マブラヴ〜鉄のララバイ〜   作:rezeaizen

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日本国内だけでなく、欧州を含む全てが混乱している中、これまた事件が発生します
彩峰大佐率いる富士教導団の1部が死装束で国連軍横浜基地前に集まり、報道陣が見守る中、謝罪演説を開始したのです
そして演説が終了すると同時に、この事件の幕引きとして全員が自ら腹を切ろうとしたのです
無論、このような事を誰も望んで居る訳がありません。即座に守衛によって麻酔弾による鎮圧が成され、無駄な犠牲が出る事はありませんでした

─── AT博物館 富士教導団 集団切腹未遂事件より抜粋 ───


富士教導団 集団切腹未遂事件

「で、どうするのよ。いつまでもここに居る訳にもいかないでしょ?」

 

「そう言われてもなぁ……」

 

2002年 3月1日

国連軍横浜基地での保護は続き、重信氏は未だ厳重警戒の元で保護されている。日本政府は何とかして身柄を確保する為に奔走しているものの、国連軍を支援している米国やソ連が徹底的に妨害。重信氏をどうにかして誘致(誘拐)しようとする動きも多々存在している

 

重信氏直属の護衛や香月博士直属の戦乙女(ヴァルキリーズ)が防いではいるものの、横浜基地内ですら安全とは言い切れないが、他国に逃げたりしてしまえば囲われたり、政治的に利用されるのは目に見えている

 

何よりも鈴木グループは重信氏をトップとした体制を敷いている。重信氏を確保すると言う事は、すなわち鈴木グループを手にすると言う事である。他国が躍起になるのは当たり前であり、国連軍と言う本来なら中立でいるべき組織ですら確保しようと躍起になっているのだから、そのキングメーカーぶりが分かるだろう

 

「まさか休める場所が厳重警備区画に限られるようになるとは……」

 

「寝込みまで襲って来ようとしたのはさすがに驚いたわね。しかも横浜基地の人員使って来るなんて……」

 

そう、元より国連軍は亡国連中の集まりである。金で転ぶことも、身や家族の安全で転ぶ事も往々にしてあるのだ

どのようにして横浜基地内部へと連絡を取っているのか分からないが、ついでと言わんばかりに香月博士まで誘拐しようとするのは許せない。彼女は妊婦なのだから

……自分で言って自分の罪の重さが肩に伸し掛る気分である

 

「そう言えば、愛人は作らないのね?」

 

「会社で毎日『今日は〜件の愛人作らないかコールが来ました』なんて報告をされれば欲しくも無くなる」

 

そりゃそうよね。なんて反応を返されつつ、渡されたタンポポコーヒーに口をつける。窓すら無い地下空間では、時計と定時報告だけが外部との接触である

……時々地下実験施設を通って会社に戻っているのは内緒だ。非常通路としても作ったのが非常に効いていて男心としては嬉しい限りだ

 

『香月博士、大変です!!!!!外部監視カメラをご覧下さい!!!!!』

 

食堂で休憩していた味方兵士からの報告を受け、香月博士は即座にモニター画面に監視カメラ映像を映し出す

そこに映っていたのは、死装束に身を包んだ、彩峰大佐の部下達であった

 

─────────────────────

 

彩峰中将事件。光州作戦の折、自らの持ち場を離れ、難民を救助しようとした事によって発生した、国連軍司令部目前にまで肉薄された事件である

この時、狂犬の飼い主(ハンドラー)部隊によって国連軍司令部は持ち堪えて撤退出来たものの、持ち場を離れ、難民を保護しようとした事により、彩峰中将は軍事法廷へとかけられた

無論、国連軍からも追及はあったものの、狂犬の飼い主(ハンドラー)部隊の活躍を目にした国連軍は余り大きな声での追及はせず、あくまで持ち場を離れた事に対しての追及のみであった

 

軍事法廷は彩峰中将の命令違反、民間人を守る事に重きを置くように教育されてきた事、斯衛及び五摂家からの追及が無い事を鑑み、2階級降格、3年の禁錮を言い渡すと共に、その後の任地転換を命じた

 

彩峰大佐は禁錮の最中、国連軍司令部を自分達の代わりに守り続けてくれたボトムズ一人一人に感謝の手紙をしたためていた。本来であれば銃殺刑であってもおかしくない事をしでかしたと言うのに、彼等のお陰で未だ軍属で居られる事に感謝を示した

 

2001年。釈放後、彩峰大佐は左遷先の富士教導団にて後進の育成へと励む。禁錮刑中にオリジナルハイヴが壊滅したと聞き、看守と共に万歳三唱をしたのは良い思い出だ。と振り返りつつ、オリジナルハイヴ攻略に全面協力を惜しまない鈴木重工と言う存在に対して、只々頭を垂れる事しか出来なかったと言う

 

2002年。重信氏直筆の招待状が届き、新年の挨拶へと向かう。20分程話しただけであったものの、それだけでも感銘を受けるのは十分であった

貴方が無事で良かった。貴方の娘を失う事無くオリジナルハイヴを攻略出来て良かった。と声をかけられた時、彩峰大佐は一筋の涙が頬を伝うのを感じたと言う

 

そして、そんな重信氏が帝国軍兵士に撃たれたと言うニュースを見た時、彩峰大佐の(はらわた)は煮えくり返った

誇りある帝国軍兵士が将軍を蔑ろにしていると言う思い込みで世界に貢献し続けている重信氏を害する等言語道断

そしてここで、自らの命の使い方を決めたと言う

 

『人類未来の為に全力を尽くし、護国の為にその身命が脅かされても国内に留まる重信氏に、深くお詫び申し上げる。帝国軍は重信氏のしてくれた事を忘れはしない。帝国は重信氏の献身を忘れない。我等の命を以て、それを証明させて頂く』

 

死装束を纏い、共に責任を果たすと言ってくれた部下達と共に脇差を抜く。周囲の騒がしさなど気にも留めず、腹に突き立てようとした瞬間、首筋に刺さった麻酔弾によって、彩峰大佐とその部下は意識を失った

 

─────────────────────

 

「止めろ!!麻酔弾を使用して何としても止めろ!!!娘の前で腹なんて切らせるな!!!」

 

重信の声と共に、守衛が弾倉を変える。演説を終え、脇差を腹に突き立てる間際、全員に麻酔弾が撃ち込まれ、全員が一時的に意識を失った

ただでさえごちゃごちゃと五月蝿いのに、これ以上人死にが出てたまるか。なんて、重信は一人ごちり、香月博士は重信の甘さに再度惚れ直した




Q.正月に20分くらい遅れた理由ってコレっすか?

A.はい。彩峰中将に1回くらい会っとくかで誘いました。そしたらこうなりました。どうして

Q.何でアフリカと中東の連中が欧州に居んだよ……裁判はどうなってんだ裁判は!!

A.アメリカで行う筈がアメリカが今ごっちゃごちゃなので進んでません。取り敢えず関係者はアメリカに居て拘束は受けてます

Q.軌道エレベーター建設は順調ですか?

A.
重信「財閥くん一緒にやろ♪やるよね?やれ」
財閥「アッハイ」
重信「取り敢えず豪に許可も取ったし国連にも許可を取ったしヨシ!!!」
(銃撃のせいで認可印押せないからストップ)
重信「どうして」
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