背の目と申します!
一応処女作にございますが、小説家になろうにも投稿させていただいてます。
これからよろしくお願いいたしますm(__)m
そこにあるのは、燃え盛る炎 ひび割れた、クレーターがいくつもできている大地 転がる死体
そして、二つの影だけだった。
その影は、一人の女と一人の男
女は、きらびやかな銀髪に透き通るような白く綺麗な肌をし、6枚3対の白い翼を持つ
誰もが美しいと感じる女神のようで。
男は、漆黒の髪に屈強な身体、12枚6対の蝙蝠のような羽を持つ
誰もが恐れる悪魔のようで。
二人はお互いに悲しみや後悔といった負の感情のこもった瞳で見つめあっていた。
長い間続いた沈黙が破られた。
「ねえ、何故......こんなことになったのでしょう....」
沈黙を破ったのは女だった。
彼女は彼に尋ねた。
「さあな」
返ってきたの はそんな無愛想な言葉 だった。
男は、諦めた感じを漂わせ、
「だけどな、これも運命だったのかもしれんな」
その言葉に女は、
「そんなっ! だったら私達のしてきたことは一体なんだったのですか!! 他種族との共存を目指し、それを叶えようと必死に努力してきた・・・。なのに、何故! 私たちは戦争をしなければならなかったのですか!! 」
女は叫んだ。
涙を流しながら。
「そう、だな。なんだったんだろうな」
男は悲痛な顔をした。
それは、答えられない答えを求められたからだろうか。
それとも、愛する女が泣いているからだろうか。
多分両方だろう。
「でも、これだけは言える」
しかし、男は悲痛な顔を止め、笑顔をつくった。
「俺達がしてきたことは、決して無駄ではなかった。と」
その言葉、その笑顔に、今度は女が悲痛な表情を浮かべた。
「何故っ! 何故ですかっ!何故あなたはそんな顔ができるのですか!?」
女は哭く。
この世に絶望しているかのように。
「もうすぐあなたは死ぬのですよっ!!!」
死ぬ、何故そのような言葉が出るのか。
先程まで、飄々と話していた男のなる状況ではない。
女は、男の胸に視線を移す
そこには、一本の槍が刺さっていた。
黄金色で、質素では無いが華美でもなく
どこか、神秘性を帯びた、そんな槍だった。
「しかし、なんなのだ、この槍は。ただの槍とは思えないが....」
男の問いに女は答えた。
「その槍は、我々神が造った、最終兵器《神々の黄昏(ナグナロク)》たとえ魔王であるあなたでも急所に刺されば死ぬことは免れない」
女は目を伏せる。
自分がやったことであるがゆえにその後悔は隠しきれないのだろう。
「ああ、どうりで、俺が致命傷を受けるわけだ」
一方、男は苦笑いを浮かべた。
そのとき、
「ぐふっ!?」
男の口から多量の血が溢れだした。
「大丈夫ですか!?」
女は男に対し心配そうな表情を浮かべた。
「いや..、もう....駄目かもしれないな....」
男は笑顔を崩さない。
自分が惚れた女の不安を少しでも取り除こうという、男の優しさだろう。
「いやっ!死なないで!!お願いだから..いなくならないで....」
女は、顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら男に寄り添う。
それは、自分が殺してしまうという罪悪感故か。
それとも、愛する者を無くしてしまう悲しさ故か。
「そんなに泣くな。せっかく綺麗な顔が台無しだ」
涙を手でそっと拭ってやる。
そして、
「最期ぐらい、お前の笑顔でおくってくれ」
女は、ぐちゃぐちゃになった顔を無理矢理笑顔に変え、
「ぐすっ....はい..」
女の表情に男も安心した顔をした。
「では、これでお別れだ」
男は動かない腕を無理矢理動かし、女の頭を撫で、
「さよならだ......ミーティア..」
男は女の名前を呼び、
「ええ、さよならです......ルシファー」
女もまた男の名前を呼ぶ。
そして、男の身体はナグナロクと一緒に光となって消えていった。
ミーティアはその光が消えるまで見守っていた。
「....ルシファー..」
愛しい男の名前を口にしたとき、
ーー絶対にお前の所まで迎えに行く。そのときまで待っててくれ。ーー
そんな声が聞こえた気がした。
「!!......はい、待ってます。いつまでも、ずっと....ずっと」
光が消えていった空を見上げなから、そう、呟いた。
一方、ルシファーは、
「おぎゃゃゃゃーーーー!!(なんだこれはーーーー!!)」
......転生していた。
どうでしたか? 面白かったでしょうか?
いたらないところもありますが今後ともよろしくお願いします。
では!
コメントお待ちしておりますm(__)m