高専交戦-モブだった俺が高専界隈最強になるまで-   作:留年生リズ

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中間試験編ラスト


第十七話「『やっと教員らしいことできた……』『良かったですね佐藤先生』」

「それで、その......どういうことなんですか?特性が宿るって」

 

静まり返っていたサブカル研部室を佐々木が破った。

確かに俺も、”特性が宿る”のがどういうことか全く理解していない。

馬場先輩は死に物狂いで手に入れたって言ってたけど、国生さんを見る限りそんなことはしていないはずだ。強いていうなら、毎日放課後、教室に残って自習をしているが。

国生さんは今にも泣き出しそうだった。

 

「勉強しかしてないはずなのに、特性なんて......私には負担が大きすぎます」

「そんなに身構えなくても、生まれついて持ってない限り、模部のような大それたものじゃないわ。あなた、特性の種類について知ってる?」

「すみません......知らないです」

「知らなくて当然です国生氏。1年はまだそのような授業はないでしょう」

「特性には大きく分けて二つのカテゴリーがある。一つは模部や馬場さんが持っている固有特性。

そしてもう一つは、ある条件を達したものだけが手に入れることができる特性.....

 

()()()()()よ」

「「『準固有特性?』」」

「私には、準固有特性が手に入るかもしれない......ということですか?」

「そういうこと」

 

さすが国生さん、飲み込みが早い。

 

「まあ、固有特性ほど効力はありませんが、この学内で持っておいて損はないものですね」

『なんかいいことあるんですか?』

「たとえば、バトルに勝利することで、ポイントや単位がもらえたり、バトル時に自身のステータスが上がったりします」

『へえ......単位くれるなら欲しいな!』

「残念ですが、死に物狂いの勉強が必要ですぞ」

「失礼します。ああ、ここにいたの」

『馬場先輩?』

「そういえば馬場氏は準固有特性持ちでしたなあ」

 

国生さんは馬場先輩の後ろに隠れてしまった。二人って、部活がらみの付き合いなのか?

 

「それが何か。そろそろ部活の時間なので。失礼します」

「失礼します......」

 

二人は行ってしまった。

国生さん、大丈夫だろうか……。一抹の不安が残る。

あ、

 

『シャニマス完全に忘れてた!!!』

「ねえ、佐藤が探してたよ」

「えっ佐藤先生が?」

 

スマホの通知音が鳴る。佐藤先生からだった。

<今すぐ教員室に来るように>

完全にさっきの騒ぎのことじゃん……!!

 

 

「で?その先輩が特性のことについて国生に突っかかっていたと?」

『準固有特性が宿るかもしれないらしいです』

「成績関連か?まだ確定する時期じゃないだろ。全くどうなってんだか……」

「国生さんって、馬場先輩と部活同じとかなんですか?なんか関わりがあるような感じだったんですけど」

「馬場……?ああ、準固有特性持ちだし、兄が兄だから警戒してるのかもな」

『兄……?』

「国生にはふたり兄がいる。うち1人、国生ナギサはうちの出身だ」

『じゃあ、特性のことについて知らないはずがないじゃないですか?でも国生さんは準固有特性のこと知らなかったんですよ?』

「それはナギサも知らなかったからの可能性が高いな。全く……。

一応釘さしておくぞ。これ以上騒ぎは起こすな」

『はい。よく言っておきます』

 

そうして俺と佐々木は教員室を出た。個性のこと、調べる必要があるかもしれないな……

 




設定とかまとめて次回載せるかもです。
馬場さんがどんどんハイスペガールになっていく……まあいいけど、お気に入りだし
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