Fate/Gotcha liner   作:アカハナさん

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第十六話 急行スチームライナー

 美遊が一人で消えた時、伸ばした手は彼女に届かなかった。

 

 彼女はたった一人で、死地に残った。

 

 なぜだろう、なぜだろう、なぜだろう。

 

 まったくわからない。

 

 なんで、あの子は残ったんだろう。

 

 なんで僕は……二人の手を、取ることができなかったんだろう。

 

 

 

 ♦

 

 

 

「なんで、ミユが……」

 

 驚き、慌て、ただそう嘆くことしかできない。宝は先の美遊の行動が理解できなかった。

 すぐに戻らなければ。美遊一人で、あの怪物にかなうはずがない。

 傷だらけで、もはや動くはずのない体を動かして、彼はガッチャを呼ぶ。

 

「ガッチャ……!」

『わ、わかった……待って、ろよ……』

 

 宝の叫びに応え、ガッチャは自らに付与された魔術を開放する。巨大な魔法陣が宝、そして凛とルヴィアの足元に現れる。

 しかし。

 

『あ、かん……すまん、たか……』

「ガッチャ? ちょっと、ガッチャ⁉」

 

 ガッチャードライバーから光が消えていた。ガッチャは機能を停止してしまった。

 先ほど、巨人の英霊の攻撃をモロに受けひびが入っていたのが、今になって命取りとなった。

 こうなったガッチャはすぐには治らない。少なくとも、向こう一時間はこのままだ。

 

 つまり一時間の間、ミユを助けに行くことはできない。ミユは孤立無援の状況に落とされ、サファイアとたった二人で戦わねばならないのだ。あの、不死身の英霊を相手に……

 

「……迂闊だったわ……無理にでもルビーを、連れてきてたら……」

 

 凛はそう、つぶやく。普段の彼女であればきっと吐かないであろう小さいボヤキを。

 そうだ、そういえばあの時、ルビーは何故かイリヤの元にいると言ったのだ。正確には「私のマスターは私が決めます!」とかだった気がするが。

 なぜ、彼女はイリヤの元に残ったのだろうか。今、彼女がいてくれたら……

 

「……なんで」

 

 宝は、ルビーの行動に、今になって疑問を抱いた。その行動によって今の状況になったことを責める、そういう類の疑問ではなく、彼女の行動への違和感に対して、だ。

 

 ルビーは、魔術礼装である。その性格からは考えられないこと、そして全ての魔術礼装の性質と比べたら考えられないことだが、その機能には人命の保護を優先するという命令が存在する。即ち、自己判断において人命を優先して行動できるのだ。この機能によって使用者や周囲の生命を守ったり、使用者の傷を積極的に癒そうとする。

 

 そして、長い目で見てカレイドステッキがあったほうが、確実に戦況が有利になるとステッキ自身が判断するような状況下では。その判断が優先されるはず、なのだ。

 

 ではイリヤが辞表を持ってきたとき、彼女はそちらの判断を、つまり凛のほうにつくという判断をしたかというと、そうではなかった。むしろ戦いを避けたように見えて「……いや」

 

 機能に基づくならば、イリヤの元にいたほうが、よいと判断したのか?

 それはなぜだ?

 昨日の戦いの、あの魔力放出か? あれを見たから、彼女の状態を危険と判断したのか? 

 彼女の状況、否、彼女そのものに何かがあるというのを、例えばルビーが見抜いていたとしたら……

 

「っ……! そっか、なら……!」

 

 宝は一つの結論に達して、ケミーライザーを操作した。ゴルドダッシュ……は先の戦闘によるダメージで今は動けない。ならばと、彼はスチームライナーのカードをリード、彼を召喚する。

 

「スチィィム?」

「お願い、スチームライナー。僕を、イリヤちゃんのところに連れて行って」

「ちょっと、宝! 待ちなさい!」

 

 凛が止める。。宝はスチームライナーに寄りかかって立ち上がり、凛のほうを見る。

 

「イリヤのところに行く気?」

「……はい」

「……止めたって、聞かないわよね?」

「……それは、もちろん。今ここで行かなかったら、ミユが……」

「イリヤも、相応に傷を負っているのよ」

 

 そう言われ、思わず宝は言葉を失った。

 そうだ、イリヤだってもう戦いたくはないのだ。あんなことがあれば当然だと、そう思った。でも、それだと美遊が死んでしまう。二度も、手を取れなかった。

 誰かが傷ついて、挙句の果てに死んでしまうなんて……宝にはとても、耐えられなかった。

 

「ッ……でも、でも! ミユを助けないと……! 何をどうやったって、助けないといけないんですよ!」

 

 それはなぜだ。そんなの、分かり切っていた。

 

「だって、友達だから! 二人とも、僕の友達だから! だから全部救わないと……仮面ライダーとして、僕が助けに、なってあげたいんです!」

 

 そう叫んだとき、静かに吐かれたため息に、宝は心臓をどきりとうならせた。

 そうして威圧的な息を吐くルヴィアは、凛に「ちょっと」とたしなめられながらも、言葉を紡ぎ、それを宝に伝えた。

 

「わかりましたわ。行きなさい、宝」

「……え?」

「行け、といったのです。魔術師としてではなく、あなたの姉弟子、つまり契りを交わした兄弟として」

「い、いいんですか?」

 

 そう尋ねる宝に、今度は凛が言う。

 

「無闇に連れてくるってだけなら、まあ止めたけどね……でも、あんな啖呵切られちゃったら、止めても無駄だし」

 

 引き締めていた頬をふっと緩ませる。

 年長者として、そして宝の姉弟子として。凛は、静かに言った。

 

「行ってきなさい、宝。イリヤを、あんたの言葉で連れてくるのよ!」

「……はい!」

 

 終点は衛宮邸。零時発の急行列車・スチームライナーが発進する。

 暗い夜空に輝く星を、その背に乗せて、走り出す。

 

「助けに行こう、スチームライナー! 僕らの……」

 

 

 

 ♦

 

 

 

 きっとすごく普通。だけど、その子は自分よりも、誰よりもすごかった。

 なんだってできる。勉強も、絵も、なんだって。かけっこだってわたしより早い。

 誰も、ミユにはかなわない。

 

 だから、一人でも大丈夫だと言っていた。それは本当で。

 

「わたしが、みんなと一緒にやらないといけないことから逃げた時も。責めなかったの、全然」

 

 最初からそうだった。最初からミユは、私のことなんかあてにしていなくて。

 一人でやるのがあたりまえだって、そういう顔をしていたから。

 

「ミユはね、すごいんだ。わたしよりも、タカラくんよりも。だから、きっと、一人でも……一人でも、大丈夫」

 

 その声音に、不安はないだろうか。今の言葉は、イリヤの本心だったのか。

 今、母に吐露する彼女の、心境を、そのまま映した言葉だったのだろうか。

 

「そう」

 

 母は、アイリスフィールは、そのことには何も言わなかった。ただ、小さくつぶやき。

 問いかけるのみ。

 

「本当に、そう思う?」

「……え」

 

 だって。

 

「あなた……全然平気って顔、してないのよ? 声もとっても震えてる。まるで、何か怖いものがあるみたいな。本当は心配で、しょうがないんじゃない?」

「それ、は……」

「だったら、手伝ってあげればいいんじゃない? でも、それができない……そんなに……彼が怖かった?」

 

「え?」

 

 いまのは、どういう。

 

「そんなことないか。それより、怖かったのは……自分の力よね」

「ママ……?」

 

 イリヤは思わず、母から離れる。アイリスフィールは、ただ事実を告げる。

 

「鍵が開いてるわね。十年間貯めていた魔力が、ほとんど空になってるわ」

 

 それは、見たことのない。

 

「ずいぶん盛大に使っちゃったのね。彼が近くにいるから、封印は解けると思っていたけど……まさか、こんなに早く解けるなんて、思わなかったわ」

 

 魔術師としての、母の姿。

 知っていた、知っていたんだ。この力のことを……

 

「知ってるの? この力のこと……ううん、それだけじゃない、タカラ君のことも知ってるの? なら、教えて! あの力は何⁉ なんで、なんでわたしがあんな……「さあ?」……へ?」

 

 いや「ちょっ⁉」

 

「あ、あからさまにすっとぼけないでよママ!」

「えーとねほらそのなんというかあれよあれ「それは自分で気づかねば意味はないのだ……」とか「今はまだその時ではない……」みたいな!」

「漫画かー⁉」

「あーもう反論禁止!」

 

 べしっ! と脳天チョップが炸裂した。

 

「DV-⁉」

「とにかく、今は何も言えないの! ……でも、ひとつだけ伝えられることはあるわ」

「あたた……な、なに?」

 

 一つ置いて。彼女は一度、脱衣所のほうをちらりと見て。

 

「力を恐れているのなら、それは間違いよ。力そのものに、良いも悪いも存在しない。どれだけ強くて恐ろしい力でも、それを誰かのために使おうとしたら、良い力になる。そういう風に……力を使うのは、結局は人の意思。一番重要なのはそこよ……まあ、強く意思を持たなかったら、きっとあの力は、貴女を振り回してしまうでしょうけど……でも、恐れてはだめ。目をそらしてもダメ。それは紛れもなく、貴女の一部なんだから」

「そんなこと、言われたって……」

 

 あんな力、恐れないほうが難しいし……

 

「すぐに理解してって言っても、難しいわよね。でも、大丈夫よ。貴女にはどうやら、貴女のことが大好きで、そばにいてくれる人がいるみたいだし……」

 

 また、彼女は脱衣所のほうを見た。玄関のほうが、そういえば騒がしい。

 

「……だから、今は。無理して答えを出さなくてもいいわ。進むことのほうが、重要なんだから」

「進むって」

「逃げ出しちゃったんでしょう?」

 

 母は、幼子を諭す。

 

「みんなでやらないといけないことから、貴女だけ逃げ出してしまった。でも、ミユちゃんは……タカラくんも、かしら。貴女を責めなかった。……二人は、貴女にとって。どういう存在なの?」

 

 そんなこと。諭されなくてもわかってる。

 たった一週間、一週間一緒にいただけだけど。それでも、この間に紡いできた。

 

「二人は……私の……」

 

 

 

 ♦

 

 

 

 やっぱり、自分じゃ使えない。そう判断せざる負えない。やっぱりこれは、あの人が。あの人だから使えていたものなんだ。

 

 腕がきしむ、もう剣を触れない。

 握った双剣は両腕から零れ落ち、少女は膝をつく。

 

 獣は一度死によみがえり、そしてまたも吠えた。あと何度殺せば死ぬのだ。あと何度生き返るつもりだ。

 

『美遊様! 撤退してください! いくら英霊になっているからと言って、このような相手に単独ではかないません!』

 

 弓となったサファイアが叫ぶ。美遊ははっきり「いやだ!」と叫んだ。

 クラスカードの本来の力。夢幻召喚によって、一時的に英霊となった美遊。名もなき「アーチャー」の力をその身に宿し、一度は怪物を殺すまで奮戦していた。

 

 だがそれまでだった。次第に刃は通らなくなっていき、しがみつくたびに布切れのごとく吹き飛ばされる。足は軋み、痛みの熱に全身が浮かされる。サファイアの治癒さえ間に合わないほどのダメージを受けていた。

 なのに、美遊は弓を構えている。負けまいと、体に鞭を打ち立ち上がる。

 

 サファイアにはわからなかった。どうしてそこまで頑張ろうとするのか、逃げて態勢を整えるという考えがない彼女ではないはずなのだ。なのに、なのになぜ、いまだに粘ろうとするのか。

 

『一度、撤退しましょう! 美遊様……今日がだめでも、明日が「明日じゃダメ!」何故ですか! 何故、何故ご自身の身を、ここまで犠牲にして……』

「今、ここで終わらせないと……次は、イリヤも呼ばれるから……!」

『っ!』

 

 ……サファイアは、ようやくそこで理解した。

 あの時の問いの意味も。彼女が二人に向ける、思いの強さも。

 

『みゆ、さま……』

「みんな、戦いを望んでない……これ以上、戦わせたくない……」

 

 彼女は激情とともに……その心情を、吐露していく。

 

「初めてだったんだ……わたしを、わたしを__」

 

 あんな風に笑いかけて。受け入れて__

 

「__友達だって……言ってくれた人……!」

 

 

 

「だから!」

 

 引き絞った弓を、解き放った。

 

 

 

 ♦

 

 

 

「た、タカラ君?」

 

 すぐに体をふいて着替えて、玄関から飛び出したところで。そこで大きなスマホで誰かと話している、宝が目に留まった。戦いに、行ってるはずじゃ?

 見れば彼の体は傷だらけで、石垣に寄りかかって、何とか体制を保っている様子だった。

 

 彼はイリヤに気づくとスマホをカードに戻し(ケミーだったようだ)彼女に話しかけた。

 

「……ごめん。イリヤちゃん。さっきのあれで、こうやって頼みに来るのがおかしいのはわかってる。でも、ミユが……」

「ミユが、どうしたの……?」

「行く最中に、話すよ。だから、来てくれない、かな……」

 

 宝は、イリヤに手を伸ばした。しかしすぐに、その手を下げてしまう。

 

「あ、や……ご、ごめん……」

 

 イリヤは一瞬、躊躇した様子の彼を見て、何故そうしたのかわからなかった。

 だが、すぐに気づいた。夕方、自分に話しかけようとした宝に、恐怖を抱いて避けてしまったことを。宝は、そのことを思い出して、自分を怖がらせまいと、手を引いたのだ。

 

 彼がそうするようになったのは、自分のせいだった。

 だから、謝るためにも。いつものように、ちょっと意地悪そうに笑ってもらうためにも。

 イリヤは、そう思って、彼に手を差し伸べる。少し震えた、小さなその手を。

 

「イリヤちゃん?」

 

 宝が驚いて、そして不思議そうに自分を見つめてくる。

 

「……ごめんね、夕方のこと」

 

 イリヤは、手を差し出したまま、言葉を並べ始めた。

 

「……怖くて、ずっと逃げ出したいって、あの時思ってて……そう思ってると、戦いのことだけじゃなくて、君のことも、怖いって思っちゃったんだ」

 

「……それは、僕が、自分を制御できなかったからで」

 

「知ってるよ。ルビーが教えてくれたから。君が、すごくたくさんのことを……たくさんの悲しいことを乗り越えてきたのも、知ってるよ」

 

 そうだ。だから、自分は君のことが大切なんだろう。

 

「……本当は、今でも怖いよ。でも、君が怖いんじゃない。君が……タカラ君がタカラ君でなくなることが、怖い。友達が、友達でなくなっていくのが、怖いの」

 

「……」

 

「でも、そんなのおかしいよね。だって、タカラ君は変わってなかった。いつもちょっとクールぶってて、でも普通の男の子なところから、変わってなかった。意地悪なのに、妙にやさしいタカラ君からも」

 

「僕そんな風に思われてたんだ……」

 

「あはは……私は、君の手を取れなかったから……本当は、ダメなんだけど。タカラ君」

 

 差し出した手を、ひとつ前にやる。

 

「私の手を、とって。友達を助けるための……力を貸して」

 

 そう強く願う彼女の、差し出された右の手。

 宝はこくんとうなづいて……おそるおそると、その手を取った。

 今度は離れもせず。取ることのできなかった、その手を取ることができた。

 

「うん……貸すよ。全部を、君に僕の、全部を預けさせて」

 

 イリヤは、その言葉にうなづいて駆け寄った。スチームライナーは空へと駆け出していく。

 スチームライナーに乗りながら、宝はここに至るまでの状況をすべて話した。イリヤはそのすべてを聞いて。

 

「そんな……じゃ、じゃあ早く助けに行かないと!」

『ガッチャがこれほどのダメージを負う相手ですし、油断はできませんねぇ。あ、お二方。もう傷は治りましたよ』

『すまん姉さん……』

『いいってことですよ~。それで、策はあるんですか? あとこのままで間に合うんですか~?』

「間に合うかは、正直わからない。策は、う~ん……相手の能力が不死身じゃないっていうのが、付け入る隙だとは思うんだけど……」

「なんだっけ。単純な不死身じゃなくて、何度も生き返るんだよね……」

 

 イリヤは敵の能力に違和感を持っていた。宝の言ではほぼ不死身、故にほぼ無敵であるという。

 だが無敵になっている理由は、敵の攻撃のことごとくを通さない鋼鉄の体にもある気がする。不死身の能力も実態は、あくまで死んでも蘇る、だけだ。

 もとから死なないとかであれば、その体、宝具も必要ないはずだ。そうでなくてもそういう宝具になっていそうなものだが、なっていない。であれば、えーっと『宝具と肉体は一セット、ということですか?』

 

「え、あ、うん! てかまた心読んだ⁉」

『マスターの心を読むくらいどうってことないですよ~。これぞルビーちゃん二十六の秘密機能の一つ、マジカルサイコメトラーです!』

「V3じゃないんだから……」

「で、でもそうだよ。多分、その体で極力死なないようにして、死んじゃったら蘇るっていう、宝具なんじゃない?」

「わざわざそうしてるってことは……残機制限があるはず。あれは別に不死身の力じゃない。倒しきることはできる……か」

『そんなら問題はあの体やな。ガッチャリバーでようやく傷をつけられたけど、ゴルドメカニッカーの砲撃とかは効かんかった。ガッチャードの攻撃は通らんかもしれんな』

「だったら向こうのガッチャリバーを回収して、エックスレックスの力を使う」

『は⁉ 待てや! ガッチャリバーはまだ戦闘機能しか開放しとらへんぞ⁉ 使えば変身はできるやろが……また』

 

 ガッチャはそれ以上は言わなかった。でも、イリヤにも宝にも、言いたいことは分かった。

 また、暴走するかもしれないのだ。マルガムガッチャードの力は確かに、セイバーを砕くほどに強大だが、イリヤのように膨大な魔力を持つ相手に、その牙の矛先は向きやすいようだ。またあの姿になれば、今度こそイリヤに牙を剥くかもしれない。

 

「……最後の手段だよ。僕だって、極力使いたくない」

『せやけど……ワイが起きとっても、まったく制御できなかったんやで……そんなら、今度こそ』

「だからガッチャリバーを持ってきたんだ。あれはガッチャの機能強化もできる。なら、今度こそ制御できるように」

『ならないと思いますけどねぇ。エックスレックスの因子がガッチャの魔力をバクバク食べてたポイですし。となるといくら頑張っても、ガッチャでは制御は不可能かと』

「それじゃ……」

『その因子もまた神秘の残したかけらです。むりやり制御するのではなく、なにかよりよい方法で使うこともできると思いますがねぇ』

 

 具体的な方法は思いつきませんがと付け加えつつ、ルビーは言う。

 

「よりよい方法、ねえ……」

「何かある、かなぁ……」

 

 二人とも頭をひねる。「スチィィィム!」と、スチームライナーの声が響いた。どうやら到着したらしい。

 

「よし、行こう。もうあとは、ぶっつけ本番だ!」

「うん……ミユを、助けに行こう!」

 

 スチームライナーから降りた二人は、そのまま凛たちのところへと駆け寄った。

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