あれらは全て当時使われていた物達であり、現在でも整備すれば動く物が多々ありますが、それよりも目を引くのは、当時のスエズ運河防衛戦を再現したヴェンジェンスがプレイ出来る事でしょう
プレイ出来るのはスエズ運河だけ、今やヴェンジェンスを語るなら一度は行った方が良いと言われるスエズ運河は、当時はBETAの血で赤く染まっていました
─── AT博物館 スエズ運河より抜粋 ───
※お気に入り2800件越えありが……もうすぐ2900件ってマジ??
……そろそろお題でもやった方が良いような気がしてきました
『こちらアフリカ連合所属第2戦術機大隊だ、この無線が聞こえるか?』
『感度良好、こちらは中東連合所属第4戦術機大隊だ、国連軍は聞こえるか?』
『此方国連軍中東方面軍戦術機大隊、しっかり聞こえている。これより
108機にも及ぶ戦術機が
全員が息を飲み、一斉に射撃を開始した。反応炉は声を上げる事すら無くその活動を終え、アンバールハイヴはその活動を停止した
歓声が無線を通して流れ、誰もが安堵した。これでスエズ運河を防衛出来る、一気に前線が押し上がると
そんな歓声の後、三つの陣営はその場から動かなかった。否、誰も動けなかった
互いに銃を向けていたのだ
『……どう言うつもりだ?アンバールハイヴ攻略は中東連合が提案した物だ、その代わりにアフリカ縦断鉄道を支援する手筈だろう?我々に譲るのが当たり前じゃないか』
『アフリカ連合はもう弱いあの頃とは違う。我々は先進国からの圧力から解放される。その為にこの戦果が必要だ。何より、我々からの支援を忘れたのか?』
『止めろ、両軍共に銃を下ろせ。ここで同士討ちしても意味が無いだろう。まだ他にハイヴは残って───』
止めようとした国連軍大隊長の機体が、下半身を残して吹き飛んだ。両軍の120mmによって吹き飛ばされた事を理解するのに、時間は必要無かった
『国連軍は我々が到着した時には全滅していた。BETA相手に壊滅したと思われる』
『国連軍はハイヴ攻略の戦果を独占したいアフリカ連合によって壊滅させられた。口封じの為に我々まで殺害しようとした為、我々は致し方なく応戦した』
『貴様ら……!!!』
人類の偉業の為に。自分達の名誉の為に。人同士での戦いが、
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2002年 1月20日 13:20
横坑内にて戦闘を行っていた機甲科がBETAの停止を確認し、地上へと上がってきた
戦術機部隊が成し遂げた事は間違い無い筈であるが、戦術機部隊が未帰投である為、横坑の掃討及び戦術機部隊の回収の為に再度AT部隊が投入される事が決定する
が、何故か中東連合及びアフリカ連合の動きは遅く、それどころか国連に対してもう少し後でも良いのでは無いか、等の要請が入る程であった
同日 14:00
両軍の動きの遅さに業を煮やした国連軍指揮官は国連軍部隊でのみ横坑へと突入
BETA掃討と死骸の運び出しを行っていると大広間方向からほぼ大破状態の国連軍所属戦術機が飛来
衛士は出血多量によって意識混濁となっていた為、救助用コンテナへと押し込まれ、国連軍救護所へと運び込まれた
戦術機内に入っている通信、映像記録を取り出し、国連軍中東方面軍前線司令部へと持ち帰る事に成功した
同日 14:45
通信、映像記録を見た国連軍中東方面軍前線司令部が、アフリカ連合及び中東連合に対して即時の停戦を発令する
また、アンバールハイヴは陥落した事から国連軍は早々に撤退を宣言。前線司令部を放棄して撤退を開始した
同日 15:20
国連軍回収ポイント近くに所属不明のAT部隊が出現。攻撃が開始され、国連軍部隊に損害が発生する
応戦しながら撤退するも、執拗な追撃によって更に損害が発生。スエズ運河に到達すると、エジプトから国連軍の援軍としてイスラエル軍戦術機部隊が援軍として現れ、所属不明AT部隊を撃破した
同日 17:00
エジプト国連軍基地へと帰還した国連軍は、当該衛士を治療の為厳重隔離し、国連軍兵士でも基地司令の許可が無ければ入れない場所へと移送した
また、基地付近に多数の不審者が出現しているのが確認されている
同日 20:00
中東連合がアンバールハイヴ攻略を大々的に報道する。内部に突入した戦術機部隊の中で生き残ったのは自分達だけと明言している事が確認された
同日 23:18
衛士の意識が回復した為、通信、映像記録と共に証言を録音する
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───意識が戻って早々申し訳ない。悪いが証言をお願いしたい
「……アフリカ連合と中東連合は、ハイヴ攻略の手柄を自分達の物にしたかった。通信記録にも入っている通りです
隊長が撃たれた後、俺達は応戦しました。でも、敵の数が多すぎた。遮蔽物も無い大広間では、どれだけ飛び回ろうとも数が正義でした。
どんどん仲間が撃たれて……この事を伝える為に俺は逃がされました。でも、後ろから追撃がきた。跳躍装置だけは死守するように、前面装甲で受けるように飛びまくって……国連軍のAT部隊が見えた時、意識を失いました」
───おおよその事は把握した。現在は中東連合がアンバールハイヴ攻略を主張しているが、ひっくり返るだろうな
君の身柄はここで暫く預かる事になる。招集がかかるのはもう少し時間がかかるだろう、ゆっくり休みなさい
「了解です……折角あの母艦級の活動も停止したのに、あんなの無いぜ……」
独り言は、歩き去って行く佐官の背中に投げかけられるように、暗く響いていた
人生において 取捨選択は付き物だ
例えそれがどれだけ大切でも 人は両の手でしか持つ事が出来ない
捨てずに手に入れた時 最も大切な物が零れ落ちると知っているから
だからこそ どんなに苦悩しても手にせねばならない時が来る
次回 マブラヴ〜鉄のララバイ〜
急襲
零れ落ちた物は もう二度と戻らない