俺だけ役職がおかしいんだが。   作:ARCHANGE

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異世界なんてものは無かった。いいね?

「異世界に行ってみたい?」

「うん!」

「急だなお前…」

 

俺の友達が急にバカを言い出した。

名前は葵。檜笠葵。

 

「それに行っても活躍できるとは限らねえんだぞ?」

「そうだけどさ…やっぱ夢は持たなきゃね!」

「自分に見合った夢じゃなきゃ叶えれるとは限らねえからな。」

「君は夢あるの?」

「俺か?俺はねー…特にないな。」

 

まぁ嘘だが。

 

「こうぱぁって!魔法陣なんかが出てきちゃってさ!」

「例えば?」

「こんな感じで教室の…床に…」

「魔法陣だね。」

 

スーッ……嘘だろ?

 

「異世界転移だぁ!!ヤッター!!」

「これがフラグの力かぁ…」

 

こうしてフラグの力(?)によって異世界に飛ばされた。

 


 

あれなにこの真っ白空間。

…………はっ!?

 

「ようやく最後の転移者が目を覚ましたか…」

 

目を覚ましたら…ロリが椅子に座ってこっちを見てた。

 

「なんだこのロリ。」

「誰がロリだって?」

「アッスイマセンナンデモナイデス」

 

怖えよ!!なんだこのロリ…

 

「ちなみに思考は全部筒抜けだぞ?」

「プライバシーが!」

「おだまり!」

「シュン………」

 

怖…

 

「あー…もう特に何も残っちゃいないなぁ…」

「えっ?マジで?」

「お前が起きるの遅かったからな。」

「もっと早く起きたら良かった…」

「待ってろよ…今補給して貰ってるから。」

「って…あいつまた変なの入れやがったな…」

「あいつって?」

「あのバカいっつも懲りずにこの能力を入れてくるんだよな…」

「なんですかその能力って」

「似通った能力のごった煮って感じ。」

「わぁ。」

 

ぶっちゃけ生き残れればなんでもいいんで適当に見繕ってもらうか。

 

「はいよーじゃこれで良いか。」

「ああそうだこの人思考覗けたんだった。」

 

3秒後。

 

「じゃ飛ばすよ。」

「早くね?」

「つべこべ言わず行った行った。」

「本当に大丈夫なんですか?」

 

突如浮遊感が身体を伝う。

 

「じゃ向こうの世界で頑張ってねー」

「はいはい…」

 

また視界が暗転し今度こそ異世界に飛ばされた。

 

「はー…やっとあの能力押し付けられた!!」

 


 

「………雑な飛ばし方すぎるだろ…」

「一体どこなんだ!?」

「戦士達が目覚めました!」

「なんか漫画で読んだことある展開だねぇ…」

「異世界召喚なんかそんなもんだ。」

「それにしてもクラスメイトまで転送してしまうなんて…」

「お前としては自分一人で良かったって奴らだろ?」

「まさか君がいないと飽きそうだからね。」

「ええ…」

 

なんだかクラスがガヤガヤして来た。当たり前か。何しろ全然知らない場所に飛ばされたんだからな。

 

「お静かにお願いいたします。」

 

おおうなんか胡散臭い魔法使い婆さんが出てきたなぁ…

 

「皆さんどうか聴いてください…」

 

年食うと話が長くなるのでカット。

要件だけまとめるとこう。

 

この世界は魔王によって支配一歩手前の所まで来ているらしい。

うーんテンプレだな。

んであーだめだわ自分らじゃどうにもならないから外から助けを呼ぼう。

今に至るってわけ。

どうか我々と一緒に魔王と戦って欲しいとのこと。

 

「すごくテンプレだね…」

「だな。ありきたりなテンプレだわ。」

 

驚くほど見てきた流れだ。

 

「そうして文句を言ってるクラスメイトをイケメンと一軍がまとめ上げる…」

「みんなここは協力しようじゃないか!」

「ほら。」

 

これもフラグの力か。

 

「困ってる人を助けるのは当たり前じゃ無いのか!」

「僕は戦うぞ!!この国の為に戦う!」

「ほらあいつもそう言ってるんだから戦おうぜ?な?」

 

そうして2軍も3軍も上によって無理やりまとめられる。

ああ俺ら陰の者はって?拒否権なんかあるわけ無いだろ?

 

「見事だねえ…ここまですごいと俺、涙が出そうだよ…。」

「どっかで聞いたことのあるセリフだねえ…」

「今更だろ。」

 

うーんビックリするほどテンプレ通り。

 

「さてと…そうして…やっぱり運ばれてきたよあれスキル鑑定水晶だろ。」

「絶対そうだね。間違いないね。」

 

水晶の下に板…というかカードが敷かれてる。

 

「あれ絶対ステータスカードだろ。」

「だね。」

 

この世界はそうやってステータスカード作るのか。

 

「さてと…あの一軍イケメン様のステータスは…」

 

……見えねー!!あっでも職業は見えるわ。

 

「あいつ勇者持ってったな。」

「さすが人気職はああいう一軍が持っていくよね…」

「だろうね。俺らは陰の者だからなぁ…残ったものを押し付けられるだけなんですわ。」

 

しょうがないね。陰キャだからゴミ押し付けられるんだ。多重の意味で。

 

「お前の職業は…魔法使いか…。」

「うう…やっぱり人気職は全部持っていかれちゃった…」

「魔法使いか…俺は何になるだろうな。」

 

おや…俺の番が来たらしい。

 

「さてと…俺の職業は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ海兵隊総司令官

 

「は?」

 

なんで?ええ?俺軍人さん!?

しかも俺バチクソ偉い人じゃん!!

 

「総司令官?えっ?!」

「海兵隊…ええ…嘘だろ?」

「異世界ぶち壊しじゃん!!」

 

イレギュラーは俺でした。

 

「ナンテコッタ。」

「すごいなぁ…自分一人で異世界ぶち壊しだねえ…」

「俺がかぁ…」

 

めっちゃくちゃ偉い人になりました。……すっごい嫌な予感がする。

 

「スキルが怖いよ…」

「ナニコレェ」

 

怖いんだが…

 

「ねぇなんかすでに見えてるんだが?」

 

スキル:基地召喚

 

軍事基地を召喚する。莫大な土地が必要だが無いなら無理矢理開けるだけだ!!

 

「これ多分地形破壊する奴だ。」

「あのアメリカだからね…」

 

まだある…

 

   :兵器召喚

 

気化爆弾から小銃までありとあらゆる兵器(核を除く)を召喚する。まずは骨董品から処分しては?

 

「もう怖いよ…異世界のいの字も無くなるよぉ……。」

「あーもうどうにでもな~れ!!」

 

 

   :兵士召喚

 

地獄の海兵隊員を召喚する。圧倒的な物量で潰して上げましょう。ちなみにセンパーファイガンホー!ガンホー!ガンホー!なので安心してください。

 

「兵士まで召喚しちゃった…」

「異世界って何だっけ?」

「さぁ?」

 

   :装備品召喚

 

装備品を召喚する。医療道具からサーマルスコープまで何でも召喚する。品揃えのアメリカ。

 

「アメリカって何でもあるんだね。」

「うん。」

 

なんだこの圧倒的なまでの軍事力は。異世界侵略でもする気ですかレベルやん。……似通ったって事は……これアメリカ軍以外も召喚できるって事!?

 

「まず兵器召喚でもしてみるか…」

「この場で!?」

「マジで色々あるな…」

 

スキルを発動しようとしたらカタログが出てきた。

 

「……おっ出てきた。」

「わぁ現代銃。」

 

M4sopmodが手の中に握られている。

………弾は……これか。

 

M855A1が出てきた。

 

「おー………弾をマガジンに込めろと?」

 

……ケースで。

 

「スピードローダー欲しいな…」

「いや何してんのマジで」

「マガジンに弾を一発ずつ込めてる。」

「あの…魔法は?」

「魔法(物理)だよ。」

「ええ…」

 

M4SopmodにB-25UとX-400を装着する。

ACOGでいいのあったかな…AN/PVQ-31でいいか。

 

「斜めマウントも取り付けて…CXHD101…見やすいな。」

「君ミリオタだったんだ…」

「お前そういや俺の部屋来たことないっけ?」

「入れてくれなかったじゃん。」

「………。忘れて。」

 

マガジンに弾を込め終わったのでリロードする。

チェンバーに弾を込める。

 

「……なぁ…お前…ええ…」

「なんだい?戦士よ。」

「お前戦争とか起こさないよな?」

「魔王となら起こすけど。」

「おう…」

 

人気職を持っていった一軍の男がこっちになにか言ってきた。

 

「まぁとりあえず…」

「手頃な魔物がいる所ってあります?」

「もう行かれるのですか!?」

「ええ。早いほうが良いでしょう?」

「まぁ…」

 

そうして案内してもらった。

先行くなとか言われたが………

 

(早く試したい…)

 

こんな状況…ワクワクしない訳が無いだろう?

 

 




魔王軍「お願い帰ってください何でもしますから」
アメリカ「ん?今何でもするって言ったな?」
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