隙間旅行ハイスクールD×D 間違っても神様ではありません(凍結   作:只今更新凍結中

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修正はすると思います


友人のためならば

「何度言ったら分かってくれるの!?イッセー、あなたがしようとしていることはほとんど自殺行為よ!……この間に言ったはずよ、諦めなさいと…」

 

部室の前にたどり着くと、中から大きな声が響く。

それはリアス先輩の声であり、話を聞いてる限りイッセーを止めているとも言える状況のようだ。

三竦。今でこそ大きな争いは減ったものの、何がきっかけで戦争が起こるかもわからない状況。

盗み聞きのようであれだが入れる状況じゃないな……なんせ、

 

 

 

 

 

 

「なら、俺を眷属から外してください。俺個人であの教会に乗り込みます」

「「「「!?」」」」

 

絶句。イッセーの口から出た言葉は中にいた人達の口を一瞬塞がせるには十分な威力を持っていた。

 

「!!!!ふざけないで!そんなことできるわけないでしょ!!イッセー、どうして分かってくれないの!?」

「俺はアーシア・アルジェントと友達になりました。確かに付き合いとしては短いと思うかもしれません。それこそはっきりと友達だって行ったのは今日ですし」

 

その声は少しずつ小さくなっていく。それもそうだ。

友達だと言った矢先に助けることができなかった。そんな後悔がイッセーの中を巡っているのだろう。

 

「でも、俺は友達を見捨てません。俺はアーシアと約束したんです!!

たとえ部長の、いや神様でも魔王様からの命令であろうと……

俺は友達(アーシア)を見捨てられません!!」

 

……

 

「……それは立派なことだと思うわ。でもね、私達の関係はそんな簡単なことでは済まされないの。何百年、何千年とにらみ合ってきたのよ。

例え曖昧な仮初の平穏であっても、私達が原因でそれを崩すわけにはいかないわ」

 

今でこそ落ち着いているとも言えるが、いつまた戦争が起こるかもわからない。

 

「なら、ほかの協力者がいれば問題ないのかい?」

 

けど、僕はイッセーに賭けてみよう。

僕はドアを開け、そう声をかけた。

 

「あっ明久」

「どういうことかしら?」

「なに、僕も今回のことで教会に行く用事があってね。

一人では心寂しいから一緒に来てくれる(・・・・・・・・)人が欲しくてきたんだ」

 

簡単な言葉遊び、でもリアス先輩なら直ぐに意図が分かると思う。

そしてその言葉の奥のことにも気付いてくれるといいが。

 

「それにことが起これば止めればいいからね」

「……いくら貴方が強いといっても、その言葉の意味をわかって言ってるの?」

 

うん、僕の言葉は安に喧嘩を売ってるとも言える。いや、というか売ってる。

悪魔、堕天使。場合によっては天使、ひいては全種族に時によっては宣戦布告も辞さないと言ってるのだ。

 

「……わからないわ。なぜ明久がそこまでするのか。

そんなことをするだけの理由が、価値のあるものがあるの?」

 

まぁ、人から見れば僕は唯の物語の引っかき虫だ。

勝手に問題に首を突っ込み。状況をかき回していくそんな問題児。

他人の人生に、物語に首を突っ込む空気の読めない登場人物。

でも、

 

「友達が困ってるから。それに僕もこの状況に首を突っ込んで、関わってしまったんだもん。

今更関わるな、はいそうですかって言えない。

もし誰かと関わるなら、それには何かしらの変化がある。

たとえ些細なことでも、相手に何かしらの影響を及ぼす。そうやって物事は進んでいく」

 

大いなる責任。たとえどんなことでも責任ってのは付きまとう。

 

「僕は君達と関係を持ち、そしてアーシアさんの問題にも首を突っ込んで皆の人生に関わっている。

だからこそ途中で投げ出すわけには行かない。ヒーロー気取りだとか正義の味方のつもりかだとか言われるかもしれないけど、そんなものに興味はない。

ただ僕の身勝手な行動で、その責任から逃げたくないだけ」

 

そんな夢物語のようなキャラに僕はなれない。

 

「それに問題に関しては部長もあんまり変わらないと思いますよ?」

「……なんのことかしら?」

「……今回のこと、これは予想では下級堕天使たちの独断、じゃないんですか?そして儀式、これによって起こりうる内容は……」

 

あのお方、これは聞きようによっては堕天使のトップの誰かのようにも聞こえる。

しかしそれなら何故、隠れるように事を起こす必要がある?

隠れて行う、これはきっと街の管理者であるグレモリー家からではない。明らかに舐めきったような態度を向ける相手に隠れる必要はない。

ならそうなると誰から隠れるか……自身のトップから。

 

「……」

「部長、隠しても特にはなりませんわよ?」

「朱乃!!」

「イッセー君、今のままだと暴走するのは目に見えてますわ。それなら……」

「……はぁ、わかったわよ。いつから調べてることがバレてたのかしら?」

「イッセーが襲撃受けたくらいから」

「最初からじゃない……」

 

グレモリー先輩は額を抑え、ため息をつく。

 

「イッセー」

「はっはい」

「一つ言っておくわ、イッセー……あなたの駒である『兵士』の駒は何も最弱ではない。一たび駒がチェス盤の敵地の最奥まで行けば、『兵士』は『王』以外のどの駒にもなれるの……」

「えっ……」

「祐斗、子猫。イッセーについて行ってあげて。明久、そこまでするんだから最後まで責任を持つのよ」

「もちろん」

「えっ、話が見えないんだけど!?」

 

なに、簡単なことさ。

 

「イッセー、囚われのお姫様を助けに行くよ」

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