プロローグ1 誕生
俺の名前は朝倉晴斗。
とは言え、もう死んだ身なので名乗ったところで全くもって無意味なのだが.....。
俺は友人と高速をドライブしている時、渋滞に引っかかり、居眠り運転のトラックに突っ込まれてくたばった。
まぁそんな事は今はどうでもいい。
死んだはずの俺は今こうして知らない天井を見ている。
ということは転生と言うやつなんだろうか。
全く....ベタな展開だよな。事故にあって転生って。勘弁してくれよ。
「刹那....貴女の名前は刹那。愛しい私の子....」
ふーん、今回の人生はこれまた洒落た名前の様だな。
そういう母の目が
あとどっかで見たことある見た見してるけど上手く思い出せない....。金色の綺麗なロングが美しい麗しの母親....いいなこの家庭......親ガチャ成功じゃね?まぁとりあえず感想はこの辺にして、だな......。
親と助産師の会話を聞くに苗字は
つまりは
母親の優しい声を聞きこれからどう生きていこうかと考えていると....
バーンとでかい音と共に、細身ながら筋骨隆々なのだろう赤毛の男が駆け寄ってきた。
なんか体から
というか若干体が浮いていたような気がするが、気の所為なのだろうと思いたい。
「
そう言って感極まって泣き出した。なるほど、この男が俺の新しい父親ということか....しかしなんだこの赤いの....。
にしても女性名にあらたって珍しい名前してるなぁ、俺の母さん。
「元気な女の子ですよ、
お、女の子ぉぉおおお!?
はぁ、マジか....TS転生ってやつかよ.....てかたいぎってどんな字書くんだよ....。
はぁ.....まぁ、仕方ねぇか.....せっかく始まった新しい人生だ、全力で楽しむとするか.....。
そう思って数日過ごしたが、なんというか、病院で働く人間の姿が明らかにキメラじみた異形だったりとだんだん違和感が確信に変わってきた。
最初に周りにいた人間は、親含めて見た目的には普通に人間だったのだが、病院の先生の頭が完全に猫だった。
猫耳とかじゃなく完全に猫だった。
ん〜....何だこの世界....?最初はそう思っていたし、ファンタジー世界ならまぁ有り得るだろうとか思っていたけど.....家でくらすようになって、親の方針で赤ちゃんベッドがリビングに置かれ、テレビを見た時、正直まじかよって思ったよね。
なぜって?テレビで『ヒーロー』という言葉が飛び交っていたから。
そしてヴィランというワードも。
.....おいおいここって......
_人人 人人人人人人人人人人人人_
> ヒロアカ世界じゃねぇかぁ!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
って。
生まれ変わって股間に確かに存在した感覚が無くなった事も驚いたけど、それ以上にその事実が驚きすぎて全部吹き飛んだ。ほんと。
ことの始まりは中国・軽慶市から発信された「発光する赤児」が生まれたというニュース。以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れ─────―。
世界総人口の8割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力“個性”を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)が増加の一途をたどる中、同じく“個性”を持つ者たちが“ヒーロー”として敵(ヴィラン)や災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されている。それが今回俺が生まれ落ちた世界って訳だ。
そうなると4年後が楽しみで仕方ない。まぁ、無個性ってパターンも無きにしも非ずなんだが.....
とりあえずこの世界の常識として、通常4歳頃までに両親のどちらか、あるいは複合的な“個性”が発現するとされている。
ただ、作中で見た事ない個性を持った両親を見ているせいで自分にどんな能力が発現するのか、全くもって見当がつかない。
体から赤みがかったオレンジ色の粒子を出したり、目が金色に輝いたり、ヒロアカ世界を見たことがある俺からすれば全くなんの能力か想像もつかないからだ。
言語能力が復活したら親に聞いてみるとするか.......
そしてなんやかんやで3年経ち、ある程度言語能力が戻ってきた。
こうして喋れるようになった俺は、親に"個性"について聞いてみることにした。
「おとーさんとおかーさんのこせーってなんなのー?」
ちくしょうまだハキハキと喋れねぇ....もどかしい....
「お父さんはねー、体から出したこの光の粒で空を飛んだり物を軽くしたりできるんだぞ〜!そーら!」
おう...こりゃすげぇ....
そう言って粒子で俺を持ち上げる親父。
ひとしきり遊んでもらってから母親にも聞く。
「おかーさんは?」
「お母さんはね、《こんなふうに喋らずに伝えたいことを伝えられる事》とか、あとは、お医者さんによると普通の人より寿命が長くなるんじゃないかなって言われたわ。あとは紙とかパソコンに書いてある事を一瞬で理解出来たりするわ」
うわっ、頭に直接....!なるほど、すなわち高い情報処理速度とテレパシー....寿命が長くなるって言われたってのが気になるな....てか個性2個以上持ってて大丈夫ってどういうことだ?
てかこんな能力どっかで聞いたことあるような......ッ!?
ふと気がついた俺は親父に聞くことにした。
「おとーさん、そのひかりのつぶってどうやって作ってるの?」
「これは....ここだな!」
そう言った親父はおもむろに服をたくし上げた後、胸の真ん中を指さした。そこにはグレーの縁で囲まれた、紫色の円形のレンズのようなものが埋まっていた。
これは.....!えぇ....?マジで?
思った通りなら.....
そう思い、親父の背中の方に回ると、そっちにも同様の枠に納まった紫色の円形のレンズのようなものが出ていた。
おいおいこれって.......
_人人人人人人人人人人人人人_
> 擬似太陽炉じゃねぇか!? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
人生で2度目の突然の死ジェネレーターものの驚きが俺を襲った。
圧縮すればビームになるし、かなり攻撃向けなのにヒーローをやってないって言うから、この力の真髄をこの親父は一切理解出来てないって事だ。
非常に嘆かわしいが、危険なヒーロー活動に出ない分、安心出来ると思うと少し複雑な気分だ。
だが個性の発現は両親から受け継いだり、それが混じったものが発現するというのがこの世界の常識....ってことはこれ俺文字通り「俺がガンダムだ」
ができるんじゃねぇのか....!?おいおいおいおい.....!
ん?待てよ?じゃあお、お母さんもしかして、イノベイターじゃね?え?てか00の記憶が戻ってきて思い出したけど俺の両親容姿がどうもルイードとマレーネに似てる気がするんだが気のせいか....?いやそもそもマレーネはイノベイターじゃないしな.....まぁあくまで"超そっくりさん"ってだけなわけなんだろうけど.....この組み合わせなら容姿俺完全に00最推しヒロインのフェルトちゃんになることが約束されたものでは?ぐへへへへ......!じゃなくてよ!
クソ....!これまでヒロアカ的な思考で物事を見てたせいで訳分からんくなってたが....個性だけ00とクロスでもしたってのかよ!?
おいおいおいおい!これってかなり勝ち組スタートじゃねぇのか!?
まぁ、その、適当にマイペースにやっていくので更新速度はあまり期待しないで頂けると気が楽です。
よろしくお願いします。