キヴォトス唯一の男子生徒   作:せきはらあ

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今話はブルアカ本編のキャラはほとんど登場しません
また、初っ端からキヴォトス外に関するオリジナル設定全開で行きます
一応話の中でキヴォトス外の世界設定について触れる予定なので基本キヴォトス外はその設定通りだと思ってください

(結構戦争描写があるためキヴォトス外の土地については全て〇〇表記とさせていただきます)

1話は先生視点です
よろしくお願いします


プロローグ

 

「司令!〇〇国の国境突破いたしました!”あの”兵器を投入すればすぐにでも制圧できます!」

 

…あぁ、また

 

また、私の命令でたくさんの人間が死ぬことになる

 

「”あれ”を使ってください、今日で〇〇国は私たちの領土となります」

 

…それでも

 

この世界が少しでも良くなるなら

 

私が数万人を殺して、数億人が幸せになるのなら

 

…これからの世界を生きる”子供達”が幸せになれるなら

 

???「どうですか?”あの”兵器達の働き具合は?」

 

「…うん、本当に良い兵器だよ。こちらからは、なんの犠牲も出さずに敵国を制圧できるなんて」

 

???「クックク、えぇ、”我が国からは”なんの犠牲も出ていません」

 

「…?」

 

…この兵器に手を出したことを私は永遠に後悔することになるだろう。

 

…普段、私は戦闘後の戦地状況を見ることがない

 

…現実を受け止めきれる自信がないから、いつも逃げていた

 

でもその日、何か嫌な予感がした。どうしても戦地に出なきゃいけないと思った。

 

そして私は初めて戦地へ向かった

 

そこで見てしまった。

 

なんの犠牲も無く扱えると聞いていた兵器の中から、羽や角が生えた子供達の死体が出てくるところを

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数千年前、いまだに原因すら掴めない巨大なエネルギーが放出され、地球上の人類は10分の1以下までその数を減らした

 

結果この地上に残ったのは4種類の人種だった

 

私たち人類の生き残り(以降人類)、オートマタ(ロボット)、獣人

 

そして、頭にヘイローと呼ばれるものを浮かべる特殊な力を持った種族(以降キヴォトス人)

 

 

まず、その4種族による全面戦争が起きた

 

全ての種族がとてつもない速さで人口を減らしていき、オートマタと獣人はすぐに争いを降りた。

 

 

オートマタと獣人が戦争を辞めたことにより、少しは平和になるかと思われたこの戦争は人類が核兵器を使用したことにより更に熾烈を極めることになる。人類が使用した兵器に応じ、キヴォトス人の扱う力はどんどん強力になっていき、終いには核兵器を持っても対抗できないほどのものとなっていた。

 

結果的に人類は更に人口を減らし、戦争はキヴォトス人の完全勝利という形で終わった。

 

滅亡すら覚悟した人類に、キヴォトス人の代表から言い渡された言葉はただ1つだった

 

「私達はキヴォトスに籠ります。今後私達に敵対的な行為はしないでください」

 

それだけ言い残し、戦争はあっけなく終了した

 

 

 

それから千年近く時が経ち、私達人類も平和に…

 

…なるなんてこともなく、愚かな私達は未だに戦争を続け、人口は約半分に、数千年前と比べれば20分の1にまで減ってしまった。

 

私は〇〇

 

みんなからは司令と呼ばれている

 

気軽に司令と呼んでくれ

 

今日は、謎の男との取引のために隣国に足を運んでいる。

 

なんでも、操縦員は無しで何の犠牲もなく運用できる兵器があるらしい。

 

もし本当にそんな兵器があるのなら、私の望む平和な世界を…

 

ん?私の望み?

 

ああ、聞こえていたのかい?恥ずかしいな、気にしないでくれ?

 

お、相手が来た。

 

さぁ商談の時間だ。

 

「クックク、初めまして。〇〇様、いえ、司令とお呼びした方がよろしいですかね?私の名前はシヴ、”ゲマトリア”と呼ばれる組織に所属しています。」

 

「よろしくお願いします。こちらのことは何と呼んでいただいても構いませんよ。早速ですが例の兵器について…」

 

「まぁまぁ、そう焦らず、それでは〜」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そうだ

 

私は、あの時シヴから提供された兵器の導入を決めた。

 

だが、軍の技術者達にもしっかりと確認させたはずだ

 

なんで、なんで、、

 

子供達が

 

「クックク、えぇ、犠牲は出てませんよ”あなたの国からは”」

 

「…は?」

 

「この子供達はあなたがこれまで制圧してきた国の難民たちです。まるで正義に目覚めたかのように子供だけは殺さなかったようなので、実験台として有効活用させていただきました。」

 

「…私が今まで制圧した国にキヴォトス人はいない」

 

「キヴォトス人?あぁ、神秘を持った子供達のことですか。まさしく私の行った実験はそれですよ。人類の子供に、神秘や恐怖を植え付けより上位の存在へ昇華させる。一応は成功したのですが、一度でも力を使うと死んでしまうほどに弱い子供達でしてね、こちらとしてはもう使い道も無いのでどうせならこの子供達を用意してくれたあなたの役に立てばと___________」

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

私のせいで子供たちが死んだ!

 

この世界がどんなに残酷でも!

 

未来を生きる子供たちが助かればと!

 

…そう思って戦ってきたのに

 

もう全部どうでも_______

 

「ア」

 

「!」

 

今の!!

 

子供の声だ!!

 

どこだ!!

 

どこに!!

 

 

 

いた!!

 

「生きてる!!生きてる!!」

 

「…ほう、とてつもない”恐怖”だ、その子供を____」

 

「黙れ」

 

「ッ」

 

「この子は絶対に死なせない。何があっても」

 

 

この子には角や羽はなかったが、かなり大きなヘイローがあった。

 

私が守りたかった、でもキヴォトス人が外にいればどんなことをされるかわからない。

 

私はこの子をキヴォトスに送った。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

8年後

 

「起きてください!”ユウリ”!あなたももう高校生ですよ!」

 

「わかってるよ、”連邦生徒会長”」

 

「だからお姉ちゃんと呼んでください!!」

 

 




最後に出てきたユウリくんが主人公です

名前、片瀬ユウリ
ヘイロー、かなりの大きさの逆三角形

所属や性格は次回
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