ポスアポ世界に転生したけどゲームの主人公かもしれない   作:ナナの四六三

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うちの初の男主人公である。(???相変わらず設定は無茶苦茶である。


2日目

 夜が明けたが元の世界に戻ってたりはしなかった。こんなにリアルな夢を見たことがなかったから薄々察していたが普通に夢じゃなかったっぽい。俺はこのよくわからん世界で生きていかねばならんようだ。知ってた。

 せっかくなら目標を持って生きていたい気がする。怠惰に過ごすのは個人的ファンタジー世界禁則事項の一つだと思ってるからな。──どうせならそうだな。最強になろうかな。少なくともあのドラゴン(?)をぶっ飛ばせるくらいにはなりたい。もしかしたらもう全部滅んでるかもしれないけど。あと、一応元の世界への戻り方も……あんまり戻りたくないけど、探しておくべきかな。

 

 何でも守れる力を手に入れたいのは当然のことだと思う。俺はそれが出来なくて元の世界では割と後悔したものだ。だからやるべき、何だろうけど……

 

「チュートリアルめんどくせぇ」

 

 これに尽きる。俺はずらっと並んだタスクにため息をついた。今日は鉄でも作ろうかな……?いや先に食料だわ。お腹すいた。

 

 俺は空腹に苛まれていた。そういえば昨日から何も食べてない。そろそろ何かお腹に入れたいところだ。手のひらに意識を向けると自分のステータスらしきものが現れた。この胃袋マークが何を表しているのかは誰にだってわかるだろう。あ、解体新書がない世界だとわからないかもしれないな。

 

 まあそれはいいとして、問題はもしもこれがゼロになったらどうなるか、である。サバイバルゲーム的に考えればジリジリダメージを受けてやがて死に至るんだろうけど……。HP、あるけど減ったらどうなるかわからないのである。リアルHPの扱いはまちまちだ。そのまま体の残り体力を表すものもあればHPがシールド的なやつになっていて無くなったら普通の人間になるみたいなやつもある。首が飛んだらHPに関係なく死ぬものもあったりと作品(せかい)によって全く違ってくる。HP0になったら即死って考えていた方がいいかな。

 

 なら尚更ご飯食べないとやばいよね。お腹が空っぽになったら死ぬ可能性がある、と一応インベントリを開いてみるといつの間に拾ったのか果実(小)が入っていた。そういえば草刈りの時にドロップしてた気がする。

 インベントリから取り出してまずは匂いを嗅いでみる。……変な匂いはしない。舐めてみる。舌が痺れたりもしない。意を決して食べてみたらそこそこ甘い、モモンの実みたいな……いやそっちも食べたことないけど。ひとまず食べ物が見つかってくれてよかった。しばらくはこれで凌げるだろう。

 

 だが安定した食糧供給はやはり必要だ。冬が来て雑草が無くなってしまえば、果実は取れない。

 先日の草刈りで手に入れたい種があったはずだ。菜園を作ろうではないか。さて、じゃあ早速、と木の鍬を作ろうとしたところで動きが止まる。

 水場にパイプを突っ込んで無限に吸い出せたり水の近くをクワで撫でたりするだけで植物が育つわけない。すなわち俺には農業の知識というものがないのであった。

 

tips:初めての農業

1:『アイテム:菜園』を用意します

2:水源を用意します『オススメ:井戸』

3:水源の近くに菜園を設置します

4:種を植えます

5:収穫を待ちます

 

 困り果てる俺の前にこんな感じのフザけた内容のウインドウが現れた。こんなんで育つわけねえだろいい加減にしろ。でも育ってくれたら嬉しい。試すしかねえ。

 

 まずは菜園を用意します。というわけでクラフトタイム。説明には木材二〇個で囲いを作って余りを腐らせて腐葉土を作る。と書いてある。それ菜園?コンポスターじゃなくて?あと腐木土の間違いだろ。色々ツッコミはあるが、小屋の側に設置しておく。

 前回は描写し忘れたがアイテムを選択したらゴーストが出てくるので人差し指で大まかに場所を移動させて、手で押して調節してサムズアップ、したら完成である。次の瞬間にはポン!と音を立てて現れた菜園にはふかふかの土が敷き詰められていた。

 これ元は木なんだよな?

 

 ステップ2。アイテム:井戸を用意します。石がたくさんいるので地面を斧と同じ要領で作った石のツルハシで掘っていく。

 ……なんか強いなこのツルハシ。一度ツルハシを振るうたびにゴリゴリと地面が削られていくではないか。……あ、ツルハシじゃなくて俺がステイブなみの化け物になってる?……まだブロック状に掘れないからセーフ。適当に自分に言い訳しつつガンガン穴を広げていく。

 

 全然石が取れそうな岩盤が見当たらなくてイライラしてきたところでようやく石が見つかりました。えー記録、三十分。掘った深さは20メートルくらい。どう見ても人間失格です本当にありがとうございました。若干気分が落ち込みつつもしばらく岩に向かってツルハシを振り回して石の確保完了である。

 

 頑張って集めた石と繊維と少量の木をクラフトで井戸の完成である。はい、設置。井戸の中を覗き込んでみるとゴボゴボと音がして井戸の淵から数メートル下まで水が来るところであった。

 うん、なんかおかしいなこの井戸。便利だからいいけど。それにステイブくんよりはむちゃくちゃじゃない。比較対象がステイブくんな時点で割とおかしいことに気づけ。

 

 付属の釣瓶(つるべ)を恐る恐る水面に降ろし、引き上げる。桶いっぱいに満たされた水は見る限り不純物が浮かんでいたりは、ひゃあ我慢できねえ!昨日から何も飲んでねえんだ!色々懸念はあったがそれらの全てを吹き飛ばす喉の渇きに突き動かされた俺は桶に口をつけてゴクゴクと水を飲む。

 

「うっめ!水うっめ!おいちい!!!!!」

 

 こんなに美味しい水が悪い水なわけないな!うん!

 

「……も、もう一杯」

 

 結局3杯飲んでお腹がタポタポになった所で畑作りの再開である。といってもあとは種を蒔けば育つはずである。畑の土を見てみればさっきまでとは色が変わっているしじっと凝視して情報を出せば準備OK!種を蒔いてね!と書いてある。

 インベントリから取り出した種(なぜか袋に入っている)をパラパラと蒔く。一袋を蒔き終えると畑がピカっと光って芽が出てきた?????????????う〜んファンタジー。トトロでも一晩かかったってのに……とりあえず畑を量産しておくか。種の分くらいは作っておこう。




あまりにも適当すぎる設定だが特に思いつかないのでこれでいく。オリジナル名乗るのやめようかな
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