時間ずらして投稿続けてるけど、色んな生活リズムの人居るんやなって…皆様お疲れ様です。
しかし!流石に4時という微妙な時間なら寝てる人が多いはず!!
これは勝ったな、銭湯行ってくる。
氷の妖精 チルノ
東方紅魔郷における2面のボスとして初登場したキャラクターだ。
東方シリーズでは基本的に妖精は弱い存在と認識される場合が多いが、チルノは妖精の中でも強い立ち位置にいるらしく、作品によっては主人公格の活躍をすることも少なくはない。
その為ファンも多く『パーフェクトさんすう教室』など派生コンテンツが作られ、東方シリーズ影の立役者と言っても過言ではないだろう。
かく言う俺も、東方シリーズにハマったきっかけはさんすう教室のPVだったりする、特別愛着があるキャラだ。
そんなチルノが、俺の前に現れたのであった。
う、うおぉ…!チルノ!マジで生チルノじゃん!?
二次創作イラストとかでも可愛らしさや元気いっぱいの力強さが伝わってくるけど、実際に目の前に立っていると、その魅力は別格だ。マジでかわゆい。
残念ながら、今は最推しというわけではないが、さんすう教室にハマっていた当時の俺であったら手を叩いて喜んだだろうなぁ…
「うーん? お前、なんであたいの名前知ってんの?」
俺が感傷に浸っていると、チルノが訝しげに俺を見つめて来た。
……やべっ!動揺しすぎて思わずチルノの名前を呼んでしまった!!
当たり前のことだが、俺とチルノは初対面だ。初対面の相手から顔と名前を憶えられているなんて、警戒する要素しかない。
最悪、不審者か外敵と判断されて氷漬けにされかねない。
何とかして誤魔化さねば…!
「えっと…あのですねぇ「はっ!もしかして…」…はい?」
「あたいがさいきょーだって事が有名になりすぎた…!?」
チルノが世界の真実に気が付いたような迫真の表情を浮かべた。
「……………あっ、あ~!はいはいはい!実はそーなんですよぉ!!」
「やっぱり!会った事のない人間にさえ名前が知れ渡っているとは、流石あたいね!!」
“むっふー!”と鼻息を吐きながら慎ましい胸を張り、誇らしげに振舞うチルノ。
……単じゅn…純粋な心の持ち主で助かった…
なんとか誤魔化すことに成功し、俺は胸をなでおろす。
とりあえず、警戒は解けたようだな…チルノも気を良くしている様だし、ここからいきなり襲い掛かってくるなんてことはないだろう。
それに―――
(どうやら、チルノはゲームでの記憶はないようだな…)
俺は危惧していたもう一つの問題について、ひとまず安堵していた。
ルーミアの一件もあり、チルノにもゲームの記憶があるという可能性もあったが、彼女の様子を見る限りその心配は杞憂のようだ。
だが、安心するのはまだ早い。ルーミアの時、後天的にゲームでの記憶を思い出したように見えた。
何か条件があって記憶が思い出されるのか、ルーミアだけ記憶を引き継ぐという特殊なケースだったのかはわからないが、念のためだ。用心するに越したことはないだろう。個人的には後者がいいなぁ…
チルノルートって全貌は忘れたけど、確かバッドエンドだと、チルノの告白を人間と妖精の寿命の違いから主人公が断った結果、氷漬けにされて『これで、永遠に一緒だよ♡』されるラストだったはず。ルーミアに食べられるのも嫌だけど、氷の中で永遠に生き続けるのも嫌じゃぁ!
チルノを生で見れたのは嬉しかったが、深く関わるのはやめた方がいいだろう。
かと言って、ここで急に走り出せば『逃げるなんて怪しい奴!くらえ“パーフェクトフリーズ!!』なんて展開もあり得なくはない。
遊びでカエルを凍らせる奴だぞ?遊びで人間凍らせる可能性がないなんて確信は持てない。
チルノの性格上、ここは適当に煽てて気を良くさせて、後は『じゃあそういう事で!』と自然な流れでフェードアウトするに限る。
そんなに関わりを持たずに通りすがれる、まさに一石二鳥の作戦だ。
「いや~、まさか最強と名高いチルノさんにお目にかかれるとは思いませんでしたよ~!」
「ふっふっふ…!そうでしょそうでしょ!!」
「えぇ、えぇ、それはもう、巷ではチルノさんを一目見ただけでも人生の幸運を全て使ったようなものと噂ですよ!」
「ちまた…? ま、まぁ、そうでしょうね!ちまたちまた!」
「いよっ!幻想郷一の弾幕ごっこ名人!天才(笑)頭脳の持ち主!アイシクルフォール中でも思わず弾幕を気にせずに目の前に立ってしまう程の可愛さ!(安置的な意味で)」
「に、にへへ~////」
チルノが照れたように頬を赤らめ、頭の後ろを掻いている。
よしっ!作戦は成功した様で、チルノは見るからに上機嫌になっている。流石は俺!
……最後の方結構ネタに走ったけど、バレてなくて良かった。
…まぁ、それはそうと、チルノの機嫌が良いうちにフェードアウトするとすっか!!
「そ、それじゃあおr…私は用事があるのでこの辺で「ちょっと待った!」はへぇ!?」
俺が背を向けて走り出そうとすると、チルノに大声で引き留められる。
その顔は、先程の上機嫌な様子とは打って変わって険しい表情をしていた。
な、何か粗相でもしたのか…!?
「あ、あの…何か…………?」
「お前…大ちゃん達見なかった?」
「……はい?」
俺はチルノから投げかけられた言葉に、少し“きょとん”とした。
「大ちゃんだよ大ちゃん!ここに一緒に来たんだけど、途中ではぐれちゃったんだよ!後リグルかみすちーも!」
チルノは手をぱたぱたと動かしながら説明する。可愛い。
大ちゃんって……もしかしなくても、チルノの親友ポジの大妖精の事だよなぁ…
それにリグルとみすちー…はミスティアか。この両者もチルノの友達としてゲームでも登場していた。
どうやら、遊びに行く途中で友達とはぐれてしまったようだ。
チルノは精神年齢的にまだ幼い。友達とはぐれたのは心細かろう。
何とかしてあげたいが…残念ながら俺はその3人を見かけていない。
「えっと…すいません、見てません…」
「そっか~……まったく、迷子になるなんて仕方のない子達!!」
そう短く返事をして、腰に手を当ててここに居ない3人に対して少し怒ったように振舞うチルノ。
あっ、これ心細いとか絶対感じてない。心配して損した…
……あれ!?というかチルノってゲーム内だとルーミアとも友達だったじゃん!!
も、もしかしたら、これ以上チルノと一緒にいたらルーミアともエンカウントする可能性が微レ存だったりする!?
「ち、力になれなくてすいません!それじゃあ改めてさよn「ちょっと待った!」奈良!?」
チルノに再び呼び止められ、思わずこしたんたんな県名を口走ってしまう。
ま、まだ何かあるのか…!?
「ま、まだ何か…?」
「……氷、あげる。食べなさいよ」
そう言ってチルノは自らの能力で小さな氷塊を生み出し、俺に手渡して来る。
…何故に?確かにここ最近暑いからありがたいけど……
……まぁ、多分善意で氷をくれるのだろうし、断るのは気が引ける。ここは貰っておくか。
「じ、じゃあ、ありがとう、ございます…」
俺はチルノから氷を貰い、口に放り込む。
氷の冷たさが全身に伝わる爽快感が気持ちよく、氷が解けて液体に戻った水分がのどを潤す。
うわっ、ウマッ!(エコー)
氷ってこんなにおいしかったっけ!?
チルノが作ったものだからか、最近ルーミアが狩ってきたよく分からん動物の肉しか食べてないからか、青空のレストランで一品を食べた宮〇大〇かのような声が出るくらいに氷は特別美味しく感じらえた。
「お、美味しいっすねこれ!」
「ふっふーん、そうでしょ!ほらっ、もっと食べなさいよ!」
俺の反応に気を良くしたのか、チルノは小さな手いっぱいに氷を生み出し、俺に渡そうとしてくる。
「ほらっ!遠慮せずに食べなさい! 本当は砂糖があれば飴みたいになるんだけど…」
氷に砂糖?変わった食べ方だな…でも、どっかで聞いたことのあるような……?
…しかし、チルノには悪いが、そんなに氷を食べたら絶対に腹を下してしまう。走ってる途中でウンコしたくなるのは冗談抜きで死活問題だろう。
「えっと…気持ちはありがたいのですが、そんなに食べられません」
「あっ、そっか…」
チルノが残念そうな表情を浮かべる。
うっ!心が痛い…でも、しょうがないんだ!途中で腹痛くなってウンコしてる時に妖怪に食べられたら末代までの恥だから!
ウチ、一人っ子だから今んとこ末代俺だけど……
「そ、それじゃあ改めて「ちょっと待った!」アイエエぇェェェ!?」
チルノの三度の呼び止めにニンジャを見たかの如く驚く俺。
流石に3回目はないと思うじゃん!?
「こ、今度はなんですかぁ!?」
「へっ!?あっ、え~~~っと……」
俺の声に驚いたのか、チルノはあたふたと視線や腕を動かしている。
先程の勢いからは想像ができない程に歯切れの悪い様子のチルノに、俺は少し身構えてしまう。
ま、マジでなんなんだ!?
「あの、その……そうだ!お前をあたいの子分にしてやる!!」
「何故に!?」
チルノの発した突拍子もない言葉に俺は思わずツッコミを入れてしまう。
出会って数分でそれは急展開過ぎるだろう!?なろう系小説でももっと段階踏むわぁ!!
「お、お前のことが気に入ったんだよ!さいきょーのあたいの子分になれるんだから
チルノは俺を指さしながらそう言った。
えっ、気に入られる要素あった?……もしかして、適当に煽ててたら気に入られた?
チルノ……チョロすぎひん?
「ひ、一目見た時から、変なんだよ……お前なんて、何の力もないつまらない人間のはず、なのに…どうしても気になって…一緒に居たいって、考えちゃう……」
チルノがぽつりぽつりと弱々しく呟き始める。
その様子から、俺に何かを伝えようとしているのではなく、無意識に凝らしている言葉なのだということがなんとなくわかった。
あ、あれぇ…?な、なんかこれ既視感あるぞぉ…?
ずいぶんと最近聞いたようなセリフと同じようなシチュエーション…デジャブって奴か?
何だっけこれ……そうだ。あの時の、ルーミアの時と同じ――――ッ!?
「サラダバーッ!!」
嫌な予感がした俺は、咄嗟にチルノから逃げるよう走り出す。
やばい……確証はないけど、これ以上はやばいことが起こるって俺の感がそう叫んでいるぅ!
ルーミアの前に、チルノから何としてでも逃げ「待って!」なければぁ!?
その言葉と共に、俺は失速した。
何故なら、走り出した俺にチルノは簡単に追いつき、そのまま手を引っ張られたからだ。
うおぉ!?そのまま引っ張ろうとしたけどビクともしない!?チルノの力が意外と強いのか俺が非力なのかわからんがまずいって!!
「急に走り出すなよぉ!?お前にはまだ聞きたいことが………あれ?」
俺に対して大声を出していたチルノであったが、急に言葉が詰まり、どこかを集中して見始める。
その視線を辿ると、そこには俺とチルノの手がガッチリとシェイクハンドをしている光景があった。
「なんだろう、これ……すっごく懐かしい…そうだ、そうだよ。前にもこんなことがあった。……いつだっけ?というか、誰と手を繋いだんだっけ?……とっても大切な、人…だった気がする」
チルノが握り合っている手を見ながら、壊れたラジオの様に言葉を発し続ける。
その目は、握り合っている手を見つめている様だが、段々と目が動きまわり、次第に焦点も合わなくなってきている様子だ。
「さ、寒い…冷たいの、寒いのは大好きなはずなのに、辛くて耐え切れない…!どこが寒いんだ?…手?頭?足?……心?………は、早くあっためなきゃ…!どうやって?」
チルノの言葉が続く。
そんなチルノの様子に、俺は完全にビビり散らかして何とかチルノの手からの脱出を試みるが、手のホールドからは抜け出せない。というか無為に動かしたら手が取れてしまいそうなくらい強い力で握られてる。
やがてチルノの視線は俺の顔に向き“ハッ!”とした表情になり、俺の顔を見続ける。
俺の顔――――正確には、俺の唇だ。
「あぁ、そうだ、そうだった。こういう寂しくて、寒くて辛いときはこうすれば――――」
「チ、チルノさn“んちゅ♡”ッ!?!?」
言葉を発する前に、俺の唇はチルノの唇と重なり合ってしまう。
氷の妖精であるからか唇は冷たく、まるでアイスクリームに口を付けてるかのような甘い匂いと柔らかな感触が口いっぱいに広がる。
心地いい感覚だ。唇同士が繋がってるだけなのに、どうしてこんなにも満たされるのだろう?
“ズキぃ!!!!!”
そう思っていたのもつかの間、俺は激しい頭痛に襲われてチルノから離れてしまう。
こ、これはルーミアの時と同じ…!?
そう考えながらも、俺の頭の中にはチルノルートの記憶が駆け巡っていた。
一緒に氷漬けになって物理的に永遠に一緒になるルート
妖精として産まれ、彼女と切磋琢磨している内に恋仲になるルート
様々なルートと、その結末が俺の脳内へ流れ込んでくる。
そして、一番多く流れてきたものは、俺がチルノを最後に攻略した時の
やがて頭痛が収まり、俺は息を荒くしながら何とかチルノに目を向ける。
チルノも同じように頭を押さえており、彼女も頭痛に襲われたのだということが分かった。
ルーミアの時と全く一緒だ…チルノも記憶を引き継いだのだろうか?
痛みで歩けそうにない俺は、不安を胸に秘めながら、俺はチルノをじっと見る。
やがて、チルノは目を見開きながら、俺を呼んだ。
「あ、あぁ…どうして、どうして――――」
そう、俺の事を……プレイヤーの事を弟と呼ぶ特殊ルート。
はい、色々弄ってたらチルノに姉属性を無理矢理投入するという暴挙に出ました…
妹属性と娘属性は結構考えてる人いそうだし、せっかくの二次創作だから新天地開拓目指したらこの始末だよ…この先どうすんだよ私はよぉ……
多分チルノに姉属性とか上等な料理に蜂蜜をぶちまけるくらいの暴挙だから読者が離れる
↓
誰にも見向きされなくなり、こっそり投稿ができる
これは…勝ち確か?
ここまでご拝読ありがとうございました