作戦開始から3時間経過
各戦線の押し込みによりハイヴが活性化、増援としてのBETAを排除しつつモニュメントへ接近するも、各戦線にて攻勢限界点に到達
これによりそれ以上の押し込みが不可能となるも、亜大陸部隊がハイヴ内への突入を強行
これにより亜大陸防衛線がモニュメント近くになると言う珍事が発生、Dデイをもう一度、と言うスローガンが重くのしかかる結果となった
ハイヴ突入から 2時間経過
横坑突破率……推定37%
損耗……
ゴッドイーター部隊
AT3機大破 自爆 残存数43機
戦術機 13機 健在
ジョン・ドゥ部隊
戦術機2機大破 自爆 残存数28機
国連軍
戦術機2機中破 作戦続行 残存数13機
凄乃皇及び護衛部隊
損傷無し 各部隊への弾薬等の補給を優先 脱出出来た衛士を回収
陽動の為に再度軌道攻撃を行おうとした所、突如としてBETAが反転。横坑内へと移動しはじめる
推定ではあるが重頭脳級が指示していた物と思われる
横坑内に居る部隊とは連絡が取れない為、見守る他無いと判断される
ハイヴ突入から3時間経過
横坑突破率……推定50%
損耗……
ゴッドイーター部隊
AT23機大破 自爆 残存数20機
戦術機 2機大破 自爆 残存数11機
ジョン・ドゥ部隊
戦術機4機大破 自爆 残存数24機
国連軍
戦術機2機大破 4機中破 残存数11機
凄乃皇及び護衛部隊
AT6機大破 自爆 脱出出来た衛士を回収。凄乃皇へと搭乗させ、手動銃座へと移乗させる
推定なれど50%に到達した為ここで小休止を行う。凄乃皇に搭載中の00ユニットの反応が不安定になるも、鑑純夏の補助により安定を取り戻す
亜大陸防衛線が攻勢限界を突破しながらの戦闘を続行。強行部隊により横坑内の半分に到達するも未確認大型種(母艦級)が出現
これにより部隊は壊滅するも、未確認大型種に対して損害を与え、横坑内に押し留める事に成功。オリジナルハイヴにて出現する未確認大型種の数を1つ減らす結果となる
ハイヴ突入から5時間経過
横坑突破率……推定60%
損耗……
ゴッドイーター部隊
AT18機大破 自爆 残存数2機
ジョン・ドゥ部隊
戦術機18機大破 自爆 残存数6機
国連軍
戦術機7機大破 2機中破 3機小破 残存数5機
凄乃皇及び護衛部隊
護衛AT18機大破 残存数12機 凄乃皇に小破以下の損傷発生
突如として00ユニットが何らかの干渉を受けて凄乃皇が停止。鑑純夏が緊急中継機として凄乃皇の機体制御に干渉するも、脳への過負荷により昏倒
これに合わせるようにBETAによる大攻勢が開始される
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『あああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼AAAAAAAAaaaaaaaaa!!!!!違う!!違う!!!!!違う!!!!!お前らが殺したんだ!!!!!人類じゃない!!!!!!お前らが!!!!!!お前らが喰い殺したんだ!!!!!母さんも!!!!!父さんも!!!!! 皆喰い殺した!!!!!』
耳をつんざく様な声が聞こえた。自分達の乗るコクピットの後ろ、00ユニット専用のコクピットと呼ばれている場所だ
ガクン、と振動と共に凄乃皇が停止する。網膜に
これは00ユニットに何かしらのトラブルが発生した場合、即座にそうなるよう設計されている。詰まるところ、現在は各所に設置されている兵装に向かって機体内部を走り回らねばならなくなったのだ
『白銀!!何があった!?』
「分かりません!!純夏が今00ユニットのコクピットに向かいました!!……大規模攻勢来ます!!!!!」
『クソ!!ミサイルへ向かう!!照準を頼むぞ!!』
「了解!!」
ATによって救助された伊隅隊長達が機体内を走る。照準は、前方から来る津波のようなBETAだ
『武ちゃ……ぐっ、おげ……こ、罠……!!仕込まれ、……!!』
「純夏!!おい、純夏!!!!!」
今自分がここから離れる訳にはいかない。だが、後ろで何が起こっていると言うのだろう
恐らくだが博士連中が何かしていた時に、BETAによって仕込まれたのだろう。目の前に見えている門のような物に差し掛かる辺りで発生するように
だからと言ってもう退却なんて出来ない。最悪ここで自爆させてでも任務を達成しなければ、人類に未来は無い
死ぬのが怖い。怖くない訳が無い。今だって小便をチビりそうになるのを必死に我慢している
「白銀、代われ!!お前は鑑の介抱をしろ!!」
「隊長!?りょ、了解!!」
全身煤だらけの身体の隊長がコクピットにやってきていた。それに気付かない程動揺していたらしい
火器管制装置の訓練は受けた、と言う隊長に任せて、俺は00ユニット専用のコクピットへと入る
『違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う……』
ガタガタと震え、何かに怯えている人型の機械
理解してしまう。コレは禁忌なのだと。理解してしまう。コレしか人類を救う方法が無いと
吐瀉物で気道の詰まりそうな純夏を介抱し、抱き寄せる。純夏で出来なかったのに、自分で出来る筈も無い。だが、それでもしなければならない
「おい、おい!!何があったんだ!!」
『特異点……お前が……お前が!!!!!』
俺が声をかけると、此方を見据えた00ユニットは、俺の頚椎ファイバーに干渉し、情報を流し込んできた
そこに見えたのは───
─── 幸せそうに学園生活を送る 俺と純夏だった ───
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『全機凄乃皇にBETAを寄らせるな!!!!!何としても死守しろ!!!!!』
『敵総数1万……2万……!!ダメです!!凄乃皇でも処理し切れていません!!!!!』
『来るぞ!!!!!訓練の成果を見せろ!!!!!花形は戦術機だけでは無いとな!!!!!』
目を瞑っていても当たる程の量。あらゆるBETAが押し寄せる中、AT部隊は早々に肩ミサイルを使い切り、手持ちの武器による対処を迫られる
戦術機と比べれば、ATはそれなりに狙われにくい。とは言えこれ程の量ともなれば、踏み潰されるのが先だろう
『クソ!!早く動けよ!!!!!何してるんだ!!!!!もう目と鼻の先だろ!!!!!』
『良いから撃て!!最悪ここで自爆する事も有り得るんだからな!!!!!』
一縷の希望が潰えてしまう。ここまで来て全てが終わる
諦める事は出来ない。だと言うのに絶望は襲い来る。誰もが諦めかけた瞬間、突如として振動が襲う
それまで開いていた門が閉じ、来たる爆風を押さえ込もうとし、爆ぜた
凄乃皇のフィールドにより何とか耐えたものの、その衝撃波に覚えがあるのは、この部隊の中で00ユニットだけであった
凄乃皇 弐型の荷電粒子砲。たった今、モニュメントを吹き飛ばした衝撃波が自分達を襲ったのだ
同日 ハイヴ突入から3時間経過時点
凄乃皇 弐型 オリジナルハイヴ近辺ニ着陸ス
明日を欲する者達の 最後とも言える抵抗
例え脳髄だけになったとて まだ使えるなら使ってみせろ
起死回生の一撃に 自分達の最期を賭ける
人よ 明日の為の礎となれ
次回 マブラヴ〜鉄のララバイ〜
凄乃皇 弐型
相応しき最期に せめてもの