煌黒の滅竜魔導士   作:皐月の王

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少し3話目を訂正して、今回の話を投稿させていただきます!

ご了承ください!


六魔将軍編
連合結成と再会


「これ、闇ギルドの相関図か」

 

「そうよ!近頃動きが活性化してるみたいだからね。ギルド同士連携を強固にしないといけないのよ」

 

闇ギルドの相関図を見ながらアルバスはジュースを飲む。

 

「物騒だよね闇ギルドって」

 

「その割にはあんまり怖がってねぇな?アーリィ」

 

アルバスの隣でミルクを飲むアーリィにアルバスは言う。アーリィは

 

「だって、アルバスが居れば怖いもんなんて無いでしょ」

 

「そう言ってくれるのはありがたいが、過信は良くないぞ」

 

アルバスはアーリィにデコピンをしてジュースを飲み干した。

 

話は六魔将軍の話になっていた。六人だがバラム同盟の一角を担う闇ギルド。楽勝だとのたまう人物にミラジェーンがその危険度を語ったりしていた。

 

アルバスのその話に聞き耳を立てようとした。そのタイミングで

 

六魔将軍(オラシオンセイス)じゃが……ワシらが討つことになった」

 

そう言ったのはマスターであるマカロフである。ギルド内はどよめきざわつき出す。

 

「マスター…それは一体どういうことですか?」

 

エルザが皆を代表する形で率先して質問をする。マカロフは事の顛末を話す。

 

定例にて六魔将軍が動きを見せている事が議題にあがり、それは無視できない自体であるため討伐に当たることになった。それに際して4つのギルドがそれぞれメンバーを出し合いの討伐隊。連合を組まれる事となった。

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)

 

青い天馬(ブルーペガサス)

 

蛇姫の鱗(ラミアスケイル)

 

化猫の宿(ケット・シェルター)

 

この4つのギルドがメンバーを出し合い討伐に赴くことになったのだ。そして……

 

「なんで、こんな作戦にあたしが参加することになったのー!!?」

 

「オレだってめんどくせーんだ。ぶーぶーゆーな」

 

「マスターの人選だ。私たちはその期待に応えるべきじゃないのか?」

 

馬車の客車でルーシィは文句を言い、グレイがその文句に文句を言うなと言い、エルザは期待に応えようと気合を入れている。ナツもいるが乗り物に乗っている故にお約束でダウンしている。

 

「それに、こういう事には消極的だと思って人物が自分から立候補して来るとはな……珍しいなアルバス?」

 

「エルザ、今はダメだよ。ナツ同様にダウンしてるから」

 

同じ客車にナツと同様に乗り物酔いでダウンしているアルバスも居た。

 

普段ならば頼まれる形でしかこう言った事には参加しようとはしないアルバスだが、今回は違った。

 

マカロフが話したあと直ぐに

 

『マスター今回の件、オレも行く』

 

直談判をして参加表明をしたのだ。マカロフもそのアルバスの様子を見て何かを察したのか

 

『お前も行くなら安心じゃ。頼んだぞ』

 

『ああ』

 

勿論、アルバスにはアルバスの思いがある。そのため今回の件に自ら参加したのだ。

 

そして集合場所に辿り着く。そこは青い天馬のマスターボブの別荘と言う。

 

アルバスは外で風に当たり酔いを覚ましていた。木にもたれ掛かり項垂れるような形で座り込んでいた。

 

「相変わらず乗り物に弱いねアルバス」

 

「し、仕方ないだろ……!苦手なものは苦手なんだ」

 

アルバスはアーリィに背中をさすってもらい落ち着いた後に建物に入ると。

 

「会いたかったよマイハニー。あなたのための一夜でぇす」

 

青い天馬の一夜が階段から降りてきていていた。その光景を目にしたアルバスは顔を覆い現実逃避をする。

 

(癖の強いひとが来てるなぁ。まぁ、天馬の連中は癖が強いから仕方なく無いか)

 

アルバスは壁にもたれ掛かり関わらないようにして様子を見ることにした。

 

「止めなくていいの?」

 

「騒がしいのが妖精の尻尾らしいだろ?でも、本格的にぶつかりそうになったら止める」

 

そうは言っても一触即発の状態になってもアルバスは動こうとはせず見ていた自体が動いたのは一夜がエルザの匂いを嗅ぎに行き、エルザに殴られてからだった。勢いよく飛んでいく一夜を片手で受け止める人物が現れた。

 

「こりゃあ、随分ご丁寧な挨拶だな。貴様らは蛇姫の鱗 上等か?」

 

入ってきた銀髪の人物を見たグレイ達が驚いた表情になっていた。アルバスはそれを見ながら首を傾げていた。

 

「知り合い……みたいだな?」

 

その人物の名前はリオンと言うらしくグレイからそう呼ばれていた。リオンは一夜をグレイの方に投げ飛ばした。

 

「きゃっ!」

 

「何しやがる!!!」

 

それを避けるグレイとルーシィ。リオンは不敵な笑みでグレイを見ながらも

 

「先にやったのはそっちだろ?」

 

と言う。青い天馬の面々は

 

「つーか、うちの大将に何しやがる!!」

 

「ひどいや!!」

 

「男は全員帰ってくれないかな?」

 

ヒビキがそういうと、絨毯が動き始め

 

「あら…女性もいますのよ?人形撃 絨毯人形(カーペットドール)!!!」

 

絨毯に乗っていたルーシィが驚かされる形になる。

 

「この魔法は…!」

 

「私を忘れたとは言わせませんわ!ですが、過去の私は忘れてちょうだい!」

 

「どっちよ!!!」

 

ルーシィが突っ込む。アルバスはこの状況に頭が痛くなりそうだった。至る所で火花が散り、本当に同盟を組んで今から六魔将軍と戦う面々なのかとため息が出そうになった。

 

「アッハハハ!みんな面白そうな人達だねアルバス!」

 

アーリィはこの状況を楽しんでいた。どんだけ図太いのだとアルバスは思っていたが、流石に一触即発になったため、

 

「おい、いい加減n」

 

「やめい!!!」

 

アルバスが止めようとする前に部族衣装に身を包んだ男性が一喝でその場を制す。

 

「ワシらは連合を組み、六魔将軍を倒すのだ。仲間うちで争っている場合か」

 

「ジュラさん」

 

リオンがそういうと周りがざわめき出す。

 

「ジュラ!!?」

 

「こいつがあの……」

 

「ラミアのエース…岩鉄のジュラ」

 

ジュラ、マカロフやジョゼと同様に聖十大魔導の称号を持つとされている人物である。アルバスはジュラに近づき

 

「ご無沙汰してます、ジュラさん」

 

「おお!アルバス殿、久しいな。お主の活躍ワシの耳にも入っている。まさか、今回の作戦に参加していたとは……。てっきりこういった事には関わらないと思っていたが」

 

ジュラが少し笑いながらに言う。リオンはジュラにアルバスについて尋ねる。

 

「ジュラさん、そいつ誰なんだ?」

 

「知らんのか?彼はアルバス・クロムウェル。『千剣の王者』と呼ばれている魔導士だ」

 

「ヤツが『千剣の王者』だと!?」

 

アルバスは思い立った様にリオンに近づく。リオンは警戒し、場も緊張感が出てくるが。アルバスはなんて無いふうに

 

「妖精の尻尾、アルバス・クロムウェルだよろしくな。こっちは相棒のアーリィだ」

 

「よろしくー」

 

自己紹介をして手を差し出していた。そう、ただの挨拶のために近づいたのに過ぎない。

 

「あぁ、蛇姫の鱗、リオン・バスティアだよろしくな。お前も、猫を連れているんだな」

 

アルバスとリオンは握手をする。リオンは少し驚いているようだった。ひと段落着いた所で

 

「これで3つのギルドが揃った。残るのは化け猫の宿の連中のみだ」

 

「連中というか、1人だけど聞いてまぁす」

 

それを聞いた皆は驚き声を上げる。

 

「1人だと!?こんな危ねー作戦にたった一人だけをよこすってのか!!?」

 

「ちょ…ちょっと……どんだけヤバイやつが来るのよぉ〜〜」

 

しかし、アルバスだけは驚いた様子はなく入口の方に視線を向けて言う。

 

「ジュラさん。オレがこの作戦に参加した理由は化け猫の宿が参加するって表明したと聞いたからです」

 

「それはどういうことだ?」

 

ジュラが聞き返すのと同時に、

 

「きゃあっ!」

 

誰かが転ける音と可愛らしい悲鳴を耳にする。全員の視線が悲鳴のする方に集まる。

 

「痛ぁ…。あ…あの…遅れてごめんなさい」

 

その人物は埃を払い、皆に謝罪をしてから名乗る。

 

「化け猫の宿から来ました、ウェンディです。よろしくお願いします!!」

 

ウェンディを見たみんなは驚きの声を上げる。

 

「子供!?」

 

「女!?」

 

そしてアルバスは微笑むようにウェンディを見て。そしてウェンディもアルバスを見つける。その表情は驚きと嬉しさで目から涙を零し始めていた。アルバスはウェンディに近づき頭を撫で、ハンカチを出して涙を拭う。

 

「久しぶりだな、ウェンディ元気にしてたか?1年半ぶりか?」

 

ウェンディも嬉しそうに少し涙を流して言う。

 

「久しぶりです、アルバスさん。会えて嬉しいです……!」

 

アルバスとウェンディ。過去に旅をした者同士の再会でもあった。

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