「片瀬ユウリさん、あなたをSRT特殊学園の大隊長に任命します」
SRT特殊学園に入学させられて早1週間
普段おちゃらけて、姉ぶってくる目の前の超人が真面目な顔つきで俺を学園の大隊長に任命した
「はっ!SRT特殊学園大隊長、謹んでお受け____するわけないでしょう!?入学して1週間ですよ!?大隊長なんてできるわけ無いでしょ!」
「え〜?でもこの前の模擬戦でわかったでしょ?今のSRTにはユウリより強い娘はいないよ?」
さっきまでの真面目な雰囲気はどこに行ったのやら、えらくご機嫌な様子で2日前に行った模擬戦の結果を俺に見せつけてくるが…
「いや、1番強いから大隊長というのもおかしいでしょう。そう言うのはもっと場数を踏んでて周りから信用されてる人がやらないと…」
「でもSRTの娘たちも文句は無いと思うよ?いくら結成したてだったとは言え、ユウリを除いた今年の入試トップ4で組んだFOX小隊に1対4で圧勝しちゃったんだから」
「それはあの子たちがまだ未熟だからで、先輩たちが俺なんかに従うわけ…」
「なら1年全体の隊長と言うのはどうだ?」
いきなりドアが開いたかと思ったら、4人の少女が部屋に入って来た
「ユキノさん?それにニコさんたちまで、どうしてここに?」
連邦生徒会長との会話に集中しすぎてて全く気づかなかった…
「ユウリくんに会いに来たんだ〜」
へ?ニコニコしながら近づいてくるニコさん相手に顔がどんどん熱くなって___
「いっ!?」
「ニコちゃんユウリをからかうのはやめてあげてね〜」
連邦生徒会長に脇腹をつねられて一気に現実に戻された
1週間しか一緒にいないのに既にニコさんに勝てる気がしないんだが…
「…ど、どうして彼女たちを?」
「ユウリが大隊長を受けてくれないのなんてわかりきってたからね〜、みんなに説得してもらおうと思ったんだけど___1年の隊長っていうのは?」
「何を言ってもそいつは何かと理由をつけて受けないだろうからな〜」
「ここで学年トップの私たちが認めている以上、少なくとも学年内での隊長は受けるしかないわよね?」
オトギさん…
クルミさん…
さっきのは訂正しなければいけないかもしれない
ニコさんだけではなく、FOX小隊の誰にも勝てる気がしない…
「…まぁ、今年は粒揃いだしそれでいいかな。ユウリは1年のみんなを!FOX小隊はユウリを!しっかり支えてあげてね!」
俺の意思とは関係無く面倒ごとを押し付けられてしまったがまぁ良いでしょう
そう、これは俺がSRT特殊学園で送る青春物語____
___は、また後ほど語るとして
これから語られるのはここから約2年後の俺が送る青春物語である