東方のギャルゲーしてたら幻想入りしただとぉ!?   作:生牡蠣

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ガサガサ…


|・ω・`) コソ…


|・ω・`) 誰も見てないよね…


( ・ノω・) おりゃ!   本編<ドンッ!


今更更新するのなんか恥ずかしいし、この時間なら誰も気づかんやろ…


あれから、数週間後…

当たり前のことだが、雲というものは空に浮かんでいるものである。

上昇気流によって上へ持ち上げられ、雲は地上には落ちてこれないのだ。

しかし、雲は地面にまったく発生しないというわけではない。

海や川に冷たい空気が流れたり、空気が山の斜面などに当たって上へと昇り冷えたりするなど、様々な条件下で地上でも雲を確認することができる。

その雲は、別名:霧と呼ばれている。

 

ここ幻想郷でも、霧を見る事ができる。というかほとんど1年中霧に包まれている場所があるのだ。

それは、妖怪が住まう山の麓に存在する湖――――『霧の湖』だ。

その名の通り、何故かいつも霧に包まれている奇妙な場所で、その不気味さから人間はあまり立ち寄らない場所だ。

その代わり、妖精や妖怪にとっては居心地が良いらしく、そこに住処を設ける者も多い。

 

そんな湖の近くの森の中に、小さな洞窟があった。

その洞窟は岩場の影に隠れ、意識して探さなければ見つけられない程に目立たない場所であった。

特に何の変哲もない普通の洞窟だ。

…だが、よ~く耳を澄ますと、その洞窟の中から、少女の…どこか艶めかしい声が確かに聞こえてくるのであった………

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ…あぁ……」

 

薄暗い洞窟の中で仰向けに寝かされている俺は、地獄と天国に挟まれていた。

まず、俺の背中はゴツゴツとした岩肌に当たっており、控えめに言ってもむちゃくちゃ痛い。

申し訳程度にボロボロの御座が敷かれているが、それでもフカフカのお布団やマットレスに慣れた現代っ子の俺にとってはだいぶ辛い環境である。

この様に背中が痛くて地獄のようだが、逆に俺の正面は天国に………いや、もしかしたら背中よりもこちらの方が地獄なのかもしれない。

何処にも視線を合わせずに宙を見ていた俺は、自分の身体に視線を落とす。

 

「はぁ…♡はぁ…♡……っん♡」

 

そこには、金髪の幼女――ルーミアが恍惚な表情を浮かべながら俺に抱き着いている姿があった。

ルーミアはどこから手に入れたのか、黒のブラジャーとショーツというロリコンが見たら狂嬉に震えあがり、そのまま天に召してしまいそうな格好で俺の身体に倒れ込み、パンツ一丁の俺の全身の汗とかその他もろもろを夢中になって舐めまわしている。

 

「レロぉ♡……おいしい…貴方の汗、本当に美味しいよぉ……♡♡♡」

 

ルーミアの言葉は、俺に聞かせているというよりは自然と漏れてしまった言葉だという事は彼女の表情を見たらわかる。

テレビでしか見たことはないが、やばい薬をやっている奴らのそれと同じような虚ろな顔であったからだ。

そんなルーミアを見る俺は、この世のものではない何かを見てしまったかのように全身に鳥肌が立っていた。

 

“なっ……んで、こんなことに………”

 

ルーミアの全身舌愛撫に耐えながら、俺は数週間前の事を思い出していた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷に来て、ルーミアと遭遇した所まで話は遡る。

あの時、ルーミアに押し倒されて性的に襲われそうになった。

その後俺はどうなったかって?

 

…………実は()()()()()()()()()

 

多分、健全な青少年たちが求めていたであろう逆〇や立場逆転青〇にはならなかった。

残念だったな!お前らのオ〇ネタになってたまるかエロガキ共!!

……とまぁ冗談はさておき、普通あの状況から何故襲われなかったのか疑問が残るだろう。

 

答えは簡単だ――――()()()()()()()()()()()

 

ルーミアに押し倒されて襲われそうになった時、俺のムスコは恐怖で腰を抜かし、まったく反応がないどころか縮こまってしまったのだ!

…人間、命の危機に瀕すると子孫を残そうとする本能から立派にそそり立つとどこかで聞いたことがあるが……俺はどうやら例外で助かったらしい。嬉しい様な悲しい様な……

その光景を見たルーミアは『お互い久しぶりに会って戸惑っており、そう言った気分になれない』と自己解釈したらしく、その場では俺を襲う事は諦めた様だ。

やった!なんか知らんが諦めたぞ!勝った、第三部 完ッ!!

 

『それなら、お互いにあの時みたいにラブラブできるよう、また慣れないとね♡』

 

……しかし、そう思ったのもつかの間であった。

そのように言ったルーミアに拉致され、彼女の住処まで連れて来られて、俺はそのまま監禁されてしまったのだ。

そして『今まで会えなかった分を取り戻す』+『また2人が身体を重ねて愛し合えるよう練習する』という名目で、ルーミアと四六時中イチャイチャすることを強要されているのだ。

 

……この状況が羨ましいと思った奴、よく考えて欲しい。

確かに相手は見た目は可愛らしい少女だ。だが、その正体は簡単に大人一人を組み伏してそのまま捕食する化け物。食物連鎖的に言えば上の存在だぞ?

そんな相手と一緒に生活とか気が休まらんわっ!

あ゛―!俺はギャルゲーをしてただけなのにどうしてこんなことに――――

 

 

(………………)

 

 

その考えに至った時、俺の頭の中にルーミアに押し倒された時に言われた言葉を思い出した。

あの時、ルーミアの口から語られた彼女の記憶の断片……あれは確かに俺がプレイしていた『東方恋愛郷』の内容で間違いないだろう。

それは彼女が発した『忘れていた』や『思い出した』という言葉が全てを物語っていたし、監禁されていたこの数週間内になんとかルーミアから聞き出した(存在しない)2人の思い出話は恋愛郷のイベントと一致していた。

それに、俺の頭の中にビジョンが受かんだ時、ルーミアも俺と同じように激しい頭痛に襲われたようだし、彼女にも同じビジョンが見えたと考えた方が自然だろう。

 

さて、ここで疑問が2つ出て来る。

まず1つは何故彼女にゲームでの記憶が引き継がれたのかだ。

前提として、幻想入りとは存在が忘れ去られる等の条件を満たすことで世界のどこかに存在する幻想郷に入る事ができるというものである。

例えるなら世界Aから類義の世界Àへと移動するものと解釈していいだろう。

だが、それではゲームの内容が彼女に引き継がれた理由が説明できない。

もしかして、ゲーム世界の幻想郷に移動したのか?……でも、それは世界Aから世界Bへと移動する、もはや異世界転移に近い状況なんてありえるのか?

それに、記憶が戻った条件もよくわからない。

ルーミアの反応を見る限り、彼女は最初ゲームでの記憶はなく、急に記憶が思い出された…引き継がれた?…ような印象を受けた。

急に思い出した条件はなんだ?何の脈略もなく急に思い出した気がしたが…

…………もしかして、キスが条件、とか?

…そんなわけないか。流石にギャルゲーのやりすぎだな。

 

そしてもう1つの疑問だが…これはあまり考えたくない可能性についてだ。

理由はわからないが、ルーミアはゲーム内の記憶を有している。それは間違いはないだろう。

 

 

では、()()()()()()()()()()()()

 

 

正直、ルーミアだけが特別で他のキャラには記憶がないと思いたい…しかし、どうしても最悪な考えが浮かんでしまう。

はたして、ルーミアだけ特別に記憶があるだけで、他のキャラには記憶がないのか…と。

東方恋愛郷での攻略対象キャラは100キャラ以上。中には世界すら滅ぼすことのできるキャラとまで恋愛関係になる事が可能で、実際に俺も口から砂糖を吐きそうなくらい甘ったるいシナリオを楽しんだ。

もし、彼女達も記憶を引き継いでいたとしたら…想像するだけで恐ろしい。

シナリオによっては主人公の事を愛しすぎて過激な行動を取ってしまうキャラも居るのだ。例えば――――

 

 

 

 

「痛ッ!?」

 

突然首元に走った痛みに、俺の意識は現実へと戻って来た。

痛みの原因を探る為に視線を下に向けると、そこには俺の首元に噛みついているルーミアの姿があった。

…えっ、ついに俺食われるの?

 

「む~…今、他の女の事考えてたでしょ?……駄目だよ、浮気は」

 

そう言いながら俺を睨むルーミア。その目には若干の怒りの色が含まれているのは一目瞭然だ。

…少し他のキャラの事考えてただけでなんでわかんだよ!?こえーよ!!

というか浮気ってなんだよ!?別に俺が何しようとお前には関係な…あっ、一応ゲーム内では恋仲になってるのか…

 

「ご、ごめんごめん!ちょっと今まで会った女性とルーミアを比べて、君の方が魅力的だと再確認しただけさ!!」

 

「本当!!…嬉しい♡」

 

俺の言葉に気を良くしたのか、力いっぱい抱き着いて来るルーミア。

多分、ルーミア本人からすれば“ぎゅー♡”という効果音が鳴る程度の力だろうが、普通の人間である俺にとっては、まるでプロレスラーのベアハッグを食らっている様な感覚で、全身が悲鳴を上げているのを感じる。

くっっっっっそ痛てええぇぇぇぇぇ!?!?!?誤魔化すために仕方なく言ったとはいえ、言うんじゃなかったあぁぁぁぁぁ!!

というかあんな安っぽいセリフでこんなベタ惚れになるなんて好感度高すぎない!?ゲーム内でももっと節操ある付き合いだったと思うんだけどぉ!?

 

「……あぁ、これ以上はいけない。約束まで後3日…それまではお互い我慢だもんね♡」

 

ルーミアは何かを思い出したように言うと、そのまま俺から手を離す。

痛みから解放され助かったという安心感を感じるが、それよりも後3日しかないという焦燥感に駆られ心臓が高鳴る。

もう、時間があまりない……!!

 

ルーミアの言う約束――――それは彼女との交わりの日だ。

ルーミアに襲われて立たなかったあの日、彼女の提案でせっかくだから2人にとって最高の日に契りを交わしたい、それまではお互い密着するだけで我慢しようという事になったのだ。

少しでも考える猶予が欲しかった俺はそれを承諾。そしてその日は、次の満月の日となったのだ。

そう、つまり3日後なのだ。

 

「長かったよね…せっかく会えたのに愛し合う事もままならないなんて、本当に苦しかった……でも、それも後3日の我慢♡その時は、お互いに愛をぶつけあって最高の日に……ううん、それ以降も最高な毎日にしようね♡♡♡」

 

耳元で囁くルーミア。

その声は蕩けてしまいそうなくらいに甘々であったが、俺にとってはサタンの囁きにしか聞こえかった。

いくら美しい少女の姿でも、相手は妖怪。そう言った色恋沙汰の様な関係になるのは流石に抵抗がある。

それに、東方キャラは一般人とはかけ離れた能力はもちろん、体力面でも桁違いだ。

それはゲーム内でも同じことで、身体能力で主人公が圧倒されるなんてことは当たり前だし、ルートによってみる事ができる事後の表現では毎回主人公が干乾びるまで搾り取られていうのだ。

そんな奴らとリアルニートの俺がまともに相手してみろ。冗談抜きで命の危機だぞ…!

それに、恐怖で性欲どころではない俺だが、ムスコだけは最近一足先に慣れたようで、もう半分くらいは立つようになってきた。この親不孝者めっ!立たない事言い訳に出来そうにないやん!!

 

(なんとか……なんとか脱出を…!)

 

後3日という短い期間のうちに、俺は何とかこの状況から脱出することを余儀なくされていた。

何としてでも元の世界に帰って、他のパロディギャルゲーをゲフンゲフン…仕事見つけて社会復帰するんだぁ!!(迫真)

 

 

 

「ぁん♡貴方の汗、本当に美味しい♡…汗でこれなら、本人はもっと……♡♡♡♡♡」

 

 

 

……これ、本当に3日も猶予ある?

 




続き求める声が結構あったから書いてみたゾ

路線はこれでいいのかは知らん。とりあえず数話書き溜めたから気が向いたら更新する予定ではある。
続き書いてくれる人いつでも募集中だよ~


ここまでご拝読ありがとうございました
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