あなたはエルグランドの冒険者だ   作:朱鷺野理桜

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 なんとか全員の了承を取った。

 あなたは採寸するので脱げ、と命じた。

 

「やっぱりそう言う目的じゃないのよ!」

 

 服を脱がないで採寸が出来るわけない。

 だから、脱げ。あなたは真面目に告げた。

 

「あ、あの、レインさん、採寸はたしかに脱がないとできませんから……」

 

「うっ……ま、まぁ、そうなんだけど……」

 

 あなたがちょっと楽しむのは役得だと思って欲しい。

 ともあれ、あなたはフィリア、レイン、サシャの順で採寸を行った。

 順番に関しては、パッと見て分かるくらい体形に差があるのでそれだ。

 

「どうですか、お姉様。作れそうですか?」

 

 フィリアはB101、W62、H97のようだ。なんと素晴らしく豊満なのだろうか。

 レインはB83、W56、H86のようである。バランスよくまとまった美しい肢体だ。

 サシャはB69、W51、H73。ちんまりしてかわいらしい。これはこれで。

 

 フィリアのアンダーバストが73センチであるから、カップサイズで言うとH。

 レインのアンダーバストが67センチ、カップサイズはDカップになる。

 サシャはアンダーバストが64センチなので……AAカップと言うことになる。

 サシャに関しては将来に期待と言うことにしておこう。そのままでも需要はある。あなたとかに。

 

「AA……というのは、よくないんですか?」

 

 まぁ、小さい。

 ただ、サシャはまだ未成熟だ。

 アンダーバストが少々大きいのもその典型。

 胸郭のサイズは十分大きいが、乳房がないだけ。

 また、体格の割に足が大きく、手も大きい。

 どちらもレインと遜色ないほどの大きさだ。

 

 身長で言うと、フィリアが172センチ、レインが163センチ、サシャが145センチ。

 20センチ近くの身長差があるにも関わらず、体の末端のパーツの大きさに差がない。

 そのため、これからの成長も踏まえると、レインくらいの体型になる可能性は高い。

 

「レインさんくらいに……!」

 

 いっぱい食べて、いっぱい運動して、いっぱい寝ること。

 それがよく育つ秘訣である。つまり健康的な生活をすること。

 おいしいものをたくさん食べさせてあげるからね、とあなたはサシャにささやいた。

 

「はい! いっぱい食べて、いっぱい運動して、いっぱい寝ます!」

 

 そう言って意気込み、笑うサシャの姿は将来の希望に溢れていて可愛らしい。

 今まで低栄養状態だったのはまず間違いない。

 改善された今後はすくすく成長するだろう。

 

 女の成長期は男よりも終わるのが早いので。

 今後の1~2年くらいが勝負だろうか?

 と思ったが、よく考えたらサシャは獣人。

 人間とは成長期が違う可能性もあるか。

 

「ほんとにあなた、サシャには甘いわよね……」

 

「男に甘くて女に厳しい女よりはいいと思います」

 

「まぁ、そうね……」

 

 フィリアは男に媚びを売る女に対して嫌な思い出でもあるのだろうか。

 そんなことを思いつつも、あなたは可愛いサシャの成長に想いを馳せるのだった。

 

 

 

 とりあえず採寸が出来た。

 各々の身体データは十分だ。

 あなたは下着の制作に取り掛かった。

 呼び出すかもしれないので、基本的に家にいるようにも頼み、手早く制作にかかる。

 

 下着制作にあたって、基本の型紙は揃っている。

 そのため、個々人に応じたサイズの調整を行うだけで作れる。

 本当ならレースの飾りとか、美しい刺繍とかをすべきなのだが。

 さすがにそこまで手間をかけていられない。

 よく言えばシンプル、悪く言えば簡素なものに仕立てた。

 立体縫製(ほうせい)だから、凝ってると永遠に終わらないし。

 

 素材はシルクで作った。

 あなた用の下着素材の流用である。

 

 あなたは装備品になる防護服の類はともかく。

 下着類や靴下などの細々したものは自作している。

 というか、エルグランドの民の多くは裁縫技術が高い。

 混血が激しいせいで、吊るしの服が着れない者は多い。

 あなたは吊るしの服は着れないことはないが……。

 不都合が多いので装備品の仕立て直しなどに必要な技術だった。

 

 そうして仕上がったブラジャーをフィリアにつけてやる。

 ピッタリと体に合った抜群の仕上がり具合だ。

 

 フィリアは腕を回したり、体を捻ったり。

 そしてぴょんぴょん跳ねてみたりしている。

 胸がばゆんばゆゆんと揺れている。

 レインとサシャが凄いものをみた……という顔をしていた。

 ブラジャーをつけていなければもっと凄いのだろうが。

 やったら痛いのでやりはしないだろう。

 

「これ、すごくいいです! このブラジャーという下着、最高ですね!」

 

 フィリアが嬉しそうに笑っていると、あなたもうれしい。

 なによりこれからはブラジャーを外す楽しみが増えた。

 

「そんなにいいの?」

 

「はい! すごく!」

 

「そこまで?」

 

「ぜんぜん痛くないんですよ! 揺れないし、苦しくないし、それにつけるのも簡単です!」

 

 布をくるくると体に巻くのはめんどくさい。

 あまりやったことのない行為だが。

 めんどくさいことは知っている。

 

 なにより、フィリアほど大きいといろいろと工夫が必要だ。

 胸をしっかり圧し潰すように巻かないと意味がないだろうし。

 胸が圧迫されて苦しいし、長時間の着用は痛くてたまらないだろう。

 

「これ、他にも用意してもらえるでしょうか?」

 

 もちろんだ。

 フィリアはあなたのペットだ。

 主人として衣食住の提供は当然のこと。

 

 いずれ、時間を見て刺繍(ししゅう)やレースを入れた下着も用意しよう。

 やはり、デザインにも凝った方がいろいろとカワイイ。

 機能的には意味がないが、心理的には意味があるのだ。

 外す側としても可愛い下着を外す方がなんか嬉しい。

 引き千切るのはもっと楽しい。

 作り直さなきゃいけなくなるけど。

 

「やたっ。おねがいしますね、お姉様」

 

 小さくガッツポーズするフィリア。

 どことなく幼げで可愛らしかった。

 喜んでもらえれば仕立てた甲斐があったというもの。

 

「私の分も用意してくれるのよね?」

 

 レインが念を押すように尋ねて来た。

 フィリアの喜びようから気になったらしい。

 あなたはもちろんだと頷いた。

 レインはペットでこそないが冒険仲間だ。

 それくらいのサービスはするべきだ。

 

「そう、助かるわ。でも、下着代くらいはお金出すわよ。手間がかかってるし……銀貨5枚でどう?」

 

 その辺りの相場は分からないが……。

 高いのだろうか、安いのだろうか?

 サシャに買い与えた服はもっと高かったような気がする。

 具体的な値段はもう忘れたが。

 

「あなた、金銭感覚が雑なのよ……普通の下着は新品のしっかりしたやつでも銀貨1枚もあれば買えるわ。服なら、サシャが着てるようなのは10枚から……ってとこかしら」

 

 まぁ、ほつれないように端を縫い留めただけの布である。

 あれが高い方が不自然なので、そこまでおかしくはない値段だろう。

 布地としての価値で見れば、服の値段と比較しても妥当な気がする。

 であれば、銀貨5枚で上下一揃いを仕立てると言うことにした。

 

「分かったわ。お金は用意しておく」

 

 とりあえず最低限必要だと思われる分は用意しておく。お金は後でいい。

 サシャはもちろんあなたのペットなので用意する。

 

 なんなら未成熟な少女の下着を引き裂くという行為は最高にそそる。

 ブラジャーを引き千切り、解放された乳房がふるんと揺れる光景ほど美しいものはそうは見当たらない。

 そのため、フィリアとレイン以上にたっぷりと用意するつもりだった。

 

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