隙間旅行ハイスクールD×D 間違っても神様ではありません(凍結 作:只今更新凍結中
よくあることだがギャグ補正とはすごい
明久は軽く何か荷物をまとめていた。
『何をしてるんだ?』
「うん?出かける準備」
そんな明久に話しかける存在は人ではなく、肩にとまる鳥のような生き物だった。
ナイアーラトテップ、それが彼……彼女?性別は無いに等しいからどちらでもいいとしてこの鳥の名である。
件の戦闘より明久の中に封印され、しかし制限はあるもののこうやって出てくることはある。
なぜなら、
『明久、彩凛が元の学校の生徒に追いかけられてるんだが……』
「……とりあえず時を見て助けてあげて、ナイア……」
明久の幼馴染、彩凛を守る。これのためでもあった。
彩凛とナイアは少しいざこざがあったものの今では普通に話すくらいというか、一緒に行動するくらいには仲が良くなったようだ。
「さてと、じゃあ行きますか!!!!」
明久は隙間を開き、荷物を放り込むと別の空間を歪めゲートを作り出す。
「前はほかの世界の自分にあった後ジュラ紀だとかなぜかマグマの中だとかに通じちゃったから途中放棄したんだよね~」
マグマの中の時はどうしようかと思ったけど。そう明久は少し考え苦笑した。
「さぁ、次はどこに繋がるかな?」
『知らん……だが面白そうではあるな』
《軽いノリでやられても困るんだけど……》
《何言ってるの刹那ちゃんは……面白そうだからいいじゃん》
《どうせ苦労するのはコイツだしな》
明久の言葉にナイアが、そして3つの声がまるで返事をするように声をかける。
「……2人はいいとして……この頃はひきこもりやめたのかい?」
《明久の言葉が辛辣すぎる!?僕がいちゃだめっていうの!?》
「普通ダメでしょ」
《みんなああああああああ!!!!!!明久がいじめるよ!!!!!!!!!》
『すまん、明久に同意しかできん』
《上に同意》
《本来の私たちの立場だと……》
《ええええええ!?????》
叫ぶ馬鹿……無月を明久は軽く無視する。そしてゲートへと足を踏み出した。
《ねね明久、明久ってば!!!!!》
「あ~ちょっと無月、少しうるさいよ」
《ひどい!!??やっぱ明久って僕に辛辣すぎるよ!!!!!
まぁそれ置いといて明久》
「……なにさ」
《……
空だけどいいの?》
「……え?」
ゲートをくぐり明久が見たのは一面の空……
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥あああああああぁぁぁぁぁぁっ……!!!!!!!!!!!!!」
重力に従い明久は落下していった。
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ものすごい轟音とともに地面に着地失敗する。
僕は体を起こしながら、
「……空飛べば良かった……」
完璧に頭から抜け落ちていたことを考え、服を叩く。
『ギャグ補正でも入っているのか?』
「そんなギャグ補正いらん」
ナイアは明久の方に着地し周りを見る。
人気のない夜の公園。明久はクレーターを造ったシャベルで直しながら、
「しかし不思議な世界。いろんな気配がある」
《でもさ、分断された世界来ちゃったね》
「は?」
《隙間開いたらわかるよ》
無月に言葉に明久は隙間を開き、少し漁るようにする。
「……あっちに繋がらない?」
《別の管理者の世界に来てしまった……ということでしょうか……》
「……困ったな……」
《……じゃあ話つけてこようか?》
《《『「……え?」』》》
《その反応は何かな?》
《そりゃな……》
《その……》
『私も驚きだな』
「引きこもりが仕事しようだなんてビックリでしかないでしょ」
《やばい!!!明久の言葉が一番突き刺さった!!!!!》
……こうして僕は新しい世界に閉じ込められた。
《締めくくらないでよ!!??》