アルバスという名の少年魔導士
中立国フィオーレ王国。
そこは魔法の世界。そこでは魔法が売り買いされており、それらを駆使し生業とする者達が居る。人々は彼らを「魔導士」と呼んだ。
彼らは様々なギルドに属し、仕事に応じる。そして、あるところにあるギルドがある。数々の伝説を残したギルドがある。これはそのギルドに属する魔導士達の物語である。
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X784年………一人の少年と1匹のネコが雪山に居た、右手の甲には『フェアリーテイル』の紋章がある。紫黒色の髪に紫の瞳。白いシャツに黒いローブを着ている少年。猫は白い毛に背には小さな剣を背負って居た。周りには魔物の骸が散乱しており、その骸には無数の武器が突き刺さっていた。少年は岩に腰をかけて休息をとっている。少年は少し疲れた様子で呟く。
「SSクエスト思ったよりこれ結構大変だった。だが、これで依頼すべてが終わった……」
「うん、見てる自分は怖かったよ!……アルバス帰ろうよここ寒いよ~」
アルバスと呼ばれた少年は猫に言われて立ち上がり、手をポケットに入れ大きなあくびをしながら
「そうだな、アーリィ。ギルドに帰るとするか」
アルバスは手を横に振る。すると魔物に付き刺さってる剣は姿を消した。依頼達成した証拠を集め帰る準備をする。数ヶ月ぶりのギルドへ帰る準備を整える。そしてアーリィは翼を出し、アルバスを掴み飛び出す。
「アルバス、ギルドに帰るの久しぶりだね」
「そうだな。今回も複数の依頼を受けていたからな。一々受けに行くのは面倒だしな」
「そんなの面倒がらないでよ!ミストガンじゃないんだから!」
アーリィは久々に帰る事と、アルバスの面倒くさがりに溜息をつきながら、空を飛ぶ。そんな時、アルバスの通信用のラクリマに連絡が入る。
『アルバス聞こえる!?お願い…… 戻ってきて!妖精の尻尾のピンチなの!』
それはミラジェーンからの突然の連絡だった。その言葉からただ事じゃないのが伝わってきた。アルバスは落ち着いてに対応するため、一度アーリィに降ろすように言い、話を聞くことにした。
「
『そうなの、マスターは重症でミストガンは行方知れず、ラクサスは………ダメだった……。ルーシィが…仲間が狙われているの』
『私からも頼む、戻って来てくれアルバス!S級クエストで大変かもしれないけど頼む!』
ミラジェーンとカナに頼まれる。アルバスとアーリィは地図を確認しながら考える。
「ここからなら、どう頑張っても半日かからないか?」
「いや、アルバス。僕が頑張れば速くたどり着けると思うよ。魔力をパスで通してくれたら、現在地がここだし、マグノリアまでは全力を出せば20分もかからない」
「なるほどな、そういう事なら頼んだぞアーリィ」
「任せてよ!アルバス!」
一人と一匹は拳を合わせる。そして通信用ラクリマに
「俺はルーシィが誰だかまだ知らない。けど妖精の尻尾の仲間なら見捨てる訳にはいかない。マスターには恩があるからな。そのマスターが仲間のために戦争を起こしたというのであれば、俺も何もしないわけには行かない理由だ。行くぞアーリィ!」
「了解!全力で行くよアルバス!」
通信を切り、アルバスとアーリィは妖精の尻尾のギルドの場所へと向かう。
「しかし、穏便じゃないな。ギルド間の戦争は禁止事項だろうに。それにあのマスターが言い出したことだろ?よっぽどのことだろうな」
「だろうね、でも何となくは分かるんじゃない?」
「だな、あのマスターが戦争吹っかけるくらいだ。誰かこっぴどくやられたんだろうな……。物好きだな、
「だね!さて、もっと加速するよ!アルバス!」
「ああ、お前の速さは最初から当てにしてる」
「嬉しいこと言ってくれるね!」
一人の少年と1匹のネコは天空を翔る
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一方妖精の尻尾では各自幽鬼の支配者のギルドに再度攻撃しかける気で準備するなり各自作戦を立てていた。そんな中、ミラジェーンはみんなにいう
「みんな聞いて!アルバスが帰ってきてくれるって!」
その言葉を聞いた全員が歓声に湧き上がる。
「あいつが帰ってくるのか!」
「あいつが居りゃ勝てるぞ!」
次々士気が高まる。ただ一人ルーシィだけは状況が飲み込めていない。
「ねぇグレイ、アルバスって誰なの?」
「あ?アルバスかそうだな、アルバスはエルザやミストガン、ラクサスと同じS級魔導師だ」
「え!?エルザと同じS 級魔導師!?」
「ああ、エルザと同じく魔法剣を扱う魔導師でな。その実力は……」
「私より強いだろうな」
グレイとルーシィが話している所にエルザが来る。
「エルザより強いって本当!?」
「ああ、私と違った鎧の換装まではしない。だが、無くても高い耐久力と身体能力、手に持つ武器と共に別の武器を異空間から射出してくる制圧力は私以上だ。1対1、1対多数に置いてもアルバスは強い。この状況で帰ってくると言ってくれるのは心強いことこの上ないな」
それを聞いてルーシィは込み上げるものを感じた。さらに話を聞いたナツが燃え上がり
「アルバスが帰ってくるのか!うおおお勝負してぇ!!」
「先に幽鬼の連中だろうが!」
その時、突然大きな揺れが襲った。
「な、なんだ?」
「地震か!?」
「いや、違う。外だ!」
全員が慌てて外に出るとそこには信じられないものがあった。なんとファントムの本部に6本の足が生え、妖精の尻尾のギルドの後ろにある巨大な湖を渡ってきたのだ。
「な…何だあれ」
「ギルドが歩いて…」
「ファントム…なのか」
みんなが余りの光景に絶句する。
「そ…想定外だ……こんな方法で攻めてくるなんて……!」
みんなが唖然とするのをファントムのギルドにある高台から見ていたジョゼは命令した。
「魔導集束砲『ジュピター』用意」
すると、ファントムのギルドの前部分が開き、砲台が出てきて魔力を集め始めた。
「消せ」
「砲台!!?」
「魔導集束砲か!!!」
「ギルドを吹っ飛ばすつもりかーーーーーー!!!」
「全員ふせろぉぉぉ!!!」
エルザはふせる様に言い走り出す
「エルザーーーー!!!」
「どうする気だ!!!」
エルザは換装し金剛の鎧を装着する、受け止めるつもりだ。
「エルザ!!!!」
「ナツ!!ここはエルザを信じるしかねぇ!!!」
放たれるジュピター、受け立つエルザぶつかった瞬間、凄まじい風が巻き起こる。エルザの鎧は次々と罅がはいり。罅は全体に行き渡り、ジュピターが消え去る時にはエルザは後方に大きく吹き飛ばされる
『マカロフ……そしてエルザも倒れた。貴様らに凱歌はあがらねぇ。ルーシィ・ハートフィリアを渡せ。今すぐにだ』
「ふざけんな!」
「仲間を敵に差し出すギルドがどこにある!!」
「ルーシィは仲間なんだ!!」
「そーだそーだ!!」
「ルーシィは渡さねえ!!」
ギルドのみんながジョゼに対して反発する。それを聞いてルーシィは罪悪感に押し潰されそうになる。
「あたし……」
『渡せ』
ルーシィが耐えられなくなり名乗り出ようとするが、仲間がそれを止めた。
「仲間を売るくらいなら死んだ方がマシだっ!!!!!」
「俺たちの答えは何があってもかわらねえっ!!! お前らをぶっ潰してやる!!!」
エルザたちの強い叫びに妖精の尻尾は全員雄叫びを上げる。ルーシィはそれに涙が流れてしまう。
『ならばさらに特大のジュピターをくらわせてやる!!!! 装填までの15分恐怖の中で足掻け!!!』
直後、凄まじい量の兵隊が出現する。
「な……!!!兵が出やがった!!!」
「馬鹿な!!!ジュピター撃つんじゃねぇのかよ」
「容赦ねえ…」
『地獄を見ろ妖精の尻尾貴様らに残された選択肢は二つだ……我が兵に殺されるか、ジュピターで死ぬかだ』
その言葉に妖精の尻尾のメンバーは動揺する
「ありえねぇ……仲間ごとジュピターで殺す気なのか」
「お、脅しさ……撃つはずがねぇ…!」
カナは撃つことを確信していた。その理由は簡単だ
「いや、撃つよ。あれはジョゼの魔法"
「俺がぶっ壊してくる!!」
ナツが手に拳を当て言う。
「15分だろ?やってやる」
ナツはハッピーに声をかけ砲台に向かう
「エルフマン!!!俺達も乗り込むぞ!!!」
「おっしゃーっ!!!」
妖精の尻尾のメンバーと幽兵がぶつかり合う、ルーシィはミラの計らいにより、リーダスと共に隠れ家に行くと言うより、ミラに眠らされてリーダスが運んでいる。ここに妖精の尻尾と幽鬼の支配者の総力戦が切って落とされる。
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一つの閃光がマグノリア目掛けて飛翔している。
「アーリィ 、あと何の位だ?」
「あと10分!魔力もう少し回して!」
「ああ、持っていけ!マグノリアに到達したら、ギルド付近で投げ飛ばしてくれ!頼んだぞ相棒!」
仲間のためにアルバスとアーリィは急ぐ。
名前:アルバス・クロムウェル
年齢:15歳
魔法:武器の王国(ウェポンズ・キングダム) 煌黒の滅竜魔法
好きな物:食事とギルド
嫌いなもの:乗り物
備考:ギルド内でアルバスが滅竜魔法を使えると知っている人物はマスター、ギルダーツ、ミストガンの三名のみである。使わない理由は、周りへの影響力が強い為。