Fate/Gotcha liner   作:アカハナさん

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第四話 グレイトな転校生

「戦いにおいて油断は禁物。最後まで油断せずきっちりととどめを刺すことこそが戦いの鉄則ですわ」

 

 青い淑女は高らかに、足元の赤少女に向けてそう告げる。こころなしか、声音に嘲笑の色がみられる。気がする。多分気のせい。

 

「それなのに敵に宝具の使用を許しあまつさえ攻撃を受けるとは! とんだ道化ものですわねぇ遠坂り「やっかましゃあああああああ!!!!!!!」ごふぅうううう!!!!!!!」

 

 きれいなアッパーカットがしゅくじょさんのあごをくだいた。しゅくじょさんはロケットみたいにまうえにとんでいった。

 人って、あんなにきれいに飛ぶんだなぁ。

 

「お、おのれレディの顎によくもアッパーを! 顎が外れたらどうするつもりですの!」

「そのうるさい口が聞けなくなるならもう一度顎を砕いてやるわああああああ!」

 

 ガチギレである。なんかドラゴンボールみたいな殴り合いが始まった。

 で、あのザ・お嬢様ってしゃべり方の人は……

 

「……だれかと思ったらルヴィアさんか……」

『あんなキャラ複数おったら頭おかしなるで。あ、もう一人おるみたいやで、ステッキ持ってる子が』

「あー、やっぱり?」

 

 何とか回復した宝は、ガッチャの言ったステッキを持っている子を見る。黒い髪に赤みがかった黄色い目。どことなく、和風美人ぽさのある彼女は、レオタード状の青いスーツを身にまとっていた。あれには見覚えがある。確か昔、サファイアがカレイドサファイアの衣装をどのようなものにするか迷っていた時、ルビーから提案されたのがそれだった。

 そのスーツは何というか、サファイアの趣味とは結構違う、なんというか、その……

 

「あんまりちょくしできないれす、はい」

『やろな。サファイア姉さんは何であれをあの子に着せてるんだか……』

 

 ともかく、わけを聞きたい。イリヤちゃんがルビーを持っていた理由とか、あの子がサファイアを持っている理由とか。

 立ち上がって、宝はまずイリヤ達のほうへ向かった。

 

 一方のイリヤは先ほどの少女をじっと見据えていたのだが、唐突に始まった淑女VS魔女によるマジバトルに、今度は別な意味で言葉を失っていた。

 なんというか、あの金髪ドリルの人と凛さんは、仲が悪い(オブラート的表現)らしいのはわかった。

 というかなんで魔術師なのに肉体言語で語り合っているんだろう。こわい。すっごく怖い。

 

『イリヤさん、あれが醜い大人というものです。イリヤさんはああはならずにずっと私のおもちゃでいてくださいね』

「あ、うん、最後のはやだ。あ、宝君」

 

 こちらに向かってきた宝を見てイリヤは彼に声をかける。

 彼の体には、もう傷は一つもついていなかった。前にルビーが言っていた再生能力は、どうやらガッチャにもあるようだ。

 

「大丈夫だった?」

 

 宝がイリヤに問う。イリヤはうなづいた。

 

「それならよかった」

『いやぁしっかし、なんでイリヤちゃんが姉さんを持ってるんだか。や、大方理由はわかってるんやがな』

 

 ガッチャが言う。そういえば、宝たちはイリヤが、なぜルビーを持っているのかは知らないはずだ。それなのになぜだか納得した様子で、普通に一緒に戦ってくれていた。

 それよりも、宝君はルビーや凛さんとも仲がよさそうだったし……

 

「ねえ、宝君。その、君は」

『はいはい、いったん長い話はあとや。すまんな。ほんで、そろそろ戻らんとまずいで』

 

 宝のベルトがそう言った。どうしてかとイリヤが聞こうとすると、不意にガラスの割れるような音が響いた。その聞こえたほう、空を見上げると、格子状だった空に亀裂が入っていた。

 世界が、砕けているのだ。

 

『お、戻り始めましたか』

「な、なにあれ⁉」

『鏡面界はクラスカードが元の空間を捻じ曲げて作った空間らしいんや。そんでカード撃破後少し経つと、元の姿に戻り始めるらしい。そっちの、戻った後の世界は人間がおるとすぐ消えてしまう。これはわいらやケミーなら大丈夫なんやが……ともかく戻るで!』

『はいはい。では「サファイア。お願い」おや?』

 

 その声は、ここで知る人の声ではなく。それは明らかに、黒髪の少女のものだった。彼女の声に応じ、マジカルサファイアが魔方陣を出現させる。

 

『半径10メートルで反射路形成。境界回廊、一部反転します』

 

 その言葉ののち、鏡面界に入ってきた時と同じように、世界が反転。元の雰囲気を持つ、いつもの空間に戻ってきていた。

 戻ってくる間にも、黒髪と金髪は殴り合いのけんかを続けていた。だからなぜ魔術を使わないのか。

 

「ふふ、捌く技術が上がってきましたわね……でも防御ばかりでは私には勝てませんわよ?」

「甘く見ないでほしいわ。あんたの単調な攻撃なんて、来るとわかってればいくらでも対抗策を出せんのよ……!」

『おふたりさーん、そろそろもどってきてくださーい』

『ほんでいろいろ説明してもらうで。主にイリヤちゃんとか、その子とかな。ま大体何があったかは想像がつくが……』

 

 が、そんな二人の声は聞こえていないのか、凛とルヴィアは二人だけの世界で話を続ける。

 

「というか、なんであんたじゃなくてそこの子がサファイアを持ってるのよ」

「あなたも同じですわ。どうしてあの白い子がステッキを? まるで……」

「ステッキに見限られたみたい?」

 

 凛がルヴィアのセリフを先読みし、そう告げる。

 

「ふっ……」

 

 ルヴィアは不敵に笑い、そして次の瞬間。

 

「ええそうですわ! 空中で契約破棄を言い渡され地面にたたきつけられたあの後! サファイアを追ったらもうすでにあの子と一緒にいて『この方をマスターです』とわけのわからないことをぉ!!!!」

 

 あふれんばかりの怒りを口にし、ついでにその怒りをハンカチにたたきつけた。

 

「あーなるほど。大体わかった」

 

 たぶん自分のせいだなーっていうのも、なんとなくわかった。

 

「あんたも同じだったわけね……」

 

 つまりこゆことだ。

 昨日(わかりやすく言うと第一話で)宝がサファイアに言った「いざって時は契約破棄しちゃえばいいんだから」という言葉を、彼女たちはガチで実行したらしい。それも空中で。

 一応ルビーもサファイアも殺人を平気でするような性格じゃないし、多分凛とルヴィアがなんとかできるところで解除したんだろうと思いたい。

 で、そのあと凛たちが再契約するよりも早く、ルビーとサファイアそれぞれが、イリヤとあの子と契約したのだろう。

 イリヤとあの子は巻き込まれたわけで、さらに言えばその根底には宝の失言があるわけだった。

 

「あはは……」

『まあ盛大にやらかしたなぁ……まさかあのサファイア姉さんが、そんなことするとは思わなかったが』

 

 礼儀正しい分鬱憤をためやすいのかもしれない。ルヴィアは結構無茶な要求をサファイアに課していた(主に凛の殺害とか)から、さしもの彼女も別のマスターが欲しかったのだろう。

 と、そのサファイアを伴った少女が、イリヤと宝に近づいてきた。

 

「あなた達が、協力者?」

 

 静かに、彼女は問いかける。ちょっとだけ高ぶっていた雰囲気が、それだけで冬空のような寒さを得た気がした。

 

「う、うん。私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン! それでこっちが、一ノ瀬宝くんで……えーっと」

『私はマジカルルビー! サファイアちゃんの大好きなお姉ちゃんです!『姉さん誤情報を混ぜ込まないで』はいはい、それでこっちのベルトはガッチャ、ガッチャードライバーですね』

 

 ガッチャたちのことをどう説明すればいいあぐねていたイリヤに代わって、ルビーがそう告げる。なんかやっぱり、ガッチャの説明だけおざなりな気がする。

 

「そう。私は美遊。こっちは、サファイア。……イリヤスフィール、一ノ瀬。あなた達も、ステッキに勝手に?」

「えーと、うーん……そんな感じかな。宝君も?」

「ううん、僕は自分の意志で。むしろガッチャのほうが渋ってたかな」

『それ言うなや』「事実じゃん」

 

 なんだかいろいろなんだな、とイリヤは思う。

 

「とにかく!」

 

 また話そうとしたところで、ルヴィアの声が聞こえた。あのけんかの後相談に移行していた二人が、結論を出したらしい。

 

「このことを大師父、魔術協会には内密にすること。宝、あなたは特にですわ!」

「僕が報告すると思います?」

「おだまり!「普段言わないですよねそれ」協力してもらうのならば、休息は不可欠ですから! この話はまた今度! 帰りますわよ、美遊!」

「はい」

「それと……」

 

 ルヴィアは改めて凜に向き直り、彼女の鼻先に指先を向け、言い放った。

 

「イレギュラーはありましたが……しかし勝つのはわたくしですわ! 遠坂凛! 覚悟しておくことですわね!」

 

 で。

 一難去ってまた一難あって……ともかくようやく、カードを一枚回収し終えた。

 そのカードはルヴィアたちに持っていかれたが、そもそもこの任務の目的はカードの回収だけ、彼女たちとカードを得た枚数を競い合う必要は、全くないのだった。

 だというのに。「あのバカは、カード回収任務を勝負だとはき違えてるわね……」

 

「いやぁ相変わらず嵐みたいな人だった……」

「ねえ、あの人って味方じゃないの?」

「ほんとはそうなんだけどね……」『とりあえず、今は対抗馬ってとこか。ワイらは別に対抗する気もないが』

「宝君たちは第三勢力かぁ……それで、あの子はライバルキャラ、ってことだね」

 

 夜の帰り道、凛に送られながら、皆は先ほどのルヴィアとの一幕を思い返す。

 あの黒髪の女の子は、自分のことを美遊と言っていた。あと聞けたのは、ステッキに勝手に選ばれた、ということくらい……しかしそこが、宝には引っかかっていて『はいはいともかく。また明日聞けばいいじゃないですか』

 そんな宝の思考を、ルビーが簡単に遮った。「そうだね」と答えつつ。

 そこでうなり声が聞こえたので、そちらを見る。イリヤが何か考え事をしていた。

 

「どしたの?」

「いやー、なんとなくのカンなんだけどさ……あの子、私たちと同い年だったよね」

「だね。それがどうしたの?」

「こういうパターンって、大体……」

 

 そのイリヤが言った、「パターン」というのを、その翌日……ではなく翌朝、宝たちは思い知ることになった。

 

 

 

 ♦

 

 

 

「美遊・エーデルフェルトです」

「はーい! みんな仲良くしてあげてねー!」

 

 なるほど、このパターンか。ライバルキャラといえば転校して来て主人公と高めあうものだというが、にしてもこれは……

 

『あまりにもベタですねー』

『ベタなほうが都合がいいんやろ。変なところに行き過ぎて、話を回しづらくなってもあれやし』

 

 なんか変な話をルビーとガッチャがしているが、宝とイリヤはそろって無視することにした。

 そんな無駄話の一方、いろいろ美遊の話をしていた大河先生は、それを終えると席を見回して「じゃあそこ! イリヤちゃんの後ろね!」

 

「え」「へ?」

 

 イリヤの後ろは宝の隣なわけで。

 美遊は粛々と、言われたとおりにその席に座った。宝を一瞥後、彼女は無言でイリヤを見る。睨むというか、ただ興味を向けているとかそんな感じなのだが、されている側はたまったものじゃないだろう。

 

(な、なにこのプレッシャー……)『ヒソヒソ……(メンチで負けてはいけませんよイリヤさん!)』

 

 さてそんな美遊ちゃんが来てから、ホームルーム後のちょっとした自由時間。イリヤたちは彼女に話を聞こうと思ったのだが、案の定彼女はクラスメイト達から質問攻めにされていた。

 あれでは連れ出して話を聞くということもできそうにない。

 

「どうしようか?」

「やっぱり帰り際に話すとか?」

『失礼します、宝様、イリヤ様』

 

 と、聞こえた静謐な声はサファイアだった。二人の背後にこっそり現れた彼女に、イリヤは少々驚いて声を漏らす。

 

『あらら、サファイアちゃんも来てたんですね』

『はい。美遊様が少々心配で』「わ、ちょ、見つかっちゃうからこっちに!」

 

 というわけでみんなで窓際へ。ガッチャも宝のカバンから、小さい携帯用の姿に変わり、窓の外でふわりと浮かんだ。

 

『ではでは、改めましてやな』

『ですねー。ではこちら、私の新しいマスターのイリヤさんです』

『先日お伺いしました。サファイアと申します。姉がお世話になっております』

 

 ステッキのさきっちょだけがぺこりと丁寧なお辞儀をした。シュールな絵面である。

 

「ステッキ、二本だけじゃなかったんだね」

『ええ。私たちは二本一対で作り出された姉妹なんですよ!』

 

『所持者に魔力を無制限で供給、各種Aクラス相当のスキルを付与、さらにマスターの空想を媒介に、現実にて奇跡を実体化させる。それが私たち、カレイドステッキの機能です』

「ステッキの?」

 

 じゃあ、ガッチャは違うのかな?

 

『ワイは、ケミーの持つ錬金術をいっちゃん効率のええ形で発動、カレイドライナー「仮面ライダー」……仮面ライダーガッチャードを作り出すんや。姉さんたちを参考にワイは作られたんやが、まあなんちゅーか、機能としては結構違うな』

『まあ義弟ってやつです。成人物でしかお目にかかれないような設定ですがいかんせんステッキとベルトですからねぇ』

『姉さんが何を言っているか知りたくはないけど、そういうことです。それで、私は先日まで、ルヴィア様に仕えていたのですが……』

「わけあって美遊ちゃんに乗り換えた。そういうことだね」

 

 サファイアの言葉を宝が引き継いだ。なんというか、彼とルビーたちは、昔からの知り合いのように、イリヤには思えた。

 

『しかし美遊ちゃんも大したもんやなぁ。多分初めてやろ、宝具つこうたの。それであの英霊を倒すなんて、並みじゃあらへんな!』

「宝具?」

 

 イリヤがその単語に首をかしげる。

 

「ルビー、イリヤちゃんに説明してないの?」

『カード周りのことはまだですねー。一度に話しても混乱させるだけだと思いまして。ですが……無事初戦も切り抜けられましたし、お教えしましょうか!』

 

 そう言い、続けてルビーはカードについて説明を始めた。

 

 まず、カードにはとても危険な力が宿っていること。これは、詳細は知らないが、イリヤも近くしているらしい。

 そのカードは、この冬木に突然現れたのだそうだ。何の前触れもなく現れ、それはこの町に現在唯一住んでいる魔術師、一ノ瀬宝も知らなかったという。「え、宝くん魔術師なの?」

 

「うん、まぁ……あんまり、大きな声で言わないでね」

『逸れちゃいましたから話し戻しますね~』

 

 カードは、異常な魔力を感知した魔術協会によって、今から約二週間前に調査が開始。そして二枚のカードを回収。それが「ランサー」と「アーチャー」の二枚。

 これらの構造を解析しようとしたがうまくいかず、かろうじて分かった情報からも制作者などは不明と判断。

 ただこのカードが「実在した英霊の力を引き出せる」らしいということはわかった。あくまで魔術礼装を基盤に、”限定展開”に限られるが。その機能を何に使うのかまでは、わからなかった。

 

「英霊、って……」

『そういえば昨日時点で説明してませんでしたね。神話とか昔ばなしとか、あとはそーですね、社会の教科書に出てくるようなすごい人たちのことです』

『偉業を成し英雄と認められた者は、死後「英霊の座」と呼ばれる高次の場所へと迎えられます』

『そこで英霊になった奴は、誰しもがその伝説の象徴たる武具、または力……「宝具」を持っとる。こいつらはすさまじいもんで、現代の魔術基盤、科学に置き換えてもあり得ないほどの奇跡を巻き起こすんや。そして、姉さんたちは普通の魔術礼装と違って、その宝具を限定展開できるっちゅーわけやな』

「へえー。あ、じゃあ昨日の美遊さんの槍も」

『ええ。あれこそカードに宿ったランサーの宝具、刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)。放てば最後、必ず敵の心臓を刺し穿つ必殺の槍です』

『カード一枚に対して、英霊一体って感じで対応してるみたいなんですよねー……ところでイリヤさんどれくらい理解してます?』

「あー……七割? くらい……」

『それなら十分ですね。続けましょう』「クールだなぁサファイア」

 

 そこからもサファイアの説明は続いた。

 昨日戦ったあの敵。あれはカードに宿る英霊がカードによって引き出され、実体化した力の一部。通称黒化英霊。

 本来の姿から変質、理性も吹っ飛んで獣と化しているためにそう名付けられた。確かに蛇で攻撃してきたし、獣みたいだったなと、イリヤは思う。

 この英霊たちはカードを覆う外殻でもある。そのためこの英霊を撃破しなければ、カードは回収できない。そして昨夜の敵、「ライダー」は魔術による攻撃をことごとく無効化する対魔力を有していた。そのため、魔術を用いず攻撃が行えるカレイドステッキ、ガッチャードライバーに白羽の矢が立ったのだ。

 

「それで、色々あって凛さんたちがルビーのマスターになるもなんやかんやあって……」

『イリヤさんたちのところにお邪魔になってるわけですねー』

「何最後の尻すぼみな解説……」

 

 いろいろ気になるんだけど。

 

『協会が感知したカードは七枚、残りは四枚となります。私たちも全力でサポートさせていただきます。ですので、美遊様と協力してのカード回収に、どうかご協力ください』

「うん……イマイチ自信ないけど、頑張ってみるよ」

 

 そう話していると「サファイア」

 

「あまり外に出ないで」

 

 そう語りかける声が一つ。振り向けばそこにいたのは美遊だった。

 

『申し訳ありませんマスター。イリヤ様にご挨拶をと思いまして』

「誰かに見られたら面倒。学校ではカバンの中にいて」

「あ、あの……」

 

 声をかけようとしたイリヤを一瞥し、しかし何も言わず、彼女は廊下の向こうへと行ってしまった。

 

「なんか声かけずらそうな感じだね」

「うーん……なかなか気難しい人みたいだねー」

 

 そう言ったミミとともに姿を現したのはイリヤの友達たち。教室の窓から顔だけ出して、美遊の後姿を追っている。『不審者やな……』

 ちなみにこの行為を「観察だよ観察」と言っているのは栗原雀花。

 美遊を見て「あれが噂のツンデレなのか!」と驚いてるのが嶽間沢龍子。

 その三人の中で一番ホンワカしながら「頑張ってフラグ探そうかー」などと俗すぎることを言っているのが森山那奈亀。

 彼女らこそホムショーの四神三人組である!「四神なのに三人なんだ……」

 

「まそんなみんなはおいといて」

『せっかくですし、美遊さんの観察と行きましょうかー』

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