わ、わぁ...色ついてる....!
素直に嬉C....!
しかもお気に入り230件とか....!(っ’ヮ’c)ワア....!
タイトルでお察しかもしれませんがど下ネタ注意報発令です。
─Side 障子─
『轟少年、確保!残るは障子少年だけだ!』
あの強"個性"の、推薦入学者である轟が捕まったという事を聞いて、別ルートで核の捜索をしていた障子はオールマイトのアナウンスを聞いて少し動揺する。
推薦入学者で、かつ建物を一瞬で凍らせるだけの力がある轟が呆気なく捕まったのだ。
そしてそのことを聞き、より警戒を高めるため、複製腕には耳を複製している。
戦闘は先に敵を発見した方が有利なのは世の常。
障子は先手を取るため、聴覚を尖らせた....。
来るなら来いと。
─Side刹那─
はぁ....はぁ....喉痛ぇ...。
飯田くんに習って悪役になりきろうとして選んだキャラを間違えた気がする....。
ていうかそもそも悪役っぽい主人公だけど.....。
でも実際それっぽく出来て超満足....。
コスチュームをアストレアFにするってところから既に決めてたボイチェン機能....楽しすぎる.....!
ふぅ......ボイチェンを使う前提とは言え、前世でやってた
さて....葉隠ちゃんは大丈夫かな.....。
そう思い、通信を葉隠ちゃんに繋ぐ。
「葉隠ちゃん、そっちはどう?」
「まだ障子くん見てないよ」
マジか....マジでどこよ...レーダー機能だけ付けてもらうの忘れてたからなぁ....我ながらアホすぎるってばよ.....。
今度叔母さんに掛け合ってみよう。
親父に『Fereshte』じゃなくて叔母さんに直に掛かる番号を教えてもらったからな...
あるものは全て使う、それがヒロアカ世界に生まれ落ちた転生者だ。
え?どこかの大陸のハンターみたいだって?気にするな。
さて、葉隠ちゃんを援護するぞー!えいえいおー!ってな感じでやっていくんだけども。
「葉隠ちゃ〜ん、今どこ〜?」
「4階まで戻ってきて核の見張りしてるよ〜」
「OK.じゃ合流するね、多分探すより合流して迎撃した方が早そうだから。フェイズスリーに移行するよ!」
「了解!」
ミッションプラン、フェイズスリー。
それはお互いが分散し、接敵しなかった時の動きである。
その場合は敵側の方が核に近い可能性があるので、迅速に核に先回りして核の防衛に回るというもの。
「あっ、足音!」
「今どの辺?」
「4階の核の部屋から見て左側から足音がする!」
「OK.そっちに合流するね。挟撃狙いで障子君の後ろから攻めれるように動くね!いくらクールに振舞っててもあいつだって男の子だから何とかなるはず....」
そう言って俺は通信を切る。
あれ?俺なんか変なこと言ったような気が.....まぁいっか。*1
しかしこれは...急いだ方がいいな....最低限のダメージでやるには...これしかないな。
情報が確かなら俺の直上には誰もいないことになる。
俺は『GNビームサーベル』を抜いて天井を人1人ギリギリ通れるサイズの円形に切り裂く。
もちろんコスチュームの肩幅も考慮して。
仕方ないじゃん...量子テレポートなんて出来ねぇんだもん....。
ちょうど今いる位置は核の部屋から離れた位置の3階。
人1人通れる程度の穴で済む。
くそーっ、でも勝つためなら減点も覚悟だ!
穴を空けながら同時にコンクリートの円盤を押し、アクション映画のマンホールから出てくる要領で縁に手をかけよじ登る。
よっこいせ....
まぁこれで俺の大凡の位置は障子にはバレた訳だが....
─Sideモニタールーム─
場面は変わり、数分前...
「炉陽が3階、でもあとの二人4階....」
「これ、葉隠さんピンチでは?」
「うむ、障子君は持ち前の索敵能力で、大まかな葉隠少女の位置が分かる...視覚的に見えない、というアドバンテージはあるものの、足音で索敵されればそのアドバンテージも薄まってしまうな....」
と飯田。
「炉陽さんが通信してるよ!」
と芦戸。
「障子君の位置を聞いているのか」
「おっ、炉陽が動いた!え?天井見たぞ!何する気だ!?」
と上鳴が。
モニターでは刹那が腰のラックから『GNビームサーベル』を抜き、飛び上がり、天井を円形に切り裂いて。
「やりやがった!」
と切島。
「さっきの緑谷達の講評で言われてた指摘、聞いてなかったのかよ!?」
と峰田。
モニターを見ていたクラスメイトたちは刹那の奇行に驚きを隠せない。
「いや、穴が小さい。最小限のダメージで最短距離を取ったということなのだろう」
と飯田。
「けど、これ普通に位置バレてるよな(にしても何だったんだ....炉陽....悪役を演じるにしたって、ボイチェンした声がほぼ爆豪だった.....???)」
と、脱落して帰って来た轟が。
「それよりも葉隠さんの援護を優先した、ということなのでしょう」
と八百万。
─Side 障子・葉隠─
離れた位置からバチバチという音が聞こえる。
これが何の音なのかは分からないが、障子目蔵は其方へ神経を尖らせておく。
だが、変わった音を立てるのは大抵炉陽であり、炉陽が葉隠の援護に来ているのだろうと察する。
先にお世辞にも戦闘力が高いとは言えない葉隠を仕留めた方が、伏兵を気にせず炉陽に集中できると考えた障子は、開幕で予想を立てた核があるであろう位置をめざして歩く速度を上げた。
反対に葉隠は大凡の障子の位置は掴めているため、捕まえるために、できるだけ足音を立てずに障子に近づこうとする。
事前に炉陽が援護に来てくれると聞いていたので攻めに転じたのだ。
かと言って索敵能力が高い障子を相手に、しかも複製で後ろにも攻撃が出せる相手に挟撃が通用するか、という疑問が残る.....。
葉隠は思った。
本当にこんなので大丈夫なのか。
あと通信の時のあの最後のワードはなんだったのか。
(炉陽さんが何を考えてるのか、分かんないよ....)
そうは思いながらも、勝つためのミッションプランを提案してくれた炉陽に応えたいと思った葉隠は、さっきの通信の最後の言葉に意識を向ける。
刻一刻、障子と葉隠、炉陽の距離は迫る。
─Side刹那─
適当な独り言を言ったことなんて気付くことなく
ん?あれは障子君.....?
開けた穴から這い上がって直進してきた俺は、突き当たりを右に曲がると、障子君の背中を拝むことに成功した。
つまり下地は出来上がったという事。
しかしまぁ、気づいてんだろうなぁ.....GNドライヴの音って結構特徴的だし....俺の出方を伺ってるって所か....?
「後ろ、取れたよ...」
「了解、じゃあ部屋出て攻めに出るね!」
その言葉と同時に葉隠は駆けだす。
聴覚を複製腕で尖らせていた障子は、誰かが駆けてくる足音を聞き取る。
「そこか!」
障子は普段の制服のシルエットから葉隠の大凡の身長を把握しており、決して失礼を起こさないように細心の注意を払って確保テープを広げ、巻き付けようとして.....
むにゅん♡
その細心の注意も虚しく、そこにないのに確かにそこにある、大なり小なり女の子なら誰しもが持っている二組の
しかもなんだか
完全な事故で、走れば上下左右に縦横無尽に動き回る点Pならぬ、点"B"に、確保テープ越しではあるが、あろうことかクリーンヒットしたのである。
見えないのに確かにそこにいる、少女の、葉隠の甘い悲鳴が一瞬、室内に響いた。
「はっ!?す、済まない....!俺はそんなつもりは....!」
「いいよ...事故みたいなものだから....///」
(まさか炉陽さんが言ってたのってこういう事....!?)*2
その後も平謝りする障子に仕方ないよとか事故だからという言い合いが続く
─Side モニタールーム─
時は戻って数分前
「む!?障子くんが動いたぞ」
「こっちのカメラじゃ何もいない....って事は透明ちゃんか!」
と芦戸。
「持ち前の聴力で足音に気がついたようですわね」
と八百万。
そして.....モニターには確保テープを広げて進んだ障子が、確保テープから手を離し、突然あたふたとしだしたではないか。
「障子君の様子が変だ!何かあったんじゃないか....?」
と飯田。
「なんかペコペコしてねーか!?」
「まさかアイツ、やりやがったな!?手ぇ離した瞬間、一瞬見えたけど確保テープ揺れてたぞ!オイラにはわかる!」
と峰田。
「まさか....!」
と上鳴。
その後もモニタールーム内では障子の奇行について議論がなされた。
─Side 刹那─
ヒュイン.....!
一部始終を見てしまった俺は、完全に射程に入った障子目掛けて飛翔する。
「あげゃげゃ!
同声優の違う奴が混ざった気がするけどまぁいいや。
言うと同時に右腕を振りかぶり、全力の右ストレートを放つ。
目の前で起こった、自分がしでかした、いかがわしい事故で葉隠に完全に意識を奪われてしまっていた障子君は、反応が遅れてモロに横腹に右ストレートを受ける。
「はっ!?ゴフッ!?」
右ストレートをモロに喰らわせ怯んだ隙に、俺は障子に確保テープを巻き付けた。
「確保だ....!あげゃげゃげゃげゃ!」
この、1人だけ堪能しやがって!クソっ!クソっ!
やはりおっπ....!おっπは全てを解決する....!
あ、眺めるだけなら後でもできるか。
『室内戦闘訓練第二戦!ヴィランチーム、Wiiiiin!!!!!』
こうして首席率いるチーム 対 推薦入学者率いるチームは記憶に残るような熱い戦いになる事は無く、最低な事故によって決着が着いたのだった.....。
『よし!全員集まって2回戦の講評、続いて3回戦を始めるぞ!』
まぁ講評では一方がエンカウントしてからの判断の速さは評価されつつも、やはり天井ぶちぬきは減点と、予想通りの評価だった。
それからの戦闘訓練は滞りなく進み、全チームが訓練を終えた俺たちはグラウンドβの入口に集合している。
「お疲れさん!緑谷少年以外、大きな怪我もなし!しかし真剣に取り組んだ。初めての訓練にしちゃ、上出来だったぜ!」
「相澤先生の後でこんなまともな授業.....何か拍子抜けというか.....」
と蛙s...ゲフンゲフン....梅雨ちゃんが漏らす。
その発言が皆の代弁であると言わんばかりに皆もうんうんと頷く。
「真っ当な授業も私たちの自由さ!」
そう言ってオールマイトはマントを翻す。
「それじゃあ私は緑谷少年に講評を聞かせねば!着替えて教室にお戻り〜!」
そう言ったオールマイトは踵を返して猛ダッシュで消えていった。
「オールマイトすっげぇ...」
「何であんなに急いで....」
俺は知ってるけど黙っとかないと.....。
それから反省会をしようと、クラスの連中に誘われたので乗ることにした。
─1-A教室─
して、放課後....反省会の時が来た。
今度は花摘みに行っていたのでワンテンポ遅れることになったのだが.....。
「お、きたきた!俺は切島鋭児郎!訓練の時のお前、凄かったな!飛べるってこたァ個性把握テストの時に知ってたけど、一体どんな個性なんだよ!?」
「俺もそれ気になる!あ、俺、瀬呂範太!」
「私、芦戸三奈!あの消えるやつ何!?」
皆、口々に自己紹介と訓練の時の感想が俺を襲いかかる。
処理しきれねぇよ。
「オイラは峰田!グヘヘ...立派なのをお持ちで....!」
そう言いながら自己紹介とセクハラを同時進行でこなそうとしてくる峰田。
「ふん!」
とりあえず俺のメロンを指さして言ってくる峰田を『獅斬り包丁』*3で、頭の玉に当たらないよう細心の注意を払って制裁する。
パーン!という効果音が似合いそうな程にクリーンヒットし、某格ゲーのヒットエフェクトの如くGN粒子が飛び散る。
「うわっ、入った....!痛そー」
「当然の報いっしょ」
「騒々しい....」
窓際の席で固まって投目で見ていた尾白、耳郎、常闇がそれぞれの感想を零した。
てか峰田ってここまで弁えてない奴だっけ?
バタフライエフェクト?
知らんけど。
まぁそれからデクくんが帰って来るまでは俺の個性の話で持ち切りだった。
飛ぶ以外に何が出来るのか。
室内戦闘訓練で使ったGNステルスを見てからか、他に何ができるのかが皆気になって仕方がないらしい。
当然"今後の事"を考えると共有しておいて損は無いだろう。
という事で俺は『GNドライヴ』、もとい『GN粒子』の全能力について語って置くことにした。
当然まだ発現してない能力もあるのだが、それは
「しかし....電波障害の能力というのは最早意味が無い能力ですわね」
聡いヤオモモはそこをツッコんでくれた。
そうなのである。
この世界は『GNドライヴ』が個性として存在している為、対策がなされ、量子通信が普及している。
まぁ当然広めたのはうちの家系の御先祖なのだが。
量子通信の技術が普及するまで相当な苦労をしたのだろうと言うのは察するに余りある。
とはいえ希望的観測も含まれてるとはいえ、その万能さに皆は「なんでもありかよ!?」という反応をしたのは言うまでも無い。
見えないから仕方ないね。うん。
障子君、君を殴る。