血縁なのがたまらなく良い...
ワープ列車乗ろうね♡(豹変)
「...キリがないわね。」
一行は薄暗い廊下で異形と対峙していた。
水色の液体で満たされた風船の中に心臓を浮かべた宙に浮く水風船、深く皺が刻まれた盾を思わせる頭に大きさの揃わない五対の足で地を這う獣、獰猛な牙と三つの五角形の頭を持つ植物や、腕の生えた巨大な岩、一つ目の棘の車輪に、鋭く尖った口を持つ赤い生物。
本来ならば「遺跡」に生息しているべき、卵から孵り損ねたような不完全さを持つ奇怪な怪物が廊下の奥から次々と這い出してくる。
アルは水風船の撃ってくる鋭い水鉄砲を剣で飛沫に変え、近づいて心臓を一突きにした。
「こういうのはちゃんと隠しておかなきゃダメよ?」
引き抜くと同時に風船は弾け、バケツをひっくり返したような音と共に赤い水たまりができた。
「アルちゃん!来てる!」
突然転がって来た大岩をムツキが大鎌で受け止める。
「アルちゃん!カヨコちゃん!伏せて!」
ムツキは大鎌を岩の隙間から覗く目に突き刺した。
『ギィィィィ!!!』
「いっくよー!」
絶叫を上げる岩を気にせず、ムツキはそのまま大鎌のエンジンを始動させ、ハンマー投げの要領で大回転し、大鎌ごと異形の群れへと投擲した。
岩付きの鎌は膨大な質量と遠心力で異形の群れを容易く薙ぎ倒していく。
「任せて。」
その機を逃さずカヨコは走りだし、抜刀。
銀の光を乗せた血風と共に異形を骸へと変えていく。
「あんたで最後?」
死屍累々の中、ただ1匹残った盾頭の獣は観音開きに頭を開き、中から赤い2本の腕を勢いよく伸ばすが、カヨコは容易く捌き接近。
振り下ろされた刀は肉を裂く独特の音を立てながら頭から胴までを二つに分けた。
「片付いたよ。代表。」
「さっすがカヨコちゃん!」
「ふふ、流石はうちの会計ね!」
「やめてよ。別に褒められるような強さの敵じゃなかったし...」
カヨコは照れ隠しに頬を掻いたが、指の血がべとりと付いて顔を顰めた。
「それにしても何なのかしらね?この生き物。最初のはまだ人間に近かったのにもう全く原形が無いじゃない。」
「行方不明リストと照らし合わせようにもこれじゃ分からないし...」
「考えても分からないようなことばっかりなのが都市だから。」
「それより早くムツキが放り投げた鎌探しに行こう。」
一行が奥へと進んでいくと、大きく凹んだ電動式と見える重そうな扉とポキリと折れたレバー、そして粉々になった岩の残骸と大鎌が転がっていた。
「...これ開くのかしら?」
「アルちゃんごめんね〜」
「蹴倒してみたら?」
「え、いや流石に無理よ!?」
真顔で冗談を言うカヨコに鋭くツッコミながらも、アルは、いかにも自信ありげに扉へと近づいた。
「ふふ、ここは私のクレバーさを見せてあげるわ!」
アルは剣先をドアの上側につけ、刃を発熱させた。
熱された刃は溶接時特有の火花を散らしながらゆっくりと鉄製のドアに食い込み、それを上から下に切り開いた。
「ふふふ。見たかしら!私のクレバー...」
出来た隙間から突然縄状の物が飛び出して来た。
「っ!」
カヨコが素早く反応し切り落とすと、残りはスルスルと中に戻っていった。
「油断しないで、代表。」
「あ、ありがとう。カヨコ。」
「植物じゃない?これ。」
ムツキが落ちたツタを摘み上げ二人に見せる。
青々とした健康的なツタだ。
「また植物?でもさっきのとは違うような...」
「いや、考えてても仕方ないね。」
「代表、『警戒は怠らず、大胆に行け』だっけ?」
「もちろんよ。」
3人は順番に隙間を通り、中に入る。
中には、異界が広がっていた。
室内だと言うのに燦々と照りつける日差しに、一面を覆い尽くすツタ。
そしてその中央に佇むツタが無数に巻き付いた何か。
ツタの隙間から僅かに見える目は3人に敵意のこもった視線を投げた。
アルが足元の感触に違和感を覚え、思わず視線を落とした瞬間、びっしりと床に張り巡らされていたツタが頭を狙って鋭く伸びる。
上体を反らして間一髪躱すと、無数のツタが押し寄せ、ムツキとカヨコを外へと押し出し、ドアを封鎖した。
「ムツキ!カヨコ!」
心配する間もないままツタが飛んでくる。
「くっ!」
アルは弾き、切断するが、近づこうとすると、眼前をツタが塞ぐ。
「おとがする。」
ツタ人間が呟き、手をかざすとそれに反応するように背後から雨が如くツタが降り注いだ。
「嘘でしょ!?」
アルはジグザグに動き回り狙いを外しつつ、
無尽蔵のツタを捌きながら部屋を見回した。
すると、床にびっしりと張り巡らせれたツタの中に先ほど見た異形たちが埋もれていた。
ツタで壊れるほど締め上げられて絶命しているようだ。
「最悪ね...!」
「またおとだ。」
アルの声に被せるようにツタを纏う男が口を開く。
「おとはけさなきゃ。」
ツタ人間の周りを囲むように太いツタが立ち上がり、互いに絡まり合って一つの巨大な緑の柱を形作る。
「しずかに。」
ツタ人間が指揮者のように腕を振り下ろすと、
ギチギチと大きくしなり、風を切る鈍い音と共に巨大な緑の鞭が横薙ぎにアルに襲いくる。
「危なっ!?」
アルは飛び上がってツタをかわし、その上に乗り上げて刃を突き刺した。
たちまち刃は高温を纏い、緑の鞭を焼き切る。
地に降りた瞬間、背後から気配がした。
アルは振り向きざまに切り払うが中から液体が飛び散り、視界が赤く染まる。
「....っ」
切り払ったのはツタが投げた異形の死体。
飛び出した血で視界が塞がれたアルを鋭いツタの一打が襲う。
「うっ...」
当たった瞬間に自ら後ろに飛び、衝撃を軽減しようとするが、位置取りが悪く硬い壁に激突した。
「いたたた....」
「やってくれるじゃない...」
体制を立て直す暇なく伸びてくるツタを切り落とし、叩き付けるように振り下ろされた太いツタの一本が起き上がる瞬間を踏み台にして、反動で大きく跳ぶ。
空中から奇襲するための思い切った判断だ。
「おわり。これで。」
だが、それを読んでいたかのように
空中のアルに無数のツタの先端が向けられた。
壁を蹴ろうにも遠く、着地までは数秒のラグ、
ツタの射出速度はそれよりも速い。
正しく
「さよなら。」
まるで、あくびのような微睡の混ざった声と共にツタを射出しようとした瞬間、
ツタ人間の目が見開かれる。
視線の先には弓を引き絞るような構えのアルと眩く光る熱剣。
本能的に危険を察知し、慌てて全てのツタを防御に回す。
幾重にもツタを折り重ね、分厚い緑色の防壁を形作った。
だが、それは無駄な抵抗であった。
一瞬の後、ツタ人間が目にしたものは白い流星。
緑の防壁を焼き尽くし、一条の光の矢が肩を貫いた。
燃えるような痛みに悶え溜まらず防御を解き、開けた視界に現れるのは鮮やかな朱色の髪。
その姿に対し、先程とは対照的に爆発的な怒りを炸裂させる。
「きえろぉぉぉぉ!!!!」
幾重にも結い作り上げた硬い一本のツタを力の限りを込めて最大速度で射出した。
弾丸が如き速度を加えられたツタは一本の槍と化し、空気を切り裂きながら剣を捨てたアルの頭へと迫る。
人間の頭蓋など容易く突き貫けるかの槍は、
瞬いた銀の光と金属音と共に、叩き伏せられ、力無く解けた。
そのままアルは駆け出し、手に握った
「がっ....」
スパナの頭は完璧に男の顎を捉え、その脳を揺らす。
ぐらりと廻る視界と、浮くような感覚の中、硬い床に半身で叩きつけられた瞬間、ツタ人間は完全に意識を手放した。
「本当に仕事道具みたいな活躍だったわね...」
アルは思わずそう呟くと、主の声に答えるようにスパナがキラリと煌めいた。
それと時を同じくして、燦々と照りつける日差しの元、全てを緑色に覆いつくした揺籠が水に垂らした絵の具のように霧散していく。
ぼやけた視界が晴れると、蓋の開いた巨大なカプセルのような奇妙な装置が無数に置かれた白い部屋が姿を現した。
「えぇ!?」
「代表!無事!?」
アルの絶叫を聞いた二人が入口の方から走ってくる。
全身に浴びた血を見るに、異形の群れがまだ居たようだ。
「ふふん!私があんな相手に手間取るわけないじゃない!楽勝よ!」
背骨の痛みから逃れるようにアルは大きく胸を張って答える。
「それにしても、どうなってるのかしら...この部屋は。」
アルは無機質な部屋を見回して言う。
「自然の中みたいだと思ったら、急に全部消えて白い部屋が...」
「代表が倒したの?これ。」
カヨコがツタ人間の顔を確認しようと手を伸ばした瞬間、何の前触れもなく男の体から青白い炎が立つ。
カヨコが驚いて手を引っ込めると、
炎は一瞬で男の体を包み込み、数秒で灰へと変えた。
「情報は渡さない。ってことだろうね。」
「趣味の悪いことするよ。」
「アルちゃーん!こっちになんかあるよ!」
部屋の奥の方でムツキが叫ぶ。
その場所に行ってみると、壁に金庫が取り付けられていた。
「楽しみだね?」
ムツキは笑顔でヘアピンを取り出し、鍵穴に差し込んでカチャカチャといじり始めた。
あまり期待せずに見ていたアルとカヨコの予想に反し、カチャリと音を立てて金庫が空く。
ムツキがどうやって巣から大金を持ち出したのかアルは理解した気がした。
金庫の中には緑色に怪しく輝く試験管詰の液体が入っていた。
「これ...」
アルは目を丸くする。
それは、現在のL社の生成するエネルギー。
素晴らしい変換効率と完全なクリーンさを併せ持つ、現代において炎の再発見とも称えられる奇跡の燃料。
「エンケファリン....!」
「うそでしょ...なんでこんなところに?」
この大きさなら200ml程だろうか?
たったそれだけの量でも、盗んで信頼を失くすフィクサーが絶えないほどの莫大な値がつくのだ。
そんな貴重品が6本も貯蔵されているのだから、アルが驚くのも無理はない。
依頼内容はあくまで行方不明者の捜索である為、エンケファリンをすぐさま回収し、建物から脱出する準備をする。
『仕事が済んだらさっさとズラかれ。余計な詮索で消された奴はたくさん見てきたからな...』
先生の教えの意味がわかった気がした。
大量の失踪者、正体不明の化け物、杜撰な管理のエンケファリン。
この裏側に何があるのか?
彼女らは目の前に広がる深淵から目を背けて帰路に着こうとする....
『警告。情報漏洩の危険を感知。隠滅のため、
突然、警告音が鳴り響き、抑揚のない機械音声が冷徹に告げた。
「なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???」
「あはは!ヤバいねこれ!」
「二人とも!走って!」
3人は廊下の死体を蹴飛ばし、血溜まりを飛び散らせながら全力疾走する。
背後から追ってくる警告音と濃密な死の気配から逃げるように。
「出口よ!」
外の光に半ば飛び込む形で3人が転がり出た瞬間、凄まじい爆音と共にビルが倒壊した。
だが、不思議なことに瓦礫は飛び散らず、全て積み上がるようにして崩れている。
どこの技術だろうか?
「し、死ぬかと思ったわ。」
「はぁ...」
「すっごいスリリングだったね!」
「はぁ...依頼人になんて報告しようかしらね...」
人探しを華麗に達成するつもりだったアルが重い足取りで鍵を開け、事務所に入る。
ただでさえ爆破騒ぎについての取り調べで協会に長時間拘束されて疲れ切った後に、人探しに失敗したと伝えるのは流石に気が重かった。
正式な依頼ではないため、依頼料は問題なく受け取れるだろうが、事務所の印象は下がってしまうかもしれない。
そんなことを歩きながら絶えず考えていたアルはムツキが頬をつついても全く反応しない程度にはやつれていた。
「あら?」
接客用の机の上に一通の分厚い封筒が置いてある。
アルが中身を見ると、大量の紙幣と手紙が入っていた。
『行方不明事件の調査、お疲れ様でした。
想定より遥かに良い手腕で、見事に解決してくださった皆様に感謝して、契約の二倍の金額をお支払いさせていただきます。それと、奥の部屋で見つけた物はぜひ、ご活用ください。』
読み上げたアルは、思わず手紙を取り落とした。
月の光も届かぬ雲の夜。
事務所の明かりがやけに眩かった。
午前3時13分
日々血濡れた喧騒の絶えない裏路地にもこの時間帯だけは静寂が訪れる。
皆家に閉じ籠り、外を出歩くものなど一人もいない。ただし、一部の人間は窓を薄く開け、期待した表情で通りを見ている。
道端には意識を失った人間達が投げ捨てられており、異様な雰囲気を醸し出していた。
これほどまでにばら撒かれていると、ネズミ*1の内蔵狩りが捗りそうだが、それが行われることは無い。
この『時間』だけは都市の全てが沈黙するのだ。
通りの奥から無数の人影が前進してくる。
ガスマスクのような頭部、赤く光る目、青緑色の作業服を身につけ、ぼんやり光る紅い鎌とピンク色のゼリー状の物体が入ったタンクを背負っている。
『掃除屋』である。
奴らはその名の通り道に蔓延るゴミに両手の紅い鎌を突き刺し、引き裂き、溶解させ、背中のタンクを満たす。
一見そこに意志は見えず、ただ機械的に眼前の物を処理しているように見えるが、その実、彼らにとっては楽しい食事の時間なのである。
「333..1973」
独特の言語を発しながら掃除は続く。
彼らの背後には肉の一欠片どころか、一滴の血すら残りはしない。
この習性を利用して、裏路地の人々は「腹いせ」を行うのだ。
気に入らない奴をレンガや硬いもので昏倒させ、夜になるまで家の中に隠す。
そして、時間が来たら適当に道端に投げておくだけだ。
そうすれば、鬱陶しかったあの人は綺麗さっぱり『掃除』される。
証拠が何も残らないため、たとえ頭*2であってもこの時間帯のことを調査することはできない。
規則に縛れず、誰もが均等に報復の機会を与えられる「裏路地の夜」。
これによって裏路地は最低限度の治安を維持しているのだ。
いつもならばこの集団はこのまま広大な裏路地全体を横断して掃除していくのだが、今日は少し様子が異なった。
1人のスーツの男が掃除屋の群れへと向かっていくのだ。
「少し、通ってもよろしいでしょうか?」
「5841..269412」
掃除屋は鎌を振り上げる。
「ああ、失礼致しました。」
「45.82.367(少し、通ってもよろしいでしょうか?)」
男は「掃除屋」の言語を喋った。
振り上げた鎌がぴたりと止まり、ゆっくり下ろされる。
「5625..88669(驚きました。あなたは家族ですか?)」
「785621...785(いえ、家族ではありませんが、都市の言語体系には少し自信がありまして...)」
「85...6674125(そうなんですか。家族以外と喋ったのは初めてです。感動しました。)」
「6512..684..26(家族の皆さん。この方は私たちの隣人です。通してあげてください。)」
あれほど無機質に見えた掃除屋の群れが一糸乱れぬ動きで端により、男へ道を作った。
「39(ありがとうございます)」
男は都市の外の方へ、掃除屋達は都市の奥の方へと歩いていく。
男は都市と外を隔てる高速で走る列車を未知の手段で容易く通り抜けると、辺りは荒れ果てた不毛の地が広がっていた。
都市から存在を許されないものが流れ着くゴミ捨て場であり、あの裏路地と比べ物にならないほど壮絶極まる魔境。
「外郭」である。
視界のどこにも生命の気配を感じない荒野で、男は呟いた。
「やれやれ...」
その視線の先には無数の人影。
白い鎧を纏った兵士のような姿の機械の群れ男の方へと向かって来ていた。
人間を根絶やしにしろとでも命令されているのか、それとも回路が既にイカれてしまっているのか。ナイフや、槍、剣や、斧など、形は違えど一様に赤く錆びついた武器を持った機械達は作り物の殺意を男に向ける。
前進してくる集団の中からナイフを持った一機が抜け出し、跳躍してその凶刃を振り下ろした。
特に回避もしなかった男の顔は縦に裂かれ、肌色の皮膚が包帯を解いたようにするりと落ちる。
内側から現れたのは一切の光度のない闇のような真っ黒な肌、その頭頂部は蝋燭の炎のようにゆらゆらと揺らめいている。
その男にはおおよそ人間の顔にある器官は見当たらず、通常なら口元と右目があるであろう部分に入った白い亀裂から漏れ出す光によってかろうじて顔としての役割を果たしていた。
異形の男はどこからか銃身にリボンが巻かれた無骨なマスケット銃を取り出し、目の前の機械の頭を吹き飛ばした。
「ロボット三原則を遵守して頂きたいですね。」
男はマスケット銃を連射し、次々と機械の頭を吹き飛ばしていく。
まるで、弾切れなどないかのように。
「ふむ...プロトタイプとは聞きましたが、良いものですね。」
男を危険だと判断したのか、無数の機械が同時に男へと飛びかかって来た。
しかし、突如として青白く光る弾丸の雨が飛来し、それらが着地するよりも前に無数の破片に変えて撒き散らした。
「おや、奇遇ですね。“マエストロ”」
「奇遇?お前が遅くなったために探す羽目になったのだ。黒服。」
現れたのはタキシードを身につけた双頭のマネキン人形。
その後ろには銃を持ちガスマスクをつけた亡霊のように淡く光る修道女の集団が居る。
人形はギシギシと木が軋む音を響かせながら咎めるように指を指す。
「クックック...申し訳ありません。「研究」対象の観察が楽しかったもので...」
「『陸八魔アル』だったか。お前が何故そこまであの娘にこだわるのか分からんな。」
「貴方が過去の残滓に可能性を見たことと同じですよ。マエストロ。」
黒服と呼ばれた男は修道女の集団を指差した。
「私は人間の内部に秘められた物に可能性を感じて彼らの計画に手を貸しました。」
「あの計画で進化した人類はこの世界の真理に迫るためのフィルターになり得るでしょう。」
「自我の世界への投影。屈折した可能性の召喚。内面と外面の『殻』の具現化。実に興味深いテーマだと思いませんか?」
「後者の技術は私も一定の芸術性を見出すところだが...あの娘の観測はお前の大量のサンプルを手放すに値したのか?」
「クックック...現時点では分かりませんね。しかし、その価値はあると考えています。」
そう言って笑う黒服にマエストロは辟易して言った。
「....貴様はいつもはぐらかすのだな。ゴルコンダであればその豊富な語彙で雄弁に語ったであろうに...」
「まあまあ、そう邪険になさらずに...私は技術を、貴方は芸術を通してこの世界を『解釈』する。」
「大切なのは真理を追い求めることです。それが我々、『ゲマトリア』の使命なのですから。」
クックック...顔見せが必要かと思いましたので...
あぁ...余談になりますが、この文章を記録する男はお気に入りと感想を非常に好むそうですよ?
なぜ趣味でしかなく、生きるのに必須でもない分野で他人の評価を気にするのかは不思議で仕方ありませんが...あるいはそれが人間の本質なのかもしれませんね?
御職業は?(展開の参考にするかもしないかも。)
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管理人(プロムンユーザー)
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先生(ブルアカユーザー)
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その他(どっちも知らない)