛らしい反応である。
もう今のサシャなんか基本が金貨の本でもドカドカ買うのに。
まぁ、銀貨8枚となると、大工の日給よりも高いだろう額だ。
近代
さらに安価になるには、衣類原料の低価格化が必要だろう。
動物性原料か、植物性原料かでも違うが、いずれにせよ植物の栽培技術が必須だ。
栽培技術の更なる発展か、あるいは肥料の作成技術の発展か。
まぁ、一朝一夕に起こり得るようなものではないだろう。
「お、オーナー、この店は高いです……古着屋に行きましょう」
そんなことを言うギールに、あなたは金貨を10枚ほど見せつける。
幸運なことに、ギールのオーナーであるあなたは超絶の金持ちなのであった。
この店の服を全部ギールのために買い上げてもいいくらいだが……。
たぶん、制限した方が面白い結果になる……のではないだろうか?
「金貨10枚も……よろしいのですか?」
もちろん構わない。あなたは内心の目論見は見せずに頷いた。
ギールは表面的には落ち着いて見せつつもウキウキで服を選び始めた。
色とりどりの布に目を奪われ、可愛らしい服を探して。
そして、ギールが足を止め、手に取ったのは、鮮やかな赤い布の使われたスカートだった。
実にいいデザインだ。特に色が赤いのがいい。あなたも赤は好きだ。
「あの、これがいいのですが……」
もちろん構わないのだが、ギールにはちょっと小さいのでは?
ギールが手にしているのは、成人女性向けのものではなかった。
もう少し若い……10代半ばくらいの少女に向けた商品と思われる。
マフルージャ王国の流行りとか、年齢別の服装の傾向からして、間違いないだろう。
まぁ、サイズ的には着れないこともないだろう……腹回りがキツいとは思うが。
「……ダメでしょうか?」
残念そうな顔をするギールには、あなたは笑う。
ダメなことなどない。欲しければ買えばいいし、履けばいいのだ。
そんな風にギールの選択を肯定しつつ、あなたは内心で嗤った。
なんとなくそうなるのではないかと思ったが、そうだった。
ギールは若くなりたいのではなく、年若い少女の自分になりたいのだ。
そうである以上、成人向けのそれではなく、年若い少女の服を選ぶと思った。
あなたはスカートを手にしたままのギールに、新しく若返りの薬を見せる。
そう、奇跡はまだある。あなたの手にいくらでもあるのだ。
これを追加でもう2本ばかり飲めば……そのスカートの似合う年頃になる。
あなたはギールに、帰ったらスカートを履いてイイコトしようよ、と提案した。
「は、はい……」
じつにすばらしい。
あなたはギールの返事に満足した。
衣服を何着か買って帰り。
家で姿見を前にしてそれを着せる。
スカートの履き方とか、下着の着用法とか。
その辺りの女の嗜みもちゃんと教えてやる。
「う、少しキツイです……うう……た、たしかに、ちょっと……」
10代後半ほどの外見のギールには、ちょっと若すぎる格好だ。
そんなギールに、あなたは若返りの薬を渡す。
先払いで渡しておくので、後で愉しませて欲しい。
「ありがとうございます!」
喜んでさっそく若返りの薬を飲むギール。
するとたちまちのうちに若返り、外見がさらに若くなる。
ケモ耳持ちの、15歳ほどの外見の少女。
これは最高だ、たまらない、美味し過ぎる!
20代のブレウ、18歳のサシャ、15歳のギール。
一家族でこれほど素晴らしいグラデーションが描かれる。
こんなに素晴らしいことはそうこの世にありはすまい。
あなたは狂おしいほどの興奮に包まれた。
「うわ、わあ……これが、私なのですか……スカートを履いて……手首が細い……太ももが、こんな、前の私なら、手で一回りできそうな……」
小さく細くなった体に、ふわふわと喜ぶギール。
なんてことだ、可愛すぎる。年頃の少女にケモ耳のコラボレーション。
可愛い服に喜ぶ少女らしさは脳が灼けそうなほどだ。
男が女装をしたり、劇で女役をすると、下手な女より女らしくなることがある。
それは当然と言えばそうだ。男は女ではないのだから、女らしく見せる必要がある。
そのために男たちはより一層女らしくなろうと、精一杯の努力をするのだ。
そんな努力が、女と言う性別にあぐらを掻いた連中に勝るのは当然と言える。
ギールは叶う限り女らしく振舞おうとする男であり。
それでいながら性別は『ミラクルウィッシュ』の力で女になっている。
そう、これほどまでに女らしい存在は、そうそうありえないのだ。
「オーナー、どうでしょう? 似合いますか?」
くるんとその場で回り、スカートを翻すギール。
はにかんで、うっすらと頬を染めると、そう尋ねて来た。
その姿はあまりにも可愛らしく、あなたはそのまま襲いそうになった。
が、あなたはかろうじて理性を総動員して、最高に可愛いよと褒め称えた。
まだ、まだだ。理性を手放すには早い……。
ここで問答無用で襲ってしまうと、恐怖を抱く可能性がある。
ちゃんと淑女的に、ちゃんと優しく襲わなくては……。
「それで、オーナー、そのですね」
なんだろうか?
あなたは頑張って理性を維持しつつ返事を返す。
「その、若返りの薬を2本いただいたわけですから……ど、どうぞ?」
つまりなにか。これからイイコトをしてもいいと。
ギールの側から許可が出たので、襲っても和姦だ。
つまり、もはや理性を手放してもいいのだ。
あなたはギールの許しに喜び、理性を手放した。
ギールを素早く抱きかかえ、ベッドへ。
外見的には共に15歳前後のあなたとギールだが、あなたの方が体格はよい。
栄養状態の悪い庶民と、栄養状態のよい市民では体格が違うのは普通だ。
そんな細く小さなギールをベッドへと押し倒す。
そして、奪うように深く強いキスをする。
口内をまさぐるあなたの舌が、鋭く尖った犬歯を感じる。
獣人の犬歯は鋭く、舌先で感じるだけでも興奮する。
「ぷはっ……お、オーナー、その……」
分かっている。乱暴に激しく抱いて欲しいのだろう。
優しくされると好きになってしまうからと、ギールはそう言う。
「その、違くて……あの、ごめんなさい」
ごめんなさい? なにに対しての謝罪だろうか?
なにかの仕込みであなたの暗殺でも狙っているのだろうか?
まぁ、その場合は普通に返り討ちにして、死ぬほど抱いてオシマイだが。
「私、年頃の女の子になりました。でも、本当は、年頃の女の子じゃ、ないですから……」
そう言って手で顔を覆うギール。泣いているのだろうか。
しかし、ギールはそんなことを気にしていたのだろうか?
そんなこと言ったら、あなただって本来は老婆なのだ。
あなたに重要なのは実際の数値ではなく、見た目の印象だ。
今のギールは15歳ほどの可愛らしい少女。それでいい。
「いいえ、いいえ……オーナーに、私のはじめてを、さしあげられなかった……」
そのあまりにも可愛らしい発言にあなたの気が狂った。
ギールの処女は、どこのだれとも知らない男が奪った。
娼館に売られていたのだ、それは当然のことと言える。
それを申し訳ないと思って、泣きながら謝る。
こんなかわいい姿が早々あるか?
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
あなたはギールのそんな謝罪を紡ぐ口をキスで塞いだ。
申し訳ないという気持ちが消え去るほど抱いてやろう。
優しく、激しく、そして
夜まで抱いて、それでも足らなければ朝まで抱いて。
まだ足りなければ、満たされるまで可愛がろう。
どうやら、今日は眠るわけにはいかないようだ。
まったく、今夜は眠れないな!
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