ばぁどばぁど、あんらっく   作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ

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投稿に間に合わなくなるかも、まあいいか。


拾われて、ゲヘナ
退屈のない場所


 

 

 

 

 

 先日、戦車より飛来する砲弾からイブキさんと共に被弾したわたしは、目が覚めた時は医務室のベッドの上でした。わたしの手を握って眠るイブキさんと、うつらうつらと船を漕いでいた羽沼さんの2人がそばに居ました。

 

 

「……はッ!キキキ、目が覚めたようだな!(小声)」

 

 

 わたしが動いたのに気付いたのでしょう。クワッ!と目を見開いた羽沼さんが、小声で何かを騒ぎ立てていました。アコちゃんさんから、羽沼さんの話は適当に聞き流しても良いと聞いていたので、適当に聞き流していました。内容は覚えていません。

 

 そのまま数分は経過しました。広い医務室ですが、今この部屋にはわたしとイブキさん、羽沼さんの3人だけです。部屋の扉が開く音は大きく聞こえました。

 

 

「おや、起きていましたか。それと…なるほど、はぁ…おおかたマコト先輩があれこれ理由の分からない事を言っていたのでしょう。先輩、まず言うべき事があるのでは?」

 

「うむ。よくイブキを守ってくれた、褒めてやるぞ」

 

「私からも、ありがとうございました。それはそれとして、イブキからも状況は聞いていますが、当時の話しを聞かせて下さい」

 

 

 状況が読めない所でやって来たのは、棗さんでした。

 促されるままに、わたしが砲撃された時の事を話していました。

 

 

「…ん、ぅん……ッ!お姉ちゃん!」

 

「おはようございます。イブキさん」

 

「ぁ、えと…ご、ごめんなさい。イブキがおっきい声だしたから……」

 

 

 その途中で起きたイブキさんは、わたしの顔を見るなり瞳を潤わせていき、今にも涙が零れそうになってしまいました。

 

 正直、今までで1番焦ったと思います。

 

 

「大丈夫ですよ、わたしがしたくてやった事ですから。イブキさんのお身体は大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」

 

「う、うん。イブキはケガしてないよ…」

 

「ふふふっ、それは良かったです。安心しました。イブキさん、わたしは誰かを守ろうと思ったのはこれが初めてだったのです」

 

 

 イブキさんは怪我をしていないとの事でした。とても安心したのを覚えています。わたしがどうなろうとも別にどうでもいいのですが、イブキさんのように素晴らしいお方が傷付くのは見たくありません。

 

 なので、必死に言葉を探していました。

 

 

「初めて何かを、誰かを守る事が出来たのです。これはわたしの第一歩にして、大きな自信に繋がる事でしょう。…ですので、イブキさん。貴女に怪我が無くて良かった。無事で居てくれて、どうもありがとうございます」

 

「でも…イブキがいたせいで……」

 

「そうですね、イブキさんが居てくれたおかげで──…」

 

 

 砲撃に巻き込まれる前に、回収出来ていて良かったです。ずいぶんとクシャクシャになっていますが、イブキさんと、わたしが描いていた絵を取り出して見せます。

 

 

「こんなにも楽しい思い出と、素晴らしい絵を描くことが出来ました。また、誘っていただけますか?」

 

「うん!」

 

「それでは、これ以上は遅くなってしまいますね。イブキさん、今日はお休み下さい。明日、またお会いしましょう」

 

「キキキ!そうだな、イブキの睡眠時間が削られるなどあってはならないからな。よく分かっているではないか!」

 

 

 羽沼さんに連れられて、イブキさんは帰って行きました。

 …まあ、割とゴネていましたけどね。まだお姉ちゃんと一緒に居たい、と言われた時はかなり嬉しかったです。

 

 翌日の昼過ぎぐらいに万魔殿に行くと約束して、なんとかなだめる事に成功したのです。

 

 

 この約束が、わたしにとって大きな転換になるとは、思いもしませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キキキッ!これで貴様は万魔殿の一員だ。今後はより一層、このマコト様の威光を知らしめるべく励むのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




名前はおおよそ固まりました。が、今後とも呼ばせない方針で行きたいと思います。ムリかな?ムリかも…
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