スキル:竜の探求   作:魔王の髑髏

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お久しぶりです



激昂する勇者

リムルside

 

「お待たせ〜。」

 

「待ちくたびれたでやすんよ。」

 

「………ったく、女は支度が遅ぇよな。全く。」

 

ん?シズさんどうしたんだ?立ち止まって…

 

「ぐっ………!グゥゥゥゥ………!」

 

「どうかしましたか?」

 

「シズさん………!?」

 

「そんな………!もう………!?」

 

「シズさん?」

 

「おい、どうした………?」

 

「グゥゥ………!アァァァァァ!!」

 

『告。対象の魔力が増大しました。警戒してください。』

 

大賢者!!どういうことだ!!

 

「シズ……?シズエ・イザワ………!?」

 

「えっ?」

 

「シズエ・イザワって………爆炎の支配者か………!?」

 

「そ、それって、50年くらい前に活躍したって言う、ギルドの英雄よね!?シズさんが………!?」

 

「爆炎の………!?」

 

「くっ………!もう引退してんじゃなかったのか!?」

 

「リグルド、リグル!皆を避難させろ。」

 

「しかし………!」

 

「リムル様………!」

 

「頼む!!」

 

「ははっ!承りました!」

 

「ハナ………レテ………」

 

「ッ!!」

 

「オサエキレナイ………ワタシカラ………ハナレテ………」

 

『告。解析の結果、個体名、シズエ・イザワには、イフリートが同化しており、現在、主導権を取り戻そうと暴走しています。』

 

マジで!?なら、どうにかしてシズさんとイフリートを分離できれば!!

 

『告。個体名、シズエ・イザワからイフリートを分離すると、命の保証はありません。』

 

は?

 

『個体名、シズエ・イザワは、イフリートによって延命されている状態です。イフリートが居なくなれば、個体名、シズエ・イザワの命は、持って一月未満。』

 

なんだと!?大賢者、シズさんを救う方法はあるか?

 

『告。個体名、シズエ・イザワを助ける方法は、一つだけあります。』

 

何だ?

 

『それは…捕食者で捕食して分離させることです』

 

それならいけるんだな!?

 

『はい』

 

よし!!

 

「シズさん、あんたの呪いは俺が解いてやる!!」

 

「オ…ネ…ガ…イ…」

 

「炎の精霊……イフリート………!」

 

「間違いないでやす。シズさんは……!」

 

「伝説の英雄………爆炎の支配者………!あ、あんなの、どうやっても勝てないんですけど!」

 

「無理でやす………。あっしらはここで、死ぬんでやす………。短い人生だったでやすんね………。」

 

 

「………」

 

ボウッ!!

 

「ちっくしょう………!折角作ったばっかりなのに………!」

 

「いった〜い………!」

 

「お前ら!早く逃げろ!」

 

「……そんな訳にもいかねぇよ………!」

 

「あの人がなんで殺意を剥き出しにしてるのか知らねぇが………。」

 

「俺達の仲間でやんすよ。」

 

「ほっとけないわ!」

 

「念のために聞くぞ、イフリート!お前に目的はあるか!?」

 

「………」

 

ボウッ!!

 

「ッ!!《水刃》!!」

 

なっ!!蒸発した!?大賢者!!イフリートには何が効くんだ?

 

『解。精霊族には、爪や牙などの攻撃は通用しません。有効なのは、魔法攻撃。』

 

魔法か…有効そうな魔法は持ってないな…

 

「ヒャド!!」

 

「ぐうッ!?………」クルッ

 

「誰だ?」

 

「久しぶり、リムルくん?」

 

「死神!?」

 

………

 

グリムside

 

カミさん、報告ありがと。タイリングバッチリ

 

『洗脳してどうするつもりで…』

 

まぁ、見てなって

 

「ヒャド!!」

 

「ぐうッ!?………」クルッ

 

「誰だ?」

 

「久しぶり、リムルくん?」

 

「死神!?」

 

「「「し、死神!?」」」

 

「どうするでやんす!?イフリートと死神って!!」

 

「勝てるわけないぞ!!」

 

「そうよ!!」

 

「安心しろ、お前ら人間には興味はない」

 

「「「ホッ」」」

 

「何をしに来た…死神」

 

「何をしに来たって?このイフリートとの戦いを面白いものにしようと思ってね。」

 

「どういうことだ?」

 

「ときにリムルくん、君の仲間の人間がいないことに気づいてはいるかな?」

 

「ッ!!ユウ!!おい!!死神!!ユウをどこに!!」

 

「あいつはユウという名前なのか…安心しろ、生きている。」

 

「ならどこに…」

 

「ユウ、出てきな」

 

スッ

 

「………」

 

「ユウ!!」

 

ユウ、君の目の前にいるスライムはカネを持っていそうか?

 

………持ってると思う

 

ならどうするべきか分かるよな?

 

「……はい。倒します」

 

タッ

 

「スライム、倒したらおカネ落とす!!」

 

「ッ!!どうした!!ユウ!!」

 

「さて、この間に…イフリート戦おうか」

 

「…………」

 

「沈黙は肯定とみなすよ。"ヒャダルコ"」

 

………

 

リムルside

 

大賢者!!解析頼む!!

 

『了』

 

「なんで、避けるの?さっさと私に倒されてくれない?」

 

「ユウ!!目を覚ませ!!」

 

「目を覚ます?何のこと?というか、喋るスライムってレアなんじゃ…捕まえて売り払えばもっとおカネが…よし、捕まえよう!!」

 

「くっ!!」

 

大賢者!!まだか!!

 

『告。解析完了しました。個体名ユウは死神に洗脳されています。洗脳を解呪しますか?yes/no』

 

もちろんyesだ!!

 

『了。解呪…………成功しました』

 

フッ

 

「倒s………」

 

「おっと危ない危ない」

 

………

 

グリムside

 

『解除されました』

 

おっ、早かったな。

 

「イフリート、もう終わりみたいだ」

 

「…………?」

 

「ちょっと話してくるからそこで固まっておけ。"アストロン"!!」

 

「死神…」

 

「あ?おかえり、リムルくん」

 

「ユウに何をした?」

 

「ん?おカネに興味を持つようにしただけだが?」

 

「ぅん…リムル?」

 

「起きたか?ユウ?」

 

「起きたのか?簡単に洗脳される勇者ちゃんが」

 

バッ

 

「ッ!!死神!!覚悟しろ!!《勇気の一撃(ブレイブヒット)》!!」

 

「ふん、"アタックカンタ"」

 

カン!!

 

「くっ!!まだまだ!!はあぁぁぁーー!!」

 

「はぁ…"ムーンサルト"」

 

「ぐはっ!!ク…ソ…!!」

 

「どうした?腰が入ってないぞ。お前には師匠がいたんじゃないのか?」

 

「うるさい!!お前が師匠を語るな!!ここでお前を倒すんだ!!」

 

「それが無理なことがわからんのか?」

 

「無理じゃない!!できるんだ!!」

 

「へぇ〜、今、できてないけど?」

 

「くっ!!たあぁぁぁーーー!!」

 

カミさん、"キラーピアス"よろしく

 

『了』

 

「ほいっとな、そしてできた隙に"ヴァイパーファング"っと」

 

「がはっ!!くっ、苦しい…」

 

「そりゃ、そうだ。毒だからね」

 

「ユウ!!」

 

「あっ、リムルくんもいたんだったね。ただ、君を相手にするのはまた今度でいいや。楽しめたしね。そろそろ帰るとするよ。イフリートにかけた呪文を解いてね。"解除"。じゃあね勇者ちゃんとリムルくん?"ルーラ"」

 

「ッ!!ルー…ラ…まさか…そん…なこと…は…ない…はず…!!」

 

「ユウ!!」

 

「………」

 

ボウッ!!

 

「ちっ!!先にこっちだな。リグルド!!ユウを頼む!!」

 

「はっ!!」




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