隙間旅行ハイスクールD×D 間違っても神様ではありません(凍結 作:只今更新凍結中
いや~
MH4Gやってまして。
ふと、目が覚める。
何やら柔らかい感触を感じ、天井は見たことのないもの。
(……そういや僕、別世界にいるんだっけ……)
そう明久は考え、そして昨日の出来事を思い出す。
あの後、明久はいじける無月をなんとか宥めその交渉へと向かわせた。
そして数瞬(あちらには「時間」という概念がないため)で帰ってきた無月は、
「いや~なんか明久のミス?じゃなくてあっちから明久に干渉したみたいだね~」
どうも相手さんは無月と似たタイプみたいで、僕が加われば何か面白いことが起きそうだからとこちらに引き寄せたみたいだ。
ただ無理矢理だったこともあり、無月は少し怒ったような雰囲気を醸し出しており、その衣類は少し焦げていた。
無月たちのような存在たちはそれぞれ力の差異は全くと言っていいほどない。故に喧嘩をすればどちらが勝つかも全くわからない。
明久は少し心配したように確認すると無月は嬉しそうに「今回は僕の勝ち」と言って何かしらと条件をもらってきたそうだ。
「……で、提供された家にいるわけだけど……現実から目を背けるのはやめるか」
明久は柔らかい感触、右腕に抱きつく者の方を向いた。
そこにはスカイブルーの瞳でじっとこちらを見つめ、桜色に近いピンクの長髪を持つ女性。
その容姿は美しいとも可愛いとも妖艶とも取れ、少しだが釣り目の瞳は冷静な、言うならばクールとも言える雰囲気を醸し出している。柔らかい感触というのは彼女が抱きついているからだろう。明久はその絶世の美女とも言える女性を見つめ……
布団から蹴り落とした。
「いたあああああ!?何するのさ!?」
「逆に君が何してるのさって言ってあげるよ無月」
突き落とされ、頭をぶつけたのかそこをさする女性、無月に対して明久は呆れたようにそう答える。ほのかに頬を染めているのは恥ずかしからだろう。
「いや~起こしてあげようかな?って思ったらいつも通りだけどいい感じで寝てたからね」
「だから?」
「潜り込んだ」
グッとポーズを取る無月に明久は枕を投げつける。枕は見事に無月の顔面を正確に捉えた。
「わっぷ!?だから痛いってば!!
それにちゃんとした理由もあるからね?」
「ふざけた理由じゃなくてそっちを先に言いなよ」(槍を造り構える
「どうどうどう……だってまだ明久の体、正常じゃないでしょ?」
「……」
「仮にも神との戦闘、世界の修復とも言えることしたんだ。あの程度で完治できるわけないじゃん」
確かにナイアとの戦闘。そして学園の、人たちの修復に力を使い……視力を失った。
だがこれは無月たちのおかげで完治したのだが……
「本当無理するよね。おかげで人間としての君は95%から93%……
僕は……我は君に人として生を終えて欲しい……だから」
「大丈夫だよ」
「……君の大丈夫ほど信憑性の無いものはない」
無月のむっとしたジト目に明久は苦笑し、頬をかく。
「それにしても無月、基本表に出れないんじゃなかったの?
おまけに仮面まで外して」
「話をそらすな……あっちの勝手の代償にね。
ある程度なら表に出れるようになったのさ!!!力を抑えてね」
「どれくらい?」
明久の言葉に無月は考えるようにし、
「えっと星が消えるくらいの一撃で……」
「いや、もう言わなくていい」
「仮面は……美女からの治療のほうが嬉しいでしょ?」
無月は指を頬にそえ、微笑む。明久はただじっとそれを見つめていると……
「……なにか反応くれないかな?反応がないと恥ずかしいんだけど」
「まぁ、美人ってのは否定しないけどさ」
無月は頬を染め目をそらし、明久はまぁ事実かって思いながら答えた。
その言葉に無月は頬をかきながら横を向く。そしてはっとした顔をし、
「そういえば明久!!約束なんだけど!!!」
約束……それはむくれた無月をなだめるときに明久がしたものだ。
「なんでも願い聞くってやつだよね。変なのじゃないならいいよ」
「なら……」
無月が何かを言うのを防ぐように、ドアが開き、
「明久……起きてるね。ご飯だそうだ」
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「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
僕たちはご飯を食べ……
「さて……なんで君たちは表に出てきてるの」
僕は頭を抱える。
正面には黒髪の女性……ナイアが変化した姿。
その隣には無月。そして僕に少し似た男性……エレボス。
そしてエレボスと対面するように座るさきほど僕を起こしに来たORT。
更に隣に座り炊事をしていた刹那……
「ちょっと理由があってさ」
「ほう……」
「いや、僕と刹那はまぁ基本明久の中にいるけどね?
流石に両親いない高校生ってのは無理だからさ……」
「俺が存在だけだがお前の父親としてなることになった。昨日は自身の存在を重ねるのに苦労したよ」
「私はいつも通り明久の影の中かな。封印のせいもあるがあまりお前から離れられない」
ナイアはそう言うとみんなはORTを見る。
彼女はどんな立ち位置になるというのだ?
「ORTちゃんは……番犬です!!!」
「おいばかやめろ」
「いや別の私はかまんぞ?」
「ORTも何言ってるの」
「私は君の使い魔だ。無月によるとそれはペットとも言うらしい。
ペットと番犬、そう変わらん」
「……」
「いふぁいいふぁい!!」
またコイツはいたらんことを……
僕は無言で無月の頬を引っ張り続ける。
「ORTもそういうこと言わないの。
とりあえずORTは表に出てるってことかな?」
「ふぉうふぉう。ふぇふぁ、ふぇふぁふぁふぃふぇ」
「ことわる」
「ふぁ~ふ!!!???」
僕は少し涙目な無月を見て、思いのほか長く頬を引っ張っていた。
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