個性《GNドライヴ》で征くヒロアカTS転生   作:あんなもの

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さぁ第一話スタートでっせ〜
待たせたな!


本編開始
第一話 再会と入試


 

幼少の頃、公園という限定的なフィールドにおいて仲良くしていたデク達原作の主要人物たちとは絶妙な校区の線引きにより学校が一緒になることは無かった。

だからといって友達ができなかった訳では無いし、普通の女の子(おじさん系)みたいな感じの立ち位置で友達もそこそこ多く楽しく過ごしてきた。

 

頭が、若いとは言え成人した人間であるからして、転生しても時が流れる速度が恐ろしく早く感じて、気がつけばもう15年経ち、進路希望調査票を担任から配られた所だ。

当然雄英志望と書いて提出した。

それに見合うだけの努力もしてきた。

なんなら幼少の頃デクを連れ出してトレーニングに付き合わせたこともあった。度々。

だってあとからオールマイトからONE FOR ALL貰うにしたって貧弱すぎんだもん、まだ無個性だし。

デクには

 

「無個性で諦める前に、とりあえず体作りって言う誰でも出来ることはしないと」

 

と言って聞かせて自分もやるスパルタトレーニングメニューをコソコソ一緒にやっていた。

まぁあのオールマイトの特訓よりは生易しいレベルかもしれない。

発育に支障が出たらまずいからね。

 

で、中3なってしばらくしたら

 

「外せない用が出来たから、暫く付き合えない」

 

とか言って来なくなったから、多分今オールマイトにしこたまシゴかれてる頃だろう。

また会える時が楽しみで仕方がない。

 

つかの間のお別れというやつだな。

10ヶ月後が楽しみだ。

 

 

 

俺に関して言えることは、低血糖のような症状でぶっ倒れたあの日から、着実に個性が成長し、粒子生産量が増えたことで、ステルスフィールドを5分は維持できるようになり、尚且つ意識が飛ぶことは無くなった。

今では軽い目眩がする程度に収まっている。

これまた峰田科峰田属的な話題になるのだが、俺の自慢のお円周率(π)がいい感じに成長してドライヴの前の部分を脂肪分でおおってしまった。

双丘の谷間の隙間から見えるドライヴが最高にえっつな気がする。

 

ん"ん"ッ、まぁとりあえず着実に成長はしてるって訳だ。

容姿は現状、ファーストシーズンのフェルトをイメージしてくれると非常に助かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、刹那。お前、雄英受けるんだってな?何科だって?知ってるけど、一応お前の口から聞いておきたい」

 

 

ある日の晩御飯の時、親父がそう聞いてきた。

知ってる!?えぇ?まだ親父には話さなかったはずだろ!?

そう思いながらも俺は答える。

 

「うん....雄英のヒーロー科....受けようと思う....」

 

恐る恐る、といった感じになってしまった。

明るい口調で優しく接してくれた親父も、真面目な話をする時はなかなかに威厳を醸し出してくるのだ。

何故だか分からないけど、それに気圧されてどうしてもはっきりと言えなくなる。

 

「そうか.....そうだよな....お前、憧れてたもんな。オールマイトに。母さんから聞いた時はなんの冗談かと思ったよ.....」

 

言ったのか....お母さん.....

 

「ごめんね....お父さんが心配のあまりソワソワしてたから言っちゃった....」

 

おいおい.....

 

「それで....これ用意したんだ」

 

そう言って親父はおもむろにバカデカいガンケースを取りだし、ロックを解除し、蓋を開ける。

その中から、バレルの長い、狙撃銃の様なものと、何やら横に柄のような何かが突出した、スラスターのようなものが設けられた、ウエストバッグ状の何か、普通なら見なれない形の箱のようななにかが姿を現した。

 

「これ、は.....!?」

 

思わず変な声が出てしまった。

何せ明らかにそれらは、デュナメスが持つ『GNスナイパーライフル』とアストレアの腰部背面のスラスターユニット、そしてこれは...『GNピストル』のホルスターだったからである。

柄のようなのは恐らく『GNビームサーベル』.....ん?てことはアストレア準拠で考えるとこれは『GNスナイパーライフル』じゃなくて『GNシャープシューター』か?まぁ正直どっちでもいいけど。

 

「これは俺達の個性に合わせて作られたサポートアイテムだ。こいつに粒子を通せ。指銃なんかよりは格段に戦いやすくなる。雄英のヒーロー科入試は実技もある。まだ期間はあるし、練習しとけ!なんなら教えてやる!」

 

背中を押そうとしてくれる親父の姿勢はとても嬉しかった。

前世のクソ親父はまずお前は無理だと否定から入るようなクソ野郎だったから。

 

 

 

 

 

 

 

どうやら俺の個人トレーニング、親父は気づいていたらしい。

あと、ずっと親父は個性の正しい使い方を知らないと思いこんでいたが、知らないとかではなく、使わなくなっただけのようだ。

そもそも親父は元々ヒーローをやっていたらしく、お母さんが俺を妊娠していたことが発覚したことで引退したんだとか。

親がヒーローをしていて、ヴィランにやられて孤児になる例を幾つも見たせいで、いつか自分がヘマをして俺やお母さんに寂しい思いをさせるのではないか、だとしたらそれだけは避けたい、と思った結果だそうな。

なんていい親父なのだろうか。

その話聞いた時俺感動しちまったよ。

似てる方の本物はフェルト残して逝っちまったのにな。

まぁそうしないとシャルが死んでたから仕方ないまではあるけども。

 

それからのトレーニングは親父の指導の元、生身でのGN粒子の制御能力の強化、狙撃精度の向上、ビームサーベルの習得を目標に煮詰めて行った。

幼少の頃やった指銃のイメージをベースに、より送り出す粒子量を増やして的確に「狙い撃つ」。

用意した的の中央が溶けて向こう側が見える。

狙撃は案外、自分の性に合っているのかもしれないと感じた。

親父が親切丁寧に用意してくれたサポートアイテムだしな。

キッチリ使いこなしたい。

 

次はビームサーベル。

ビームが継続的に出るイメージで刃を形成する。

ピンク色の刃がスーッと姿を現した。

何度か途中で消えたが、通しが甘かったり、割と失敗した理由が明白だったのでこれも回を重ねてしっかり習得した。

元々前世で剣はやってたし、なんなら武道マニアだったので格闘術も多少はできる。

ただ、重量の大半が柄の部分に集約してるので竹刀とか模造刀とは勝手が違って慣れるのには苦労した。

 

そして、生身でのGN粒子制御を煮詰めて言った結果、GNフェザーとGNフィールドを覚えた。

GNコンデンサーが胸の生まれた時からある分しかないので、GNフィールドを維持できる時間はクソほど短い。

入学してコスチュームを発注するまでは我慢と言ったところだろうか。

両方粒子消費量的に少し腹が減るが、試験に向けての特訓でこの2つを得られたのは大きい。

 

今現時点でやれる事はやった。

あとは実戦で使いこなすのみ.....!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──試験当日・雄英高校 正門──

 

俺は今、生で、雄英高校の正門を、この目で見ている。

これから試験をうけるのだ。

緊張しないはずがない。

 

すごく緊張する。

ヤバい。

そんなとこを思いながら中に入って行くと、少し進んだところにデクがいた。

そして今まさに、すっ転んだところを茶髪の少女に支えられている所を目の当たりにする。

最初のあのシーンを生で見れた....ファー!

オタクとしてこれほど嬉しい事はあるだろうか。

まぁまだそんなのがポンポン出てくると思うとこれから先が楽しみすぎる。

 

とりあえず話しかけてみるか。

そう思って美少女に話しかけられて硬直しているデクの肩を叩いて話しかける。

 

「ねぇ、デクくんじゃない?」

 

「ふぇっ!?せっちゃん!?」

 

「やっぱりデクくんだ〜!ここに来れたって事は、結構頑張ってきたんじゃない?あ、遅れたらまずいね、中に入りながら少し話そ!」

 

「うん、そうだね」

 

そう言い、デクと話しながら試験会場を目指して廊下を進む。

この10ヶ月の事とか、色々話して試験が始まるので別れた。

 

ちなみに筆記試験は名門なだけあって、そこそこ難しかったが、なんとかなるレベルで、一言で表すなら『余裕』だった。

そして....

 

 

 

 

 

 

──雄英高校ヒーロー科試験説明会場──

 

筆記試験が終わって、暗い大部屋に通された俺は席に着いた。

隣にはデク、その先に爆豪がいた。

 

そして準備が出来たのか、しばらくして会場のサイドのライトが点き、プロジェクターが青背景に金の校章が描かれた画面を映し、BGMが流れる。

 

そして舞台のセンターで照らされた金髪の男が声を上げる。

 

 

「受験生のリスナー!今日は俺のライブにようこそォ!Everybody say hey!!!!」

 

シーーーン.....

 

男は会場にいる受験生達に投げかけるが誰も返そうとしない。

 

「こいつァシヴィーッ!なら受験生のリスナーに実技試験の内容をサクッとプレゼンするぜぇ!Are you ready!?Yeah!!!!!」

 

シーーーン.....

 

相変わらずのノリの悪さである。

しっかしこの状況を生で体感できるってのはファンとして堪らねぇなぁ!

 

『ボイスヒーロー、"プレゼント・マイク"だぁ....!凄い....!ブツブツ...』

 

まぁ、右隣のヤツは小声でクソほど興奮してるが....

このオタクめ....あっ俺も人の事言えなかったわ()

 

「入試要項通り、リスナーはこの後10分間の模擬市街地演習を行なってもらうぜぇ!持ち込みは自由、プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!OKェ!?」

 

「つまりダチ同士で協力させねぇって訳だな」

 

 

「ほんとだ、受験番号連番なのに会場が違うね」

 

「見んな、殺すぞ」

 

あーあーやってるやってる。

 

「ちなみに私は連番じゃないし、すっごく偶然デクくんと会場一緒。頑張ろうね」

 

「う、うん!」

 

持ち込み自由ならフル装備で行っても問題ないって訳だ。

んー、だが機動性を損なうのも嫌だしなぁ.....

 

よし....あれは今回はお留守番にするか....。

 

「演習場には仮想ヴィランを三種、多数配置してあり、それぞれの攻略難易度に応じてポイントを設けている。各々なりの個性で仮想ヴィランを行動不能にしポイントを稼ぐのがリスナーの目的だ。勿論他人への攻撃など、アンチヒーローな行為はご法度だぜぇ?」

 

ここで"撃破"とあえて言わずに"行動不能"としている辺り、戦闘向けじゃない個性の奴らに対する配慮ってのを感じる。

 

まぁそれからは飯田が質問したりお邪魔0ポイントデカブツの話だったりとまぁ原作通りの解説がなされて行った。

 

 

「俺からは以上だ!最後にリスナーに我が校、校訓をプレゼントしよう!かの英雄ナポレオン・ボナパルトは言ったァ、"真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者"とォ。更に向こうへ、Plus Ultra!!!それでは皆ァ、良い受難を......」

 

 

プレゼント・マイクによる説明が終わった俺達は試験会場Bへと向かった。

 

すると後ろの方で産まれたての小鹿みたいに緊張でプルプルしてるデクが居た。

 

まぁ話し掛けるのは後だな、原作イベントは回収してぇしな。

 

お、歩き出した、来るぞ来るぞ....

 

麗日に話しかけようと歩き出したデクを、バシッという音が聞こえそうなくらいがっしりと抑える飯田を目撃する。

 

「あの女子は精神統一を図ろうとしてるんじゃないのか?君は何だ?妨害目的で受験しているのか?」

 

 

「うわぁぁ!いやぁあ、そんなことは....」

 

よし、原作イベント回収完了っと。

そろそろ助けてやるかねぇ.....

 

「その辺にしてあげて」

 

「なんだね君は?」

 

不意に現れた第三者に飯田は反応した。

 

「私はその子の幼馴染。だから分かる。冷やかしでここに来るほど暇な子じゃない」

 

「そ、そうか」

 

若干困惑する飯田を他所に、俺はドライヴに力を込めて飛び出す準備をする。

ギュィイイイイン....と音を立てて粒子の散布を開始する。

そろそろかな。

 

「はいスタートォ!」

 

今ッ!

 

スラスターに粒子を通して飛び上がり、高度を上げながら加速する。

 

「どうした?実戦にカウントなんざねぇんだよ!もうリスナー一人行っちまったぞ!走れ走れ!賽は投げられてんぞ〜!」

 

拡声器でほかの受験者に呼びかけるプレゼント・マイクを尻目に、俺はGNドライヴの圧倒的な機動性で他の受験者を引き離す。

 

今回の試験でメイン使用するのは『GNスナイパーライフル』。

高高度から試験会場の状況を把握し、狙撃でヴィランポイントを稼ぐ。

それが今回の策である。

それ以外の装備と言えばビームサーベルの付いたスラスターユニットとサーマルヴィジョンくらいである。

 

「さてと、横槍が入る前に片付けちゃうとしますかぁ....おっ3pts!狙い撃つ!」

 

ドビュイーーン!!!

 

GNスナイパーライフル特有の重めで太い発射音と共に、仮想ヴィランを一条の桃色の光が貫く。

 

ポイントが高い3ポイントでも上空からのビーム兵器の前ではまるでただの動く的でしかない。

 

この試験は限られた時間で、状況をいち早く把握するための《情報力》、あらゆる局面に対応するための《機動力》、いかなる状況でも冷静でいられる《判断力》、そして純然たる《戦闘力》が試される。

 

上空から仮想ヴィランをペチペチしながら、途中仮想ヴィランが破壊して崩れ始めた建物からほかの受験者を守ったり助けたりと忙しなく動いているうちに気がつけば討伐だけで70はいっていた。

 

このまま行けば間違いなく1位合格だろうな。

くぅううう!!!GNドライヴ様々だ!

 

なーんて思って一息ついてると地面が爆発した。

あっこれ来るな.....

 

まぁしばらく優雅に観戦と決め込ませてもらいましょうかねぇ、0ptsぶっ飛ばすデクが見たいし。

 

そう思いながら上空で仰向けになりながら足を組み、両手で後頭部を支える姿勢をとりなが逃げ惑う他の受験者を眺める。

 

まぁ俺みたく飛べるようなやつなんて見た限りいなかったし?

見ろォ!人がゴミのようだ!

 

すまん、言ってみたかっただけ。

まぁこれが面白いのなんの。

 

圧倒的な驚異に人の行動なんて分かりきってる。

大抵は自分が逃げることが必死で他者なんて見ようともしない。

見ても横目で見逃すだけ。

ほら、あれだけ偉そう言ってた飯田も尻もち着いたデクを置き去り。

ステインも偽物って言うさそりゃ。

 

「残り2分を切ったぜぇ!」

 

ここでプレゼント・マイクのアナウンスが入る。

 

暴れ回る0ptsのせいで視界が悪くなってきたのでサーマルヴィジョンを起動する。

するとどうだろうか。

原作通り麗日が瓦礫に囚われていた。

デクも近くに居る。

 

そろそろ動くとするかねぇ.....

傍観は続けつつ、舐め腐った姿勢を正し、上空からデクの様子を眺める。

すると埃や砂煙の中から飛び出してくるデクが見えた。

んー、この間に麗日ちゃんを瓦礫から引き出すとすっかねぇ....

そう考えた俺は降下する。

さぁ、見せてくれ。自己犠牲の、《ヒーローの本懐》って奴をさ!

 

デクは力を込めて、全力で、フルスイングで0ptsを殴りつける。

 

バキンと金属の鈍い音と共に0ptsの顔面がへしゃげ、陥没し、物の見事に吹き飛ぶ。

 

「あと1分だ!」

 

ここでプレゼント・マイクの試験経過時間を告げる最後のアナウンスが流れる。

それと共に0ptsを吹き飛ばしたデクが「うわぁっ」と悲鳴を上げながら自由落下を始めた。

まったくしょうがない奴だな、拾ってやろう......

 

俺は姿勢制御のためにGNフェザーを展開しながら上昇し、

 

「まったくもう....また無茶して....」

 

降ってくるデクを姫抱っこのような体勢で上手くキャッチする。

 

「あ、ありがとう....」

 

体勢の所為か、若干照れながらデクが例を言ってくる。

 

あっ、そういや麗日ちゃんは.....

 

そう思いながら上空で振り返りながら見下ろすと、バッチリ目が合った。

 

「天....使.....?」

 

そして麗日ちゃんが何を思ったのか、そんな事を呟いた気がした。

てか今の俺すっげぇ00一話の0ガンダムと刹那みたいじゃん!

まぁ刹那は俺なんだけど.....

もうわっかんねぇなこれ。

 

プレゼント・マイクの試験終了のお知らせが聞こえた気がしたけどもうなんも聞こえねーや。

呆けてる麗日ちゃんが可愛すぎて。




最後の方は00のopが頭の中で流れてますたw

以下の問題について現状は活動報告に置いておきます。
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