煌黒の滅竜魔導士   作:皐月の王

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ついに!タイトル通りです!

日刊ランキングありがとうございました!これからもマイペースで頑張ります!


集いし4頭のドラゴン

アルバスが再びアルカディア大聖堂に向かう。その瞬間、大聖堂から凄まじい魔力の放出と光を感じ取る。

 

「この魔力とこの光……妖精の法律!?ラクサスの奴そこまで……!」

 

咄嗟のことで身構える。そして光が街を包むが、

 

「あ?」

 

特に何とも無かった。それを意味する事はラクサスは心の底からは街を妖精の尻尾のメンバーを敵とは認識出来なかったことを意味していた。

 

(ラクサスの奴、魔法に本心を見抜かれた見たいだな。だけど、その位で止まるなら今回の騒動を起こしてねぇな。決着つけるしかねぇな)

 

そして再びアルカディア大聖堂の扉を開ける。

 

「っ!アルバス……!」

 

そこにはボロボロのナツとガジル、同じくボロボロのフリード、無傷のレビィ、そして消耗しているラクサス。ラクサスは目を見開き

 

「どういう事だ!?貴様は神鳴殿を破壊したはず!?どうして無傷だ!?」

 

「え!?」

 

「アレを受けて無傷だ?」

 

ナツは知っている。実際に目の前で破壊して雷を受けた仲間を見た。その上で、アルバスは神鳴殿をエルザと手分けして破壊したはずだ。なら1つでも比にならない雷を受けて平気なはずがない。だが、アルバスは無傷である。

 

「そんなのはどうでもいいだろ?ラクサス、ここで終わる気は無いか?魔法がお前の心を証明した。もう、良いんじゃねぇか?」

 

アルバスはナツの前に立ちラクサスと向かい合う。ラクサスは

 

「黙れ!!黙れ、黙れ黙れ黙れぇ!!!オレの邪魔する奴は全員敵だぁ!!敵なんだ!!!」

 

雷の魔力を放出させながらラクサスは吼える。アルバスはそんなラクサスを見て腰を落とし構える。

 

「なら、止めてやる。同じ妖精の尻尾の仲間としてな!」

 

「気をつけろ……ラクサスも、オレやガジルの様に滅竜魔導士だ……!」

 

ナツは起き上がろうとするが体が言う事を聞かないと言った様子だ。その言葉を聞いたアルバスは驚く。

 

「ラクサスも滅竜魔導士なのか!?いや、今の姿を見たら何となくそんな気は……予想外だな。ここに竜が4頭も集うなんてな」

 

「「は?」」

 

「え?」

 

「ああん?」

 

アルバスの発言でその場が沈黙が生まれる。アルバスはそのまま大きく深呼吸をして

 

「マスターからは最小限に抑えろとは言われているが、相手が同じ滅竜魔導士なら、最小限なんて無理な話だな」

 

そう言うと同時にアルバスは本来の魔力を解放する。

 

赤い稲妻は迸り、アルバスに赤と黒い魔力が纏われる。外では嵐のような強風が吹き荒ぶ。

 

(なんだ、アルバスのこの魔力……!こんなにもすごい魔力だったのか!)

 

(これが、千剣の王者と言われるアイツ本来の魔法なのか!?バケモノか!)

 

ナツとガジルはアルバスを見て驚く。それだけではなく、アルバスの放つ魔力に同じ滅竜魔導士だからこそ感じるモノもあった。それは

 

他の存在を認めないと言わんばかりの絶対的な存在感が滅竜魔法の魔力を通して垣間見えた。天を貫く角を持つ『龍』の姿が。そんな中ラクサスは速攻を仕掛ける。

 

「雷竜方天戟!!!」

 

今出せるラクサスの大技とも言える魔法。その魔法を正面から片手で受け止める。

 

「なにぃ!?」

 

ラクサスは驚く。自身の最大とも言える魔法が意図も簡単に止められたのだ。それだけではなく

 

「それじゃあいただきます」

 

その魔力を食べた。もきゅもきゅと滅竜魔法の雷を食べたのである。

 

「雷を食べた!?」

 

「じゃあ、アルバスはラクサスと同じ雷の滅竜魔法を……!?」

 

「オレと同じだと!?」

 

アルバスは皆の声を聞き首を横に振り、一瞬でラクサスの隣に立ち、左拳に赤い稲妻を迸る魔力を集約させ

 

「煌黒龍の凶拳!!!」

 

「ぐっ…がぁああ!?」

 

ラクサスの腹部を殴りつける。ラクサスの身体はくの字に折れ、大きく吹っ飛び壁に激突する。ラクサスは壁の瓦礫からよろよろと立ち上がる。

 

「ま、まだだ……!!オレはまだ雷竜の咆哮!!!」

 

雷竜の咆哮を放とうとしたが、上手く発動しなかった。

 

「何故だ!?何故、雷竜の咆哮が出ない!?」

 

ラクサスがフリードがその場の全員が驚く。アルバスは

 

「よく自分の体を見ろよ」

 

そう言われてラクサスは自身の体を見る。すると体に赤黒い稲妻がまとわりついていた。それを意識すると力が抜けるような感覚を覚える。

 

「それがオレの属性の特性だ。オレに滅竜魔法を教えたドラゴンは特殊らしくてな。その属性で攻撃した対象の魔力を抑制力を持つらしい」

 

「なっ!?」

 

「魔力を抑制する属性だと!?」

 

「だったら、雷属性では無いのにオレの攻撃を食べることが出来る!?」

 

ラクサスは驚愕しながら聞くが、アルバスは構えて

 

「これ以上話す気はねぇぞ!これ以上!魔力を無駄に流出させる訳には行かねぇからな!これでケリをつける!!」

 

アルバスは大きく息を吸い込み

 

「煌黒龍の咆哮!!」

 

「炎のブレス!?」

 

「雷を食べるだけじゃなくて、炎も出せるのか!?」

 

炎をブレスを吐き出したアルバス。その攻撃をマトモにラクサスは受け大きく後ろに吹っ飛ぶ。そして意識なく地面に落ちる。それを確認したアルバスは魔力を元に戻す。外の強風はそれと同時になりを潜める。

 

「バトルオブフェアリーテイルはここに閉幕だな。レビィ」

 

「な、なに!?」

 

さっきまでの雰囲気の違いにレビィは驚きながら反応する。アルバスは首を傾げながら

 

「怪我人運ぶの手伝ってくれ」

 

こうして妖精の尻尾内で行われたバトルオブフェアリーテイルは静かに幕を下ろした。

 

そしてファンタジアは翌日へとなる。マカロフが倒れたと聞いたアルバスは驚いたが、一命は取り留めたと聞きほっとする。

 

「それにしても、お前らボロボロだなぁ」

 

「くっそ何も言い返せねぇ!」

 

アルバスがグレイと話しながらに言う。今回の騒動で戦いに出てほぼ無傷なのはアルバスのみである。そのほかの人物達はそれなりの怪我をしていた。

 

「それにしても、お前も滅竜魔導士だったなんてな」

 

「ほんとよ!ナツと同じ滅竜魔導士なんてガジルの他にも居たなんて!」

 

ルーシィも言ってくる。アルバスは

 

「状況的に使えない魔法をあんまり言うのはな」

 

「どういう事だ?」

 

アルバスの言葉にグレイが首を傾げて質問をする。ルーシィも頷き先を促す。

 

「オレの滅竜魔法は……なんて言っていいかなぁ。単一の魔法でありながら複数の属性に派生する属性を持っているんだよ。感じで言えば。まぁ、反発したりする事もあるけどな。それだけじゃなくてそれが結構大きいから周りにも影響を及ぼすんだ多かれ少なかれ。それを出さない為に『武器の王国』をメインで使ってんだよ」

 

「なるほどな、幽鬼の時の異常な気象、今回の強風の事を考えれば妥当だな」

 

「怖すぎるんですけど!」

 

ルーシィはヒィと言いながら怯える。アルバスは苦笑いをしながら。だから、普段使いは出来ないんだよと言いながら席を立つ。そしてファンタジアを見学する。参加はしないためにこっそり抜け出したのだ。

 

そしてファンタジアを見ているラクサスを見つけ

 

「よう、ラクサス」

 

「アルバスか。何の用だ?」

 

「用が無ければ話しかけたら悪ぃかよ」

 

二人は特に話すことなくファンタジアを見る。そしてマスターが出て来てポーズを決める。仲間も全員。アルバスもする。その光景を見てラクサスは涙を流していた。そして皆に背を向けて立ち去っていく。その背中にアルバスは小さく

 

「ラクサス、元気でいろよ」

 

と声をかけた。ラクサスは腕を上げていた。




アルバスの滅竜魔法の属性について。
龍属性
他の魔力の抑制、更に竜に関する魔力も大きく抑制する効力がある。また、煌黒龍は他の属性へと派生する力も持つ。そのため、火が扱え雷を食べることが出来た。

これはアルバトリオンの他の属性が龍属性が原料という考察を使わせて頂いてます。

抑制の効果に関しては龍属性やられをイメージしてます。因みに滅竜魔導士は龍属性やられになると、通常の魔導士が龍属性やられになるより被害が大きいです。理由は龍封力のイメージです。

最後は駆け足でしたが今回はこれにて!
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