王の名はサガ、まだ4話しか投稿していないのですが、
やっぱマニアックなのだと伸びねぇな...と。
4話投稿したらお気に入り2件も外されましたし。
あとそろそろ頭ハッピーなものもデビューしろ、
ということで新作投下。
推しというのは偉大だ。
あらゆるものを超越し、常に頂点に居続ける。
全てが、最高。
何をやっても、全てが許せる。
時に生きる希望となり、財布の金を溶かしたりする。
しかしそれでいい。
俺にとっての"推し"とは、そういうものだ。
例え人生真っ暗闇だとしても、推しがいれば生きれる自信がある。
そんな推しにもし、会えるとしたら。
推しのいる世界へと、来れるのだとしたら...
きっと俺は
だけど、1つだけ言わせてほしい。
こんなことになるなら、叶ってほしくなかった。
ジリリリリリリリリリ...
今日も今日とて元気な目覚まし時計君がこんにちわしてくる。
音がでかすぎて強制的にカイガン。
毎度うるさいんよ、お前。
ペ〇ーワイズを見習えペ〇ーワイズを。
「ハァイ」だけであいさつ済ませられる会話テクを身に着けてくれ。
すぐさま、そのスイッチに拳を叩き込んだ。
ガシャン、と右から威勢のいい鉄の悲鳴が聞こえる。
随分とポンコツだから、これくらいしないと黙らせられない。
ベッドから起き上がると、すぐさま真横のカーテンを開く。
差し込む朝日。しかしそれも眼前の街路樹によって妨げられ、上手く届いていない。
「...おはよう、"2045年"。」
そうして、葉の裏に隠れたお日様へと挨拶を交わす。
もはやこれがルーティーンになってしまった。
是が非でも、この世界をそう呼んでしまう。
やっぱりどうしても、違う環境って慣れないもんなんだな...
正直に言おう。俺は元々、この世界の住人じゃない。
こことはもっと違う世界に居た人間だ。
俺としては元居た世界を『現実』って言いたいんだけど、
今はこっちがそれに成り代わっている。
はっきり言うと、『転生』だろう。
俺たちの世界ではよくある話だった。創作物の中でだけど。
主人公が死亡し、別の世界の者へと生まれ変わる。
本当におとぎ話の中でしか起こらないような話だ。
だから俺は、そこまでこの転生系の話は好きじゃない。
まぁさっき言った通り、今は当事者だから何とも言えないけど。
そこから先は、いろんなパターンの話が生まれる。
移ってきた世界...いわば転生先で無双したり、曇ったり。
あ、ちなみに私は曇らせが大好きです(ゲス顔)
だがこの転生というものは、ある要素で大きく分けられる。
それは全く知らない世界へと飛ばされるか、
自分の知っている世界へと飛ばされるか。
知っている世界...それは、自分が昔居た世界においての創作物。
分かり易く言うと、よく見ていたアニメの世界の住人に自分がなっていたみたいなものだ。
俺はその後者にあたる。
だが行く先だけで言えば、俺の転生は大当たりだ。
俺のいる世界は『戦姫絶唱シンフォギア』の世界。
作品名は通称のシンフォギアとして今は話す。
すっげー要約して解説すると、
少女たちが特殊な鎧『シンフォギア』を纏って
人間だけを殺すことのできる謎の存在『ノイズ』との戦いに身を投じる、って話。
アニメは全部で5期まで放送。
ただの美少女ものに見えて、実はめっちゃ熱い戦闘系の物語である。
そのため仮面ライダーみたいな特撮大好きな俺はすぐにハマった。
まだ作品追って1,2年だけど、今でも滅茶苦茶ハマってる。
どれもが最高の神作品なのでぜひ見てほしい。
...っと、これじゃ露骨な番宣だ。
話を戻そう。
そしてこの世界こそが、シンフォギアという作品の世界。
そう、まさにアニメ通りの世界をこの目で見ることができるのだ。
勝ったな。(確信)
しかしまぁ、この世界で生きるにはとてつもないデメリットが存在する。
それは先ほども言った『ノイズ』。
ノイズってのは自分を犠牲にして、触れた人間を炭素の塊にして殺すことができる。
しかも殺せるのは人間だけ。あ、あと常時壁抜けバグを使ってくるよ!
いわゆる自爆みたいなものだけど、爆発も起きないし何しろやられると死が確定する。
ヤムチャしやがって...なんて言わせる暇も与えてくれません。
なんだこの欲張りセット。
えぇーとだからこの世界...ぶっちゃけ言うとクッソモブ厳です。
滅茶苦茶死にやすいです。
しかもアニメで言う2期から3期の間で、
1年のクールタイムの後にノイズの発展形のアルカ・ノイズってのが出てきます。
地獄だろ(確定)
いや、そういうのを主人公たちが戦って防ぐんだろ!...って?
安心してください、味方側は最終的に6人ぐらいいますけど
ラストの5期まで殺戮は起きます(白目)
ほんと救われねぇよこの世界。
え、じゃあ今はいつだって?
まぁ確かに言われてみればそれが一番重要だ。
フフフ...教えてあげよう、今私がいるこの時代は―――
原作終了後です。
は?(某猫)
はいそうです、気づいたら原作終わってました。
いやちげぇわ原作終わった後の世界に飛ばされたんだった。
ほんとお前(誰)、頭おかしいよ(ゴリゴリの暴言)
いやこういうのってさ原作知識を使って生きる、
とかそういうのを楽しむもんじゃないの?
...あ、許されないんだ。
という訳で、私は今お先真っ暗な現世を生きています。
しかもノイズはいませんがアルカ・ノイズはがっつりいます。
なんならあいつ等ってノイズと違って、簡単に人の手で操れるんですよね。
ちなみに下手な独裁国家だと軍事兵器にしてるぞ!
そんな中で、まだ"70億の人々が生存"して頑張って生きてます。
どんな生存力だよ、俺にも分けろ。
以上、この世界についての解説でした。
日光の直視は目に悪い。
挨拶を手短く済ませ、部屋の明かりをつける。
「朝食作んなきゃか。」
寝室の襖を開け、リビングへと入った。
時間は朝の6:45。いつも通りのタイミングだ。
キッチンへと赴き、冷蔵庫を開ける。
ふたの裏にある大量の卵君は...見逃してクレメンス。
いやぁ、注文ミスって恐ろしいね。
0を1個増やしただけでこれなんだからさ。
「......」
やべぇ、何喰おう。
喰いたいのもが何にも浮かばねぇ。
まぁそれ以前に、冷蔵庫に食材が1個もないんですけどね!
買い物なんてサボるんじゃなかった。
結局はジャム塗ったトーストにした。
毎度おなじみ
ソファに座り、テレビの電源を付けた。
『続いては、アメリカとの月面開発についての最新情報です。』
開始早々キャスターがそんなことを言ったかと思えば、
画面にでかでかと米国の首相の顔が出てきた。
「うわっ、出たよ...」(どこぞのマコト兄ちゃん)
正直に言って俺はこの世界のアメリカが嫌いだ。
別にアメリカアンチって訳じゃないんだよ?
けどさぁ...孤児集めた施設で実験したり、
都合よく核ミサイルぶっぱなして状況悪くしたりとかさ、
好きになる要素どこにもないんだもん。
『前回失敗した日米共同開発のロケットは、
2号機を製造中であr』
ジィィィィィィン!
そんな時に限って飛び出すワイの朝食。
ホリ〇モンロケットばりに床へまっしぐらに落ちてゆく。
やはり
焼き色はいいんだけどなぁ。
惨めなパンを拾いながら、テレビの音声へと耳を傾ける。
...とそこで、ノルマを思い出した。
「やっべ。」
再び冷蔵庫を開け、卵を2つほど取り出す。
そして用意したコップに割って出てきた中身を入れ、
一気にがぶ飲みした。
「まっず」
ついそんなことを呟いてしまうが、これも先人の教えである。
どこぞの寺院に機械置いてるやつじゃないぞ?
そんなこんなで眺めてるうちに、ニュースは終わり番組はバラエティに切り替わる。
5期って色々なことがあったから、人々を安らげようとこういう番組多いんだよな。
しかしそんなことを思っていると、突如机の上の電話が鳴りだした。
実はこの世界でちょっとした仕事をしているのだが、まだ営業時間ではない。
仕事先ではないだろうと思いながらも、スマホを手に取った。
「もしもし?」
『おお、居た!頼むッ、仕入れ手伝ってくれ!栗原さん休んで今日出れないんだよ。』
通話ボタンを押した瞬間、朝に似合わない元気で野太い声が飛び出してくる。
あと情報量が多い。この人の癖だ。
「金城さんですか。分かりました、少し時間は掛かりますが急ぎます。」
『助かるッ!』
そこであっという間に通話は終わった。
今の人は金城充彦。
俺の仕事先の先輩だ。
特徴は分かり易すぎる熱血漢、以上。
そんな金城さんから電話が来たわけだが、
いつも長電話になるあの人があっという間に切り上げたということは、
今日の仕入れ量は相当ハードらしい。
仕入れは普段やっていないが、流石に手伝いに行く。
外着に着替え、仕事着(エプロンだけ)を肩に掛けるタイプのバッグに詰め込む。
ついでに左腕を触りながら、『アレ』があることを確認する。
「...よし。」
準備OK。早速行かせてもらおう。
あばよ我が家、よろしく仕事!(絶望)
はっきり言おう、そこまでの量じゃなかった。
金城さんを見る限り、シンプルに話し相手が欲しかっただけのやつだと分かる。
寂しがり屋すぎだろあの人。
まぁこんな風に言ってるが、根は優しい人間なので嫌いではない。
俺の働いている店はクレープ屋だ。結構人気の。
そのために毎日生地の素材や果物が大量に来る。
常連さんもかなり居るから、中々休めない。
テイクアウト形式で席がないから、流れるようにお客さんがやってくる。
普段は金城さんが主にクレープを作って、俺が接客をしている。
「いらっさいませー。ご注文は何になさいますか?」
こんな風に尋ねるのが毎日。
一見疲れそうにも見えるが、お客さんからよく話しかけられるので、退屈しない。
やりがいは十分にある仕事だ。
実際マンションの一室の家賃は払えて卵誤発注できるほどの賃金はある。
しかも税金前の世界と比べるとめっちゃ安い。
おーい、見てるかメガネ。これが理想だ。(生存権などの話を除けば)
今日も、どんどん仕事をこなしてゆく。
そして37人目の人が終わり、次のお客さんへと話しかけようとした瞬間...
「ノイズだぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」
うちの店もある商店街のど真ん中で、そんな男性の叫び声が聞こえた。
続くように、街中どこもかしこでサイレンが鳴る。
「ギャァァアァァッァ!」
「逃げろぉぉっぉおぉぉぉ」
生々しい悲鳴が聞こえる。アニメとは大違いだ(白目)
「すみません、店じまいです!」
急いでお店のシャッターを下ろす。
そして振り向くと金城さんが、慌てふためいて店から出ていこうとしていた。
「おおおおい、いい、急いしょいで逃げルォよ!
ゥエプロンは逃げるのに不便ドゥア、なるべく脱いでおけ!」
オンドゥル程ではないが崩壊した活舌で俺に言い捨てると、そそくさと店から去っていった。
おい、置いてくのかよ。
まぁ注意勧告ぐらいしてくれてるから大分優しい方だが。
このサイレンは何かって?
これはアニメ1期のころからあった、ノイズ出現を知らせるものだ。
優しいね、逃げるチャンスを与えてくれてるよ!(逃げれるとは言っていない)
まぁ困ったものだ...ノイズ、今はアルカ・ノイズだが、
あいつらには特殊な部位があって、それでなんでも消し炭にできる能力を持つ。
無論人間もその範囲内だが、壁とかまでぶっ壊すから手に負えない。
しかも先代ノイズとは違って、永遠に人を殺せる。
店でも消されたら大変だ。
幸い銃などは効くが、完璧に殺すには時間がかかる。
しかも今は昼どき。商店街にはわんさか人が居る。
何人が犠牲になるかは時間の問題だ。
そうなれば、どうすれば止められるのか。
偶然にも心当たりは、この手元にあった。
行くときに使った、バッグを開いて俺は...
「...頼むよ。」
隙間から顔を覗かせる、獣の瞳を模したものがついた、
ベルトのバックルのようなもへと声をかけた。
「見てみろ、新型アルカ・ノイズの効果は絶大だ!」
逃げ惑う人々を見ながら、ローブを被った1人の男が言う。
ローブを着ているのは1人ではない。2,3人ほどはいる。
アルカ・ノイズ。
それは錬金術師と呼ばれるものたちが作り上げた、人工のノイズ。
今ここに居る者たちは、全て錬金術師だ。
元々は『パヴァリア光明結社』と呼ばれる組織に属していたが、その大本が瓦解。
残党として資金を集めるために、ここにある銀行に目を付けたという訳だ。
「いいぞ、そのまま行け..!」
実際、彼らの操っているアルカ・ノイズは順調に銀行を破壊していた。
「『シンフォギア』の到着にはかなりの時間がかかるはず。
新しい"モグラ型"で一気に掘り進めろ!」
もう一人が、他の錬金術師に呼びかける。
「ん?おい、待て...!?」
しかしそこで、市民を傍観していた男が指さした。
そこにいたのは、自分たちの方へと向かってくる1人の人間。
「...どういうことだ?」
軍でも、警察でもない。ただの子供だ。
相手からすると、それは心底不気味だった。
元々ノイズは人間を殺すことに特化したものだ。
だから、人々は逃げ惑う。
しかしその子供は、真っ直ぐにこちら側へと向かってきていた。
ただの死にたがりか、と思ったが、そういう訳でもない。
その少年の目には、明確な『殺意』が浮かんでいた。
こちらをひたすらに鋭く睨む、その視線。
錬金術師たちからすれば、奇妙この上なかった。
「!おい、あれって...」
しかしそこで、ある1人が少年の身に着けているものに気が付いた。
それは...
「ベル、ト...?」
まるで川の流れに逆らう魚のように、
逃げる人々とは真反対の道を行く男を見たら、それは俺かもしれない。
ある人からは馬鹿と罵られるだろう。
または無謀だと呆れられるだろう。
だとしてもッ!やらなきゃいけないことがある。
そうしてバッグから、今度は注射器にも似たそれを取り出した。
『アマゾンズインジェクター』。これが俺を、変えさせることが出来るのだ。
歩く最中でも目の前で、赤い粉塵が舞い散っている。
もう
じゃあ何が出来るか?
正直に言うと俺には権力もない、人脈もない。
だったら答えは1つだ。
「...アマゾン」
インジェクターを、『ネオアマゾンズドライバー』に差し込み...
しっかりと、確かめるように。
ベルトのスイッチを、押し込んだ。
『NEW-OMEGA』
凄まじい爆音が、辺りを包み込む。
その中から現れた、『仮面』を付けた姿を借りて...
「行くぞ。」
今日も今日とて、パヴァリアの残党を狩りに行く。
それがろくでもない転生をした俺、『
気分転換で書いたらくっそ長くなった...っていう話。
サガ投稿しないってなって、ナニイテンダ、フジャケルナ!って人はごめんなさい。
とりあえずメジャー(?)な題材で試してみたかったんです。
あ、ちなみに推しの登場はもっと後です。
...は?