隙間旅行ハイスクールD×D 間違っても神様ではありません(凍結 作:只今更新凍結中
仕方ないんです。だって明久、オカルト研究部部員であっても悪魔じゃないもん……
あの後、エレボスがまるで待たせてたかのように登場したことにより難を逃れた僕。
しかし福山美里先生。
彼女はただの一般人のはず。なのに何故結界が解かれたとはいえあの場にいたのだろうか……
「まぁ、そこらへんは追々調べればいいか」
「何がだ?」
口に出てしまった独り言にORTが質問をしてくる。お風呂上がりのためかその水晶のように輝く髪は水気によりより一層の輝きを放ってるように見えた。
最初はお湯なんかに何故入るのだ?と言ったORTだったが入ってみるとどうだろう……
気に入ってしまい結構長い時間入っていたりする。
「ちょっとね。ほら、髪乾かしてあげるよ」
「ん」
ソファーに座る僕の前に座るORTの髪をドライヤーを使い乾かす。
櫛で髪をすきながらORTの口調がこの頃堅苦しいものから結構砕けてきている事を考える。
こう考えると僕もORTとのスキンシップと言うべきか、触れ合いが少なかったんだよなと少し反省してしまう。
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いきなりだがそれはあまりにかわいそうな光景だった。
「え、えっとどういうことでしょうか?」
魔法陣の上に立つイッセーは呆然と今の状況に声を上げる。
それは夜。やっとイッセーはチラシ配りの仕事を完了し、契約を取りに行けるようになった。そしてその初契約に僕も見学(といっても部室に顔出してるだけだが)しに行った。
朱乃さん(そう呼ぶようにと)から刻印をもらいいざジャンプと言うところでそれは起こった。
「え~と、その、誠に言い難いのですが。どうやら一誠君の魔力が少な過ぎて魔方陣が起動しないみたいです」
「魔力が悪魔の子供以下……」
イッセーは膝をつき、俗に言うorzのポーズを取る。
転移は悪魔の子供の魔力でも出来るらしい。しかしそれができない=魔力が子供以下。
なんということでしょう。どんまいとしか言いようがないな……
そう考えているとイッセーは自転車で現地行きが決定したらしい。
しかしだ。もしも仮にだが彼が神器ってのを発動すれば転移できた可能性あったんじゃないかなとも考える。
龍の手の効果は持ち主の力の倍加。総量とかは別としても、魔法陣の発動域まで魔力を放出できたかもしれない。もう言っても遅いし(イッセーはいないので)いかせんイッセーの神器は見立て不確定要素が多すぎるのだが。
頑張れイッセー。史上初らしいチャリ通悪魔として、強く生きろ!!
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暗闇の中。そこに横になる人影に近づく存在がいた。
「あん?またあんたかよ」
横になっていた男はその顔をフードで隠す存在に目を向け、身を起こした。
「そう邪見にしなくてもいいじゃないですか。同じ者同士なんですから」
「同じ者?はっ、笑わせるね。言っちゃ悪いが俺はあんたらの考えに興味はないんだよ」
「えぇ、わかってますよ。でも貴方の望みを叶えれるのも事実ですよ?」
「……ちっ」
その男はフードに隠れた口元に薄らと笑みを浮かべ、男は舌打ちをする。
事実だがこいつに操られてるみたいで気に食わねぇ。
男は確かに望みを叶えられ、満足もまぁしている。しかしまるで手のひらで踊らされてる感覚が不愉快だった。
「で、今回はどんな要件だ?もう先約入ってるから優先できないぞ?」
「いえ、その先約ついでになるんで問題ありませんよ。私はこの
「原作、ねぇ」
「情報屋はどこかに姿をくらませたおかげで困っていましたが……貴方が介入してくれていて助かりました」
「あの女か。オメェらの仲間じゃなかったのか?」
「彼女はどちらでもいい立場ですからね。とは言え情報を知りすぎてるので後々」
「けっ、お忙しい身で」
「えぇ、所詮私も下っ端ですから。とは言えこれからが私達の大舞台です」
フードの男は腕を広げ高らかに言う。
「あのゲスが行える程度のことを私達ができないはずがない。
この世界は私達のためにあるのですから……主人公は私達で十分なんですよ」
フードの男は嘲笑う。
「まぁ、所詮この世界は俺らのために作られた世界ってか。原作だとか知らないけどな」
男は自身の物を持つと根城であり、依頼主のいる