個性《GNドライヴ》で征くヒロアカTS転生   作:あんなもの

4 / 8

気づいたらお気に入り登録130件行ってて正直驚いてますw

「誰々不在はやるべき?」投票結果

やるべき 10件

どちらでも 32件

やるな 4件

となりました。
思っていたよりやるべきに入ってて驚いてます。

当初青山くんを消そうかと考えてたんですが....まぁ、漫画勢の人には察しだと思うので、基本原作準拠で行くつもりでいる今作の妨げになりそうなのでその割を口田くんが被ることになりました。南無南無....
あ、別に出番がない訳では無いつもりで居るのでお楽しみに!

あと、今更言いづらいですが、うp主はアニメ知識しかありません。
なのでそのつもりでお願い致します。

なんで分かったかって?漫画勢のツレに悪意なくネタバレされたんだよ!チクショー!

本作は思いつきと勢いで始めた物なので、ハナからストックは存在しません。
なので更新速度は死ぬほどゆったりとなってしまいますが、悪しからず。

それでは第二話、スタートです。


第二話 入学と個性把握テストと....

 

──あれから一週間後──

 

とあるマンションの角部屋

炉陽家にて。

 

 

 

ダッダッタッダッ....

何だか外の廊下がうるさい。

誰かが走ってきている。

ガバァアアアン!!!

 

ん?親父が帰ってきたのかな?

じゃあさっきのやかましいのは親父??

どうしたんだろう.....

 

ダッダッタッダッ....

 

走ってくる?

なんで?

飛べば良くね?

仮にも擬似太陽炉持ちなんだからさ。

そんな慌てる必要ある?

 

バァアアアン!!!

2回目のほぼ間近で聞こえた激しくドアを開ける音に

 

「キャッ!」

 

あまりの親父の剣幕にめちゃくちゃ女の子らしい悲鳴をあげてしまった。

いやまぁ今の俺は女の子な訳であるが....

なんなら00最推しヒロインっぽい容姿をしてるが.....

 

「ゼェ....ゼェ...刹...那....ポストに....これが....ハァ....ハァ...!」

 

そういう親父の手には雄英高校と書かれた、スマ〇ラ参戦の招待状みたいな手紙が握りしめられていた。

 

「それって.....!」

 

「ハァ...ハァ....雄英からだ....ハァ....ハァ...」

 

「そんなに慌ててどうしたっていうの....」

 

 

一体なんだと言うのか。

あれだけ大暴れしたんだから間違いなく合格だとは思うが.....

何なんだ.....?

 

そう思い、自室に手紙を持ち込んで中の機械を取り出す。

 

まさかこの手でこれに触れる時が来るとはなぁ.....

 

カチッ

 

そんな風に思いながら機械を起動する

 

_人人人人人人 人人人人人_

> 『私が投影された!!!!』 <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

機械起動と同時に聞き馴染みのあるバカでかい声と共に黄色いスーツ姿のオールマイトが姿を現した。

 

 

『やぁ、今年度から雄英に務める事になったオールマイトだ!』

 

「ファッ!?本当ですか!?私ファンなんです!」

 

まぁ最初から知ってるけど、ここは敢えて自然に返しておくとしよう。

 

『いつも応援ありがとう!本当だとも!それにしても君、凄い個性だね!空を自由に飛んでビームぶっ放すなんてさ!それに実技の結果を見た時驚いてしまったよ。ヴィランポイント70、レスキューで30の100点だ!そうそう見ない快挙に私以外の教師陣も皆驚いてた!』

 

「ありがとうございます!...その...デクくんは....その、緑谷くんはどうだったんですか?」

 

結末はわかるけど、聞きたくなったからつい聞いてしまった。

オールマイトだし、ね。

 

『緑谷少年かい?大丈夫だ、彼も合格だよ。さっき話したしね』

 

「良かった....」

 

『何はともあれ、合格おめでとう!ここが君のヒーローアカデミアだ!君のこれからの活躍に期待しているよ!』

 

「はい!頑張ります!」

 

 

まぁ、デク程思い入れがある分けじゃわないから至って当たり障りのない普通の発表だったが.....

 

なんであんなに親父慌ててたんだろう?

緑谷母的なオーバーリアクションって奴かな?

まぁなんでもいいや。

 

 

 

 

──4月──

 

炉陽家

 

「忘れ物はない?」

 

「うん、大丈夫」

 

「よし!頑張ってらっしゃい!」

 

母がそういいながら手を振ってくれる。

玄関を出た俺は粒子散布を開始する。

 

「行ってきます!」

 

そう返事をし、俺はふわりと浮くと、マンションの廊下の壁と天井の間ををすり抜けて、学校へと飛翔する。

 

合格通知から3週間後

 

俺の2度目の高校生活は今、ここから始まる。

 

 

 

──雄英高校・校舎──

 

「ええっと...1-A....1-A....」

 

廊下を歩きながら自分が配属される教室を探す。

 

「あっ、あった!」

 

クラスを指す看板を見つけて、そこが目当ての教室であることを確認した。

と同時に見慣れた後ろ姿が目に留まる。

 

ええっとデクと...麗日ちゃん....だな。

声かけるか.....。

 

「おはよ...」

 

「あっ!せっちゃん!」

 

「あっ!おっきい天使の人!」

 

「こそばゆいからやめて。私は炉陽 刹那。デクくんからはせっちゃんって呼ばれてる。よろしくね」

 

「うん!私は麗日お茶子、よろしくね、せっちゃん!」

 

うぅ...近い...やっぱ可愛い....この子....

てかおっきいはやめて欲しい.....容姿がフェルトみたいになってコーフンしてたのに、なぜかどんどんと成長するにつれて気がつけば身長は180cm超えに.....ちょうどガンダムの10分の1スケール.....

俺はもっとこう、可憐な少女で居たかったってのによォ!?チクショー!

 

「今日って式とかガイダンスだけかな?先生ってどんな人なんだろうね?緊張するよね!」

 

ほんとにグイグイ来る...

 

「お友達ごっこなら他所へ行け....」

 

「ほ!?」

 

「あ...」

 

「ん?」

 

自己紹介で花を咲かせている時に後ろから突然かかった声でふと我に返る。

 

入口付近で話し込んでもくっそ邪魔じゃねぇか

 

と。

 

「うへ?」

 

突然かかった声にお茶子も振り返る。

 

「ここはヒーロー科だぞ....」

 

俺も声がした方に視線をやるが、その先には誰もおらず、そのまま視線を下にする。

すると黄色い寝袋をまとった、少々清潔感に欠ける黒髪の男が居た。

男はおもむろに寝巻きのファスナーヲタ少しずらすと、inゼリーのような何かを口に含み、寝袋を着たまま立ち上がる。

 

((((なんか居る!?))))

 

一同がそんなふうに思っていると、男は脱皮するかのように寝袋から出てきた。

 

「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね...」

 

(あ...先生...って事はあの人もプロヒーローなのかな?)

 

とかデクのやつ思ってそうだから耳打ちしてやるか....

 

「イレイザーヘッドだよ、分からなかったの?」

 

「え!?あの?」

 

「担任の相澤消太だ、よろしくね」

 

小さめの声で挨拶したイレイザーヘッド先生に生徒たちがざわめく。

おそらく思っただろう、「こんなくたびれた人間が担任なのか」と。

 

「早速だが、これ着てグラウンドに出ろ」

 

そう言いながら、先生はさっきまで収まっていた寝袋から雄英高校指定の運動着を取り出す。

 

「「「「え?」」」」

 

ガイダンスなどがあるかと思っていた生徒たちは皆揃って間の抜けた反応をする。

 

 

 

 

──雄英高校・グラウンド──

 

「「「「個性把握テストォ!?」」」」

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

てっきりあるものだと思っていたが....ここも原作通りとは....さすがイレイザーヘッド先生だな.....しっかし口田くんが見当たらない....まさか俺が暴れたせいで順位変動が起きて落ちたのか?ちょっと申し訳無いことをしたな.....俺結構表情豊かな口田くんキャラとして好きだったんだけどなぁ...寂しいなぁ....

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事、出る時間ないよー。雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然り...」

 

普通は生徒側に適用されるであろう「自由な校風」が先生側にも適用されると聞いて生徒たちがどよめく。

そんな反応をスルーしながら先生は続ける。

 

「お前らも中学の頃からやってるだろ?個性使用禁止の体力テスト」

 

そう言いながら先生は種目が書かれた端末の画面を生徒に向ける。

 

「国は未だ画一的な記録を取って平均的な記録を作り続けている合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だな」

 

おいおい...先生がそんな事ストレートに言っちまっていいのかよ.....

なんて思っていると

 

「実技入試成績のトップは炉陽だったな?」

 

「ふえっ?」

 

唐突に当てられて変な声が出てしまった。

 

「中学の頃、ソフトボール投げ何メートルだった?」

 

やっべぇうろ覚えだ....確か50はやったような...

 

「はっきりと覚えてないです....確か50くらいだったような....」

 

「じゃあ個性使ってやってみろ」

 

「はい...」

 

俺は先生に促され、ソフトボール投げの円に入る。

考えろ....原作で爆豪がやったみたいにはできない....でもやりようはある...

 

「円からでなければ何をやってもいい。はいよ、思い切りな」

 

「では....」

 

とりあえずGN粒子の質量軽減を上手く使う手で行くか....麗日ちゃんみたく無重力になるわけじゃないけど本気で投げればそこそこ飛ぶだろ.....

 

準備運動をしながら俺はドライヴを動かす。

 

ファアア...ギュィイイイインンン....

 

生成したGN粒子を記録用のボールに纏わせる。

それと同時に大きく振りかぶり.....

 

「いっけぇ!!!!!」

 

ヒュイン....

 

GNミサイルみたいな発射音を出しながらボールが大きく吹っ飛ぶ。

 

「まず自分の最大限を知る....」

 

ピコン

 

「それがヒーローの素地を形成する合理的手段...」

 

そう言いながら先生は記録が出た端末の画面を他の生徒に見せる。

 

「「「おおぉ!!」」」

 

そこには"334m"と出ていた。

ナンデヤハンシンカンケイナイヤロ!!

 

しっかし爆風とか超パワーでもなく無重力の下位互換の質量軽減じゃ全然飛ばねぇなぁ.....

 

「334m...まじか」

 

「なにこれ面白そう!」

 

「個性思っきり使えんだ!流石ヒーロー科!」

 

おいおい...「面白そう」はまずいだろ芦戸ちゃんよ.....

 

「面白そう、か....ヒーローになるための3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?よし...なら8種目トータル成績が最下位の者は見込みなしと断定し...除籍処分としよう....」

 

ボソッと各々が感想を述べているのをイレイザーヘッド先生は聞き逃さず、とんでもないことを言い出した。

 

あぁ....やっぱり....

 

まぁ....嘘なんですけどね?

既に知ってるから安心出来る。

 

「「「「はぁああああ!?」」」」

 

まぁ、なんにも知らないこいつらからしたらこれが当然の反応だろうよ。

 

「生徒の如何は俺たちの自由!ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ!」

 

そう言いながら前髪をかきあげた先生の顔は、明らかに悪役のゲス顔みたいな雰囲気が醸し出されていた。

 

「最下位除籍って...入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽過ぎる...!」

 

麗日ちゃん発破って知ってる....?いやまぁ気持ちはわかるけどさ....。

 

「自然災害、大事故...そして身勝手なヴィラン達.....何時どこから来るか分からない厄災....日本は理不尽にまみれている。そういうピンチを覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したいのならお生憎、これから3年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。"更に向こうへ"Plus ultraさ。全力で乗り越えてこい。」

 

そう言いながら先生は指をくいっとやって挑発してみせる。

 

「デモンストレーションは終わり....こっからが本番だ」

 

さーて...やるとしますか....

 

 

 

──50m走──

 

しっかし誰と組んでもいい、か....よし....

 

「飯田くん、だっけ?」

 

「ん?」

 

「50m、やろ?」

 

「俺でいいのか?」

 

「うん...」

 

こうして飯田とレーンに入る事になった...

だって同じ動力機関持ちだからさ....まぁ俺の方が上位互換だけど。

 

「位置について....よーい....」

 

記録ロボが間の抜けた音声でアナウンスする。

 

ギュィイイイインンン...キィイイイン....

 

よし、オーバーブーストモードでどこまで記録が伸びるか....だな...。

 

位置についた時点でドライヴをオーバーブーストモードにし、用意を済ませた。

オーバーブーストモードは入学までの3週間の間にやった個性伸ばしで会得した、エクシアリペアⅡのと同じものだ。

つまり今、ドライヴから後光の如く円を描き、GN粒子が拡がっている。

 

パァアアン

 

号砲と共に俺も飯田くんも飛び出す。

さすがの俺もあれほどの瞬発力は出ないので少し出遅れたが、加速で巻き返す。

 

 

ビュィン

 

スタート直後から隣から風を斬る音が聞こえる。

やっぱ生で見ると飯田くんの足の速さを痛感するねぇ....

まぁ、負ける気ないけど。

 

ヒュイーーーーン...

 

放出したGN粒子が背中を押してくれるような、そんな感覚で宙に浮きながらどんどん加速する。

そしてゴール手前で飯田くんを抜き去った。

 

記録

 

炉陽 : 3秒00

 

飯田 : 3秒04

 

50m以上あれば置いて行けるんだがなぁ....あとはTRANS-AMを使うとか....まだ会得できてないのが悔しい.....

 

「50mじゃ3速までしか入らんな...にしても速いな、キミ」

 

「私も動力機関が個性だから....この特殊な粒子を推進力に空を飛んだり出来る『GNドライヴ』、それが私の個性....」

 

そう言いながら粒子放出をする。

 

「入試で見たが、あのピンク色のビームは一体....」

 

そういえば同じ会場だったの忘れてた()

 

「この粒子。圧縮するとピンク色のビームになる。殺傷能力が高いからおいれそれと使えないのがネック」

 

「凄いな...空を飛べてビームも撃てるというのは」

 

それからなんやかんやで動力機関が個性という共通点から、そこそこ飯田くんと仲良くなった。

 

で、個性把握テストは滞りなく進み...は嘘だな、原作通りに爆豪がデクに噛み付いて捕縛されてたし....。

で、シャトルランは半永久機関なもんで、最後まで残り、「もういいぞ、このまま続けても合理的じゃない」と言われて途中で切りあげることに。

持久走もチート動力パワーで一切の疲れなく一番を出せた。

んで今、一通り種目が終わったって感じである。

 

持久走がラストなんでな。

 

 

 

「んじゃーパパっと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明するのは時間の無駄なんで一括開示する」

 

そう言って先生は端末の投影機能でランキング形式で生徒の名前が記された画面を見せる。

 

ONE FOR ALLをまともに使いこなせてない今のデクは結局最下位で除籍処分に怯えている。

 

合理的虚偽に決まってんでしょうよ.....

 

「ちなみに除籍はウソな。君らの個性を最大限引き出す合理的虚偽....」

 

ほら、な?

 

「「「ええぇぇぇ!?」」」

 

デクのやつすごい顔してんの。

 

「あんなの嘘に決まってます。少し考えれば分かるものですわ」

 

そしてヤオモモの一蹴。

流れ通り。

 

でもこれデクのやつ、指だけパワー集中をキメなかったらきっと除籍されてたに違いない。

よくやったもんだ。

 

耳郎ちゃんとか性欲が服着て歩いてるやつとかとか、気づかなかったって顔してる。

可愛い。

もうみんな可愛い。

 

「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目ェ通しとけ〜」

 

そう言って先生はふらふら〜っとかえっていった。

それと同時にチャイムが鳴る。

 

 

 

 

 

──放課後──

 

昇降口を出るとげんなりと垂れながら歩くデクを見かけた。

でも話しかけようとした時、先に飯田くんが声をかける。

 

「しっかし、相澤先生にはやられたよ....俺は"これが最高峰!"とか思ってしまった。まさか教師が嘘で生徒を鼓舞するだなんて....」

 

遠目で聞いてるとそんなことを言ってる飯田。

デクと一緒に駅まで行く流れなんだろうか?

そんなふうに思いながら歩いていると

 

「おつかれ〜せっちゃん!」

 

そう言いながら麗日ちゃんが"すたたたー"という効果音が似合う感じに駆け寄ってくる。

 

「うん、おつかれ。おっちゃん」

 

あれ?おかしいな、できる限りイントネーションには気を配ったんだが.....。

 

「お、おっちゃん!?流石に酷ない?」

 

なんか勢いで言っちまったけど、なんか燃え尽きたジ○ーみたいに真っ白になっちゃったのでさすがに謝ろう。

 

「ごめん、さすがに冗談。お疲れ様、お茶子ちゃん」

 

「せっちゃんも駅まで?」

 

「うん、一緒に帰る?」

 

「いいの?やったー!」

 

そういう麗日ちゃんは"パァッ"と笑顔になる。

 

「あれ?あれって確か飯田くんと緑谷くん?」

 

パシッっと麗日ちゃんに腕を掴まれてクイッと引っ張られてしまった。

 

「ウワァーーーーー」

 

走り出したのが唐突過ぎて棒読みの悲鳴をあげることになってしまった。

 

「おーい!お二人さーん、駅まで〜?待って〜!」

 

「麗日さん!?とせっちゃん!?」

 

「君たちは....無限女子と首席女子!」

 

唐突に声をかけられてデクと飯田くんが振り返る。

 

「改めまして〜麗日 お茶子です!」

 

「炉陽 刹那....」

 

「ええっと、飯田天哉君に....緑谷....デク君だよね!」

 

「デク!?」

 

 

 

「え?だって朝来て教室に入る前にせっちゃんが、体力テストの時に爆豪って人が....『デクてめぇー!』って」

 

「あの...本名は出久で、"デク"はかっちゃんがバカにして....」

 

「蔑称か!」

 

「あ!そーなんだ!ごめん!」

 

焦る麗日ちゃんも可愛い.....

 

「む?炉陽君?君一体どういうつもりなのかね!」

 

あっやっべ.....クソ真面目なこいつの前でそれは....!

 

「いや、その、"デク"って最初に言い出したのはせっちゃんなんだ。『出久ってデクって読めるよね、じゃあデクくんだ!』って。そのあだ名が生まれた時はまだかっちゃんはいなくて、かっちゃんもデクって言い出した時はビックリしたよ。しかもバカにした意味で....」

 

「あの馬鹿のせいで誤解解くの苦労したの。私はそんなつもりで付けたあだ名じゃなかったから....」

 

ほんと、これ、原作で呼ばれてるからもあるけど自分はそんなつもりで言ってないから。この時はホント苦労したなぁ......

 

「そうなんだ....でもデクって、なんか『頑張れ!』って感じがして好きだ、私!」

 

そう言ってガッツポーズをする麗日ちゃんも可愛い....。

 

「デクです!」

 

それにあてられたのか、顔を真っ赤にしながデクの奴が即答した。

全くもう....ちょろいんだからさぁ.....

 

「緑谷くん!?」

 

ほら飯田くんもびっくりしてるじゃん....。

 

「浅いぞ!蔑称でもあるんだろ!?炉陽君のはさておき!」

 

「デクくんチョロすぎ....」

 

思わず声に出ちゃったよ全く....

 

「コペルニクス的回転.....」

 

「コペ...?」

 

 

そう言ってデクは顔を覆い隠してそっぽむく。

なんだかなぁ。ヒロアカのキャラってキャラデザのせいなのか、みんな可愛いんだよなぁ、デクも。

まぁ、なんだかんだで談笑しながらこの日は4人で駅まで帰った。

 

 

 

 

 

 

雄英高校のヒーロー科カリキュラム。

それは午前は必修科目で英語などの普通の授業。

 

 

──科目・英語──

 

「んじゃ...この英文の中で間違っているのは?」

 

英語の授業はプレゼントマイクが行う。

が....作中で語られてたみたいにあまりに普通だ!

仮にもあんたMCだろうが!?

 

「Everybody hands up!盛・り・上・が・れェ!!!」

 

いやそんなこと言われたって、普通すぎて温度差で戸惑うってばよ、あんたなら尚更!

 

 

 

──昼休み──

 

昼は食堂で一流の料理を安価で食える。

なんせクックヒーロー・ランチラッシュの料理を食えるのだ。

 

まぁ、飲まず食わずで活動出来る俺からすれば食わなくてもいいのだが....かの寄生虫技術の権威にして、光合成で栄養を得られる某暗号爺さんさえも「食という行為は栄養素のためだけに行う行為では無い」というように、俺もまたそう思うのだ。

この学食という空間においての食事というのは、共に切磋琢磨する仲間たちとの交流の場である。

その輪の中に「食わなくても生きていけるから」で入らないというのは些か....なんだろうな。

そう、ぼっちが過ぎる。

プロになれば突然のチームアップもあると聞いた。

つまり、もしそのような状況になっていつまでもコミュ障ではいられないのである。

キャラ作りのために物静かキャラを演じてはいるが、話す時は話すのだ、俺も!

などと食堂を放浪してはみたが......

着いた席はと言えば右隣にはデク、正面に飯田くん、斜め右前は麗日ちゃんだ。

 

 

はぁ...結局ここに落ち着くのね.....。

 

「あれ?炉陽君?確かこの前『個性のおかげで食事は取らなくても生きていけるから食費代が浮いていい』と言っていなかったか?」

 

疑問に思ったのだろう、飯田くんがそう話しかけてきたので先程の理由を述べると共に補足する。

 

「ランチラッシュの料理が食べれるだけでも価値があるから」

と。

 

だが俺が持ってきたトレイに乗せられたものを見て、麗日ちゃんも飯田くんも驚く。

 

そこにあったのはチーズ牛丼特盛温玉のせ....

あ?誰がチー牛だって!?

美味いだろうがよチー牛!

 

「わぁ〜すごーい!大食いだぁ!」

 

そんな大きな声で言わんでもええやろ.....

 

 

 

 

 

でまぁなんやかんやで昼飯が終わって午後の部。

そう、ヒーロー基礎学!

 

「わ〜た〜し〜が〜」

 

この特徴的な声は....!

 

「普通にドアから来たァ〜ッ!」

 

そう言って平和の象徴、オールマイトが現れた事でクラスがザワつく。

 

「「「「「おぉおおお〜!」」」」」

 

「オールマイトだ....!」

 

「すげぇや!本当に先生やってるんだな!」

 

「あれ、シルバーエイジのコスチュームね」

 

「画風違いすぎて鳥肌が....!」

 

皆いつもテレビの画面で大活躍する大物が生で現れたことでそれぞれ感想を述べていく。

それはもう歓喜の声で。

かく言う俺もこの大物の登場でめちゃくちゃ興奮している。

 

「私の担当はヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため、様々な訓練を行う科目だ!単位数も最も多いぞ!早速だが今日は....」

 

そう言ってオールマイトは溜めの姿勢をとり....

 

バァアアアン

 

といった効果音が似合うほど勢い良く

 

『BATTLE』

 

と書かれたカードを突き出しながら

 

「これ!戦闘訓練!」

 

よく通る声ではっきりと言う。

そのオールマイトの『戦闘訓練』というフレーズに各々が闘志を燃やす。

 

「そしてそれに伴って...こちら!」

 

ビシッ!とオールマイトが指さした方の壁の、意味ありげに色が違う部分が迫り出し、何やら番号が振られたケースが出てくる。

 

「入学前に送って貰った個性届と要望に沿って(あつら)えた戦闘服(コスチューム)!」

 

「「「「おおぉおおおお!!!!」」」」

 

これから行うヒーロー科らしい科目と、そしてヒーローを象徴する要素であるコスチュームというワードでクラスは大盛り上がり。

そうだよ....この雰囲気が堪んねぇのよ!

 

「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!」

 

こうして入学して俺たちは最初の実践を迎えることになった───




炉陽刹那のプロフィール

年齢 : 15

身長 : 181cm

体重 : 50kg

血液型 : B型

CV : 言うまでもなく高垣彩陽

好きな物・事 : 辛いもの、甘いもの、ジャンキーな食べ物、ゲーム、読書、料理

肺や心臓等の生命維持活動に必要な部位がGNドライヴに置き換わっている状態で生まれている。
が、4歳になって胸部のGNコンデンサーが形成されて体に出るまで気づかなかっただけで、実はドライヴ自体は生まれた時から持っていたということを知らない。

が、父親の個性の名残で消化器官は残っており、ガンダム好きに伝わる言い方をすれば、"ハイパーデュートリオンエンジンのバッテリー"みたいな役割をする。
"飯を食うことで倒れない"というのはこれに由来する。

ちなみに父親の個性《GNドライヴ[T]》は、この世界においては電力の代わりに"食べたものを消化するノリでGN粒子に変換する"というもの。
食べまくって蓄えた分だけ飛び回れるというわけである。
現役時代は腹いっぱい飯を食ってから出撃していた。


やっぱ人体における充電って食事じゃん?って発想からこの設定に至りました。
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